2026年11月現在、ABCお笑いグランプリの最新王者は、2026年7月26日に開催された第47回大会で優勝したゼロカランです。2025年のエバース、2024年の令和ロマン、2023年のダブルヒガシなど、歴代優勝者には、その後のお笑い界を牽引する実力派が名を連ねています。
同大会の歴史は長く、始まりは1980年の「ABC漫才・落語新人コンクール」です。1989年には「ABCお笑い新人グランプリ」へ、2012年には現在の「ABCお笑いグランプリ」へと名称と競技形式が変わりました。2026年の第47回大会まで、どの芸人が栄冠を手にしてきたのでしょうか。
この記事では、2012年から2026年までの歴代優勝者15組を一覧で紹介するとともに、前身大会の歴代受賞者、名称変更の背景、出場資格、決勝進出者の顔ぶれまで詳しく解説します。
【2026年最新】ABCお笑いグランプリの優勝者はゼロカラン!
第47回ABCお笑いグランプリ・2026年7月26日開催
2026年の第47回ABCお笑いグランプリで優勝したのは、お笑いコンビのゼロカランです。
決勝は2026年7月26日にABCテレビで開催されました。全国から583組がエントリーし、厳しい選考を勝ち抜いた12組が決勝の舞台に進出。ゼロカランが最終決戦を制し、初の決勝進出で初タイトルを獲得しました。
朝日放送テレビの公式大会情報によると、ゼロカランはワキとたいがのコンビです。2人は大阪府出身で高校の同級生。2019年にコンビを結成しました。
2025年のM-1グランプリでは初めて準決勝に進出しており、2026年のABCお笑いグランプリ優勝によって、賞レースでの実績をさらに積み上げました。
2026年の決勝進出者12組
2026年大会では、12組が3つのブロックに分かれてファーストステージを戦いました。
| ブロック | 決勝進出者 |
|---|---|
| Aブロック | エグい速さ、金魚番長、ぎょねこ、三遊間 |
| Bブロック | ゼロカラン、江戸川ジャンクジャンク、センチネル、ダウ90000 |
| Cブロック | ソマオ・ミートボール、生姜猫、ヨネダ2000、豆鉄砲 |
各ブロックを勝ち抜いたのは、金魚番長、ゼロカラン、豆鉄砲の3組。最終決戦でゼロカランが優勝を決めました。
ゼロカランの優勝を支えたネタ作り
注目したいのは、優勝そのものだけではありません。ゼロカランのワキはABCテレビの公式インタビューで、優勝に向けたネタ作りについて具体的に語っています。
毎月、金魚番長との新ネタライブで5本、ゼロカラン単独のライブで8本、合計13本の新ネタを制作。これを12か月続け、年間約150本のネタを作っていたと明かしました。
また、ワキは初タイトルについて次のように振り返っています。
「一旦は認められたのかなと思うとうれしいです」
このエピソードから見えてくるのは、賞レースで結果を出すための継続的なネタ作りの重要性です。初めて決勝に進んだコンビが、これまで積み重ねてきた劇場での活動を大舞台で結果につなげました。
【2012~2026年】ABCお笑いグランプリ歴代優勝者15組一覧
現在の名称である「ABCお笑いグランプリ」として開催された2012年から2026年までの歴代優勝者をまとめました。
| 開催年 | 大会回 | 歴代優勝者 |
|---|---|---|
| 2026年 | 第47回 | ゼロカラン |
| 2025年 | 第46回 | エバース |
| 2024年 | 第45回 | 令和ロマン |
| 2023年 | 第44回 | ダブルヒガシ |
| 2022年 | 第43回 | カベポスター |
| 2021年 | 第42回 | オズワルド |
| 2020年 | 第41回 | コウテイ |
| 2019年 | 第40回 | エンペラー(現・華山) |
| 2018年 | 第39回 | ファイヤーサンダー |
| 2017年 | 第38回 | 霜降り明星 |
| 2016年 | 第37回 | セルライトスパ |
| 2015年 | 第36回 | GAG少年楽団 |
| 2014年 | 第35回 | 天竺鼠 |
| 2013年 | 第34回 | ジャルジャル |
| 2012年 | 第33回 | かまいたち |
この15年間の優勝者を振り返ると、漫才で実績を重ねたコンビだけでなく、コントを得意とする芸人や、異なるスタイルで観客を魅了する芸人も多く登場しています。
特に注目したい歴代優勝者5組
1. かまいたち(2012年)
2012年の第33回大会で優勝したのは、かまいたちです。
この大会では、コント「ホームルーム」で458点を獲得。さらば青春の光を4点差で振り切って優勝しました。
実は、かまいたちは2007年の第28回ABCお笑い新人グランプリでも最優秀新人賞を受賞しています。前身大会から現在の大会へと続く歴史の中で、再び頂点に立った存在です。
2. 霜降り明星(2017年)
2017年の第38回大会では霜降り明星が優勝しました。
粗品とせいやによるコンビで、当時から若手漫才師として注目を集めていました。
その後、2018年にはM-1グランプリでも優勝。ABCお笑いグランプリでのタイトル獲得が、全国的な活躍へとつながった代表例の一つです。
3. カベポスター(2022年)
2022年の第43回大会で優勝したのはカベポスターです。
永見大吾と浜田順平によるコンビで、2014年結成。ABCお笑いグランプリでは複数回決勝に進出しており、2022年に念願の優勝を果たしました。
同大会で経験を重ねながら結果を残した点も、歴代大会を振り返るうえで注目されます。
4. 令和ロマン(2024年)
2024年の第45回大会では令和ロマンが優勝しました。
令和ロマンは2023年のM-1グランプリ王者として大会に参戦。ABCお笑いグランプリでは2022年、2023年と2年連続で準優勝となり、2024年に3度目の挑戦で優勝をつかみました。
M-1王者がABCお笑いグランプリにも挑戦し、頂点に立ったことは大きな話題になりました。
5. エバース(2025年)
2025年の第46回大会を制したのはエバースです。
佐々木隆史と町田和樹が2015年に結成したコンビで、2024年のM-1グランプリでは初出場ながら4位に入っています。
ABCお笑いグランプリでは2024年に続いて2年連続で決勝進出。結成10年目のラストイヤーに優勝を果たしました。
ABCテレビの公式インタビューでは、前年の決勝での経験を踏まえ、翌年の大会に向けて準備していたことも明かされています。
【大会名の変遷】ABC漫才・落語新人コンクールから現在まで
ABCお笑いグランプリは、現在の大会名になってから15回開催されている大会ではありません。
そのルーツは1980年までさかのぼります。2026年の第47回大会という数字が示すとおり、40年以上にわたって若手芸人の活躍の場を提供してきました。
大会名は大きく3つの時代に分けられます。
1980~1988年:ABC漫才・落語新人コンクール
1980年、朝日放送の創立30周年を記念して始まったのが「ABC漫才・落語新人コンクール」です。
当時は漫才の部と落語の部に分かれており、現在のように漫才・コント・ピン芸などを一括して競う形式ではありませんでした。
1988年の第9回大会では諸芸の部も設けられています。
1989~2011年:ABCお笑い新人グランプリ
1989年の第10回大会から名称が「ABCお笑い新人グランプリ」に変更されました。
この時代には、ナインティナイン、ますだおかだ、中川家、フットボールアワー、千鳥など、現在も広く知られる芸人たちが最優秀新人賞を受賞しています。
関西のお笑い界を中心に、次世代のスターを発掘する大会として存在感を高めました。
2012年~現在:ABCお笑いグランプリ
2012年の第33回大会から、現在の「ABCお笑いグランプリ」に改称されました。
この変更では大会名だけでなく、出場資格や競技形式も大きく見直されています。
特に重要なのが、全国のプロのお笑い芸人に参加対象を広げ、デビュー10年以内という基準を設けたことです。
これによって、従来の関西を中心とした新人賞から、全国の若手芸人が競い合う総合的な賞レースへと発展しました。
【前身大会の歴代受賞者】1980~2011年の王者も紹介
現在のABCお笑いグランプリの歴史を理解するには、前身大会の受賞者も欠かせません。
特に、ダウンタウンやナインティナイン、千鳥など、後に全国区で活躍する芸人が若手時代に受賞している点は注目に値します。
ABC漫才・落語新人コンクールの歴代受賞者
1980年から1988年までは、漫才の部と落語の部でそれぞれ最優秀新人賞が選ばれていました。
| 開催年 | 漫才の部 | 落語の部 |
|---|---|---|
| 1980年 | 前田一球・写楽 | 桂雀三郎 |
| 1981年 | ミヤ蝶美・蝶子 | 桂雀々 |
| 1982年 | 宮川大助・花子 | 笑福亭鶴志 |
| 1983年 | トミーズ | 桂都丸 |
| 1984年 | ダウンタウン | 桂小枝 |
| 1985年 | ちゃらんぽらん | 桂喜丸 |
| 1986年 | 非常階段 | 桂枝女太 |
| 1987年 | どんきほ〜て | 桂花枝 |
| 1988年 | ヤンキース | 笑福亭三喬 |
1988年には諸芸の部も設けられ、ミモ・ファルスが最優秀新人賞を受賞しています。
なお、桂都丸は現在の桂塩鯛、桂花枝は現在の桂あやめ、笑福亭三喬は七代目笑福亭松喬として知られています。
ABCお笑い新人グランプリの歴代最優秀新人賞
1989年から2011年までの23大会では、最優秀新人賞が大会の最高賞として選ばれていました。
歴代受賞者は次のとおりです。
- 1989~1995年: 月亭かなめ・ぜんじろう(1989年)、ベイブルース(1990年)、TEAM-0(1991年)、ナインティナイン(1992年)、やるじゃねぇかーず(1993年)、ますだおかだ(1994年)、海原やすよ・ともこ(1995年)。
- 1996~2002年: 中川家(1996年)、ハリガネロック(1997年)、COWCOW(1998年)、Over Drive(1999年)、フットボールアワー(2000年)、キングコング(2001年)、レギュラー(2002年)。
- 2003~2011年: チョップリン(2003年)、千鳥(2004年)、アジアン(2005年)、とろサーモン(2006年)、鎌鼬(2007年)、ギャロップ(2008年)、天竺鼠(2009年)、モンスターエンジン(2010年)、ウーマンラッシュアワー(2011年)。
この一覧からも分かるように、現在のお笑い界で活躍する芸人の中には、若手時代にABCお笑い新人グランプリで実績を残した人が少なくありません。
特に、2007年に鎌鼬として最優秀新人賞を受賞したかまいたちは、2012年の第33回大会でも優勝しています。
前身大会から現在の大会への移行を象徴する存在です。
【歴代王者の関係性】ABCお笑いグランプリが若手芸人の登竜門と呼ばれる理由
ABCお笑いグランプリが長年にわたり注目されている理由は、優勝者の顔ぶれだけではありません。
大会の受賞歴と、その後の芸人としての活躍を比較すると、若手時代の実力を示す一つの指標として機能してきたことが分かります。
歴代受賞者と、その後のお笑い界での活躍
| 芸人・コンビ | 受賞年 | 主なその後の実績 |
|---|---|---|
| ダウンタウン | 1984年 | テレビ・お笑い界を代表するコンビ |
| ナインティナイン | 1992年 | 全国区の人気コンビとして活躍 |
| フットボールアワー | 2000年 | M-1グランプリ優勝 |
| 千鳥 | 2004年 | 数多くのテレビ番組で活躍 |
| かまいたち | 2007年・2012年 | 前身大会と現大会の両方で優勝 |
| 霜降り明星 | 2017年 | 2018年M-1グランプリ優勝 |
| 令和ロマン | 2024年 | 2023年・2024年M-1グランプリ優勝 |
もちろん、ABCお笑いグランプリでの優勝が、その後の全国的な活躍を保証するわけではありません。
しかし、歴代受賞者にダウンタウン、ナインティナイン、千鳥、かまいたち、霜降り明星などが並ぶことは、大会が長期にわたり若手の才能を見つけてきたことを示しています。
2023年と2024年の令和ロマン・ダブルヒガシの接戦
近年の大会で特に印象的なのが、ダブルヒガシと令和ロマンの対決です。
2023年の第44回大会では、両者がファイナルステージで同点となる接戦を展開しました。
しかし、大会規定によりファーストステージの得点が高かったダブルヒガシが優勝。令和ロマンは惜しくも準優勝となりました。
翌2024年、令和ロマンは再び大会に挑戦し、3度目の決勝進出で悲願の優勝を達成しています。
単年の結果だけを見ると見落としがちですが、複数年にわたって決勝に進出し、経験を積み重ねて優勝に到達する過程も、この大会の見どころです。
【出場資格と大会形式】芸歴10年以内の全国の若手が競う
ABCお笑いグランプリの特徴は、出場資格と競技ジャンルの幅広さにあります。
出場資格はデビュー10年以内のプロ芸人
2026年の大会公式情報では、出場資格はデビュー10年以内のプロのお笑い芸人とされています。
大阪を拠点とする芸人だけでなく、東京をはじめ全国の芸人が参加できます。
また、漫才だけに限定されていないことも特徴です。
漫才・コント・ピン芸などジャンルは自由
ABCお笑いグランプリでは、さまざまなスタイルのお笑いが競技対象となります。
- 漫才
- コント
- ピン芸
- モノマネ
- 歌ネタ
- 落語
このため、漫才専門のコンビだけでなく、コント師やピン芸人にも優勝のチャンスがあります。
実際、歴代優勝者にはファイヤーサンダーやセルライトスパなど、コントを強みとする芸人も名を連ねています。
2026年大会の選考過程
2026年大会では583組がエントリーし、準決勝には40組が進出。そこから決勝進出者12組が選ばれました。
出典:ABCテレビの2026年大会関連発表。バーはエントリー583組に対する人数の比率を表しています。
583組から12組まで絞り込まれる競争は非常に厳しく、決勝に進出するだけでも大きな実績です。
また、芸歴10年以内という制限があるため、経験を積んだ芸人にとっては挑戦できる期間が限られています。2025年のエバースが結成10年目のラストイヤーで優勝したことも、このルールの特徴を象徴する出来事でした。
【ABCお笑いグランプリの歴代優勝者】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ABCお笑いグランプリの2026年の優勝者は誰ですか?
A1:2026年7月26日に開催された第47回大会で、ゼロカランが優勝しました。ワキとたいがによるコンビで、初の決勝進出で初タイトルを獲得しています。
Q2:ABCお笑いグランプリの歴代優勝者で有名なのは誰ですか?
A2:ダウンタウン、ナインティナイン、千鳥、かまいたち、霜降り明星、令和ロマンなどが代表的です。前身大会の受賞者も含めると、現在のお笑い界を代表する芸人が数多く名を連ねています。
Q3:2012年のABCお笑いグランプリの優勝者は誰ですか?
A3:かまいたちです。第33回大会で優勝し、前身大会の2007年にも鎌鼬として最優秀新人賞を受賞しています。
Q4:ABCお笑いグランプリとABCお笑い新人グランプリは別の大会ですか?
A4:名称と競技形式は変更されていますが、歴史的には同じ大会の系譜にあります。1989年から2011年まではABCお笑い新人グランプリ、2012年からはABCお笑いグランプリとして開催されています。
Q5:ABCお笑いグランプリの出場資格は何ですか?
A5:基本的にはデビュー10年以内のプロのお笑い芸人が対象です。全国から参加でき、漫才だけでなくコントやピン芸など幅広いジャンルで挑戦できます。
Q6:ABCお笑いグランプリの2026年の決勝進出者は誰ですか?
A6:エグい速さ、金魚番長、ぎょねこ、三遊間、ゼロカラン、江戸川ジャンクジャンク、センチネル、ダウ90000、ソマオ・ミートボール、生姜猫、ヨネダ2000、豆鉄砲の12組です。
まとめ:ABCお笑いグランプリは40年以上続く若手芸人の登竜門
ABCお笑いグランプリの歴代優勝者を振り返ると、1980年のABC漫才・落語新人コンクールから現在まで、時代ごとに新しい才能を発掘してきたことが分かります。
2012年以降の優勝者15組には、かまいたち、霜降り明星、カベポスター、ダブルヒガシ、令和ロマン、エバースなどが名を連ね、2026年にはゼロカランが第47代王者に輝きました。
特に押さえておきたい要点は次の3つです。
- 大会の歴史: 1980年に始まり、1989年と2012年に名称が変更された。
- 歴代王者の実績: ダウンタウン、ナインティナイン、千鳥、かまいたちなど、後に大きく活躍する芸人を輩出している。
- 2026年の最新結果: 583組のエントリーから勝ち上がったゼロカランが優勝した。
ABCお笑いグランプリは、単にその年の面白い芸人を決めるだけの大会ではありません。次世代のお笑い界を担う才能が、初めて全国的な注目を集めるきっかけにもなる舞台です。
今後の大会でも、まだ広く知られていない若手芸人が歴代王者に名を連ね、数年後にはテレビや大型賞レースで活躍する存在になる可能性があります。歴代優勝者の歩みを知ったうえで決勝を見ると、ABCお笑いグランプリの面白さはさらに深まります。