ホーム スポーツ 【警察の警戒態勢】餅つき大会の周辺で何が起きていたのか

【警察の警戒態勢】餅つき大会の周辺で何が起きていたのか

安曇 春香 安曇 春香 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
目次

餅つき大会は組織内部の恒例行事だが、会場の外には警察関係者や報道陣が集まる。

2025年12月28日の大会について、FRIDAYは愛知県警だけでなく、静岡県警、新潟県警、警視庁などの捜査員が早朝から会場周辺に集まっていたと報じた。

会場内部では餅つきが行われる一方、外側では捜査員が組員の出入りを注視していたという。

なぜ警察は年末行事まで警戒するのか

警察の関心は餅つきそのものではない。

主に次のような点が捜査・警戒の対象となる。

- 多数の幹部や組員が一か所に集まることによる組織動向の把握
- 対立組織との接触やトラブルの発生防止
- 主要幹部の移動や組織内の人事・序列の把握
- 周辺住民や一般市民の安全確保

特定抗争指定の警戒区域では、組員の集合などが法律によって制限される。違反すれば逮捕につながる場合もある。

警察庁の白書でも、対立抗争に伴う銃器使用事件などが市民生活に大きな脅威を与えるとして、重点的な取り締まりを進めていることが説明されている。

2024年の警戒状況との違い

2024年12月28日の大会についても、Smart FLASHは愛知県警や警視庁などの警察官20人以上が周辺で警戒と情報収集にあたったと報じていた。

ただし、この20人以上という数字は2024年の報道に基づくものだ。2025年の大会について同じ人数だったと判断することはできない。

年をまたいで比較するときは、開催日だけでなく、警察官の人数や取材体制がどの年の情報なのかを区別する必要がある。

【分裂抗争終結宣言後の変化】2026年の山口組はどうなった?

山口組餅つき

2025年4月7日、六代目山口組の幹部らが兵庫県警本部を訪れ、抗争終結に向けた宣誓書を提出した。

この出来事は、約10年にわたって続いてきた山口組分裂抗争をめぐる大きな転換点として報道された。

しかし、宣誓書の提出と、警察による抗争終結の認定は同じではない。

2025年4月7日の宣誓書提出

関西テレビの報道によれば、山口組幹部らが提出した書面には、抗争を終結させ、今後は一切揉め事を起こさないという趣旨が記されていた。

一方、警察側はこの動きを山口組による一方的な宣言と受け止め、神戸山口組側の動向を注視する姿勢を示した。

つまり、山口組が終結の意思を表明したからといって、対立する組織との関係が自動的に解消されるわけではなかった。

2026年9月に起きた特定抗争指定の一部解除

2026年には、さらに重要な動きがあった。

山口組と分裂後の対立組織との間で適用されていた特定抗争指定について、一部の解除が決定したのである。

具体的には次のとおりだ。

- 2026年9月8日:山口組と池田組との間の特定抗争指定が解除。
- 2026年9月21日:山口組と絆会との間の特定抗争指定が解除。
- 2026年9月17日の決定:山口組と神戸山口組との特定抗争指定は3カ月延長され、2027年1月6日まで継続。

池田組との指定解除について、神戸新聞は、一定期間抗争事件が発生していなかったことや、2025年4月の宣誓書提出後に抗争事件が確認されていなかったことなどを判断材料として報じている。

絆会との指定についても、抗争とみられる事件が約3年5カ月間発生していなかったことなどが解除判断の背景にある。

神戸山口組との関係は依然として重要

2026年11月時点で特に重要なのは、六代目山口組と神戸山口組との特定抗争指定が継続していることだ。

2026年9月17日、兵庫県公安委員会は両組織への指定を3カ月延長することを決定した。

神戸新聞によれば、延長は27回目。警戒区域は9府県17市町に及ぶ。

兵庫県警暴力団対策課は、延長の理由について、両組織の対立抗争が終結したとは認められないとの判断を示している。

したがって、2026年の山口組を「分裂抗争が完全に終わった組織」と表現するのは正確ではない。

一部の対立関係では法的な制限が解除されたものの、最大の分裂相手である神戸山口組との間には依然として特定抗争指定が残っている。

【餅つき大会の本当の意味】なぜ山口組は毎年続けるのか

餅つき大会が長年続いている背景には、単なる食事会や年末の娯楽とは異なる、組織内部の伝統がある。

1. 全国の直系組織が集まる機会

暴力団組織は、組長を頂点に複数の直系組織や傘下団体で構成される。

普段は各地に分散して活動している幹部や組員が、年末に同じ場所へ集まることには、組織内部の関係を維持する意味がある。

餅つきという共同作業を通じて、組長と幹部、直系組長と組員が顔を合わせる機会になる。

2024年のSmart FLASH報道でも、各組織に配る餅を一斉につく行事として紹介されていた。

2. 組織の継続性を示す年末行事

2017年12月の神戸新聞の記事では、餅つき大会が山口組の年末恒例行事として紹介されている。

同記事は、2015年の分裂後に一度中止された行事が再開された経緯にも触れ、警察関係者が組織の安定性を対外的に示す狙いがあるのではないかと分析していた。

この過去の経緯を考えると、餅つき大会は組織の伝統を維持するだけでなく、内部や外部に組織の継続を印象づける象徴的な行事としても機能してきたと考えられる。

3. 幹部の序列や組織運営を確認する場

2025年の大会では、竹内照明若頭が運営を担う姿も報道された。

Smart FLASHは、竹内若頭が2025年4月に就任してから初めて迎えた餅つき大会だったことに注目している。

司忍組長や高山清司相談役の参加だけでなく、新たに若頭となった竹内氏がどのような役割を担うのかという点も、組織内の動きを読み解く材料になった。

ただし、こうした行事だけで次期組長人事や組織の将来が決まるわけではない。報道された役割と、実際の人事上の決定は分けて考える必要がある。

4. 一般向けの地域イベントとは異なる

山口組の餅つき大会を、地域住民向けの無料イベントや一般参加可能な祭りと同じように考えるのは適切ではない。

会場は直系組織の拠点であり、2025年の報道でも組織関係者を中心とした内部行事として紹介されている。

過去には一般市民が参加できた時期もあったが、現在の大会について一般参加を募集する公式案内は確認できない。

餅つきという日本の伝統的な風習を利用した行事であっても、その主催者や参加者、開催目的を見れば、一般的な地域交流イベントとは性格が異なる。

【2026年最新の実態】今年の餅つきはいつ開催される?

読者が気になるのは、2026年にも大会が開催されるのか、そして開催されるならいつなのかという点だろう。

過去の報道からは、六代目山口組の餅つきが年末の恒例行事であり、近年は12月28日に開催されていることが分かる。

ただし、2026年11月6日現在、2026年12月の大会について開催日や会場、参加人数を確定した報道は確認できない。

2025年と2026年の情報を混同しない

現在インターネット上で「山口組餅つき2026」と検索すると、2026年1月に公開された2025年12月28日の大会に関する記事が多く表示される。

ここには検索上の注意点がある。

- 2025年12月28日:実際に開催された大会。
- 2026年1月10日:Smart FLASHによる大会の報道。
- 2026年1月15日:FRIDAYによる現場の報道。
- 2026年11月6日:この記事の情報基準日。
- 2026年12月:次の年末行事が想定される時期だが、開催の確定情報ではない。

「2026年最新」と書かれた記事が、必ずしも2026年に開催された大会を扱っているわけではない。

検索結果の日付と実際の開催日を照らし合わせることが大切だ。

今後注目される3つのポイント

今後の報道では、次の点が焦点になる。

第一に、開催場所の変化。

特定抗争指定の解除や継続によって、各組織の活動環境は変わっている。瀬戸市での開催が続くのか、別の会場が選ばれるのかは注目点となる。

第二に、参加人数と最高幹部の動向。

2025年の大会では、100人以上と200人超という報道の差があった。今後も参加規模や司忍組長、高山清司氏、竹内照明氏の出席状況が報じられる可能性がある。

第三に、警察の警戒態勢。

一部の特定抗争指定が解除された一方、神戸山口組との指定は継続している。解除された地域と継続している地域では、法的な制限も異なる。

餅つき大会の規模だけでなく、警察当局による抗争情勢の判断を併せて見ることが重要だ。

【プロの結論】山口組の餅つきから読み取れる組織の現在地

山口組の餅つき大会を理解するうえで、最も重要なのは、伝統行事としての側面と、暴力団組織を取り巻く法的・社会的環境を切り離さないことだ。

2025年12月28日の大会では、司忍組長、高山清司相談役、竹内照明若頭らが参加し、全国から100人以上、別の報道では200人を超える組員が集まった。

会場が瀬戸市になっている背景には、十代目瀬戸一家の拠点という事情だけでなく、特定抗争指定による集合制限も関係している。

加えて、2025年4月の抗争終結宣誓書提出、2026年9月の池田組・絆会との指定解除という変化があった一方、神戸山口組との指定は2027年1月6日まで延長された。

ここから読み取れるのは、組織内部の恒例行事が継続していることと、分裂抗争が法的・実態的に全面解決したことは別問題だという点である。

餅つき大会は組織の結束や継続性を象徴する行事として報じられている。しかし、その開催だけを根拠に組織の勢力拡大や抗争の終結を判断することはできない。

2026年の山口組を読み解くには、行事の参加者や開催場所だけでなく、警察の発表、特定抗争指定の状況、実際の事件発生状況を総合的に見る必要がある。

【山口組の餅つき】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:山口組の餅つき大会はいつ開催される?

A1:近年は12月28日に開催されている。2025年も12月28日に実施された。2026年の開催日については、11月6日時点で確定情報は確認できない。

Q2:山口組の餅つき大会はどこで開催される?

A2:2025年の会場は愛知県瀬戸市にある十代目瀬戸一家の拠点だった。神戸市の総本部ではなく瀬戸市が選ばれる背景には、特定抗争指定による集合制限がある。

Q3:司忍組長や高山清司、竹内照明も参加する?

A3:2025年12月28日の大会については、司忍組長、高山清司相談役、竹内照明若頭の参加が報じられている。2026年の大会については、参加者はまだ確認できない。

Q4:餅つき大会には何人くらい参加する?

A4:2025年の大会について、FRIDAYは100人以上、Smart FLASHは200人超と報じている。公式の確定参加者数は公表されていない。

Q5:なぜ瀬戸市で開催するの?

A5:瀬戸市には十代目瀬戸一家の拠点がある。また、神戸や名古屋などの警戒区域では大人数の集合が制限されるため、会場選びには特定抗争指定の影響がある。

Q6:分裂抗争が終結したなら警察の警戒はなくなった?

A6:なくなっていない。2026年には池田組と絆会との特定抗争指定が解除されたが、神戸山口組との指定は継続している。警察は引き続き動向を注視している。

まとめ:山口組の餅つきは組織の伝統と抗争情勢を映す行事

六代目山口組の餅つき大会は、毎年年末に開催される恒例行事として報道されてきた。

2025年12月28日の大会では、愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家に司忍組長や高山清司相談役、竹内照明若頭らが集まり、100人以上から200人超の参加規模が伝えられた。

瀬戸市が会場となる背景には、傘下組織の拠点であることに加え、特定抗争指定による活動制限がある。

2026年には池田組と絆会との指定解除という変化があったものの、神戸山口組との指定は継続している。したがって、分裂抗争の完全終結という見方には慎重さが必要だ。

今後の注目点は、2026年末の開催の有無、会場、参加規模、そして警察による警戒態勢の変化である。

山口組の餅つき大会は、単なる年末の風物詩ではない。組織の伝統、幹部の動向、そして分裂抗争後の勢力関係を読み解くための一つの観察対象となっている。

主な参照報道:FRIDAY(2026年1月15日)、Smart FLASH(2026年1月10日)、文春オンライン(2025年2月23日)、関西テレビ(2025年4月7日)、神戸新聞NEXT(2026年9月3日・7日・17日)、警察庁『令和8年警察白書』。

同じカテゴリの記事

安曇 春香
トレンドリサーチャー 安曇 春香
プロフィールを見る →

芸能ニュース担当として3年以上の取材経験。geinou領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

おすすめの関連記事