2026年のロサンゼルス・ドジャースは、2年連続ワールドシリーズ制覇という実績を背負い、さらなる頂点を目指して春季キャンプに臨んだ。アリゾナ州グレンデールのキャメルバックランチを拠点に、2月21日のカクタスリーグ開幕戦から3月24日のエンゼルスとのフリーウェイシリーズ最終戦まで、全32試合のオープン戦日程を消化した。
日本のファンにとって最大の関心事は、大谷翔平と山本由伸の調整状況だろう。2026年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も重なり、両選手は侍ジャパンでの活動とドジャースでのシーズン準備を並行。大谷は3月18日に実戦での投手復帰を果たし、山本は3月20日のパドレス戦で5回無失点、7奪三振を記録した。チームは春季の対外試合を20勝9敗で終えている。
【ドジャースオープン戦2026】全日程・対戦相手・試合結果一覧
2026年のドジャースは、MLB公式発表によると、11月5日(2025年)に発表された全32試合の春季スケジュールに沿って調整を進めた。
2月21日にアリゾナ州テンピでエンゼルスとの初戦を迎え、翌22日にはパドレス戦、23日には本拠地キャメルバックランチでマリナーズ戦を実施。3月21日のアスレチックス戦でアリゾナでのカクタスリーグを終え、22日から24日には南カリフォルニアでエンゼルスとのフリーウェイシリーズを戦った。
以下は、2026年の全試合の日程と結果を整理した一覧だ。試合結果はドジャースの得点を左側に記載している。
※試合開始時刻は米国西海岸時間(PT)。結果は各試合の最終スコア。
| 日付 | 対戦相手・区分 | 開始時間(PT) | 試合結果 |
|---|---|---|---|
| 2月21日 | @エンゼルス | 12:10 | ○15-2 |
| 2月22日 | @パドレス | 12:10 | ○5-1 |
| 2月23日 | マリナーズ | 12:05 | ○3-0 |
| 2月24日 | ガーディアンズ | 12:05 | ○11-3 |
| 2月25日 | @ダイヤモンドバックス | 12:10 | ○10-7 |
| 2月26日 | ホワイトソックス | 12:05 | ○7-6 |
| 2月27日 | @ジャイアンツ | 12:05 | ●4-12 |
| 2月28日 | カブス(分割編成) | 12:05 | ●2-6 |
| 2月28日 | @レンジャーズ(分割編成) | 12:05 | ●6-7 |
| 3月1日 | エンゼルス | 12:05 | ○4-3 |
| 3月2日 | @ロッキーズ | 12:10 | ○7-5 |
| 3月3日 | @ガーディアンズ | 12:05 | ○5-4 |
| 3月4日 | メキシコ代表(WBC強化試合) | 12:05 | ○7-5 |
| 3月5日 | @レッズ | 12:05 | ●13-14 |
| 3月6日 | ロイヤルズ | 17:05 | ○6-0 |
| 3月7日 | ロッキーズ | 17:05 | ●4-6 |
| 3月8日 | @アスレチックス | 13:05 | ●7-11 |
| 3月9日 | @ブルワーズ | 13:10 | ○4-3 |
| 3月10日 | ダイヤモンドバックス | 13:05 | ○4-1 |
| 3月12日 | レッズ | 18:05 | ○9-5 |
| 3月13日 | @マリナーズ | 18:10 | ○10-7 |
| 3月14日 | @ホワイトソックス | 13:05 | ●2-7 |
| 3月15日 | @カブス(分割編成) | 13:05 | ○14-8 |
| 3月15日 | レンジャーズ(分割編成) | 13:05 | ○5-3 |
| 3月16日 | ブルワーズ | 13:05 | ●9-24 |
| 3月17日 | @ロイヤルズ | 18:05 | ○10-4 |
| 3月18日 | ジャイアンツ | 13:05 | ○5-1 |
| 3月20日 | パドレス | 18:05 | ○4-3 |
| 3月21日 | アスレチックス | 12:05 | △5-5 |
| 3月22日 | @エンゼルス(フリーウェイシリーズ) | 18:07 | ○13-5 |
| 3月23日 | エンゼルス(フリーウェイシリーズ) | 18:10 | △7-7 |
| 3月24日 | エンゼルス(フリーウェイシリーズ) | 17:10 | ●0-3 |
出典:MLB公式2026年春季日程、CBS Sports試合記録、MLB公式スコアボード。
※3月11日と19日は試合のない日。3月4日のメキシコ代表戦はWBC関連の特別なエキシビションゲームで、通常のカクタスリーグ公式戦とは区別される。
2026年の春季成績は20勝9敗
MLB公式のスプリングトレーニング順位表では、ドジャースは20勝9敗、勝率.690、得失点差プラス37を記録した。総得点は210、総失点は173だった。
特筆すべきは、序盤の6連勝だ。2月21日のエンゼルス戦で15対2と大勝すると、パドレス、マリナーズ、ガーディアンズ、ダイヤモンドバックス、ホワイトソックスにも勝利。新シーズンへの期待を高めるスタートとなった。
一方、2月27日から28日にかけてはジャイアンツ、レンジャーズ、カブスに3連敗。3月16日にはブルワーズに9対24で敗れるなど、投手陣の失点が膨らんだ試合もあった。
ただし、オープン戦の勝敗はレギュラーシーズンの順位を直接決めるものではない。若手選手の起用、投手の球数制限、主力の出場時間などが異なるため、勝敗だけで戦力を判断するのは適切ではない。
【ドジャース春季キャンプ】キャメルバックランチの場所と練習日程
2026年のドジャース春季キャンプの舞台となったのが、アリゾナ州グレンデールにあるキャメルバックランチだ。
キャメルバックランチはドジャースとシカゴ・ホワイトソックスが共同で使用する春季キャンプ施設で、カクタスリーグの試合会場としても知られている。
投手・捕手組と全体練習の開始日
MLB.comが2月4日に公開した春季キャンプFAQによると、2026年の主要な日程は次の通りだった。
- 2月13日:投手・捕手組の最初の練習
- 2月17日:チーム全体での最初の練習
- 2月21日:カクタスリーグ初戦
- 2月23日:キャメルバックランチでの本拠地初戦
- 3月21日:アリゾナでの最後のカクタスリーグ戦
練習場は一般公開され、期間中の練習は無料で見学できる日程が設けられた。MLB.comの案内では、2月13日から練習施設が午前9時(アリゾナ現地時間)に開放されると説明されていた。
試合観戦とは異なり、練習見学では選手の打撃練習やキャッチボール、投球練習などを間近で見られる可能性がある。スター選手だけでなく、開幕ロースター入りを目指す若手の動きを追えるのもキャンプの魅力だ。
キャメルバックランチの施設としての特徴
施設にはドジャース側の練習フィールドが6面あり、ドジャースタジアムを再現したフィールドも設けられている。
加えて、球団の歴史を記念するフォトスポット、散策路、オレンジ果樹園、約5エーカーの湖などが整備されている。
MLB公式発表では、2026年の28試合のカクタスリーグ戦のうち15試合が同施設で開催された。そのうち14試合はドジャースがホームチーム、3月14日のホワイトソックス戦は共同使用施設の関係でドジャースがビジターチームとして登録された試合だった。
つまり、キャメルバックランチは単なる練習場ではない。ドジャースのキャンプ、公式戦、WBC関連試合、若手選手の登竜門となるイベントまでが集約される、春季の重要拠点だった。
【WBC関連強化試合】メキシコ代表戦と侍ジャパンの関係
2026年の春季キャンプを語るうえで欠かせないのが、3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。
2026年はドジャースの主力選手が複数の代表チームに参加したため、通常の春季キャンプとは異なる調整スケジュールになった。
3月4日のメキシコ代表戦は7対5で勝利
ドジャースは3月4日、キャメルバックランチでメキシコ代表との特別なエキシビションゲームを実施した。
試合はドジャースが7対5で勝利。12安打を記録し、8回に3点を奪って試合を決めた。
MLB公式スコアによると、メキシコは10安打、ドジャースは12安打。ジャック・ドライヤーが勝利投手となり、ベン・カスパリアスがセーブを記録した。アンディ・パヘスには本塁打も飛び出している。
この試合の位置づけは、通常のリーグ戦とは異なる。WBCを控えた代表チームとMLB球団が実戦形式で対戦し、選手が本番前の調整を行うための試合だった。
ドジャースからWBCに参加した5選手
MLB.comの春季キャンプFAQでは、2026年WBCに参加するドジャース所属選手として5人が紹介されていた。
- 大谷翔平:日本代表
- 山本由伸:日本代表
- 佐々木朗希:日本代表ではなく、所属選手の代表参加リストには含まれないため注意が必要
- キム・ヘソン:韓国代表
- ウィル・スミス:アメリカ代表
- エドウィン・ディアス:プエルトリコ代表
ここで重要なのは、公式に挙げられた5選手が大谷、山本、キム・ヘソン、ウィル・スミス、エドウィン・ディアスであることだ。佐々木朗希はこの参加者リストには含まれていない。
日本代表の大谷と山本は、WBC期間中にドジャースの春季キャンプを離れて侍ジャパンに合流した。
日本代表はベネズエラに敗れて準々決勝で敗退
日本代表は1次ラウンドを突破したものの、2026年3月15日(日本時間)の準々決勝でベネズエラと対戦し、5対8で敗れた。
試合では大谷翔平が初回に先制本塁打を放ち、日本は3回に4点を挙げて一時リード。しかし、ベネズエラが中盤に得点を重ね、逆転勝利を収めた。
この結果、日本代表は大会連覇を逃した。大会は最終的にベネズエラがアメリカを3対2で破り、初優勝を果たしている。
WBC終了後、大谷と山本はドジャースに合流。3月18日には大谷が実戦登板し、山本も3月20日のパドレス戦で最終調整を行った。
代表戦での経験が、ドジャースの開幕準備にどうつながるかは、2026年の春季キャンプを理解する要点だ。
【大谷翔平・山本由伸オープン戦】投打の調整と注目ポイント
2026年のドジャースオープン戦で、日本のファンが最も注目したのは大谷翔平と山本由伸の状態だった。
2人は同じドジャース所属でも、春季キャンプでの調整方法は異なる。大谷は投打二刀流の復帰プロセス、山本は先発投手としての球数と投球内容の仕上げが焦点となった。
大谷翔平は3月18日に実戦登板
大谷はWBCを終えてドジャースに戻り、3月18日のジャイアンツ戦で春季キャンプ初の実戦登板を果たした。
MLB.comの試合記事によると、大谷の投球成績は次の通り。
- 投球回:4回1/3
- 投球数:61球
- 奪三振:4
- 自責点:0
- 最速球速:99.9マイル
- 四球:2
試合はドジャースが5対1で勝利した。
注目されたのは、最速99.9マイルという球速だけではない。4回1/3を無失点に抑え、実戦で長いイニングを投げられたことも大きな収穫だった。
一方で、2つの四球と死球もあり、大谷自身も2ストライクからの打者への対応を改善点として挙げていた。
この初登板では投手としての調整に集中し、打者としての二刀流出場は行っていない。復帰過程において、投手としての実戦感覚を確かめる意味合いが強かった。
オープン戦最終登板では11奪三振
大谷は3月24日のフリーウェイシリーズ最終戦でも登板した。
相手はエンゼルス。試合結果はドジャースが0対3で敗れたものの、大谷個人の投球内容には大きな注目が集まった。
MLB公式の試合記録によると、成績は以下の通り。
- 投球回:4回
- 被安打:4
- 自責点:3
- 奪三振:11
特に目を引くのが11奪三振という数字だ。6者連続三振を奪う場面もあり、三振を取る能力を実戦で示した。
チームは敗れたものの、オープン戦の勝敗と大谷個人の調整状況は分けて評価する必要がある。失点した事実も含めて、開幕前の投球内容を確認することが重要だ。
山本由伸は3月20日のパドレス戦で5回無失点
山本由伸は2月21日のカクタスリーグ開幕戦で先発を務めた。
エンゼルス戦では1回2/3を投げ、3安打、1自責点、3奪三振という内容。30球を投じ、WBC参加前の実戦調整を行った。
その後、WBCでの活動を経てドジャースに戻り、3月20日のパドレス戦に登板した。
ロサンゼルス・タイムズの試合報道によると、山本はこの最終調整登板で次の成績を残した。
- 投球回:5回
- 被安打:3
- 自責点:0
- 奪三振:7
試合はドジャースが4対3で勝利した。
特に評価したいのは、開幕直前の登板で5回を無失点に抑えた点だ。打者17人に対して投球し、走者を背負った状況でも落ち着いた投球を見せた。
MLB.comでは山本が開幕投手を務めることも報じられており、春季キャンプの最終段階で先発の柱としての準備を進めていた。
大谷と山本の調整内容を比較
2人の2026年春季キャンプは、単純な投球成績の比較だけでは全体像を捉えられない。
| 選手 | 注目日 | 主な成績 | 調整の焦点 |
|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | 3月18日 | 4回1/3、無失点、4奪三振 | 投手としての実戦復帰 |
| 大谷翔平 | 3月24日 | 4回、3失点、11奪三振 | 開幕前の投球精度 |
| 山本由伸 | 2月21日 | 1回2/3、1自責点、3奪三振 | WBC前の投球調整 |
| 山本由伸 | 3月20日 | 5回無失点、7奪三振 | 開幕前の先発調整 |
大谷は投手としての復帰段階を実戦で確認し、山本は先発投手としてイニングを重ねながら開幕に向けた状態を整えた。
同じ日本人スターでも、役割と調整の目的が違う。2026年の春季キャンプを振り返る際は、この違いを押さえておきたい。
【フリーウェイシリーズ2026】エンゼルスとの3連戦を総括
アリゾナでのカクタスリーグ終了後、ドジャースはカリフォルニアに戻り、エンゼルスとのフリーウェイシリーズに臨んだ。
この3連戦は3月22日から24日まで開催され、レギュラーシーズン開幕前の最後の実戦機会となった。
3試合の結果
- 3月22日:ドジャース13対5エンゼルス
- 3月23日:ドジャース7対7エンゼルス
- 3月24日:ドジャース0対3エンゼルス
初戦はドジャースが13得点を挙げて快勝。攻撃面では打線の得点力を示した。
2戦目は7対7の引き分け。最終戦は大谷が11奪三振を記録したものの、打線が無得点に終わり、0対3で敗れた。
3試合の結果は1勝1敗1分け。勝ち越しを決める形ではなかったが、主力選手にとっては開幕前の実戦感覚を確認する機会となった。
フリーウェイシリーズの意味
フリーウェイシリーズは、ロサンゼルス地域を本拠地とするドジャースとエンゼルスが対戦する恒例のエキシビションシリーズだ。
2026年は次の会場構成だった。
- 3月22日:エンゼルスタジアム
- 3月23日:ドジャースタジアム
- 3月24日:ドジャースタジアム
両チームのファンが注目する対戦であり、アリゾナでの春季キャンプから本拠地でのシーズン準備へと切り替わる節目でもある。
ただし、オープン戦のエンゼルス戦で勝ち越せなかったことを、そのままレギュラーシーズンの優劣に結び付けるのは早計だ。最終段階では主力選手のコンディション、登板間隔、打席数など、勝敗以外の要素も重視される。
【ドジャースオープン戦のテレビ放送・ネット配信・チケット情報】
日本から試合を追いかけるファンにとって、放送・配信の情報も欠かせない。
2026年の米国内の中継体制では、Spectrum SportsNet LAが春季キャンプの試合中継を担当した。
テレビ放送はSportsNet LAが中心
Spectrum Communicationsが2026年2月17日に発表した公式リリースによると、SportsNet LAはドジャースの春季キャンプ30試合を生中継する予定だった。
対象には、2月21日のエンゼルス戦や3月4日のメキシコ代表戦も含まれていた。
一方、分割編成日に行われた次の2試合はSportsNet LAの中継対象外だった。
- 2月28日:ドジャース対レンジャーズ(ビジター側)
- 3月15日:ドジャース対カブス(ビジター側)
3月15日のカブス戦については、カブス側のMarquee Sports Networkで放送され、MLB.TVでも視聴できる案内が出ていた。
また、3月5日のレッズ戦やフリーウェイシリーズの一部にはESPN系の中継・配信も組まれた。
ネット配信は日本と米国で視聴環境が異なる
米国内ではSportsNet LAの放送に加え、SNLA+というストリーミングサービスも展開されている。
ただし、SNLA+はドジャースのホームテレビ放送地域を対象とするサービスであり、日本から利用するための一般的な配信サービスとは異なる。
日本向けの配信では、SPOTV NOWが2026年のMLBスプリングトレーニングについて、毎日1試合をライブ配信する方針を発表していた。見逃し配信やハイライトも提供対象とされている。
ここで注意したいのは、毎日1試合の配信とドジャースの全試合配信は同じではないことだ。特定の日にドジャース戦が配信されるかどうかは、実際の配信スケジュールで確認する必要がある。
日本のファンが試合を視聴する場合は、次の順序で確認すると分かりやすい。
1. 日本国内のMLB配信サービスで対象試合を確認する。
2. ライブ配信がない場合は見逃し配信・ハイライトの有無を調べる。
3. 米国内の中継情報と日本国内の視聴権利を混同しない。
ドジャースオープン戦チケットはどこで購入する?
2026年の春季キャンプはすでに終了しているため、2026年分のオープン戦チケットは販売対象期間を終えている。
当時の現地観戦では、ドジャース公式のチケット案内やキャメルバックランチの販売窓口が主な確認先だった。
今後、2027年以降の観戦を考えている人は、次の点を確認しておきたい。
- 試合会場がキャメルバックランチなのか、対戦相手の球場なのか
- 分割編成によって同日に複数試合が設定されていないか
- ホームゲームとビジターゲームで販売窓口が異ならないか
- 練習見学と試合観戦の入場条件が異なるか
特に2月28日や3月15日のような分割編成日は、同じ日に2試合が組まれていた。観戦目的の遠征では、会場と開始時刻を取り違えないことが重要だ。
【プロの結論】2026年オープン戦から読み解くドジャースの開幕準備
2026年のドジャース春季キャンプを振り返ると、注目すべき要点は3つある。
1. チームの勝敗より主力の仕上がりを見る
20勝9敗という春季成績は好印象を残した。しかし、オープン戦は若手の競争や投手の調整を目的とする試合でもある。
9対24で敗れたブルワーズ戦のような大差の試合があっても、それだけでシーズンの戦力評価を決めることはできない。
重要なのは、先発投手が予定したイニングを投げられたか、救援投手が役割を果たせたか、主力打者が実戦感覚を取り戻せたかという点だ。
2. WBC参加選手の合流時期が調整の鍵
大谷と山本は侍ジャパンとしてWBCに参加したため、通常の春季キャンプ参加選手とはスケジュールが異なった。
WBCでの登板や打席は実戦経験を積む機会になる一方、ドジャースに戻ってからのコンディション調整も必要になる。
そのため、春季キャンプの成績を評価する際には、単純な出場試合数ではなく、WBCを含めた実戦経験全体を見る必要がある。
3. 若手の競争にも注目する
3月21日には、ドジャースの有望株とホワイトソックスの有望株が対戦するSpring Breakoutもキャメルバックランチで開催された。
これはメジャーリーグの主力選手による通常のオープン戦とは異なり、将来のメジャーリーガーを紹介するための特別なイベントだ。
ドジャースでは、ジョジュー・デ・パウラやザイアー・ホープなど、MLB Pipelineの有望株ランキングでも評価されている若手外野手が注目されていた。
トップチームの勝敗だけでなく、こうした若手の成長も春季キャンプの重要な評価材料となる。
【ドジャースオープン戦2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ドジャースオープン戦2026はいつからいつまで開催された?
A1:2026年2月21日にカクタスリーグが開幕し、3月24日のエンゼルスとのフリーウェイシリーズ最終戦まで開催された。全32試合で、内訳はカクタスリーグ28試合、メキシコ代表との特別試合1試合、フリーウェイシリーズ3試合だった。
Q2:大谷翔平の2026年オープン戦の注目成績は?
A2:3月18日のジャイアンツ戦では4回1/3を無失点、4奪三振、最速99.9マイルを記録した。3月24日のエンゼルス戦では4回を投げ、11奪三振を記録している。
Q3:山本由伸のオープン戦最終登板はいつ?
A3:2026年3月20日のパドレス戦。5回を投げて3安打無失点、7奪三振という内容だった。開幕前の先発投手としての調整を締めくくる登板となった。
Q4:ドジャースのオープン戦は日本からテレビやネットで見られた?
A4:米国内ではSportsNet LAを中心に中継された。日本ではSPOTV NOWなどのMLB配信サービスが選択肢となったが、毎日1試合の配信とドジャースの全試合配信は異なるため、対象試合の確認が必要だった。
Q5:2026年のフリーウェイシリーズの結果は?
A5:3月22日はドジャースが13対5で勝利、23日は7対7の引き分け、24日は0対3で敗れた。3試合の成績は1勝1敗1分けだった。
Q6:キャメルバックランチでの練習は一般のファンも見学できた?
A6:2026年のMLB公式キャンプ案内では、一般向けに無料公開される練習日が設けられていた。試合観戦チケットと練習見学の条件は異なるため、次年度は公式のキャンプ案内を確認したい。
まとめ:ドジャースオープン戦2026は開幕へ向けた重要な調整期間だった
2026年のドジャースオープン戦は、2月21日の開幕から3月24日のフリーウェイシリーズ最終戦まで、全32試合の日程を終えた。
チームは20勝9敗という春季成績を残し、3月4日のメキシコ代表戦では7対5で勝利。エンゼルスとのフリーウェイシリーズでは1勝1敗1分けとなった。
日本のファンにとって特に印象深かったのは、大谷翔平の投手復帰と山本由伸の最終調整だろう。大谷は3月18日の登板で無失点、3月24日には11奪三振を記録。山本は3月20日に5回無失点、7奪三振という好内容で開幕前の実戦登板を終えた。
また、WBC参加による主力選手の離脱と再合流、キャメルバックランチでの若手の競争など、2026年の春季キャンプには例年以上に多くの見どころがあった。
最も重要なのは、オープン戦の勝敗だけでチームの強さを判断しないことだ。 投手の調整段階、主力選手の健康状態、若手の成長、WBC後の合流状況を総合的に見ることで、シーズン開幕に向けたチームの現在地が見えてくる。
2年連続世界一のドジャースが目指すさらなる高み。その挑戦を理解するうえで、2026年の春季キャンプとオープン戦は重要な基準となる記録だった。