7回にわたる共同生活の最後には、出演者それぞれの恋愛関係が決着しました。特に注目されたのは、クロちゃん、莉音、蘭、山崎大雅の4人をめぐる展開です。
1. 百瀬はる夏との水族館デート
最終回では、百瀬はる夏とクロちゃんのデートが描かれました。
百瀬はクロちゃんに好意を示していましたが、クロちゃんの気持ちは別の女性に向いていました。2人の関係は恋愛として成立せず、クロちゃんはその後、莉音への告白に進みます。
2. クロちゃんが莉音に告白するも失敗
クロちゃんが本命として選んだのは莉音でした。
共同生活中、クロちゃんは莉音に何度も好意を示していました。しかし、莉音は放送された映像などを通して、クロちゃんが蘭にも親密な態度を取っていたことを知ります。
最終回でクロちゃんが指輪を用意して告白しても、莉音の答えは拒否でした。
これまでの行動によって信頼を失っていたことが、告白の結果にも影響したと考えられます。
3. 山崎大雅と莉音がカップル成立
一方、山崎大雅は莉音との距離を縮めていました。
2人はデートを重ね、最終回では大雅が莉音に告白。莉音もその気持ちを受け入れ、番組内で初めてのカップルが成立しました。
クロちゃんが莉音に振られた直後に、大雅が莉音との関係を進展させたことも、最終回の大きな見どころです。
4. 蘭への告白と指輪の使い回し
莉音に振られたクロちゃんは、今度は蘭に告白します。
ここで問題になったのが、莉音への告白に使おうとした指輪を蘭にも渡そうとしたことでした。
蘭は、それまでの放送を見てから返事をしたいという姿勢を示します。
そして最終回の生中継で、蘭はクロちゃんの告白を拒否。指輪の使い回しなど、これまでの行動が信頼を損なったことが明らかになりました。
WEBザテレビジョンの最終回報道でも、莉音への告白失敗、蘭への再告白、そして蘭からの拒否までが確認できます。
このように、恋愛面ではクロちゃんが望んだ結末にはならず、莉音と山崎大雅のカップル成立という形で共同生活が幕を閉じました。
【としまえんの国民投票】クロちゃん収監の理由と95%の真相
モンスターハウスを語るうえで欠かせないのが、2018年12月26日の最終回で行われた「クロちゃん国民投票」です。
恋愛企画の最終決着だけでは終わらず、番組は視聴者参加型の罰ゲームへと展開しました。
国民投票は何を決める企画だった?
最終回では、としまえんからの生中継に切り替わり、クロちゃんのこれまでの言動を視聴者に問う投票が実施されました。
投票方法は、テレビのデータ放送を利用したdボタンです。
質問は、クロちゃんの行動を「許せる」か「許せない」かという2択。
「許せない」の割合が高くなるほど、クロちゃんが檻に収監される時間が長くなる仕組みでした。
結果は次のとおりです。
約280万票のうち95%が「許せない」という結果は、番組の中でも非常にインパクトの大きい数字でした。
なぜクロちゃんは収監されたのか?
収監の理由は、法律上の犯罪や警察による逮捕ではありません。
番組が設定した罰ゲームとしての公開収監です。
背景には、共同生活中に放送された次のような行動がありました。
- 莉音と蘭の両方に好意を示したこと。
- 山崎大雅に対して、莉音とキスしたという趣旨の嘘を伝えたこと。
- 莉音に蘭と大雅のキスについて話し、関係を揺さぶったこと。
- 女性メンバーに対して、相手ごとに異なる態度を見せたこと。
- 最終回で莉音に断られた指輪を、蘭への告白にも使おうとしたこと。
こうした行動が積み重なり、視聴者の反発を招きました。
番組は、その反発を視聴者投票という形で可視化し、95%という結果を収監時間に反映したのです。
収監イベントはなぜ中止になった?
投票結果を受け、クロちゃんはとしまえんに設置された檻に入り、一般公開されることになりました。
当初の予定では、約22時間48分にわたって収監される計画でした。
ところが、番組終了後に状況が一変します。
クロちゃんを一目見ようとする人々が深夜のとしまえんに殺到。周辺道路では渋滞が発生し、近隣住民への影響も問題になりました。
警察官も出動する事態となり、番組側は夜間の無料開放を中断。その後、イベント全体の中止を発表しました。
スポニチによると、としまえん側も2018年12月27日に公式サイトでイベント中止を告知し、近隣住民への迷惑について謝罪しています。
また、TBSは2019年1月9日の放送で、予想を超える来場者によって混乱を招いたことを謝罪しました。
つまり、クロちゃんの収監自体は番組内で実現したものの、一般公開イベントは安全上の問題から予定どおり続けられなかったというのが実際の結末です。
【視聴者の評判と結末の真相】なぜここまで話題になった?
モンスターハウスが大きな反響を呼んだ理由は、単にクロちゃんの奇抜な行動だけではありません。
視聴者が出演者の人間関係を見守りながら、番組の展開に参加できる仕組みがあったことも大きな要因です。
視聴者の反応は批判一色ではなかった
2018年12月28日付のねとらぼは、Social InsightによるSNS反応の分析を紹介しています。
対象期間は2018年12月26日から27日正午までです。
その分析では、投稿の反応は次の割合でした。
- ネガティブ:59.5%
- ポジティブ:40.5%
ネガティブな反応では、クロちゃんの行動に対する批判だけでなく、としまえんに押し寄せた来場者の行動やイベント運営への懸念も取り上げられました。
一方、ポジティブな反応では、テレビ番組としての話題性や、芸人としてのクロちゃんの役割を評価する意見も紹介されています。
この数字は当時のSNS上の反応を一定期間集計したもので、番組全体の視聴者満足度や日本人全体の評価を示すものではありません。
それでも、企画に対する賛否が大きく分かれていたことは読み取れます。
モンスターハウスの結末は本当にやらせだった?
検索されることが多い疑問の一つが、モンスターハウスの台本や演出に関する問題です。
番組は恋愛リアリティーショーの形式を採用していましたが、実際には『水曜日のダウンタウン』のバラエティー企画として制作されています。
映像には編集が施され、スタジオのコメントや演出によって物語が構成されていました。
そのため、放送された映像を出演者の私生活のすべてを記録したドキュメンタリーと同一視することはできません。
一方で、出演者の恋愛関係や会話がすべて台本によって決められていたと断定できる公的な説明もありません。
「完全なやらせだった」「すべてが演技ではなかった」という両極端な見方ではなく、バラエティー番組としての編集・演出と、実際に放送された出演者の言動を分けて捉える必要があります。
番組の本当の見どころは視聴者も当事者になったこと
モンスターハウスの構造で興味深いのは、視聴者が単なる観客から、番組の結末を決める参加者に変わった点です。
共同生活の映像を見て、出演者の行動を評価する。そして最後には、dボタンでクロちゃんの処遇を決める。
この流れによって、恋愛企画は視聴者参加型のバラエティーへと変化しました。
95%という投票結果は、クロちゃん個人への反応だけでなく、番組が積み重ねてきたストーリーに対する視聴者の判断が集約されたものでもあります。
ただし、実際の会場で起きた混乱は別の問題です。番組への関心が高まることと、大勢の人が一つの場所に集まる際の安全管理は、分けて考えなければなりません。
【モンスターハウスの現在2026年】出演者・配信・としまえんのその後
2026年現在、モンスターハウスは2018年に完結した過去の人気企画です。
シリーズそのものは終了していますが、出演者の活動や過去映像の配信を通じて、現在も振り返ることができます。
出演者は現在も活動している?
出演者の中には、その後も芸能や別の専門分野で活動を続けている人物がいます。
例えば、蘭はプラチナムプロダクションの公式タレントページに掲載され、モデル・タレントとしての出演歴が紹介されています。
佐野建太については、国土交通省関連の「大工になろうNET」が、大工とシンガーソングライターを両立する人物として取り上げています。
山崎大雅もタレント情報に掲載され、『水曜日のダウンタウン』や映画『ハニーレモンソーダ』などの出演歴が紹介されています。
それぞれの出演者が同じ芸能活動を続けているわけではありませんが、番組出演が各人の経歴の一部として残っています。
モンスターハウスは2026年も視聴できる?
2025年12月4日、U-NEXTは『水曜日のダウンタウン』の2018年・2019年放送回を含む44エピソードの追加配信開始を発表しました。
その対象には、モンスターハウスの第1話から最終回までが含まれています。
具体的には次の放送回です。
- 2018年10月3日:第1話
- 2018年10月31日:第2話
- 2018年11月14日:第3話
- 2018年12月5日:第4話
- 2018年12月12日:第5話
- 2018年12月19日:第6話
- 2018年12月26日:最終回
2026年に当時の恋愛模様やクロちゃんの言動を振り返る場合、配信サービスの作品ページで視聴対象になっているかを確認するのがよいでしょう。
としまえんは現在どうなっている?
もう一つ重要なのが、収監イベントの舞台となったとしまえんの現在です。
としまえんは、2020年8月31日をもって閉園しました。
西武鉄道の公式発表によると、94年の歴史に幕を下ろした後、跡地は練馬城址公園などの整備や、映画『ハリー・ポッター』シリーズをテーマにした施設へと生まれ変わっています。
したがって、2018年のクロちゃん収監イベントと同じ場所・同じ施設で企画を再現することはできません。
2026年現在、モンスターハウスを振り返る際には、当時のとしまえんがすでに閉園していることも押さえておきたいポイントです。
どんな人におすすめの企画なのか?
モンスターハウスは、一般的な恋愛リアリティー番組とは少し異なる楽しみ方ができる企画です。
楽しめる人
- 恋愛リアリティー番組の人間関係や心理戦が好きな人
- クロちゃんの予測できない言動を楽しめる人
- バラエティー番組の演出や編集に興味がある人
- 視聴者参加型企画の歴史を振り返りたい人
好みが分かれやすい人
- 誠実な恋愛や交際成立を中心に見たい人
- 出演者を笑いものにするような演出が苦手な人
- 恋愛ドキュメンタリーとして自然な生活描写を期待する人
恋愛番組として見るか、クロちゃんを中心としたバラエティーとして見るかで、作品の印象は大きく変わります。
【モンスターハウスと水曜日のダウンタウン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モンスターハウスはいつからいつまで放送されましたか?
A1:2018年10月3日に第1話が放送され、同年12月26日の2時間スペシャルで最終回を迎えました。全7回の企画です。
Q2:モンスターハウスの出演者は誰ですか?
A2:クロちゃん、佐野建太、山崎大雅、蘭、奈良歩実、莉音、百瀬はる夏です。最初はクロちゃんと男女5人でスタートし、途中で奈良歩実と百瀬はる夏が入れ替わりました。
Q3:クロちゃんが収監されたのはなぜですか?
A3:最終回の視聴者参加型投票で「許せない」が95%になったためです。約280万票が集まり、罰ゲームとして22時間48分の公開収監が決定しました。ただし、深夜に来場者が殺到して警察が出動したため、イベントは中止されました。
まとめ:モンスターハウスは2018年の水曜日のダウンタウンを象徴する企画
モンスターハウスは、クロちゃんと男女5人による共同生活から始まり、恋愛、嘘、告白、視聴者投票へと展開した全7回の人気企画です。
2018年12月26日の最終回では、莉音と山崎大雅のカップル成立、クロちゃんの告白失敗、そして95%の「許せない」という国民投票の結果が大きな話題になりました。
しかし、収監イベントは来場者の殺到によって中止され、番組側と会場側が謝罪する事態にまで発展しました。
2026年現在、企画はすでに終了していますが、過去放送回の配信開始や出演者のその後の活動によって、振り返る機会は残されています。
この企画の最大の特徴は、恋愛リアリティー番組の形式を借りながら、視聴者自身に出演者の行動を評価させ、最後には番組の結末に参加させたことです。
単なるクロちゃんの恋愛騒動ではなく、テレビ番組の演出、視聴者心理、参加型エンターテインメントの可能性と課題を同時に浮き彫りにした企画だったといえます。