手術を終えた桐谷さんが次に向き合うことになったのが、約半年間にわたる抗がん剤治療です。
大腸がんの抗がん剤治療は半年間の予定
ダイヤモンド・ザイの2026年7月27日のインタビューでは、桐谷さんは当初の治療計画について具体的に説明しています。
予定されていた治療は次のとおりです。
- 3週間を1セットとして治療を実施
- 最初に抗がん剤の点滴を受ける
- その後2週間は飲み薬を服用
- 残りの1週間は休薬
- これを8セット繰り返す
- 全体の治療期間は約6か月
目的は、大腸がんの再発防止です。
本人によると、主治医からも半年間の治療を最後まで続けるよう励まされたとのことです。
当初の計画では7月27日が最初の点滴予定日でした。
桐谷さんが明かした抗がん剤の副作用
2026年10月12日放送の『月曜から夜ふかし 秋の2時間SP』では、桐谷さんが抗がん剤治療中の体調について説明しました。
点滴は3週間に1回で、1回につき2~3時間ほどかかるとのことです。
本人が挙げた主な副作用は次の3つです。
1. 寒気がする
2. 吐き気がする
3. 食欲がなくなる
特に点滴直後は体がつらくなると話していました。
一方、番組内ではスタッフの質問に答え、元気に活動していることも伝えています。
「元気でやってます」
マツコ・デラックスと村上信五も、桐谷さんの食欲や自転車で移動できる様子を見て安堵した反応を見せました。
ただし、テレビで元気そうに見えることと、治療による身体的な負担がないことは別です。抗がん剤の影響は治療のタイミングによって変わるため、本人の発信を時系列で見る必要があります。
前立腺がんには女性ホルモンによる治療
もう一つの要点が前立腺がんの治療です。
10月12日の番組で桐谷さんは、前立腺がんについて、進行を抑えるために女性ホルモンを飲み薬と注射で投与していると説明しました。
この発言から、少なくとも10月時点では、大腸がんの抗がん剤治療と並行して前立腺がんへの薬物治療も進めていたことが分かります。
当初予定していた前立腺がんの手術については、大腸がんの治療を優先する方針に変更されました。
したがって、前立腺がんの手術がすでに完了したと理解するのは正確ではありません。
糖尿病にも変化!インスリン注射を始めた理由
桐谷さんの闘病を複雑にしているのが、以前から治療を続けている糖尿病です。
2026年10月21日、桐谷さんは自身の公式Xで、糖尿病の検査を受けたことを報告しました。
投稿では、抗がん剤治療の影響で血糖値が大幅に上昇するため、従来の糖尿病の飲み薬に加えて、最近はインスリン注射も始めたと説明しています。
加えて、栄養指導を受けながら食事内容にも気を配っていることを明かしました。
この報告から分かるのは、桐谷さんの治療ががんだけに限定されていないということです。
大腸がんの抗がん剤治療、前立腺がんの薬物療法、糖尿病の血糖管理を並行して行う必要があります。複数の病気を抱えるなかで、食事や薬の管理が以前より複雑になっているのです。
【2026年10月29日最新情報】血小板低下で抗がん剤治療が再延期
検索する読者が特に気になるのが、桐谷さんの現在の体調と、抗がん剤治療が延期されたというニュースでしょう。
2026年10月29日、スポニチアネックスが本人の公式Xの投稿を報じました。
今回明らかになったのは、血小板の減少によって抗がん剤の点滴を再び延期したという内容です。
血小板が4万から5万2,000に増加
桐谷さんは10月19日に抗がん剤治療を受けるため病院を訪れました。
しかし、血液検査で血小板の数値が4万まで下がっていたため、その日の点滴は実施できませんでした。
本人は、当時の血小板の基準値について15万~40万と説明しています。
その後、10月28日にも妹や友人と病院へ向かいました。
ところが、血小板は回復していたものの、治療再開に必要な数値には届いていませんでした。
点滴を延期
9日前より1万増加。ただし点滴は再延期
本人が伝えた治療再開の基準
単位はいずれも血小板数/μL。治療再開の数値は本人が医師から説明された条件。
10月29日の投稿内容について、スポニチアネックスは次のように報じています。
「血小板は5.2万 9日前より1万増えましたが、7.5万ないと抗がん剤治療は無理との事」
つまり、数値自体は改善していたものの、主治医が設定した治療再開の基準には達していませんでした。
抗がん剤治療を安全に続けるため、再度延期する判断となったのです。
血小板が減少すると、なぜ抗がん剤を延期するのか?
血小板は、出血したときに血液を固めて止血する働きを担う血液成分です。
血小板が少なくなると、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりするリスクがあります。
国立がん研究センターのがん情報サービスによると、抗がん剤などの薬物療法によって骨髄の働きが低下し、血小板が減少することがあります。
血小板の減少が確認された場合、数値や症状に応じて薬の減量や治療の中断などを検討することもあります。
桐谷さんの場合も、医師が提示した基準値に達していなかったため、点滴を見送ったと考えられます。
なお、7万5,000という数値は本人が説明した治療再開条件であり、すべての抗がん剤治療に共通する基準ではありません。
10月21日の動画では3クール目、体力も維持
もう一つ注目したいのが、10月29日の報告より前に公開された本人のYouTube動画です。
10月21日公開の「金沢と京都で現金使う 講演道中旅」では、抗がん剤治療の3クール目に入っていることを報告しました。
動画の説明では、次のような近況が伝えられています。
- 抗がん剤治療の3クール目に入っている
- 副作用はまだ強く出ていない
- 気力と体力を維持できている
- 金沢や京都への講演旅行にも出かけている
- 講演活動も普段と変わらず続けている
病気を公表した7月から約3か月が経過した10月後半にも、本人が講演活動や外出を続けていたことは、回復状況を考えるうえで重要な情報です。
ただし、10月21日の動画は血小板低下による治療延期が再度報じられる前のものです。
そのため、動画の元気な姿だけを見て、抗がん剤治療が問題なく進んでいると判断することはできません。10月29日の最新報告まで合わせて見る必要があります。
【プロの結論】桐谷さんの病気をめぐる3つの誤解と本当に注目すべき点
桐谷さんの病気に関する情報は、テレビ、ニュース、SNS、本人のYouTubeなど複数の媒体から発信されています。
そのため、一部の情報だけを読むと、治療状況を誤解する可能性があります。
誤解1:ステージ3Cだから遠隔転移している?
これは正確ではありません。
桐谷さんが公表した大腸がんのステージ3Cは、ステージIVとは異なります。
大腸がんのステージIIIはリンパ節転移がある病期であり、他臓器への遠隔転移を伴うステージIVとは区別されます。
本人も7月の動画で遠隔転移がないことを伝えています。
ただし、ステージ3Cも進行した病期であり、手術後の抗がん剤治療が必要とされたことを軽く捉えてはいけません。
誤解2:手術が終わったから、がんは完治した?
これも誤解です。
大腸がんの手術は終了していますが、病理検査でステージ3Cと判明し、再発防止の抗がん剤治療が計画されました。
加えて、前立腺がんについても薬物療法が続いています。
したがって、手術成功とがん治療の完了は別の話です。
誤解3:抗がん剤の延期は治療失敗や病状悪化を意味する?
必ずしもそうではありません。
10月29日の延期は、血小板が医師の設定した基準に届かなかったことによるものです。
抗がん剤治療では副作用や血液検査の数値に応じて、投与日程を変更することがあります。
延期になったという事実だけで、がんが悪化した、あるいは治療が効いていないと判断することはできません。
今後の近況を判断するための3つの基準
桐谷さんの闘病報告を追うなら、次の3点を分けて見ることが大切です。
| 判断基準 | 注目する情報 |
|---|---|
| がんの状態 | 手術後の検査、再発・転移の有無 |
| 治療の進み具合 | 抗がん剤の実施回数、延期、再開 |
| 日常生活の状態 | 食欲、体力、講演活動、外出状況 |
特に重要なのは、本人の活動的な姿と、医学的な治療状況を混同しないことです。
自転車に乗ったり講演に出かけたりできることは、日常生活を送る力が保たれている一つの材料です。しかし、それだけで病気の進行や治療効果を判断することはできません。
桐谷さんの闘病は、がん治療と糖尿病管理を同時に進める難しさを伝える事例でもあります。
【桐谷さんの病気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:桐谷さんは何の病気を患っていますか?
桐谷広人さんは2026年7月27日、前立腺がんと大腸がんを公表しました。また、以前から糖尿病の治療・定期検査も続けています。
Q2:桐谷さんの大腸がんはステージいくつですか?
2026年8月21日公開のダイヤモンド・ザイのインタビューで、本人は大腸がんがステージ3Cだったと明かしています。6月末に手術を受け、約40~60cmの腸を切除しました。
Q3:桐谷さんは抗がん剤治療を受けていますか?
はい。大腸がんの再発防止を目的に抗がん剤治療を受けています。2026年10月時点では3クール目に入っていました。
Q4:2026年10月29日の最新報告では何が起きましたか?
血小板が5万2,000まで回復したものの、医師から説明された治療再開の基準7万5,000に届かず、抗がん剤の点滴が再延期されました。
Q5:桐谷さんの前立腺がんは手術したのでしょうか?
当初は6月29日に手術する予定でしたが、大腸がんが見つかったため大腸がんの治療を優先しました。10月12日の番組では、前立腺がんについて女性ホルモンによる薬物療法と注射を受けていると説明しています。
Q6:桐谷さんは現在も『月曜から夜ふかし』に出演していますか?
2026年10月12日放送の秋の2時間スペシャルに出演し、抗がん剤治療中の近況を報告しました。治療を続けながら講演活動にも取り組んでいることが本人のYouTubeで紹介されています。
まとめ:桐谷さんの病気と今後の回復を見守るために
2026年11月6日時点で確認できる情報を整理すると、桐谷広人さんは前立腺がん、大腸がん、糖尿病という3つの病気と向き合っています。
2026年初めに前立腺がんが見つかり、手術前の検査で大腸がんも判明。6月末には腸を約40~60cm切除する手術を受けました。
その後、大腸がんはステージ3Cと判明し、再発防止を目的とする抗がん剤治療を開始しています。前立腺がんについても薬物療法が続いています。
そして、10月29日の最新報告では、血小板が5万2,000まで増加したものの、抗がん剤治療の再開基準に達せず、点滴が延期されました。
一方、10月21日の本人のYouTubeでは、講演活動や旅行を続け、気力と体力を維持していることも伝えられています。
桐谷さんの闘病で注目すべきなのは、病気を公表した後も、自分らしい生活を大切にしながら治療を続けている点です。
株主優待を楽しむ姿、自転車で移動する姿、講演会で人々と交流する姿。その一つ一つが、長年親しまれてきた桐谷さんらしさにつながっています。
今後は血小板の回復と抗がん剤治療の再開、前立腺がんの治療経過、糖尿病の血糖管理が注目されます。
本人の公式XやYouTube、『月曜から夜ふかし』での発信を通じて、治療の進み具合と体調の変化を見守りたいところです。
桐谷さんが再び元気に株主優待を楽しむ姿を見せてくれることを、多くの視聴者が願っています。
主な参考資料:日本将棋連盟棋士データベース、桐谷広人さん公式YouTube・公式X、ダイヤモンド・ザイ(2026年7月27日・8月21日)、オリコンニュース、日刊スポーツ、スポニチアネックス、国立がん研究センターがん情報サービス。