朝倉未来と平本蓮の試合結果は、2024年7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催された「Yogibo presents 超RIZIN.3」のメインイベントで、平本蓮が1ラウンド2分18秒、TKO勝ちを収めた。決着の方法はレフェリーストップによるグラウンドパンチ。試合前から注目を集めていた両者の対決は、わずか数分で決着する衝撃的な結末となった。
その後、朝倉未来は2025年に鈴木千裕、クレベル・コイケを破り、同年末にはラジャブアリ・シェイドゥラエフに敗北。2026年9月には青木真也にTKO勝ちしている。一方、平本蓮は負傷による長期離脱を経て、2026年9月10日にカルシャガ・ダウトベックとのMMA復帰戦に臨み、判定2対1で勝利した。2026年11月3日時点の最新結果まで整理すると、2人はそれぞれ異なる道を歩んでいる。
【試合結果】朝倉未来と平本蓮は2024年7月28日の超RIZIN.3で対決
朝倉未来と平本蓮の対決が実現したのは、2024年7月28日(日)。会場は埼玉県のさいたまスーパーアリーナで、大会名は「Yogibo presents 超RIZIN.3」だった。
両者の試合は大会のメインイベント、第11試合として実施された。採用されたのは66.0kg契約のRIZIN MMA特別ルールで、5分5ラウンド制。試合が長引けば判定にもつれ込む可能性があったが、実際には初回で決着した。
RIZIN公式サイトが掲載した試合結果は、次のとおり。
- 勝者:平本蓮
- 敗者:朝倉未来
- 決着:TKO(レフェリーストップ)
- ラウンド:1ラウンド
- 試合時間:2分18秒
- 決着方法:グラウンドパンチ
最終結果は平本蓮の1R2分18秒TKO勝ち。判定勝ちでも、一本勝ちでもない。パンチによって朝倉が倒れた後、平本がグラウンドから攻撃を続け、レフェリーが試合を止めた結果である。
この一戦が注目された背景には、両者の長年にわたる因縁があった。平本はMMAへの本格参戦以前から朝倉を意識した発言を重ね、朝倉も対戦を受けて立つ姿勢を示していた。単なるランキング争いではなく、互いの存在を強く意識してきた選手同士の対決だった。
平本は試合後、朝倉に感謝を伝え、「朝倉未来ありがとう。そして引退しないでください」とコメントした。勝者が敗者の存在に感謝する言葉を残したことも、この試合の印象を強くした。
【試合展開】1R2分18秒のTKO決着はどのように生まれたのか
試合の流れを理解するうえで重要なのは、平本が序盤からパンチの距離を作り、最後は連続攻撃で一気に勝負を決めた点だ。
序盤:朝倉が蹴り、平本がパンチで応戦
開始直後、サウスポーで構える平本に対して、朝倉は右ミドルキックで先制した。平本も蹴り返し、朝倉は左右のローキックを繰り出す。
平本は左ストレートを放ち、さらにオーソドックスへ構えを変えて右ストレートも見せた。構えを変化させながらパンチを繰り出すことで、朝倉に攻撃のタイミングを読ませにくい展開を作っていった。
中盤:平本の左ストレートが朝倉を捉える
勝負が動いたのは、平本が前進しながら放った左ストレートだった。
RIZIN公式の試合レポートによると、平本は前に出て左ストレートを当てると、続けて左右フックを連打。さらにもう一度左ストレートを当てた。
一連の攻撃によって朝倉は大きく崩れ、ついにマットへ倒れ込む。
終盤:グラウンドパンチでレフェリーストップ
朝倉が倒れた後、平本は攻撃の手を緩めなかった。上からパウンドを連続して打ち込み、レフェリーが危険と判断して試合を止めた。
1ラウンド2分18秒、平本蓮のTKO勝ちが確定した瞬間である。
ここで押さえておきたいのは、決着が単発のパンチだけで生まれたわけではないという点だ。左ストレートで相手の体勢を崩し、左右フックを重ね、再び左を当て、最後にグラウンドで攻め切るという一連の流れが勝敗を分けた。
【敗因と勝因】朝倉未来はなぜ負け、平本蓮はなぜ勝てたのか
この試合の敗因を考える際、結果だけを見て朝倉の実力不足と片付けるのは適切ではない。短時間で決着した試合だからこそ、距離、攻撃のタイミング、試合への入り方を分けて見る必要がある。
朝倉未来の敗因として考えられる3つのポイント
1. 平本の左ストレートへの対応
最大の直接的な要因は、平本の左ストレートを受けたことだ。朝倉は蹴りを使って試合を組み立てようとしていたが、平本がパンチをまとめる局面で被弾し、立て直す時間を確保できなかった。
2. 距離と攻撃の主導権
格闘技情報メディアのeFightが紹介した試合後の専門家分析では、安保瑠輝也が両者の距離に注目している。朝倉が組みの展開やテイクダウンを使わず、打撃の距離で平本と向き合ったことを指摘した。
また、魔裟斗は平本のスピードを評価し、パンチの速さが勝敗を分けた要因の一つと分析している。
3. 試合序盤の主導権争い
金原正徳は、平本が精神面で強い意識を持って試合に臨んだ点に注目した。技術面だけでなく、試合への気持ちの入り方も勝負に影響したのではないかという見方だ。
ただし、これらは試合後に示された専門家の分析であり、朝倉本人の敗因を一つに確定する公式診断ではない。
平本蓮の勝利を支えたもの
平本の勝利を支えたのは、パンチの精度と攻撃を連続させる判断だった。
特に注目すべきなのは、左ストレートを当てた後に攻撃を止めず、左右のフックを重ねた点である。相手が崩れた瞬間にも攻め続け、最後までフィニッシュを狙った。
キックボクシングを背景に持つ平本にとって、打撃は大きな武器だった。しかしMMAでは打撃だけでなく、組み技や寝技への対応も求められる。今回の試合では、得意分野である打撃を勝利に直結させた。
つまり、この勝利は単純な番狂わせではない。平本が得意とする打撃の強みを、朝倉との直接対決で最大限に発揮した結果だった。
【2人の関係とその後】2024年から2026年までの試合結果を時系列で比較
2024年の対決は、2人のキャリアにとって大きな転換点となった。その後の戦績を追うと、朝倉はMMAで勝利と敗北を重ねながら再浮上を目指し、平本は負傷による長期離脱を経て復帰を果たしている。
主要な出来事を時系列で整理すると、次のようになる。
| 時期 | 人物・対戦相手 | 結果・出来事 |
|---|---|---|
| 2024年7月28日 | 朝倉未来 vs. 平本蓮 | 平本が1R2分18秒TKO勝ち |
| 2024年9月5日 | 朝倉・平本 | RIZINが両者の尿検査結果は陰性と発表 |
| 2025年5月4日 | 朝倉未来 vs. 鈴木千裕 | 朝倉が3R1分56秒TKO勝ち |
| 2025年7月27日 | 朝倉未来 vs. クレベル・コイケ | 朝倉が判定2対1で勝利 |
| 2025年12月31日 | 朝倉未来 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ | 朝倉が1R2分54秒TKO負け |
| 2026年5月9日 | 平本蓮 vs. 皇治 | 立ち技特別ルールで3R終了。勝敗なし |
| 2026年9月10日 | 朝倉未来 vs. 青木真也 | 朝倉が1R2分39秒TKO勝ち |
| 2026年9月10日 | 平本蓮 vs. カルシャガ・ダウトベック | 平本が判定2対1で勝利 |
この時系列から分かるのは、2024年の直接対決以降、両者が異なる課題に向き合ってきたことだ。
朝倉はMMAで複数の強豪と対戦し、打撃だけでなく組み技やグラウンドの強化にも取り組んできた。一方、平本は負傷による離脱を経て、2026年9月に本来のMMAルールへ復帰した。
同じ大会で再び戦うことになった2026年9月10日には、朝倉が青木真也に、平本がダウトベックにそれぞれ勝利している。2024年の勝敗だけでは現在の実力を判断できないことが分かる。
【勝利の真相】平本蓮のドーピング疑惑と公式検査の結果
朝倉未来と平本蓮の試合後には、平本のドーピング疑惑がネット上で大きな話題になった。試合結果そのものとは別に、勝利の正当性をめぐる議論が広がったためだ。
この問題については、2024年9月5日にRIZINが記者会見を開き、両選手の尿によるドーピング検査結果を発表している。
公式発表の内容は、朝倉未来・平本蓮の両選手とも陰性だったというもの。
平本は9月2日の会見で疑惑を否定しており、RIZINの榊原信行CEOも検査結果を説明した。加えて、疑惑を招いた経緯や今後の検査体制についても言及している。
この件で重要なのは、疑惑が報じられたことと、実際の検査結果を混同しないことだ。
少なくとも当該試合について、RIZINが公表した尿検査結果は両者陰性であり、平本の勝利がドーピング違反を理由に取り消された事実はない。したがって、2024年7月28日の公式結果は平本蓮のTKO勝ちである。
ネット上の音声や第三者の告発を、確定した検査結果と同じ扱いにするのは適切ではない。試合の勝敗を確認する場合は、RIZINの公式記録と検査発表を基準にする必要がある。
【2026年最新戦績】朝倉未来と平本蓮の現在はどうなっている?
2026年11月3日時点で、両者の直近の公式戦は2026年9月10日に開催された「ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」である。
朝倉未来:青木真也に1R2分39秒TKO勝ち
朝倉未来は2025年5月に鈴木千裕をTKOで破り、同年7月にはクレベル・コイケにも判定2対1で勝利した。しかし、2025年12月31日のラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦では1R2分54秒、グラウンドパンチによるTKO負けを喫している。
そして2026年9月10日、青木真也との対戦で復活を印象づけた。
この試合は71.0kg契約、5分3ラウンドのMMAルールで行われた。青木は組みついてバックを取り、寝技で勝機を探ったが、朝倉はポジションを立て直して対応。青木の関節技を警戒しながら攻撃の機会をうかがい、最後はパウンドを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。
決着は1R2分39秒、朝倉未来のTKO勝ちだった。
RIZIN公式の試合後インタビューで、朝倉は勝利について「結構プレッシャーあったんで、勝てて良かったです」と振り返った。
加えて、グラウンドの展開についても自身の成長を感じていると説明。以前は30歳で格闘技を辞めようと考えていたものの、現在は自分の成長を実感していると語り、フェザー級でもライト級でも魅力的な対戦カードがあれば試合をしたいという意向を示した。
RIZIN公式選手ページに掲載された朝倉の団体内戦績は19戦14勝5敗。2026年9月の青木戦は、2025年末の敗北から立て直すうえで重要な勝利となった。
平本蓮:774日ぶりのMMA復帰戦でダウトベックに判定勝ち
平本蓮は朝倉戦後、負傷による長期離脱を経験した。2025年5月に予定されていた朝倉との再戦も欠場し、MMAの実戦から遠ざかっていた。
2026年5月9日には皇治と立ち技特別ルールで対戦したが、3ラウンド終了で勝敗はつかなかった。これはMMAの公式勝敗とは別に扱うべき試合である。
本格的なMMA復帰戦となったのが、2026年9月10日のカルシャガ・ダウトベック戦だ。
ダウトベックは強打を持つ選手で、平本にとって簡単な相手ではなかった。試合では序盤からテイクダウンを許し、左ストレートを被弾する場面もあった。
しかし、平本は第2ラウンドから構えを変更し、インカーフキックなどを交えながら反撃。第3ラウンドも組みの攻防に苦しみながら試合を最後まで戦い抜いた。
最終的なジャッジの採点は29対28、27対29、29対28。結果は判定2対1で平本蓮の勝利となった。
日刊スポーツによると、この試合は朝倉戦以来774日ぶりのMMA復帰戦だった。平本は試合後、1ラウンドでKOするつもりだったため、KOできずに悔しさから涙が出たと説明。そのうえで「勝利は当たり前なんで」と次への意欲を示した。
RIZIN公式選手ページの掲載値は、団体内戦績8戦5勝3敗。2026年9月のダウトベック戦で、MMAの実戦復帰を勝利で飾ったことが直近の大きなトピックとなっている。
なお、朝倉の19戦14勝5敗、平本の8戦5勝3敗という数字はRIZIN内の集計であり、他団体での試合やキックボクシングを含めたプロ通算成績とは区別する必要がある。
【朝倉未来と平本蓮の試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉未来と平本蓮の試合はどちらが勝ちましたか?
A1:2024年7月28日の超RIZIN.3では、平本蓮が朝倉未来に勝利しました。1ラウンド2分18秒、グラウンドパンチによるTKO決着です。
Q2:朝倉未来と平本蓮の試合はKOですか、TKOですか?
A2:公式記録はTKOです。平本のパンチで朝倉が倒れ、その後のグラウンドパンチを受けてレフェリーが試合を止めました。
Q3:平本蓮の勝利にドーピングは関係していましたか?
A3:試合後に疑惑が浮上しましたが、2024年9月5日にRIZINが発表した尿検査結果は朝倉・平本の両選手とも陰性でした。公式結果は平本のTKO勝ちです。
Q4:2026年の朝倉未来と青木真也の試合結果は?
A4:2026年9月10日の超RIZIN.5で、朝倉未来が青木真也に1ラウンド2分39秒、グラウンドパンチによるTKO勝ちを収めました。
Q5:2026年の平本蓮とカルシャガ・ダウトベックの試合結果は?
A5:2026年9月10日の超RIZIN.5で、平本蓮が判定2対1で勝利しました。朝倉未来戦から774日ぶりとなるMMA復帰戦でした。
まとめ:朝倉未来と平本蓮の勝敗、そして2026年の現在
朝倉未来と平本蓮の試合結果は、2024年7月28日の超RIZIN.3で平本蓮が1R2分18秒にTKO勝ちというものだった。
決着を生んだのは、平本の左ストレートを起点とする連続パンチと、倒れた朝倉へのグラウンドパンチだった。朝倉が敗れた理由については、打撃の距離や攻撃のタイミング、試合への入り方など、複数の要素が専門家から指摘されている。
その後、朝倉は2026年9月に青木真也をTKOで下し、平本も同日にカルシャガ・ダウトベックを判定で破った。両者とも2024年の対決以降、それぞれの課題と向き合いながらキャリアを進めている。
今後の2人を比較するときに大切なのは、過去の直接対決だけで現在の実力を決めつけないことだ。対戦相手の強さ、ルール、試合間隔、負傷からの復帰状況、実際の試合内容まで確認することで、選手の現在地がより正確に見えてくる。
2024年の衝撃的な決着は2人のキャリアに残る大きな出来事だが、2026年の最新結果を見ると、両者の物語はまだ続いている。次の対戦や新たな挑戦が実現するかどうかにも注目したい。
主な確認資料: RIZIN公式試合結果・選手プロフィール・試合後インタビュー、日刊スポーツ、eFight、スポニチの報道。