平嶋夏海さんがバイクに興味を持った原点は、幼少期の家庭環境にある。
父親が大のバイク好きで、小学生の頃からHonda アフリカツインの後部座席に乗せてもらい、タンデムツーリングを楽しんでいた。加えて、埼玉県のオフロードヴィレッジでは、兄弟と一緒に子供用オフロードバイクに乗る経験もしていたという。
つまり、平嶋さんにとってバイクは、大人になってから突然興味を持った趣味ではない。子供の頃から身近にあり、自分で操縦する楽しさも経験していた乗り物だった。
AKB48時代に内緒で教習所へ
高校卒業後、平嶋さんは普通自動二輪免許の取得を目指して教習所に通い始めた。
ところが、当時所属していた事務所に免許取得の希望を伝えると、危険性などを理由に反対されたという。そこで、AKB48の活動と並行しながら、事務所に内緒で教習所に通うことを決めた。
GetNaviの2025年のインタビューによると、教習所の期限ぎりぎりで卒業し、その後、運転免許試験場で手続きをするまで半年以上の期間が空いた。高校卒業直後に通い始めたものの、実際に免許を取得したのは20歳になってからだった。
大型二輪免許を取得したのは25歳頃。こちらにも仕事上の明確な理由があった。
チバテレの番組「週刊バイクTV」でアシスタントMCを務めていた際、共演者やスタッフが大型バイクに乗り換えて感想を話し合っているのに、自分は普通二輪免許しか持っていないため、同じように乗って確かめられなかった。
仕事でさまざまなバイクに触れられる環境を生かしたい。そんな思いが、大型二輪免許取得につながった。
このエピソードは、平嶋さんがバイクを単なるプライベートの趣味にとどめず、仕事にも生かしていくようになった転換点として興味深い。
【モトジムカーナ】父親と一緒に再挑戦した競技への情熱
平嶋夏海さんのバイクライフを一般的なツーリング好きと区別する特徴が、モトジムカーナへの取り組みだ。
モトジムカーナとは、パイロンなどで設定されたコースをオートバイで走り、走行タイムを競う競技。直線の速さだけでなく、低速での旋回、車体のコントロール、ブレーキングなど、総合的なライディング技術が求められる。
始めたきっかけはバイク番組での経験
GetNaviの2025年10月のインタビューでは、平嶋さん自身がモトジムカーナに取り組むようになった経緯を詳しく説明している。
23歳頃、バイク関連の仕事を始めた当初は、撮影現場へのバイクの運搬や移動などを父親に手伝ってもらっていた。本人は、その状況に対して自分はまだ十分なバイク乗りではないと感じ、もっと自分でバイクを扱えるようになりたいと思ったという。
加えて、番組でさまざまなバイクに乗る機会があっても、自分の技術が足りず、思うように扱えないことが悔しかった。もっと上手になりたいという気持ちが、競技への挑戦につながった。
父親も約10年ぶりに競技へ復帰
実は父親も、以前からモトジムカーナに取り組んでいたライダーだった。
仕事や子育てのために約10年間競技から離れていたが、娘が本格的に取り組みたいと考えたことをきっかけに、一緒に復帰したという。
平嶋さんにとって父親は、単にバイクを買ってくれる存在ではない。練習会に同行し、走り方を教え、カスタムやメンテナンスを支えてくれる指導者でもある。
GetNaviのインタビューでは、練習を通じてタイムが0.1秒でも縮まったときの達成感や、同じ走りを再現する難しさについても語っている。コースが毎回変わるため、新しい発見があることも競技を続ける魅力だ。
また、コロナ禍で仕事やイベントが減少した時期には、練習会に頻繁に参加して技術を磨いていた。
この経験から見えてくるのは、平嶋さんのライディング技術が、テレビやYouTubeで見せるためだけに身につけられたものではないということ。実際に練習を重ね、自分の弱点と向き合ってきた結果なのである。
4台を用途別に乗り分けるバイクライフ
2025年のインタビューで紹介された乗り分けも、競技への姿勢とつながっている。
遠出にはモト・グッツィ、モトジムカーナにはVTR250、都内の移動にはハンターカブを使用。VRX400は車検が切れた状態で、当時は休ませていた。
ツーリングについては北関東方面を訪れることが多く、秩父や千葉県の外房などもお気に入りのエリアとして挙げている。
また、YouTubeを始めたことがソロツーリングの楽しさを知るきっかけになったという。帰りたいときに帰り、休みたいときに休める自由さが、ソロツーリングの魅力だと話している。
一方で、誰かと一緒に走る楽しさも大切にしており、ソロとグループの両方を楽しんでいる。
バイクに乗る目的が一つではないからこそ、複数の車両を持つ意味が生まれているのだ。
【2026年最新】JAPAN RIDERSアンバサダー就任と現在の活動
2026年の平嶋夏海さんの活動で大きなトピックとなったのが、日本二輪車普及安全協会が展開する「JAPAN RIDERS」のアンバサダー就任だ。
日本二輪車普及安全協会は2026年2月3日付の公式発表で、平嶋さんが同年の新アンバサダーに就任したことを公表した。今後、モーターサイクルショーやJAPAN RIDERS CAFEなどのイベントに出演し、バイクの安全・安心・快適さ、そして楽しさを発信していくとしている。
2026年の主な活動と転換点
2026年3月の東京モーターサイクルショーでは、JAPAN RIDERSアンバサダーとしてオープニングステージに登場。イベントの見どころやバイク体験企画を紹介した。
さらに5月31日には、神奈川県の七里ヶ浜海岸駐車場で開催された「セーフティライドフェス2026」に参加。神奈川県警の交通安全大使にも就任した。
この活動は、2月のJAPAN RIDERSアンバサダー就任とは別の役割である。バイクの楽しさを広める活動に加え、警察と連携した二輪車事故防止の啓発にも携わるようになった。
8月19日の「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY 2026」でも、アンバサダーとしてトークショーなどに出演。趣味としてバイクを楽しむ立場から、安全な交通環境づくりを呼びかける立場へと活動の幅を広げている。
神奈川県警の安全講話に関する報告では、法定速度を守るだけで事故を防げるわけではなく、自分が事故に巻き込まれないための意識も必要だという考えを伝えている。バイクは四輪車に比べて事故時の身体への危険が大きいことを踏まえ、自分自身と周囲の人を守る運転を呼びかけた。
このような発信は、実際にバイクに乗り、競技やツーリングを経験している平嶋さんだからこそ説得力を持つ。
「はしれ!なっちゃんねる」で伝えるバイクの楽しさ
平嶋さんの活動を支えるもう一つの柱が、YouTubeチャンネル「はしれ!なっちゃんねる」だ。
チャンネルでは、ツーリングや愛車の紹介、バイク関連の企画などを通じて、実際に走るライダーならではの視点を発信している。
2025年のGetNaviの取材では、YouTubeを始めたことがソロツーリングを楽しむきっかけになったと説明している。仕事で走った場所を改めて訪れたり、食べ物を目的に目的地を決めたりと、動画制作が自身のバイクライフにも新しい楽しみを生んでいる。
また、平嶋さんは女性ライダーだけを増やしたいのではなく、バイクに乗る人全体が増えてほしいという考えも示している。カジュアルなデザインでも安全性を備えたライディングウェアがあることや、バイク駐車場の充実、バイク文化の認知向上などにも関心を持っている。
単なるバイク紹介チャンネルではなく、初心者やリターンライダーにもバイクの楽しみ方を伝えるメディアとしての役割がある。2026年のアンバサダー活動とも方向性が一致している。
【よくある誤解】平嶋夏海のバイク情報で確認しておきたいこと
平嶋さんの愛車情報には、取材された時期による違いがある。検索結果だけを見ると、愛車が2台なのか4台なのか分かりにくいが、情報の掲載時期と内容を分けると整理できる。
愛車が2台という情報と4台という情報は矛盾するのか。 2026年の日本二輪車普及安全協会の公式プロフィールにはHonda VTRとモト・グッツィ V7 III Racerが掲載されている。一方、2025年の本人インタビューでは4台を所有していると説明されている。公式プロフィールが2台だけを紹介していることは、残り2台を売却した証拠にはならない。
VRX400は現在も走っているのか。 2025年10月の取材では、車検が切れていて休止中、復帰は未定という説明だった。その後の再始動や売却については、2026年の公式プロフィールからは判断できない。
モト・グッツィは仕事用のバイクなのか。 仕事で試乗したことが購入のきっかけになったのは事実だが、購入後は本人の愛車として長距離ツーリングなどに使われている。仕事の貸与車両という意味ではない。
【平嶋夏海のバイク】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平嶋夏海の愛車は何台ですか?
A1:2025年10月の本人インタビューでは4台です。Honda VTR250、モト・グッツィ V7 III Racer 10th ANNIVERSARY、Honda VRX400、Honda CT125 ハンターカブが紹介されています。2026年の日本二輪車普及安全協会公式プロフィールではVTRとV7 III Racerが掲載されています。
Q2:平嶋夏海がモトジムカーナを始めた理由は何ですか?
A2:バイク関連の仕事でさまざまな車両に乗る中、自分のライディング技術をもっと高めたいと感じたことがきっかけです。もともと競技経験のあった父親も約10年ぶりに復帰し、一緒に練習するようになりました。
Q3:平嶋夏海は2026年現在、どのようなバイク活動をしていますか?
A3:YouTubeチャンネル「はしれ!なっちゃんねる」でバイクの魅力を発信するほか、日本二輪車普及安全協会のJAPAN RIDERSアンバサダーとして活動しています。2026年には神奈川県警の交通安全大使にも就任し、交通安全イベントにも参加しています。
まとめ:平嶋夏海のバイク愛は家族との絆から安全啓発へ
平嶋夏海さんのバイクライフは、父親とのタンデムツーリングから始まり、Honda VTR250でのライディング、モトジムカーナへの挑戦、そしてモト・グッツィ V7 III Racerとの出会いへと広がってきた。
公開されたインタビューから確認できる愛車は4台。それぞれに役割があり、競技用のVTR250、長距離ツーリング用のV7 III Racer、父親から受け継いだVRX400、街乗りや父親とのつながりを感じさせるCT125という構成になっている。
特に印象的なのは、バイクを通じて父親との関係が続いていることだ。GetNaviのインタビューでは、バイクに乗ることが実家に帰るきっかけになり、親子をつなぐ存在になっていると語っている。
2026年はJAPAN RIDERSアンバサダーと神奈川県警の交通安全大使という新たな役割も加わった。これまで自身が楽しみ、学び、技術を磨いてきたバイクの魅力を、今度はより多くのライダーに伝えていく段階に入っている。
平嶋夏海さんの魅力は、単に複数のバイクを所有していることではない。乗る楽しさと技術を磨く努力、家族との思い出、そして安全への意識を一つのバイクライフとして実践しているところにある。今後のYouTubeでの発信やイベント出演、愛車との新しい挑戦にも注目したい。
【プロの結論】 平嶋夏海さんのバイク遍歴から学べるのは、バイク選びに絶対的な正解はないということだ。大切なのは、自分の体格や技量、走行目的に合った一台を選び、適切な整備と練習を続けること。愛車を楽しむことと安全に走ることを両立する姿勢こそ、彼女のバイクライフが多くのライダーに支持される理由である。