2025年12月28日、愛知県瀬戸市で六代目山口組の年末恒例行事「餅つき大会」が開催された。会場となったのは、直系組織である十代目瀬戸一家の本部。司忍組長をはじめ、髙山清司相談役、竹内照明若頭ら最高幹部が姿を見せ、全国から集まった組員たちが年末の餅つきに参加した。
今回の大会で注目されたのは、参加人数と規模だ。報道によって100人以上、200人超と数字に違いがある一方、用意されたもち米は約700キロと伝えられている。加えて、会場周辺では愛知県警をはじめ複数の警察組織が警戒にあたり、組長の到着時には現場の緊張感が高まったという。
一方、2026年の山口組を取り巻く状況は大きく変化している。分裂抗争の終結をめぐる動きや、特定抗争指定の一部解除、竹内若頭を中心とした新体制への移行など、組織の今後を考えるうえで見逃せない動きが続いている。
【開催情報】山口組の餅つきはいつ、どこで行われた?2025年12月28日の全容
開催日は2025年12月28日の日曜日
六代目山口組の餅つき大会が行われたのは、2025年12月28日。年末の恒例行事として開催されたもので、複数の報道が同じ日付を伝えている。
アサヒ芸能の2025年12月30日付の報道によると、当日は午前8時までに直系組織の組長らを含む100人以上の組員が集まっていた。午前8時ごろから餅つきが始まり、会場からは威勢のよい掛け声が響いていたという。
また、2026年1月に掲載されたFRIDAYの現場取材記事でも、12月28日に開催されたことが確認できる。
開催場所は愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家
開催場所は、愛知県瀬戸市に拠点を置く十代目瀬戸一家の本部施設だ。
十代目瀬戸一家は六代目山口組の直系組織にあたる。2025年の餅つき大会では、施設の敷地内に大型テントを設置し、ガレージなどを利用して餅つきの会場を設営したと報じられている。
会場は外部から内部の様子を容易に確認できない構造だった。FRIDAYの報道では、会館の中庭にテントで覆われた臨時の餅つき場が設けられ、内部には複数の臼が準備されていたという。
開催場所が神戸市の総本部ではなく瀬戸市であることも、以前から注目されてきた点だ。
特定抗争指定暴力団への指定を受けた団体は、警戒区域内での事務所使用や一定人数以上の集会などに制限を受ける。そのため、行事を開催する場所や参加人数にも制約が生じる。瀬戸市での開催は、こうした法的・警察的な環境とも関係している。
【参加人数と700キロ】報道各社が伝えた餅つき大会の規模を比較
参加人数は100人以上か、それとも200人超か
2025年の餅つき大会で特に話題になったのが、参加人数の違いだ。
アサヒ芸能の2025年12月30日付記事では、午前8時までに直参組長らを含む100人以上が集まったと報じられた。FRIDAYも2026年1月15日の記事で、髙山相談役や竹内若頭ら執行部、直参などを含めて100人以上が集結したと伝えている。
一方、2026年1月10日付のSmart FLASHの記事では、執行部を含めて200人を超える組員が集まったと紹介された。
この数字の違いは、単純な誤報と判断できるものではない。取材した時間帯、会場への出入りを含む延べ人数なのか、特定時点での参加者数なのかといった集計条件が異なる可能性があるためだ。
現時点で報道から読み取れるのは、少なくとも100人以上の規模で、200人超との報道も存在するということだ。統一された公式参加者数が公表されたわけではない。
もち米700キロという大規模な準備
今回の大会を象徴する数字が、約700キロのもち米だ。
アサヒ芸能の2026年1月の続報では、餅つきは午後2時ごろまで続き、用意された約700キロのもち米をつき終えたと報じられた。
Smart FLASHも、会場に石臼が6基設置され、地域ごとに餅をついていたと伝えている。
この規模から考えると、一般家庭で行う年末の餅つきとは大きく異なる組織的な行事だったことが分かる。複数の直系組織から参加者が集まり、相当量の餅を準備するという点に特徴がある。
ただし、700キロという数字は報道に基づくものであり、主催者による公式な計量発表とは区別する必要がある。
2025年大会の基本情報一覧
| 項目 | 報道された内容 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 開催日 | 2025年12月28日 | 複数報道で一致 |
| 開催場所 | 愛知県瀬戸市・十代目瀬戸一家 | 複数報道で一致 |
| 参加人数 | 100人以上・200人超 | 報道間で数字に違い |
| もち米 | 約700キロ | アサヒ芸能の続報で報道 |
| 臼の数 | 6基 | Smart FLASHの報道 |
| 開始時間 | 午前8時ごろ | 複数の現場報道 |
| 終了時間 | 午後2時ごろ | アサヒ芸能の続報 |
| 主な出席者 | 司忍組長、髙山清司相談役、竹内照明若頭ら | 各社の現場報道 |
この比較から見えてくるのは、参加人数の細かな違いよりも、全国規模の組織行事として相当な準備が行われていたという実態だ。
【幹部の動向】司忍組長・髙山清司相談役・竹内照明若頭は何をした?
司忍組長は鏡開きから餅つきまで参加
2025年12月28日の大会では、六代目山口組のトップである司忍組長の到着が大きな注目を集めた。
FRIDAYの2026年1月15日付報道によると、司組長が会場に到着したのは午前11時過ぎ。竹内照明若頭ら最高幹部が出迎えた後、会場内に入った。
組長は木槌を持って鏡開きを行い、ふるまわれた雑煮を食べたほか、自ら杵を持って餅をついたという。髙山相談役や竹内若頭ら最高幹部と話し、餅つきを行う組員にも声をかけて回ったと報じられている。
司組長は正午過ぎに会場を後にした。Smart FLASHも、組長の滞在時間が約1時間だったと伝えている。
髙山清司相談役の存在感
髙山清司氏は、2025年4月の人事によって若頭から相談役に就任した人物だ。
長年にわたり六代目山口組の中枢を担ってきた髙山氏の役職変更は、組織の将来を考えるうえで大きな転換点となった。
2025年の餅つき大会では、司組長とともに会場に姿を見せた。FRIDAYによると、司組長に続いて正午過ぎに会場を後にしている。
相談役という肩書への変更は、単なる役職変更にとどまらず、組織運営の次の段階を意識した動きとしても注目されている。
竹内照明若頭が担う新体制
竹内照明氏は、2025年4月18日に髙山氏の後任として若頭に就任した。
それまで若頭補佐を務めていた竹内氏の昇格は、六代目山口組の幹部人事における大きな変化だった。
餅つき大会では、司組長の到着時に出迎えを担当するなど、幹部の中心的な立場で行事に参加していた。
FRIDAYによれば、竹内若頭は午後1時前に会場を後にしている。司組長や髙山相談役が退席した後も、行事全体の進行を見届ける形となった。
なお、竹内氏が将来の七代目組長になるという見方は一部報道や関係者の観測に基づくものであり、2026年11月現在、正式な継承決定とは区別する必要がある。
【開催の理由と真相】山口組が毎年餅つきを続ける目的とは
組織内の結束を確認する年末行事
山口組の餅つきは、単なる季節のイベントではない。
暴力団事情に詳しい関係者や取材記事では、直系組織の組長や各地の組員が一堂に会することで、組織内の結束を確認する機会として位置づけられている。
特に、全国に傘下組織を持つ六代目山口組にとって、年末の行事は組長と直系組長、さらに各組織の構成員が同じ場所に集まる機会でもある。
各組織が集まり、共同作業を行うことには、組織内の上下関係や所属意識を確認する意味合いもあると考えられる。
各組織に餅を配るという慣習
過去の餅つき大会に関する報道では、ついた餅を各直系組織に配ることも紹介されている。
2024年12月のSmart FLASHの記事でも、全国の直参組織から100人以上が集まり、それぞれの組織に配る餅を一斉につく行事として説明されていた。
このように、餅つきには年末の慣習だけでなく、組織内で物品を分配するという実務的な側面もある。
なぜ神戸ではなく瀬戸市なのか
開催場所が神戸市の総本部ではなく、愛知県瀬戸市にある十代目瀬戸一家である点も、長年関心を集めている。
この背景には、六代目山口組と分裂組織との対立を受けて導入された特定抗争指定暴力団制度がある。
特定抗争指定を受けると、警戒区域内での事務所の使用や、おおむね5人以上の組員の集結などが禁止される。
こうした規制は、通常の年末行事にも影響する。開催場所や参加方法が以前と同じようにはいかなくなったのである。
週刊文春などの報道でも、山口組が警戒区域外の傘下組織の施設を利用して恒例行事を開催してきた背景が取り上げられている。
したがって、瀬戸市での開催を単純に地理的な好みだけで説明することはできない。警察の規制や組織の活動環境が関係している。
【警察の警戒態勢】餅つき大会の周辺で何が起きていたのか
複数の県警と警視庁が情報収集
2025年12月28日の餅つき大会では、会場内部の行事とは対照的に、周辺で厳しい警戒が行われていた。
FRIDAYの現場取材によると、愛知県警をはじめ、静岡県警、新潟県警、警視庁などの捜査員が早朝から会場周辺に集まっていた。
組員の出入りを確認する捜査員の姿もあり、組長や最高幹部の到着時には警戒する側の動きも活発になったと報じられている。
ただし、2025年大会について、警察が公式に発表した警備人数は確認できない。過去の大会で報じられた警察官の人数を、そのまま2025年の数字として扱うことはできない。
なぜ恒例行事にも警察が警戒するのか
理由は、六代目山口組が分裂抗争をめぐって特定抗争指定暴力団に指定されてきた経緯にある。
2015年8月末、六代目山口組から一部の直系組長らが離脱し、神戸山口組を結成した。その後、双方の関係は悪化し、銃器を使用した事件などを含む対立抗争が各地で発生した。
警察庁の公表資料によれば、2020年には六代目山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団等に指定された。その後、池田組や絆會との対立をめぐっても指定が適用された。
警察にとって、幹部や構成員が大人数で集まる行事は、組織の動向や人事、関係性などを把握する機会にもなる。
また、対立する組織との偶発的な接触や事件を防ぐことも警戒の目的だ。地域住民の安全確保という観点からも、警察の対応には大きな意味がある。
【分裂抗争から2026年へ】六代目山口組の現在と最新動向
2015年から続く分裂抗争の経緯
六代目山口組の現在を理解するには、2015年に始まった分裂の経緯を押さえる必要がある。
分裂の背景には、組織運営や人事、上納金などをめぐる内部対立があった。2015年8月末に離脱した直系組長らが神戸山口組を結成し、国内最大級の暴力団組織を二分する事態となった。
その後、2017年には神戸山口組から一部の勢力が離脱して任侠山口組を結成。2020年には絆會へ名称を変更した。
加えて、池田組も神戸山口組から離脱し、独立した指定暴力団として活動するようになった。
警察庁の資料や警察当局の発表では、これらの組織間で対立抗争が続き、暴力団対策法に基づく特定抗争指定などの措置が取られてきたことが確認できる。
2025年4月の抗争終結宣言と幹部人事
2025年4月7日、六代目山口組の幹部らが兵庫県警を訪れ、抗争を終結させる意向を書面で伝えた。
ただし、これは六代目山口組側からの一方的な意思表示だった。神戸山口組など対立組織側が同じ内容の終結意思を示したわけではなく、警察も当初から全面的な抗争終結として認めたわけではない。
同年4月18日には、組織のナンバー2にあたる若頭が交代。髙山清司氏が相談役に就き、竹内照明氏が新たな若頭に就任した。
抗争終結の意思表示と幹部人事が近い時期に行われたことから、組織の運営体制を再編する動きとして注目された。
2026年は特定抗争指定の一部解除が進む
2026年には、対立組織との関係をめぐる法的な状況にも変化が生じた。
最初に、六代目山口組と池田組との特定抗争指定は、2026年9月8日に解除された。約2年間にわたって抗争とみられる事件が発生していないことや、2025年4月の宣誓書提出後の状況などを踏まえた判断だった。
続いて、六代目山口組と絆會との特定抗争指定も、2026年9月21日をもって解除された。
しかし、ここで重要なのは、すべての対立が解消されたわけではないという点だ。
六代目山口組と神戸山口組については、2026年10月5日に指定期限の3カ月延長が公示された。期限は2027年1月6日までとなっている。
兵庫県警などは、両組織の対立抗争が終結したとは認められないとの判断を示している。つまり、2026年は一部の対立関係で規制が解除された一方、分裂の中心となった神戸山口組との関係では警戒が継続している。
六代目山口組の組織規模はどうなっている?
警察関係の2026年公表資料に掲載された2025年末時点の勢力統計では、六代目山口組の構成員は約3,100人、準構成員等は約3,200人で、合計約6,300人とされている。
暴力団全体の構成員・準構成員等が約17,600人であることを考えると、依然として国内最大級の勢力を持つ組織であることが分かる。
ただし、構成員数の減少や特定抗争指定の一部解除は、組織が社会的に合法化されたことを意味しない。指定暴力団としての法的な位置づけや、神戸山口組との対立をめぐる警察の対応は引き続き重要な論点となっている。
2026年11月現在、注目すべきなのは、竹内若頭体制の定着、司忍組長の今後の人事判断、そして神戸山口組との関係がどう変化するかという3点だ。
【プロの結論】2025年の餅つき大会から読み解く山口組の実態
2025年12月28日の餅つき大会は、六代目山口組の組織運営と2026年の動向を考えるうえで、複数の意味を持つ出来事だった。
第一に、100人以上、報道によっては200人超という参加規模と、約700キロのもち米を準備したという報道は、組織内の恒例行事が依然として大規模に行われていることを示している。
第二に、司忍組長、髙山清司相談役、竹内照明若頭が同じ場に姿を見せたことは、組織の指導部が一堂に会する機会としての重要性を示している。特に2025年4月の若頭交代後、竹内氏が新体制の中心を担っている点は見逃せない。
第三に、餅つき大会の開催そのものと、分裂抗争の終結は別の問題である。2026年に池田組と絆會との指定が解除された一方、神戸山口組との特定抗争指定は継続している。恒例行事が盛大に行われたからといって、対立関係がすべて解消されたと判断することはできない。
読者が今後の報道を見極める際には、次の3点を区別することが大切だ。
- 組織行事の規模:参加人数や餅米の量は、取材媒体ごとの集計方法や情報源を比較する。
- 幹部人事:若頭への就任や相談役への変更と、正式な組長継承を混同しない。
- 抗争の終結:組織側の宣誓書と、公安委員会による特定抗争指定の解除は別の手続きとして捉える。
山口組の餅つき大会は、単なる年末の風物詩としてではなく、組織の内部状況や警察との関係、分裂抗争後の変化を読み解く材料として見る必要がある。
【山口組の餅つきに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2025年の山口組餅つき大会はいつ開催されましたか?
A1:2025年12月28日の日曜日です。愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家で開催され、午前8時ごろから餅つきが始まったと報じられています。
Q2:山口組の餅つき大会の開催場所はどこですか?
A2:愛知県瀬戸市にある六代目山口組直系組織、十代目瀬戸一家の本部施設です。
Q3:餅つき大会には何人が参加しましたか?
A3:アサヒ芸能やFRIDAYは100人以上、Smart FLASHは200人超と報じています。集計条件の違いも考えられるため、確定した公式人数として扱うことはできません。
Q4:もち米は本当に700キロ用意されたのですか?
A4:アサヒ芸能の2026年1月の続報では、約700キロのもち米が用意されたと報じられています。主催者による公式発表ではなく、報道に基づく数字です。
Q5:司忍組長や髙山清司相談役、竹内照明若頭も参加しましたか?
A5:はい。各社の報道で3人の参加が伝えられています。司組長は鏡開きや餅つきにも参加し、正午過ぎに会場を後にしたとFRIDAYが報じています。
Q6:なぜ餅つき大会に警察が集まるのですか?
A6:六代目山口組が分裂抗争をめぐって特定抗争指定暴力団に指定されてきたためです。幹部や組員の動向を把握するとともに、対立組織とのトラブルを防ぎ、地域住民の安全を確保する目的があります。
Q7:2026年現在、山口組の分裂抗争は終わっていますか?
A7:全面的に終結したとはいえません。池田組との特定抗争指定は2026年9月8日、絆會との指定は9月21日に解除されましたが、神戸山口組との指定は2027年1月6日まで延長されています。
Q8:竹内照明若頭が七代目組長になることは決まっていますか?
A8:2026年11月現在、正式な継承決定は公表されていません。将来の組長候補として名前が挙がることはありますが、報道上の観測と確定した人事は区別する必要があります。
まとめ:山口組の餅つき大会と2026年以降の注目点
六代目山口組の2025年餅つき大会は、12月28日に愛知県瀬戸市の十代目瀬戸一家で開催された。参加人数は100人以上から200人超まで報道に違いがあるものの、約700キロのもち米を用意したと伝えられるなど、大規模な恒例行事だった。
司忍組長、髙山清司相談役、竹内照明若頭らが参加したことも、2025年の幹部人事を踏まえると注目に値する。
そして2026年は、分裂抗争をめぐる状況が新たな段階に入った。池田組と絆會との特定抗争指定は解除されたものの、神戸山口組との指定は継続している。
今後は、竹内若頭体制の定着、司忍組長の後継問題、神戸山口組との関係、そして警察による規制の変化が重要な観察ポイントとなる。
餅つき大会の参加人数やもち米の量だけで組織の勢力を判断するのではなく、幹部人事、警察の公式判断、暴力団勢力統計を合わせて見ることが、六代目山口組の現在を正確に理解するための鍵となる。
主な参照報道・公的資料
- アサヒ芸能:2025年12月28日の開催状況、参加人数、約700キロのもち米に関する報道。
- FRIDAY:司忍組長、髙山相談役、竹内若頭の参加状況と現場の警戒態勢。
- Smart FLASH:参加人数200人超、石臼6基、組長の滞在時間に関する報道。
- 警察庁・兵庫県警関連資料:分裂抗争の経緯と特定抗争指定制度。
- 神戸新聞・サンテレビ:2026年の指定解除と神戸山口組との指定延長。
- 2026年公表の警察資料:2025年末時点の暴力団勢力統計。