関屋記念の過去の結果を振り返ると、2026年はアンパドゥが優勝し、2025年にはカナテープがレコードタイムで勝利するなど、新潟芝1600mならではの見応えあるレースが続いています。歴代優勝馬にはトゥードジボン、アヴェラーレ、ウインカーネリアン、ロータスランドなど、実力派のマイラーが名を連ねています。
過去10年のデータでは、1番人気の複勝率80.0%、7枠の複勝率33.3%、5歳馬の複勝率27.4%という特徴が浮かび上がります。一方、逃げ馬の好走率や2025年からのハンデ戦への変更など、単純な過去データだけでは判断できないポイントもあります。2026年の最新結果から歴代優勝馬、人気・枠順・脚質・年齢別の傾向まで詳しく整理します。
【2026年最新】関屋記念の結果はアンパドゥが優勝!
2026年7月26日、新潟競馬場で第61回関屋記念(GⅢ)が開催されました。舞台は芝1600mの外回りコース。3歳以上のオープン馬によるハンデキャップ競走として行われています。
当日は雨が降り、芝の馬場状態は不良。良馬場での高速決着とは異なる条件となりましたが、1番人気のアンパドゥが勝利しました。
2026年の上位入着馬
- 1着:アンパドゥ(牡5・岩田望来騎手)1分32秒4・1番人気
- 2着:クランフォード(牝5・菊沢一樹騎手)1分33秒3・8番人気
- 3着:ファーヴェント(牡5・西塚洸二騎手)1分33秒3・6番人気
アンパドゥは3枠3番から出走。道中は後方寄りの位置で脚をため、直線で末脚を発揮して勝利しました。2着クランフォードには5馬身差をつけています。
注目したいのは、上位3頭の人気構成です。1番人気が勝利した一方、2着には8番人気、3着には6番人気が入りました。軸となる人気馬と中穴馬の組み合わせが成立したレースでした。
なお、JRAの公式成績では2026年の天候は雨、芝は不良と記録されています。良馬場で行われた前年の結果と単純に時計を比較するのではなく、馬場状態も含めて評価する必要があります。
2025年はカナテープがレコード勝ち
2025年7月27日に行われた第60回関屋記念では、R.キング騎手が騎乗したカナテープが優勝しました。
- 1着:カナテープ(牝6・1番人気)1分31秒0
- 2着:オフトレイル(牡4・10番人気)1分31秒0
- 2着:ボンドガール(牝4・2番人気)1分31秒0
オフトレイルとボンドガールが同着2着となった点も、この年の大きな特徴です。カナテープの勝ち時計1分31秒0はレコードタイムでした。
10番人気のオフトレイルが2着に食い込んだことで、上位人気だけでは決まらない関屋記念の難しさも表れています。2025年の公式成績はJRAの記録でも確認できます。
【過去10年の結果】関屋記念の歴代優勝馬一覧
ここでは、最新開催を含む2017~2026年の10開催を対象に、歴代優勝馬を一覧にしました。性齢、騎手、単勝人気、勝ち時計を比較すると、どのようなタイプの馬が勝利してきたのかが分かります。
2017~2026年の優勝馬・勝ち時計
| 開催年 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 人気 | 勝ち時計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年 | アンパドゥ | 牡5 | 岩田望来 | 1番人気 | 1分32秒4 |
| 2025年 | カナテープ | 牝6 | R.キング | 1番人気 | 1分31秒0 |
| 2024年 | トゥードジボン | 牡5 | 松山弘平 | 3番人気 | 1分32秒9 |
| 2023年 | アヴェラーレ | 牝5 | 戸崎圭太 | 4番人気 | 1分32秒1 |
| 2022年 | ウインカーネリアン | 牡5 | 三浦皇成 | 1番人気 | 1分33秒3 |
| 2021年 | ロータスランド | 牝4 | 田辺裕信 | 4番人気 | 1分32秒7 |
| 2020年 | サトノアーサー | 牡6 | 戸崎圭太 | 4番人気 | 1分33秒1 |
| 2019年 | ミッキーグローリー | 牡6 | C.ルメール | 1番人気 | 1分32秒1 |
| 2018年 | プリモシーン | 牝3 | 北村宏司 | 1番人気 | 1分31秒6 |
| 2017年 | マルターズアポジー | 牡5 | 武士沢友治 | 7番人気 | 1分32秒2 |
※2017~2025年の歴代優勝馬データとJRAの各年公式競走成績、2026年のJRA公式結果をもとに整理。
一覧から分かるのは、過去10年の優勝馬がすべて7番人気以内だったことです。1番人気が5勝を挙げている一方、2017年には7番人気のマルターズアポジーが勝利しており、人気薄の勝利も発生しています。
歴代優勝馬から見える特徴
2017年のマルターズアポジーは、武士沢友治騎手とのコンビで逃げ切り勝ちを収めました。7番人気という評価を覆した勝利で、長い直線を持つ新潟でも先行力が武器になることを示しています。
2018年には3歳牝馬プリモシーンが勝利。51kgの斤量を生かして1分31秒6を記録しました。若い馬の成長力と斤量差が結果につながった代表例です。
2019年のミッキーグローリー、2020年のサトノアーサーは、ともに後方から末脚を伸ばして優勝。新潟外回りらしい決め手勝負を印象づけました。
2021年のロータスランドや2023年のアヴェラーレは牝馬の優勝例です。2025年のカナテープも牝馬であり、関屋記念では牝馬の活躍も目立ちます。
一方、2022年のウインカーネリアンと2024年のトゥードジボンは、前方でレースを進めて押し切った勝ち馬です。後方一気だけが勝ちパターンではありません。
JRAの過去の競走成績と10年分の勝ち馬一覧を照らし合わせると、末脚の鋭さだけでなく、展開に応じた位置取りも重要な要素になっています。
【人気・枠順別成績】1番人気の複勝率80%、7枠が好成績
関屋記念の予想で特に参考になるのが、単勝人気と枠順のデータです。2017~2026年の10開催、延べ164頭の出走データを集計した成績を確認します。
人気別成績:1番人気は安定感が高い
- 1番人気:5勝・2着0回・3着3回・着外2回
- 2番人気:0勝・2着2回・3着1回・着外7回
- 3番人気:1勝・2着0回・3着1回・着外8回
- 4~6番人気:3勝・2着4回・3着4回・着外19回
- 7~9番人気:1勝・2着3回・3着0回・着外26回
- 10番人気以下:0勝・2着2回・3着0回・着外72回
最も目を引くのは、1番人気の複勝率80.0%です。10頭中8頭が3着以内に入っており、過去10年では安定した成績を残しています。
ただし、1番人気が必ず勝つわけではありません。勝率は50.0%で、残り半数は勝利を逃しています。単勝で狙う場合と、複勝や連系馬券の軸として考える場合では評価が変わります。
もう一つ注目したいのが4~6番人気です。合計30頭の出走で3勝、2着4回、3着4回を記録しており、複勝率は36.7%。人気上位馬だけでなく、中位人気にも好走馬が分布しています。
対照的に10番人気以下は74頭が出走して3着以内が2回だけです。大穴を中心に組み立てるよりも、上位人気と中位人気を組み合わせる考え方が過去の傾向には合っています。
枠順別成績:7枠の好走が際立つ
- 1枠:1-2-1-13、複勝率23.5%
- 2枠:1-0-1-16、複勝率11.1%
- 3枠:2-0-3-15、複勝率25.0%
- 4枠:0-1-0-19、複勝率5.0%
- 5枠:0-0-2-18、複勝率10.0%
- 6枠:0-3-1-16、複勝率20.0%
- 7枠:5-3-0-16、複勝率33.3%
- 8枠:1-2-1-21、複勝率16.0%
枠順では7枠が5勝、複勝率33.3%と優秀です。10開催で5勝を挙げており、勝ち馬の半数が7枠から出ています。
ただし、ここで注意したいのは「外枠なら何でも有利」という解釈です。8枠の勝利は1回で、複勝率も16.0%。7枠と8枠では成績に差があります。
さらに2026年の優勝馬アンパドゥは3枠、2025年の優勝馬カナテープは7枠でした。内寄りの枠からも勝ち馬が出ているため、枠番だけで馬の能力を判断するのは適切ではありません。
過去10年の数字が示しているのは、7枠の好成績であって、すべての外枠が有利という法則ではありません。
【脚質・年齢別成績】逃げ馬の好走と5歳馬の安定感に注目
新潟芝1600mと聞くと、長い直線を利用した差し・追い込みが有利というイメージを持つ人も多いはずです。しかし、関屋記念の過去10年の実績を見ると、脚質によって異なる特徴が現れています。
脚質別成績:逃げ馬の複勝率は60.0%
2017~2026年の脚質別成績は次のとおりです。
- 逃げ:2-3-1-4、複勝率60.0%
- 先行:2-3-4-28、複勝率24.3%
- 差し:2-4-3-63、複勝率12.5%
- 追込:4-1-1-39、複勝率13.3%
意外なのは、逃げ馬の複勝率が60.0%に達していることです。10頭中6頭が3着以内に入っています。
新潟の長い直線では差し馬が注目されがちですが、逃げ馬が楽に先手を取って自分のペースで走れれば、最後まで粘り込む可能性があります。
また、追込馬は4勝を挙げているものの、複勝率は13.3%。勝つか着外かという結果になりやすい傾向も見られます。
なお、ここでの脚質はレース中の実際の位置取りを基準とする集計です。出走前に登録された脚質だけで判断するものではありません。また、逃げ馬の集計は10頭と少なく、60%という数字をそのまま次走の期待値に置き換えることはできません。
年齢別成績:5歳馬が最も安定
年齢別では5歳馬が中心的な存在です。
- 3歳:1-0-1-8、複勝率20.0%
- 4歳:1-2-2-29、複勝率14.7%
- 5歳:5-7-5-45、複勝率27.4%
- 6歳:3-2-1-24、複勝率20.0%
- 7歳:0-0-0-26
- 8歳:0-0-0-2
5歳馬は62頭の出走で17頭が3着以内に入り、複勝率27.4%を記録しました。勝利数も5回で、年齢別では最多です。
6歳馬も3勝を挙げており、複勝率は20.0%。2025年のカナテープも6歳で優勝しています。年齢を重ねた実績馬にもチャンスがあるレースです。
一方、7歳以上は過去10年で3着以内がありません。ただし、年齢だけで消去するのではなく、近走成績、コース適性、斤量、当日の馬場状態を合わせて判断する必要があります。
【新潟芝1600mの特徴】外回りの長い直線と外枠有利の関係
関屋記念を理解するうえで欠かせないのが、新潟競馬場の芝1600m外回りコースです。
JRAのコース紹介によると、新潟芝外回りの最後の直線は658.7m。JRAの競馬場の芝コースでも最長の直線距離を誇ります。
長い直線が要求するのは持続的な末脚
新潟芝1600mは向正面からスタートし、外回りの3~4コーナーを経て長い直線に入るコースです。序盤から激しい位置争いになるとは限らず、直線に向いてからの瞬発力と持続力が勝負を左右します。
JRAのコース解説でも、前半は比較的ゆったりした流れになりやすく、後半のスピードが速くなる特徴が紹介されています。
そのため、関屋記念で注目したいのは単純な最高速度だけではありません。直線で長く脚を使えるか、加速してから最後までスピードを維持できるかがポイントになります。
外回りコースと外枠は別の話
よくある誤解が「新潟は外回りだから外枠が有利」という考え方です。
外回りという名称はコースの形状を指すもので、必ずしも外側の枠番が有利という意味ではありません。関屋記念の過去10年でも、7枠は好成績ですが、8枠は同じような数字を残していません。
実際の予想では、枠番に加えて次のポイントを確認したいところです。
- スタートから最初のコーナーまでに無理なく位置を取れるか。
- 道中で折り合いをつけられるか。
- 直線で前が開く進路を確保できるか。
- 長い直線で末脚を持続できるか。
- 当日の馬場状態に対応できるか。
2025年からのハンデ戦への変更も重要
関屋記念のデータを比較するときには、競走条件の変更にも注意が必要です。
2024年の関屋記念は別定戦でしたが、2025年からはハンデキャップ競走に変更されています。つまり、過去10年のデータには異なる負担重量の設定方法で行われたレースが混在しています。
ハンデ戦では実績や能力を考慮して各馬の負担重量が設定されるため、斤量差が結果に影響する可能性があります。過去の勝ち馬と同じ年齢・枠番であっても、負担重量が違えば単純な比較はできません。
関屋記念はサマーマイルシリーズの対象重賞でもあります。夏のマイル路線を代表する競走の一つとして位置づけられていますが、シリーズでの実績と当日の勝ち負けは分けて評価することが大切です。
【プロの結論】関屋記念の過去データを2027年以降の予想に生かす方法
過去10年の結果と2026年の最新レースを合わせて考えると、関屋記念では複数の条件を組み合わせて評価が必要です。
注目したい4つの判断基準
1. まずは1番人気と4~6番人気を比較する
1番人気は複勝率80.0%と安定しています。4~6番人気も複勝率36.7%で、勝ち馬を3頭送り出しました。人気上位馬を軸にしながら、中位人気の実力馬を相手に加える考え方が過去の数字に合っています。
2. 7枠は評価しつつ、8枠まで一括りにしない
7枠の複勝率33.3%は注目に値します。しかし、8枠の複勝率は16.0%です。7枠の好成績を根拠に、外枠全体を無条件で高評価するのは避けたいところです。
3. 5歳馬を中心に、6歳馬の実績も確認する
5歳馬は勝利数・複勝率ともに優秀です。6歳馬も3勝を記録しており、年齢だけで評価を下げる必要はありません。近走の上がり3ハロンやマイル戦での実績を合わせて確認しましょう。
4. 逃げ・先行馬の展開利を見落とさない
長い直線があるからといって、後方待機馬だけを重視するのは危険です。逃げ馬の複勝率は60.0%で、先行馬も24.3%を記録しています。逃げ馬の数や同型馬の存在、予想されるペースを確認が必要です。
2025年と2026年の結果から分かること
2025年は良馬場でカナテープがレコード勝ちを収め、10番人気のオフトレイルが同着2着に入りました。2026年は不良馬場でアンパドゥが勝ち、2着には8番人気のクランフォードが入りました。
この2年を比較すると、馬場状態が異なっても人気馬が勝利する一方で、相手には中穴馬が食い込んでいることが分かります。
また、2025年はハンデ戦への変更初年度、2026年もハンデ戦でした。過去の別定戦の結果だけを根拠に、負担重量を軽視することはできません。
最終的には、人気・枠順・年齢・脚質という過去データを出発点にしながら、出走馬の近走内容、斤量、馬場状態を優先して評価することが大切です。
【関屋記念の過去】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:関屋記念の過去10年の優勝馬は誰ですか?
A1:2017年のマルターズアポジーから2026年のアンパドゥまで、10開催の優勝馬は10頭です。2025年はカナテープ、2024年はトゥードジボン、2023年はアヴェラーレ、2022年はウインカーネリアンが勝利しています。
Q2:関屋記念は1番人気が強いレースですか?
A2:はい。2017~2026年の10開催では、1番人気が5勝、3着以内が8回で複勝率80.0%です。ただし、勝率は50.0%なので、必ず勝つわけではありません。
Q3:関屋記念は外枠が有利ですか?
A3:過去10年では7枠が5勝、複勝率33.3%と好成績です。ただし8枠は複勝率16.0%で、外枠全体が一律に有利とはいえません。
Q4:関屋記念で好走しやすい年齢は何歳ですか?
A4:過去10年では5歳馬が5勝、複勝率27.4%で最も優秀です。6歳馬も3勝を挙げています。7歳以上は3着以内の実績がありません。
Q5:関屋記念は差し・追い込み馬が有利ですか?
A5:差し・追込だけが有利というわけではありません。逃げ馬の複勝率は60.0%、先行馬は24.3%です。新潟の長い直線を生かせる末脚に加え、展開や位置取りも重要です。
Q6:2026年の関屋記念の優勝馬と2着・3着馬は誰ですか?
A6:2026年7月26日に開催された第61回関屋記念では、アンパドゥが1分32秒4で優勝しました。2着はクランフォード、3着はファーヴェントです。当日は雨で芝は不良でした。
まとめ:関屋記念の過去10年データは複数の条件を組み合わせて活用する
2026年までの関屋記念を振り返ると、アンパドゥ、カナテープ、トゥードジボン、アヴェラーレなど、個性の異なるマイラーが歴代優勝馬に名を連ねています。
過去10年のデータで特に注目したいのは、次のポイントです。
- 1番人気の複勝率は80.0%。
- 7枠の複勝率は33.3%。
- 5歳馬の複勝率は27.4%。
- 逃げ馬の複勝率は60.0%。
- 2025年から別定戦ではなくハンデ戦に変更。
関屋記念は、新潟芝1600m外回りの658.7mという長い直線を舞台に、瞬発力と持続力が問われる重賞です。ただし、逃げ馬の好走や7枠の突出した成績が示すように、単純なコースイメージだけでは読み切れない面もあります。
今後の予想では、過去10年の人気・枠順・脚質・年齢別成績を基本にしつつ、2025年以降のハンデ戦という条件変更、出走馬の近走内容、当日の馬場状態まで確認が必要です。過去の数字を固定的な法則として扱わず、実際の出走メンバーに当てはめて判断することが、関屋記念を読み解くうえでのポイントになります。
主な参照資料: JRA公式の2026年・2025年競走成績、JRA新潟競馬場コース紹介、UMASCOPEの2017~2026年10開催・164頭の集計データ、各年の競走成績資料。