志村けんものまねを披露する芸人といえば、現在の代表格として名前が挙がるのがレッツゴーよしまさだ。特に、コントで見せる「バカ殿様」や「変なおじさん」とは異なる、普段の志村けんを再現する「素の志村けん」は、従来のものまねとは一線を画す芸として話題になった。そのほか、清水たぁー、ケント・フリック、コロッケなど、時代や芸風の異なる芸人たちも志村けんのものまねを披露している。
2026年11月現在も、志村けんのものまねはテレビやライブの重要な演目として受け継がれている。10月26日にはレッツゴーよしまさが演歌歌手・市川由紀乃との「レッツゴー昭和歌謡コンサート」に出演し、喜劇仕立てのステージで志村けんやザ・ドリフターズのものまねを披露した。この記事では、歴代のものまね芸人の特徴、似ていると評価される理由、コント中の志村けんと素の志村けんの違い、そして2026年の最新動向を整理する。
【志村けんものまね芸人一覧】現在活躍する代表的な4人は誰?
志村けんのものまねは、一人の芸人だけが独占しているジャンルではない。声の再現を重視するタイプ、顔や表情を大きくデフォルメするタイプ、コントのキャラクターを再現するタイプなど、芸人によってアプローチが異なる。
公開プロフィールやテレビ出演情報から確認できる代表的な人物は、次の4人だ。
1. レッツゴーよしまさ:素の志村けんを再現する実力派
現在、志村けんものまねを語るうえで欠かせない存在が、太田プロダクション所属のレッツゴーよしまさだ。
1989年5月17日生まれ、埼玉県出身。学習院大学を卒業しており、所属事務所のプロフィールでは、レジャー産業の会社員として働いていることも紹介されている。
最大の特徴は、志村けんの定番ギャグや派手なコント衣装に頼らず、普段の話し方や声の雰囲気を再現することだ。
2022年9月放送のフジテレビ系『お笑いオムニバスGP』内の「2億4千万のものまねメドレーGP」で、ザ・ドリフターズのメンバー5人を一人で演じたことが大きな転機となった。
とりわけ、志村けんの普段の姿を再現した場面では、スタジオの出演者から驚きの声が上がった。志村けんと長年コントで共演したアンタッチャブルの柴田英嗣も、その再現力を高く評価している。
また、よしまさの芸は志村けんだけに限らない。太田プロの公式プロフィールには、いかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブーを含むザ・ドリフターズ全員のものまねが掲載されている。
昭和歌謡の歌手ものまねも得意としており、幅広い年代の人物を演じ分けられる点も特徴だ。
2. 清水たぁー:志村けんを中心に幅広い人物を演じる
清水たぁーも、志村けんのものまねを得意とする芸人の一人だ。
ニュースタッフプロダクションの公式プロフィールでは、1985年10月24日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身と紹介されている。ものまねのレパートリーには、出川哲朗、増田貴久、小堺一機、志村けんなどが並ぶ。
加えて、しゃべりものまねではいかりや長介やクロちゃんなど、顔ものまねでは日村勇紀や古田新太なども取り上げている。
清水たぁーの特徴は、特定の一人だけに絞らず、声、顔、話し方を使い分ける幅広い芸風にある。志村けんのものまねも、その多彩なレパートリーの一つとして位置づけられている。
2026年には、所属事務所の出演情報に日本テレビ『モノマネMONSTER』(1月31日放送)やフジテレビ『ネタパレ』(6月18日放送)の出演が掲載されている。現在のものまね番組でも活動を続ける芸人だ。
3. ケント・フリック:1990年前後のものまね番組を彩った外国人タレント
歴代の志村けんものまねを振り返ると、ケント・フリックの名前も外せない。
アメリカ出身のタレントで、声帯模写や効果音の再現を得意とする。機関車やヘリコプターの音、動物の鳴き声など、声を使った表現で知られ、1990年前後のものまね番組では志村けんのものまねも披露していた。
当時の志村けんものまねは、現在の「素の志村けん」とは方向性が異なる。特徴的な声の高さや、コントでの言い回しを切り取って笑いにつなげる芸風が中心だった。
なお、ケント・フリックは2026年現在もFMヨコハマの番組「メラタデマンデー」の担当DJとして公式番組ページに掲載されている。現在の活動を知るうえでは、ものまね芸人としての過去だけでなく、ラジオDJとしての顔も押さえておきたい。
4. コロッケ:誇張と形態模写で魅せるものまね界の大御所
コロッケは、1980年代からものまね界を代表する存在として活躍し、ものまね四天王の一人として知られる芸人だ。
志村けんのものまねも披露しており、顔の表情や身体の動き、独特の雰囲気を大きく表現する芸風が特徴となっている。
コロッケの魅力は、本人に似せるだけでなく、観客が知っている人物の特徴を拡大して笑いに変える技術にある。レッツゴーよしまさが日常の自然な姿に迫るのに対し、コロッケはものまねそのものを一つの笑いの作品として完成させるタイプだ。
2025年には、舞台の製作発表会見で志村けん風のものまねを披露したことが報じられた。また、2026年10月公開の「ふたまん+」のインタビューでは、志村けんとの交流や、ものまねに対する考え方を振り返っている。
【素の志村けんが話題】レッツゴーよしまさのものまねは何が違う?
レッツゴーよしまさが注目された最大の理由は、単に志村けんに似ているからではない。
これまでのものまねで定番だった「アイーン」や「だっふんだ」といったギャグの再現とは異なり、普段の志村けんが人と会話しているときの雰囲気を表現したことに新しさがあった。
コント中の志村けんと普段の志村けんの違い
志村けんには、テレビで演じるキャラクターとしての顔と、共演者やスタッフと接するときの自然な顔がある。
バカ殿様や変なおじさんなどのコントでは、表情や声のトーンを大きく変化させ、分かりやすい笑いを生み出す。一方、普段の会話では、より自然な声の高さや間の取り方、何気ない相づちなどが表れる。
レッツゴーよしまさは、この後者を再現することに力を注いでいる。
日刊ゲンダイの2022年11月の記事では、従来の志村けんものまねはコントで演じる姿を切り取るものが多かったのに対し、よしまさの「素の志村けん」は新しい切り口だったと分析されている。
この違いを整理すると、次のようになる。
- コント中の志村けん:特徴的な高い声、強調された表情、定番ギャグや大きなリアクション。
- 普段の志村けん:自然な声のトーン、会話のテンポ、言葉の選び方、控えめな表情の変化。
- レッツゴーよしまさの表現:後者を中心に、志村けんの自然な存在感を再現する。
志村けんの映像を徹底的に研究した幼少期
よしまさの再現力には、長年にわたる志村けんへの関心が関係している。
テレビ朝日のインタビュー連載「logirl」で本人が語ったところによると、幼少期から父親が持っていたザ・ドリフターズの番組のビデオを繰り返し見て育ったという。
中学生の頃には、志村けんの映像を集め、コントのセリフを書き起こすほど熱中していた。志村けんの出演するCMを録画するために、ものまね番組まで録画していたというエピソードも紹介されている。
つまり、ものまねの技術を身につける前から、志村けんの話し方や動きに触れる時間が長かったのである。
その後、2020年3月に志村けんが亡くなったことをきっかけに、よしまさは初めて本格的に志村けんのものまねを始めた。好きだった人物の新しいコントをもう見られないという思いから、試しに声を吹き込んだことが始まりだったと報じられている。
本人が語ったものまねへの向き合い方
テレビ朝日のインタビューでは、よしまさ自身がものまねのスタイルについて、次のように説明している。
「僕のスタイルは『とりあえずやってみる』なんです。」
この言葉には、よしまさの芸の特徴が表れている。完成形を最初から決めるのではなく、気になった人物の細かな特徴を拾い、繰り返し試すことで再現性を高めていく。
志村けんのものまねも、単純に有名なギャグを覚えた結果ではない。膨大な映像を見てきた経験と、人物の細部を観察する習慣が結びついた芸なのである。
【芸風を徹底比較】レッツゴーよしまさ・清水たぁー・ケント・フリック・コロッケ
志村けんのものまねを比較するとき、単純に「誰が一番似ているか」だけで判断するのは難しい。
再現している時代や場面が異なり、得意とする表現方法も違うためだ。公開プロフィールや過去の出演報道をもとに、それぞれの特徴を整理した。
| 芸人 | 主な芸風 | 志村けんものまねの特徴 | 活動・評価のポイント |
|---|---|---|---|
| レッツゴーよしまさ | 憑依型・会話再現 | 普段の声、話し方、自然な表情 | 2022年のテレビ出演で注目。2026年もライブやテレビで活動 |
| 清水たぁー | 声・顔・しゃべりの多彩なものまね | 志村けんを主要レパートリーの一人として披露 | 2026年もテレビ出演実績あり |
| ケント・フリック | 声帯模写・効果音 | コント中の志村けんなどを表現 | 1990年前後のものまね番組で知られる。現在はラジオDJとして活動 |
| コロッケ | 形態模写・誇張表現 | 顔や表情、動きを使った笑い | ものまね四天王の一人。2026年もものまねについて発信 |
似ていることを重視するならレッツゴーよしまさ
志村けんの普段の姿を知っている人にとって、よしまさの芸は特に印象的だ。
コントの決めゼリフを再現するだけではなく、何気ない会話の声や間合いに注目しているため、志村けんと実際に接したことのある人にも伝わりやすい。
一方、志村けんの代表的なキャラクターやコントの笑いを楽しみたい人には、コロッケやケント・フリックのような従来型の表現にも魅力がある。
幅広いものまねを楽しむなら清水たぁー
清水たぁーは、志村けんだけでなく、多数の芸能人やキャラクターを演じ分ける点に特徴がある。
志村けん単独の再現力を比較するというよりも、複数の人物をどのように切り替えて見せるのかという視点で楽しむと、芸の幅が分かりやすい。
笑いのインパクトを重視するならコロッケ
コロッケは、本人の特徴を誇張し、観客が知っているイメージを笑いに変える技術に長けている。
ものまねを単なる声や顔の再現ではなく、独立したコメディーとして楽しみたい人には、コロッケの表現方法が合っている。
このように、4人は同じ志村けんを題材にしながら、異なる魅力を持っている。優劣を決めるよりも、どの時代の志村けんを、どのような方法で再現しているかに注目することが比較のポイントだ。
【歴代の変遷】志村けんものまねはどう進化してきた?
志村けんのものまねは、テレビのものまね番組の変化とともに表現の幅を広げてきた。
1980年代から1990年代:コントのキャラクターを再現する時代
1980年代から1990年代にかけては、テレビのものまね番組が大きな人気を集めた時期だ。
コロッケをはじめとするものまね四天王が活躍し、フジテレビの『ものまね王座決定戦』や日本テレビの『ものまねバトル』など、各局がものまね番組を展開していた。
2026年10月公開の「ふたまん+」のコロッケインタビューでも、この時代のものまね番組を取り巻く競争や、笑いと再現性のどちらを重視するかという芸人の考え方が振り返られている。
志村けんのものまねも、この時代にはコント中の特徴的な表情や声、ギャグを切り取る表現が広がっていった。ケント・フリックも、そうした時代を彩った人物の一人である。
2020年:志村けんの逝去が新しい表現のきっかけに
2020年3月29日、志村けんは新型コロナウイルス感染症による肺炎のため70歳で亡くなった。
その後、よしまさは志村けんのものまねを始める。本人にとって、志村けんは単なる芸の題材ではなく、幼い頃から映像を見続けてきた憧れの存在だった。
志村けんが亡くなったことで、もう新しいコントを見ることができないという思いが、ものまねを始める直接的なきっかけになったと日刊ゲンダイや日刊スポーツが伝えている。
2022年:レッツゴーよしまさが一気に注目される
2022年9月、フジテレビ系『お笑いオムニバスGP』の企画に出演したよしまさは、ザ・ドリフターズのメンバー5人を一人で再現した。
このとき披露した「素の志村けん」が大きな反響を呼んだ。
同年12月には『ものまね王座決定戦』にも出演。加藤茶と志村けんのものまねを披露し、さらに普段の志村けんの姿を再現して審査員を驚かせた。
スポニチの報道では、審査員の片岡鶴太郎が、その芸に対して強い驚きを示したことも紹介されている。
2023年以降:ものまねの評価と活動領域が拡大
2023年にはテレビ東京の『ものまね芸人がガチで選んだ!いま本当にスゴいものまね芸人ランキング2023』で、よしまさが1位として紹介された。
また、日本テレビの『しゃべくり007』などでも、志村けんのものまねだけでなく、昭和歌謡やザ・ドリフターズへの深い知識が取り上げられた。
2025年にはBSフジが「レッツゴーよしまさ ものまねリサイタル2025」を主催。単独公演を開催するなど、テレビ出演以外の活動も展開している。
2026年:昭和歌謡と喜劇を組み合わせたステージへ
2026年10月26日、東京・北千住のシアター1010で市川由紀乃とレッツゴーよしまさによる「レッツゴー昭和歌謡コンサート」が開催された。
キングレコードの公演レポートによると、2部構成のステージでは、よしまさが志村けん、五木ひろし、東海林太郎、山内惠介、真田ナオキ、近藤真彦、ザ・ドリフターズなどを次々と演じた。
第2部では、市川由紀乃がスナックのママ、よしまさがものまね上手な常連客を演じる喜劇仕立ての演目を披露。志村けんと研ナオコのコントを思わせる場面も盛り込まれた。
これは、志村けんのものまねが単独の再現芸にとどまらず、他の出演者との掛け合いや舞台全体の物語に組み込まれていることを示す動きでもある。
【評判を検証】志村けんものまねで本当に似ていると評価される理由
志村けんのものまねが高く評価される理由は、顔や声が似ていることだけではない。特にレッツゴーよしまさの芸には、実際に志村けんと仕事をした人たちの反応が残されている。
アンタッチャブル柴田英嗣が驚いた再現力
2022年9月の『お笑いオムニバスGP』出演時、よしまさの志村けんものまねを見たアンタッチャブルの柴田英嗣は、再現された話し方について「前室の志村さんに似てる。誇張してない」と驚きを示した。
柴田は生前の志村けんの番組にも出演していた人物だ。そのため、単にテレビで見たキャラクターではなく、収録現場で接した志村けんの雰囲気を思い出したという反応には意味がある。
磯山さやかも絶賛した「素の志村けん」
志村けんと多くのコント番組で共演した磯山さやかも、よしまさのものまねを高く評価した人物の一人だ。
日刊ゲンダイが2022年11月に報じた内容によると、磯山はラジオ番組で「似すぎていて泣いちゃいました」と絶賛した。
長年、志村けんの演技を間近で見ていた人物にとっても、普段の姿を思い起こさせる完成度だったことが分かる。
千鳥・大悟が指摘した声の細かな特徴
2023年1月のテレビ東京系『ぴったりにちようチャップリン』でも、よしまさの志村けんものまねが話題になった。
志村けんと交流のあった千鳥の大悟は、ものまねを見て「めちゃくちゃ似てる」と評価。加えて、志村けんの発音の特徴や、相手によって変わる普段のテンションについても言及した。
この反応からも、似ていると感じさせる要素は、決めゼリフや顔の形だけではないことが分かる。
ものまねの評価を左右する5つのチェックポイント
志村けんものまねを自分で比較する場合は、次の5点に注目すると違いが見えやすい。
- 声質:普段の低めの声と、コントで使う特徴的な声の違いを再現できているか。
- 発音:母音や子音の響き、独特の言葉の区切り方が似ているか。
- 話すテンポ:言葉を発するタイミングや、相手の反応を待つ間が自然か。
- 表情と動き:顔のわずかな変化や、身体の力の抜き方まで表現できているか。
- 人物の雰囲気:特定のギャグを再現するだけでなく、志村けんという人物を感じさせるか。
こうした基準で見ると、レッツゴーよしまさの特徴が理解しやすくなる。コロッケのように誇張によって笑いを生み出す芸も、清水たぁーのように複数の表現技術を使う芸も、別の評価軸で楽しめる。
なお、これらは芸風を比較するための観点であり、芸人全体を対象にした客観的な人気投票や統一ランキングではない。テレビ出演時の評価と、視聴者一人ひとりが感じる似ている度合いは区別して考えたい。
【2026年最新】志村けんものまね芸人の現在と今後の活動
2026年は、志村けんのものまねを披露する芸人たちが、それぞれ異なる分野で活動していることが確認できる。
レッツゴーよしまさ:会社員と芸人の二刀流を継続
太田プロダクションの公式プロフィールでは、よしまさは現在もレジャー産業の会社員として紹介されている。
2024年12月放送の『さんまのお笑い向上委員会』では、ものまねの営業だけでも収入を得られるとしながら、会社員を続ける理由について厚生年金に触れていたことがスポニチで報じられた。
2026年10月26日の市川由紀乃とのコンサートでも、会社員として有給休暇を取得して出演したことがキングレコードのレポートで明らかになっている。
テレビやライブでの活躍が広がっても、会社員としての生活を続けている点は、よしまさの特徴的なキャリア形成だ。
清水たぁー:2026年もテレビ出演を継続
清水たぁーは、ニュースタッフプロダクションの公式プロフィールに志村けんのものまねを掲載している。
2026年1月31日の日本テレビ『モノマネMONSTER』、6月18日のフジテレビ『ネタパレ』への出演も、所属事務所の公式情報で確認できる。
志村けんだけに特化するのではなく、さまざまな人物のものまねを組み合わせて活動するスタイルが続いている。
ケント・フリック:ラジオDJとして現在も活動
ケント・フリックは、FMヨコハマの公式番組ページで「メラタデマンデー」の担当DJとして紹介されている。
1990年前後のものまね番組で知られた人物だが、現在の活動の中心として確認できるのはラジオDJとしての仕事だ。過去の志村けんものまねと現在のラジオ活動は分けて捉える必要がある。
コロッケ:ものまねの歴史を語り継ぐ存在
コロッケは、2026年10月1日に公開された「ふたまん+」のインタビューで、自身のものまね人生やテレビ番組の変遷について語っている。
志村けんとの交流も振り返られており、単に過去のものまねブームを懐かしむだけでなく、芸人としての経験を次の世代に伝える存在としても注目される。
ほかにも志村けんをレパートリーに持つ芸人はいる
志村けんのものまねを披露する芸人は、今回取り上げた4人だけではない。
例えば、ものまねタレントのNASUMIや、お笑いコンビのNOモーション。も、公開しているレパートリーに志村けんを挙げている。
また、ものまね芸人の活動はテレビ番組だけでなく、イベント、ショーレストラン、ライブなどにも広がっている。テレビで見かける機会だけで、芸人の活動状況を判断することはできない。
【志村けんものまねのプロの結論】自分に合う芸風を見分ける方法
志村けんものまねを楽しむうえで大切なのは、「誰が一番似ているか」という一つの基準だけで判断しないことだ。
志村けんという人物には、コントでの強烈なキャラクター性と、普段の自然な人柄という二つの魅力があった。その両面をどう表現するかによって、ものまね芸人の個性も変わる。
素の志村けんを知りたい人
レッツゴーよしまさがおすすめだ。何気ない会話の声や自然な表情を再現する芸は、志村けんの普段の姿を知りたい人に向いている。
昔のものまね番組の笑いを楽しみたい人
コロッケやケント・フリックの芸風に注目したい。誇張した形態模写や声帯模写は、当時のテレビものまね文化を知る手がかりにもなる。
さまざまな人物のものまねを楽しみたい人
清水たぁーのように、志村けん以外にも幅広いレパートリーを持つ芸人がおすすめだ。一人の人物を深く再現する芸とは違う、切り替えの面白さを楽しめる。
逆に、志村けん本人の映像と完全に同じものだけを求める人には、どのものまね芸人も本人とは異なる表現であることを理解しておきたい。
ものまねの価値は、本人との一致率だけでは測れない。観客にどれだけ人物の特徴を伝えられるか、笑いや懐かしさを生み出せるかも大切な評価軸になる。
志村けんものまねに関するよくある質問(FAQ)
Q1:志村けんのものまねが一番似ている芸人は誰ですか?
A1:現在、特に注目されているのはレッツゴーよしまさです。コント中の志村けんではなく、普段の話し方や声を再現する「素の志村けん」が高く評価されています。ただし、コントの誇張表現や顔まねなど、比較するポイントによって評価は変わります。
Q2:レッツゴーよしまさは、なぜ素の志村けんのものまねができるのですか?
A2:幼少期からザ・ドリフターズや志村けんの番組を繰り返し見て育ったためです。中学生の頃には映像を集め、コントのセリフを書き起こすほど研究していました。長年の観察経験が、自然な声や話し方の再現につながっています。
Q3:清水たぁーも志村けんのものまねをしていますか?
A3:はい。ニュースタッフプロダクションの公式プロフィールで、志村けんは主要なものまねレパートリーの一人として掲載されています。出川哲朗や小堺一機など、ほかの人物のものまねも得意としています。
Q4:ケント・フリックは現在も活動していますか?
A4:FMヨコハマの公式番組ページでは、「メラタデマンデー」の担当DJとして紹介されています。かつては声帯模写や効果音の再現を得意とし、志村けんのものまねも披露していました。
Q5:コロッケも志村けんのものまねをしていましたか?
A5:はい。コロッケは志村けんのものまねも披露しています。顔や表情、動きを誇張して笑いにつなげる芸風が特徴で、2025年の会見でも志村けん風のものまねを披露したことが報じられています。
Q6:志村けんのものまねを披露する芸人は2026年も活動していますか?
A6:はい。レッツゴーよしまさは2026年10月26日の昭和歌謡コンサートに出演し、志村けんやザ・ドリフターズのものまねを披露しています。清水たぁーにも2026年のテレビ出演実績があります。
まとめ:志村けんものまねは芸人ごとの個性を比較して楽しもう
志村けんのものまねを披露する芸人には、レッツゴーよしまさ、清水たぁー、ケント・フリック、コロッケなど、異なる時代と芸風を持つ人物がいる。
なかでもレッツゴーよしまさの「素の志村けん」は、コント中のキャラクターを再現する従来のものまねとは違い、普段の話し方や自然な雰囲気に焦点を当てた表現として高い評価を得ている。
一方、清水たぁーは多彩なレパートリー、ケント・フリックは声帯模写、コロッケは誇張を生かした形態模写と、それぞれに独自の魅力がある。
2026年10月のレッツゴーよしまさと市川由紀乃の共演からも分かるように、志村けんのものまねは、単なる懐かしのギャグの再現から、歌謡曲や喜劇を組み合わせた舞台表現へと広がっている。
【プロの結論】志村けんものまねを比較するときは、声の似ている度合いだけでなく、普段の志村けんを再現しているのか、コントのキャラクターを再現しているのか、あるいは誇張によって笑いを生み出しているのかを見極めることが重要だ。
志村けんが残した笑いの魅力は、一つの芸風だけでは表現しきれない。だからこそ、歴代のものまね芸人を見比べることで、本人の芸の奥深さや、世代を超えて愛される理由も改めて感じられる。
主な参照資料
太田プロダクション、ニュースタッフプロダクション、FMヨコハマ、テレビ朝日「logirl」、キングレコード、日刊ゲンダイ、日刊スポーツ、スポニチ、デイリースポーツ、ふたまん+の公開情報を参照しています。