女子カーリングチーム「フォルティウス」は、2011年に本格的な活動を開始し、日本カーリング選手権で複数回の優勝を果たしてきた北海道・札幌を拠点とする強豪チームです。2014年ソチオリンピックでは5位入賞、2025年には日本選手権を制してミラノ・コルティナオリンピック2026への出場権を獲得。2026年の五輪では8位という結果を残しました。
2026年11月現在は、近江谷杏菜、小野寺佳歩、小林未奈、小谷優奈の4選手を中心とする新体制に移行しています。長年チームを率いた吉村紗也香は2026年6月に現役を引退しましたが、普及・育成や広報などを通じてチームに関わり続けています。北海道銀行とのスポンサー契約終了の経緯や歴代メンバー、2026年最新戦績まで整理すると、フォルティウスがどのように変化し、次の世代へ歩みを進めているのかが見えてきます。
【基本情報】フォルティウスはどんなカーリングチーム?結成から現在まで
フォルティウスは、北海道札幌市を活動拠点とする女子カーリングチームです。チーム名の「FORTIUS」はラテン語で「より強く」という意味を持ち、常に前進し、強くなり続けるという理念が込められています。
チームのロゴには、カーリングストーンの回転するイメージと、結成時のメンバー4人を象徴する四つ葉のクローバーが取り入れられています。グリーン、ブルー、ホワイトの配色は北海道の自然を表現したものです。
2010年の結成と2011年の本格始動
フォルティウスの歴史を理解するうえで押さえておきたいのが、2010年11月と2011年4月という2つの日付です。
2021年10月11日に公表された北海道銀行とチームの共同発表によると、チームは2010年11月、小笠原歩、船山弓枝、吉田知那美の3選手によって結成されました。その後、2011年4月に小野寺佳歩が加入し、4人で本格的な活動を開始しています。
チーム公式サイトのヒストリーでは2011年4月が結成時期として掲載されています。つまり、2010年11月はチームの原型が誕生した時期、2011年4月は現在につながる本格的なチーム活動が始まった時期と整理できます。
北海道を代表する強豪へ成長
結成後のフォルティウスは、国内大会で着実に実績を重ねました。2013年には日本選手権準優勝を果たし、ソチオリンピックの世界最終予選を経て五輪出場権を獲得。2014年のソチオリンピックでは女子日本代表として5位に入っています。
2015年には日本カーリング選手権で初優勝。2021年にも同大会を制し、同年のパシフィックアジアカーリング選手権でも優勝しました。
さらに2025年2月の日本カーリング選手権横浜2025でも優勝。長年にわたってトップレベルを維持してきたことが、フォルティウスの大きな特徴です。
【歴代メンバーとチームの転換点】北海道銀行時代から2026年までの歩み
フォルティウスは、結成以来ずっと同じ選手で戦ってきたチームではありません。中心選手の交代や新加入、スポンサー体制の変更を経験しながら、チームとしての競技基盤を維持してきました。
特に重要なのは、2014年の選手構成の変化と、2021年の北海道銀行との関係終了です。この2つの転換点が、現在のフォルティウスにつながっています。
フォルティウスの歴代メンバーと主な出来事
| 時期 | 主な選手・組織 | 出来事・関係性 |
|---|---|---|
| 2010年11月 | 小笠原歩、船山弓枝、吉田知那美 | 3選手によってチームの原型が結成される。 |
| 2011年4月 | 小野寺佳歩 | 加入により4人体制となり、北海道銀行フォルティウスとして本格始動。 |
| 2014年 | 近江谷杏菜、吉村紗也香 | 新たな中心選手が加わり、ソチ五輪後のチーム編成を形成。 |
| 2015年 | フォルティウス | 日本カーリング選手権で初優勝。 |
| 2021年11月 | 北海道銀行との関係 | スポンサー契約終了。4選手はフォルティウスとして活動を継続。 |
| 2021年12月 | 小林未奈 | 新世代の選手として加入。 |
| 2022年9月 | 小谷優奈 | チームに加入し、新たな選手構成へ。 |
| 2025年2月 | フォルティウス | 日本選手権横浜2025で優勝。 |
| 2026年6月 | 吉村紗也香 | 現役引退を発表。競技者からチームを支える立場へ。 |
| 2026年11月 | 近江谷、小野寺、小林、小谷 | 4選手を中心とする新体制で活動を継続。 |
この変遷から分かるのは、フォルティウスが特定のスター選手だけに依存するチームではないということです。経験豊富な選手がチームの土台を築き、若い選手が加入して競技力を引き継ぐという流れが続いています。
日本選手権の優勝歴とオリンピックの成績
フォルティウスの主要な実績として、公式ヒストリーには以下の記録が掲載されています。
- 2013年:日本カーリング選手権準優勝、ソチ五輪出場権獲得。
- 2014年:ソチオリンピック5位。
- 2015年:日本カーリング選手権初優勝。
- 2019年:GSOC Masters準優勝。
- 2021年:日本カーリング選手権優勝、パシフィックアジア選手権優勝。
- 2025年:日本カーリング選手権横浜2025優勝。
- 2026年:ミラノ・コルティナオリンピック8位。
日本選手権の優勝回数は、チーム公式ヒストリーに掲載された2015年、2021年、2025年の計3回です。
なお、2026年6月に開催された日本カーリング選手権横浜2026では3位でした。2025年の優勝と2026年の結果を混同しないことが大切です。
【2026年最新メンバー】近江谷杏菜・小野寺佳歩・小林未奈・小谷優奈のプロフィール
2026年11月現在、フォルティウス公式サイトのPLAYER欄に掲載されている現役選手は4人です。
ミラノ・コルティナ五輪を経験した選手と、若い世代の選手が共存する構成になっています。それぞれの経歴や得意分野を見ていきます。
近江谷杏菜|バンクーバー五輪を経験したベテラン選手
近江谷杏菜(おおみや・あんな)は1989年10月12日生まれ、北海道北見市常呂町出身です。
小学4年生からカーリングを始め、高校卒業後はチーム青森に加入。2010年バンクーバーオリンピックに出場し、日本代表として8位入賞を経験しました。
2014年からフォルティウスで活動し、2015年と2021年の世界選手権にも出場しています。
公式プロフィールで紹介されている強みは、正確で力強いスイープと多彩なショットです。試合ではストーンの軌道や距離を調整するスイープが重要になるため、こうした技術はチームの安定感を支える要素になります。
また、近江谷は日本カーリング協会の執行役員・国際委員長も務めています。選手としてだけでなく、競技の普及や国際的な活動にも関わる存在です。
小野寺佳歩|ソチ五輪出場と陸上競技の経験を持つ選手
小野寺佳歩(おのでら・かほ)は1991年11月11日生まれ、北海道北見市常呂町出身です。
中学1年生からカーリングを始め、中学2年生で出場した日本選手権では3位に入賞しました。
一方で陸上競技にも取り組み、100メートルハードルと七種競技でインターハイに出場。陸上競技の強豪として知られる中京大学に進学し、カーリングと陸上競技を両立してきた経歴があります。
2014年ソチオリンピックにも出場。公式プロフィールでは、力強いスイープと繊細なソフトウエイトショットを強みとして紹介しています。
2026年のミラノ・コルティナ五輪でも日本代表として8位入賞を経験しました。ソチ大会から12年ぶりの五輪出場となり、長い競技キャリアを持つ選手として新体制を支えています。
小林未奈|ユース五輪銀メダリストの新世代
小林未奈(こばやし・みな)は2002年7月20日生まれ、北海道釧路市出身です。
小学4年生からカーリングを始め、2020年のローザンヌユースオリンピックでは混合団体に出場して銀メダルを獲得。同年の日本ジュニアカーリング選手権でも優勝しました。
2021年12月にフォルティウスへ加入。スポーツトレーナーの資格を持ち、身体に関する専門知識を競技生活に生かしている点も特徴です。
2026年のミラノ・コルティナ五輪では日本代表として8位。若い世代ながら国際大会とオリンピックの経験を積み、今後のチームを担う選手として期待されています。
小谷優奈|ジュニア時代から実績を持つ選手
小谷優奈(こたに・ゆうな)は神奈川県相模原市出身です。
小学4年生のとき、父親に誘われてカーリングを始めました。ジュニア時代には2010年と2011年に日本選手権へ出場し、2018年には日本カーリング選手権で優勝した実績を持っています。
2022年9月にフォルティウスへ加入しました。チームでは近江谷、小野寺、小林とともに活動し、2025年の日本選手権優勝や2026年のオリンピック出場を経験しています。
2025-2026シーズン終了時の本人コメントでは、長く濃いシーズンを振り返り、チーム一丸となって目標に向かうことの大切さを語っています。今後の成長が楽しみな選手の一人です。
吉村紗也香|2026年6月に現役引退、現在はチームを支援
吉村紗也香(よしむら・さやか)は、長年にわたりフォルティウスを率いてきた中心選手です。
小学4年生からカーリングを始め、大学時代には世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。2014年4月、大学卒業と同時にフォルティウスに加入しました。
日本選手権では2015年、2021年、2025年の3度の優勝を経験。2023年には第一子の出産後に競技復帰し、2026年ミラノ・コルティナオリンピックにも出場しました。
その後、2026年6月24日に本人が引退を発表。2025-2026シーズンをもって25年間の競技生活に区切りをつけることを明らかにしました。
引退後もフォルティウスとの関係がなくなったわけではありません。本人の発表によると、今後はカーリングの普及・育成、地域貢献、チームの広報活動などに携わる予定です。
したがって、2026年現在の吉村は現役選手ではなく、チームを支える立場に移行した人物として理解するのが正確です。
【北海道銀行との関係】スポンサー契約終了の理由とその後の変化
フォルティウスを調べる際、検索されることが多いのが「北海道銀行フォルティウス」と現在のフォルティウスの関係です。
かつて北海道銀行のメインスポンサー支援を受けていたチームですが、2021年11月末をもってスポンサー契約が終了しています。ただし、これはチームの解散を意味するものではありません。
2021年11月に北海道銀行との契約が終了
2021年10月11日、北海道銀行とフォルティウスは、同年11月30日をもってスポンサー契約を終了することで合意したと共同発表しました。
その後、北海道銀行は12月1日付で独自の女子カーリング部を設立。フォルティウスに所属していた6選手のうち、船山弓枝、近江谷杏菜、小野寺佳歩、吉村紗也香の4選手はフォルティウスに残りました。
一方、伊藤彩未と田畑百葉はフォルティウスを退団し、新設された北海道銀行女子カーリング部へ移籍しています。
つまり、2021年12月以降は、フォルティウスと北海道銀行女子カーリング部が別々のチームとして活動する体制になりました。
スポンサー契約終了の理由は何だったのか
契約終了について北海道銀行とフォルティウスが公表したのは、今後の活動について協議し、双方が合意したという内容です。
背景として注目されるのは、北海道銀行がミラノ大会以降のオリンピックを見据え、若手中心の女子カーリング部を新設する方針を示していたことです。
当時の小野寺佳歩も、北海道銀行がミラノ大会とその先を見据えた若手中心のチーム体制を目指すことを理解したうえで、非常に悩みながら決断したとコメントしています。
一方、近江谷杏菜は、長年支援してきた北海道銀行への感謝を示しつつ、これまで築いてきたフォルティウスの歴史を引き継ぎ、未来へつなぐ道を選んだと説明しています。
この経緯から読み取れるのは、スポンサー側が新しいチームを育成する方向へ進み、既存チームは独立した形で活動を継続するという、それぞれの将来構想の違いです。
契約終了の理由を、単純な資金難や選手間の対立と結びつける根拠は公表されていません。
2024年にも別のスポンサー契約が終了
スポンサーに関しては、2021年の北海道銀行との契約終了とは別に、2024年8月5日にも発表がありました。
フォルティウスは株式会社ニューズドテックとのスポンサー契約について、2023-2024シーズンをもって終了したと公表しています。契約は2022年から2シーズンにわたるものでした。
こちらについても、公式発表では支援への感謝が述べられているものの、終了の具体的な理由は説明されていません。
2026年には加茂川啓明電機とのトップスポンサー契約が継続され、近江谷、小林、小谷の所属先としての支援も続いています。また、10月30日にはフロンティアジャパンとのオフィシャルサポーター契約締結が発表されました。
現在のフォルティウスは、北海道銀行の単独支援を受けるチームではなく、複数の企業や関係者の協力を得ながら独立して活動するチームです。
【2026年最新戦績】ミラノ五輪・日本選手権・Island Shootoutの結果
2026年はフォルティウスにとって大きな節目となったシーズンです。ミラノ・コルティナオリンピックへの出場、吉村紗也香の引退、そして4選手を中心とする新体制への移行が重なりました。
ミラノ・コルティナオリンピック2026は8位
フォルティウスは2025年9月の日本代表決定戦で代表権を獲得。その後、同年12月の世界最終予選を突破し、2026年2月のミラノ・コルティナオリンピックに出場しました。
女子カーリングの日本代表として臨んだ一次リーグは、2勝7敗で8位という結果でした。
大会中には優勝候補のスイスから勝利を挙げる場面もありましたが、その後は苦しい試合が続きました。最終戦では中国を9対6で破り、勝利で大会を締めくくっています。
五輪での結果は、目標としていたメダル獲得には届きませんでした。しかし、ソチオリンピックの5位に続き、長期間にわたって世界の舞台を経験してきたチームとして、新たな国際大会の経験を積んだことは確かです。
2026年6月の日本カーリング選手権は3位
2026年6月7日から14日にかけて横浜BUNTAIで開催された日本カーリング選手権横浜2026では、フォルティウスは3位に入りました。
一次予選を3勝1敗で通過し、二次予選も3位で突破。プレーオフへ進出しました。
準々決勝では中部電力に勝利したものの、準決勝で北海道銀行に敗れ、最終順位は3位となりました。
2025年大会の優勝チームとして連覇を目指していたため、選手たちにとっては悔しさの残る結果でした。公式発表でも、目標としていた優勝には届かなかったものの、大会で得た経験を今後の成長につなげる姿勢が示されています。
2026-2027シーズンの国内外戦績
2026年8月から始まった新シーズンでは、国内大会に加えてカナダ遠征にも取り組んでいます。
- 8月20日〜23日:どうぎんカーリングクラシック2026・4位。
- 9月3日〜6日:アドヴィックスカップ2026・3位。
- 9月17日〜20日:軽井沢国際カーリング選手権大会2026・予選敗退。
- 10月8日〜11日:Autumn Gold Curling Classic・予選敗退。
- 10月15日〜18日:Island Shootout・ベスト4。
Island Shootout 2026でベスト4
2026年10月15日から18日まで、カナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアで開催されたIsland Shootoutでは、フォルティウスはベスト4に進出しました。
海外チームとの対戦が続く中、予選で勝利を重ね、準決勝進出を果たしたことは、新体制にとって重要な経験となりました。
同大会では日本の中部電力が女子の部で優勝しており、日本勢の存在感も示されました。
10月末のWestern Showdownと11月の予定
10月29日から11月1日までカナダのスイフトカレントで開催されたRBC Dominion Securities Western Showdownにも出場しました。
CurlingZoneの大会記録では、小林未奈を中心とするフォルティウスは予選でグレイウィザーズに5対6で敗れた後、C予選の通過決定戦で上野美優に5対7で敗れています。ベスト4だったIsland Shootoutに続く上位進出とはならず、今後に向けた課題が残る結果でした。
加えて、2026年11月3日から8日には、カナダのメディシンハットで開催されるGSOC Mastersへの出場が予定されています。世界のトップチームが集まる大会で、新体制がどこまで競争力を発揮できるかが注目されます。
【活動拠点】どうぎんカーリングスタジアムとフォルティウスの競技環境
フォルティウスの活動拠点として公式サイトに掲載されているのが、北海道札幌市豊平区にある「どうぎんカーリングスタジアム」です。
所在地は札幌市豊平区月寒東1条9丁目。札幌市内にあるカーリング施設で、チームの国内大会の舞台としても知られています。
どうぎんカーリングスタジアムが重要な理由
カーリングは、氷の状態によってストーンの滑り方や曲がり方が変わる競技です。選手は試合前後のアイスの状態を読み、ショットの強さや角度、スイープのタイミングを調整します。
そのため、日常的に練習できる拠点を持つことは、競技力を維持するうえで重要です。
フォルティウスは、どうぎんカーリングクラシックなど札幌で開催される大会にも出場しています。2026年8月の同大会では4位という結果でした。
北海道には常呂町をはじめ、カーリング文化が根付いた地域があります。北見市常呂町出身の近江谷や小野寺が所属していることも、北海道のカーリング競技とのつながりを感じさせます。
独立したチーム運営とスポンサーの役割
北海道銀行とのスポンサー契約終了後、フォルティウスは株式会社PASSPORTが運営するチームとして活動しています。
トップスポンサーやオフィシャルスポンサー、サポーター企業などの支援は、遠征費や競技活動を維持するための重要な基盤です。カーリングは国内大会だけでなく、海外ツアーへの参加にも費用や準備が必要となるため、企業との継続的な関係が競技環境を支えています。
2026年の加茂川啓明電機との契約継続やフロンティアジャパンとの新規契約は、独立後のチーム運営が継続していることを示す動きです。
【プロの結論】2026年のフォルティウスを評価する3つのポイント
2026年のフォルティウスを理解するうえでは、単純に大会順位だけを見るのではなく、チームの世代交代、国際経験、運営基盤という3つの観点から評価する必要があります。
1. ベテランの経験と若手の成長が両立するか
近江谷杏菜と小野寺佳歩は、ソチやバンクーバーなど過去のオリンピックを経験してきた選手です。一方、小林未奈はユースオリンピックの銀メダリスト、小谷優奈もジュニア時代から国内大会で実績を積んできました。
この組み合わせは、経験に基づく試合運びと、新しい世代の競技力を融合させる可能性を持っています。
吉村紗也香の引退によってチームの構成は変わりましたが、彼女が競技者として培ってきた経験を、普及・育成やチーム支援の立場から引き継げることも大切です。
2. オリンピック後の成績をどう立て直すか
ミラノ・コルティナ五輪では8位、日本選手権横浜2026では3位という結果でした。2025年の日本選手権優勝と比較すると、タイトル獲得という点では厳しいシーズンになっています。
一方で、2026年秋のIsland Shootoutではベスト4に進出しています。海外大会で競争力を示せていることは、今後の成長を考えるうえで前向きな材料です。
今後は、ショットの成功率だけでなく、試合終盤の判断力、複数大会を戦い抜くコンディション管理、選手間の連携が重要になります。
3. 独立チームとしての運営を安定させられるか
北海道銀行との契約終了は、フォルティウスにとって大きな転換点でした。しかし、チームは解散することなく活動を続け、2025年には日本選手権を制し、2026年にはオリンピック出場を実現しています。
現在は複数のスポンサーや支援企業との関係を築き、海外遠征にも継続して参加しています。
このような競技面と運営面の両立こそ、フォルティウスが長期間にわたって活動を続けてきた理由を考えるうえで要点です。
フォルティウスを応援するなら、優勝回数や五輪順位だけでなく、4選手の連携、新体制での大会成績、スポンサー支援の継続性にも注目すると、チームの現在地がより明確になります。
【フォルティウスカーリング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:フォルティウスの2026年最新メンバーは誰ですか?
A1:公式サイトの現役選手一覧では、近江谷杏菜、小野寺佳歩、小林未奈、小谷優奈の4人です。船山弓枝はコーチを務め、吉村紗也香は現役引退後、普及・育成や広報などの活動に携わっています。
Q2:フォルティウスは日本カーリング選手権で何回優勝していますか?
A2:チーム公式ヒストリーに掲載されている優勝は2015年、2021年、2025年の3回です。2026年6月の横浜大会では3位でした。
Q3:吉村紗也香は引退したのですか?
A3:はい。2026年6月24日に本人が現役引退を発表しました。2025-2026シーズンをもって競技生活に区切りをつけ、今後はカーリングの普及・育成、地域貢献、チーム広報などを担当する予定です。
Q4:北海道銀行フォルティウスと現在のフォルティウスは同じチームですか?
A4:チームの歴史はつながっていますが、2021年11月30日に北海道銀行とのスポンサー契約が終了しました。以降、フォルティウスは独立して活動し、北海道銀行は別の女子カーリング部を運営しています。
Q5:フォルティウスの2026年最新戦績はどうなっていますか?
A5:2026-2027シーズンは、どうぎんカーリングクラシック4位、アドヴィックスカップ3位、軽井沢国際予選敗退、Autumn Gold予選敗退、Island Shootoutベスト4です。10月末のWestern Showdownでは予選敗退となりました。
Q6:フォルティウスの活動拠点はどこですか?
A6:北海道札幌市豊平区のどうぎんカーリングスタジアムが公式サイトに掲載されている活動拠点です。
まとめ:フォルティウスは新体制で次のオリンピックを目指す
フォルティウスは2011年4月の本格始動以来、日本選手権優勝3回、ソチオリンピック5位、ミラノ・コルティナオリンピック8位という実績を積み重ねてきました。
北海道銀行とのスポンサー契約終了という大きな転換を乗り越え、独立したチームとして活動を継続。2025年には日本選手権優勝を果たし、2026年には再びオリンピックの舞台に立ちました。
そして2026年6月、長年チームを率いた吉村紗也香が現役を引退。現在は近江谷杏菜、小野寺佳歩、小林未奈、小谷優奈の4選手を中心とする新しい体制がスタートしています。
2026年秋のIsland Shootoutベスト4は、新体制の可能性を示す結果の一つです。今後の焦点は、国際大会での安定した成績と国内タイトルの奪還、そして次のオリンピックへ向けたチームづくりにあります。
フォルティウスの魅力は、過去の実績だけではありません。選手が入れ替わってもチームの歴史を受け継ぎ、北海道を拠点に世界へ挑戦し続ける姿勢にあります。2026年以降の新しいフォルティウスが、どのような強さを築いていくのか注目したいところです。
主な確認資料: フォルティウス公式サイトの選手紹介・チームヒストリー・大会戦績・2026年発表資料、北海道銀行の2021年共同発表、JOCのオリンピック記録、CurlingZoneの海外大会記録。