2026年シーズン終了時点のMLB通算本塁打ランキングでは、バリー・ボンズの762本が歴代1位を維持している。2位はハンク・アーロンの755本、3位はベーブ・ルースの714本。アルバート・プホルス、アレックス・ロドリゲス、ウィリー・メイズらも歴史的な記録を残している。日本人選手では大谷翔平が通算310本でトップに立ち、松井秀喜の175本、イチローの117本を大きく上回る。
MLB公式選手データと2026年10月31日更新の歴代記録を基に、メジャー通算本塁打の歴代トップ選手、トップ100のボーダー、日本人メジャーリーガーの順位を整理する。加えて、レギュラーシーズンとポストシーズンの違いや、時代によって変わる本塁打記録の価値も解説する。
【2026年最新】メジャー通算本塁打ランキング歴代トップ10
2026年シーズン終了時点のMLB通算本塁打ランキング上位10人は以下のとおり。
対象:MLBレギュラーシーズン通算。2026年10月31日時点。
| 順位 | 選手名 | 通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | バリー・ボンズ | 762本 |
| 2位 | ハンク・アーロン | 755本 |
| 3位 | ベーブ・ルース | 714本 |
| 4位 | アルバート・プホルス | 703本 |
| 5位 | アレックス・ロドリゲス | 696本 |
| 6位 | ウィリー・メイズ | 660本 |
| 7位 | ケン・グリフィー・ジュニア | 630本 |
| 8位 | ジム・トーミ | 612本 |
| 9位 | サミー・ソーサ | 609本 |
| 10位 | フランク・ロビンソン | 586本 |
このランキングで最も目を引くのは、上位4人だけが700本の大台を突破している点だ。
5位のアレックス・ロドリゲスも696本を記録しているが、700本には4本届かなかった。600本以上を記録した選手も、野球史全体で見れば非常に限られた存在である。
なお、上位10人に続く選手は次のとおり。
- 11位:マーク・マグワイア(583本)
- 12位:ハーモン・キルブルー(573本)
- 13位:ラファエル・パルメイロ(569本)
- 14位:レジー・ジャクソン(563本)
- 15位:マニー・ラミレス(555本)
- 16位:マイク・シュミット(548本)
- 17位:デビッド・オルティス(541本)
- 18位:ミッキー・マントル(536本)
- 19位:ジミー・フォックス(534本)
- 20位タイ:ウィリー・マッコビー、フランク・トーマス、テッド・ウィリアムズ(521本)
歴代順位を見ると、単に長打力が優れているだけではなく、長期間にわたって一線級の打撃を維持した選手が上位を占めていることが分かる。
【歴代トップ6を比較】762本から660本までの記録と偉業
メジャー通算本塁打の歴代順位を理解するには、数字だけでなく、それぞれの選手がどのような時代に記録を積み重ねたのかを見ることが大切だ。
1位・バリー・ボンズ:762本
バリー・ボンズは、MLBの歴代通算本塁打記録を保持する左打者だ。
2007年8月7日、通算756号を放ち、それまでハンク・アーロンが保持していた755本を更新した。最終的には762本まで記録を伸ばして現役生活を終えている。
さらに特筆すべきなのが、2001年に達成したシーズン73本塁打だ。これは現在もMLBのシーズン最多本塁打記録として残っている。
一方、ボンズの記録には薬物使用をめぐる議論が伴う。BALCO事件などを背景に、記録の評価については野球ファンや関係者の間で意見が分かれてきた。本人は故意のステロイド使用を否定している。
重要なのは、記録上の762本と、その記録に対する評価は別の問題だという点である。
2位・ハンク・アーロン:755本
ハンク・アーロンは、長年にわたってMLBの通算本塁打記録を保持した伝説的な打者だ。
1974年4月8日、ロサンゼルス・ドジャース戦で通算715号を放ち、ベーブ・ルースの714本を抜いた。
この記録更新は、単なる数字の入れ替わりではなかった。
アーロンは記録に迫る過程で人種差別的な脅迫や嫌がらせにも直面した。それでもプレーを続け、最終的に755本まで到達した。
1976年に現役を引退するまで23シーズンにわたり活躍し、通算2297打点という記録も残している。
3位・ベーブ・ルース:714本
ベーブ・ルースは、MLBにおける長距離打者の歴史を語るうえで欠かせない人物だ。
1935年に714本で現役を終え、その記録は約39年間にわたって歴代最多として残った。
1974年にアーロンが715号を放つまで、誰も超えられなかった数字である。
ルースの特徴は、本塁打数だけではない。通算打率.342、長打率.690という圧倒的な打撃成績も残している。
現代とは試合数、球場、投手の起用法などが異なるため、単純な本塁打数だけで選手の優劣を判断することはできない。それでも714本という数字は、野球史に残る象徴的な記録である。
4位・アルバート・プホルス:703本
アルバート・プホルスは、2000年代から2020年代にかけて活躍した代表的な強打者だ。
2022年9月23日、通算700号を達成。MLB史上4人目の700本塁打達成者となった。
最終的な通算記録は703本。長期間にわたり安定した打撃を維持したことが、この数字につながった。
特にセントルイス・カージナルス時代の活躍は印象深く、MLBの近代的な長距離打者を代表する存在である。
5位・アレックス・ロドリゲス:696本
アレックス・ロドリゲスは、遊撃手としてもプレーした強打者であり、通算696本を記録した。
700本には届かなかったものの、歴代5位という順位は非常に高い。
打撃だけでなく、守備位置を含めた総合的な選手としての実績も特徴だ。
6位・ウィリー・メイズ:660本
ウィリー・メイズは660本で歴代6位。
本塁打だけでなく、走攻守のすべてに優れた選手として知られる。通算23シーズンの活躍は、長期的な選手寿命の価値を示している。
通算本塁打ランキングでは6位だが、野球史における総合的な評価は本塁打数だけでは測れない。
【メジャー通算本塁打トップ100】100位の基準は354本
歴代トップ10に入るには600本以上という非常に高い壁がある。しかし、トップ100に入るためにも、相当な実績が必要になる。
2026年10月31日更新の歴代記録では、100位の到達ラインは354本。ルイス・ゴンザレスが354本で100位に位置している。
トップ100に名を連ねる主な現役・近年の選手
歴代100傑には、過去のレジェンドだけでなく、現代のスター選手も含まれている。
| 選手 | 通算本塁打 | 歴代順位 |
|---|---|---|
| マイク・トラウト | 426本 | 53位タイ |
| アーロン・ジャッジ | 386本 | 70位タイ |
| カイル・シュワーバー | 385本 | 72位タイ |
| ノーラン・アレナド | 383本 | 75位タイ |
| フレディ・フリーマン | 383本 | 75位タイ |
特に注目したいのがアーロン・ジャッジとカイル・シュワーバーだ。
2026年シーズンも本塁打を積み重ね、歴代ランキングにおける存在感を高めている。
一方、通算310本の大谷翔平は、現時点ではトップ100に届いていない。
2026年終了時点のトップ100に入る条件
- 354本以上が現在の100位到達ライン。
- 大谷翔平は310本で、あと44本が必要。
- 現役選手の記録はシーズンごとに変化するため、100位の基準も今後上昇する可能性がある。
この354本という数字は、単年の大活躍だけでは簡単に届かない。複数シーズンにわたって本塁打を量産し続ける必要がある。
【大谷翔平のメジャー通算本塁打】310本で歴代何位?
日本の野球ファンにとって、最も関心が高いのが大谷翔平の現在地だろう。
2026年レギュラーシーズン終了時点で、大谷のメジャー通算本塁打は310本となっている。
MLB公式選手データによる2026年の打撃成績は次のとおり。
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 試合数 | |
| 打数 | 523 |
| 打率 | .275 |
| 本塁打 | 30本 |
| 打点 | 81 |
| 盗塁 | 11 |
| OPS | .889 |
2026年レギュラーシーズンの公式選手データ。試合数は省略。
大谷翔平の通算本塁打と歴代順位
大谷の310本は、歴代ランキングではジェイ・ビューナーと同数。Baseball-Referenceの掲載順位を基準にすると、153位タイ相当となる。
上位100人の354本までは44本の差がある。
ここで重要なのは、大谷がまだ現役選手であることだ。
ボンズやアーロンのように現役生活を終えた選手とは異なり、大谷の通算記録は今後も更新される。
大谷の通算記録を整理
| 項目 | 本塁打数 |
|---|---|
| 2026年レギュラーシーズン | 30本 |
| MLBレギュラーシーズン通算 | 310本 |
| MLBポストシーズン通算 | 12本 |
| レギュラーシーズンとポストシーズンの合計 | 322本 |
ポストシーズンの12本を加えると322本になるが、MLBの歴代レギュラーシーズン通算本塁打ランキングでは310本が基準となる。
この違いは、記録を比較するときに見落としやすいポイントだ。
大谷翔平は700本に到達できるのか
現時点の310本から700本に到達するには、さらに390本が必要となる。
歴代4人しか到達していない数字であり、簡単に実現できる目標ではない。
ただし、大谷は2026年終了時点で現役であり、今後のシーズンでも本塁打を積み重ねる可能性がある。
通算本数だけでなく、年間本塁打数、出場試合数、打席数、長期的なコンディションが記録更新の鍵になる。
【日本人メジャーリーガー通算本塁打ランキング】大谷・松井・イチローを比較
日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングでは、大谷翔平が2位以下を大きく引き離している。
2026年シーズン終了時点の主な順位は次のとおり。
| 順位 | 選手 | MLB通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | 大谷翔平 | 310本 |
| 2位 | 松井秀喜 | 175本 |
| 3位 | イチロー | 117本 |
| 4位 | 鈴木誠也 | 113本 |
| 5位 | 城島健司 | 48本 |
大谷翔平:日本人初の200本、300本を突破
大谷は2024年4月21日(日本時間22日)のメッツ戦で、メジャー通算176号を記録した。
この本塁打によって松井秀喜の175本を上回り、日本人選手の通算本塁打記録を更新した。
その後も本塁打を積み重ね、2026年終了時点で310本に到達している。
松井秀喜:日本人初の175本
松井秀喜は2003年から2012年までMLBでプレーし、通算175本塁打を記録した。
ヤンキース時代には中軸打者として活躍し、2009年のワールドシリーズではMVPを獲得。
大谷に更新されるまで、日本人メジャーリーガーの通算本塁打記録を保持していた。
イチロー:117本でも特筆すべき打撃実績
イチローの通算本塁打は117本。
松井や大谷と比べると少ないが、イチローの打撃スタイルは長距離打者とは異なる。
通算3089安打、509盗塁という数字が示すように、安打を積み重ねる能力と走塁技術に優れていた。
本塁打数だけでイチローの打者としての価値を判断するのは適切ではない。
日本人選手の2026年シーズンにも注目
2026年は大谷だけでなく、日本人打者の活躍も見られた。
村上宗隆は35本、岡本和真は33本のシーズン本塁打を記録している。
単年の本塁打数と通算本塁打数は異なる指標だが、今後の日本人メジャーリーガーの歴代順位を考えるうえで注目したい数字だ。
【記録の見方を解説】レギュラーシーズンとポストシーズンは別集計
メジャー通算本塁打を調べるとき、数字がサイトによって異なることがある。
その主な理由は、集計対象やランキングの定義が異なるためだ。
1. レギュラーシーズンの通算本塁打
一般的なMLB歴代通算本塁打ランキングは、レギュラーシーズンの記録を集計する。
バリー・ボンズの762本、ハンク・アーロンの755本、大谷翔平の310本も、この基準で比較する数字だ。
2. ポストシーズンの本塁打
プレーオフやワールドシリーズの本塁打は、レギュラーシーズンとは別に集計される。
大谷翔平の場合、2026年終了時点でポストシーズン通算12本を記録している。
したがって、レギュラーシーズン310本と混同してはいけない。
3. シーズン本塁打ランキングとの違い
2026年のMLBシーズン本塁打ランキングでは、ピート・クロウ=アームストロングとカイル・シュワーバーが45本で並んでトップとなった。
ピート・アロンソは43本で続いている。
一方、大谷は2026年に30本を記録した。
これは2026年の単年成績であり、762本を頂点とする歴代通算ランキングとは別のランキングである。
4. 時代による本塁打環境の違い
もう一つ重要なのが、選手が活躍した時代の違いだ。
ベーブ・ルースの時代とバリー・ボンズの時代では、投手の起用法、球場、用具、トレーニング環境、リーグ構成などが異なる。
現代ではデータ分析や専門的な筋力トレーニングが進み、打者の打球速度や角度に対する意識も変化している。
また、年間試合数や出場機会の違いも通算記録に影響する。
そのため、歴代順位は本塁打数を比較する明確な指標である一方、選手の総合的な能力をそのまま順位付けするものではない。
【プロの結論】メジャー通算本塁打ランキングで本当に見るべきポイント
通算本塁打の数字を正しく理解するには、次の3つの視点が欠かせない。
第一に、通算本塁打は長期的な実績を示す指標である。
1シーズンで50本を打つ能力と、20年以上にわたって本塁打を積み重ねる能力は異なる。ボンズの762本やアーロンの755本は、長期間にわたる打撃力と出場機会の積み重ねを示している。
第二に、シーズン本塁打と通算本塁打を混同しないこと。
2026年の本塁打王争いで45本を記録した選手と、通算762本を記録した選手では、比較している時間軸が違う。
単年の爆発力を評価するならシーズン本塁打、選手の長期的な実績を評価するなら通算本塁打を見るべきだ。
第三に、大谷翔平の310本は日本人選手にとって大きな到達点である。
松井秀喜の175本、イチローの117本を超え、日本人歴代1位となった大谷は、MLB全体でも歴代153位タイ相当まで順位を上げている。
現在の100位ライン354本との差は44本。今後のキャリア次第で歴代順位がどこまで上昇するのかが注目される。
【よくある質問】メジャー通算本塁打に関するFAQ
Q1:メジャー通算本塁打の歴代1位は誰ですか?
A1:バリー・ボンズです。1986年から2007年までの22シーズンで通算762本を記録し、MLB歴代1位となっています。
Q2:ハンク・アーロンの通算本塁打は何本ですか?
A2:755本です。1974年4月8日にベーブ・ルースの714本を超え、長年にわたり歴代1位の記録を保持しました。
Q3:ベーブ・ルースの通算本塁打は何本ですか?
A3:714本です。1935年に現役を終えるまでに記録し、1974年にハンク・アーロンに更新されるまで歴代最多でした。
Q4:大谷翔平のメジャー通算本塁打は何本ですか?
A4:2026年レギュラーシーズン終了時点で310本です。日本人メジャーリーガーでは歴代1位です。
Q5:大谷翔平はMLB歴代何位ですか?
A5:310本で153位タイ相当です。Baseball-Referenceの掲載順位を基準とした場合、同じ310本のジェイ・ビューナーと並ぶ位置です。
Q6:メジャー通算本塁打トップ100に入るには何本必要ですか?
A6:2026年シーズン終了時点では354本が100位の基準です。大谷翔平はあと44本でこの数字に到達します。
Q7:ポストシーズンの本塁打も通算記録に含まれますか?
A7:一般的なMLB歴代通算本塁打ランキングには含まれません。レギュラーシーズンとポストシーズンは別々に集計されます。
まとめ:2026年のMLB通算本塁打ランキングと大谷翔平の今後
2026年シーズン終了時点のMLB通算本塁打ランキングは、バリー・ボンズの762本が歴代1位。ハンク・アーロン755本、ベーブ・ルース714本、アルバート・プホルス703本が続く。
上位選手の記録を比較すると、700本という数字がいかに難しい到達点なのかが分かる。
日本人選手では大谷翔平が310本で歴代1位。松井秀喜の175本、イチローの117本を上回り、MLB全体でも153位タイ相当の位置にいる。
今後の注目点は、大谷が通算354本に到達して歴代トップ100入りを果たすかどうかだ。
単年の本塁打数だけでなく、通算記録、出場試合数、長期的な活躍を合わせて見ることで、MLBのホームラン史をより深く理解できる。
762本というボンズの記録に、将来どの選手が迫るのか。そして大谷翔平は日本人選手としてどこまで歴代順位を押し上げるのか。2027年以降のMLBも、通算本塁打という視点から目が離せない。