2025年12月31日に東京・渋谷のNHKホールで開催された第76回NHK紅白歌合戦は、白組が優勝しました。
注目すべきは、単に視聴者からの投票数が多かっただけではない点です。ゲスト審査員、会場の観客、テレビ視聴者という異なる3つの審査区分で、すべて白組が勝利しました。
第76回の最終審査結果
紅組と白組の得票数を比較すると、次のとおりです。
出典:NHKの発表に基づくモデルプレスの最終審査結果、2025年12月31日。
特に視聴者審査員の票数は、白組が紅組を103万6,276票上回っています。
会場審査員でも642票の差がつき、ゲスト審査員も5対2で白組を支持しました。
3部門すべてで白組が上回ったため、最終要点は白組3点、紅組0点。接戦での逆転ではなく、明確な差をつけた優勝でした。
白組は2年連続の優勝
第75回(2024年)に続き、第76回(2025年)も白組が勝利しました。
直近の結果を並べると、以下のようになります。
- 2025年・第76回:白組
- 2024年・第75回:白組
- 2023年・第74回:紅組
- 2022年・第73回:白組
- 2021年・第72回:紅組
- 2020年・第71回:紅組
2020年から2025年までの6年間では、紅組3勝、白組3勝です。通算では白組が優勢でも、近年だけを切り取ると両チームは互角に戦っています。
【紅白歌合戦の勝敗の決め方】視聴者・会場・ゲストの3種類の投票
紅白歌合戦の勝敗は、歌唱中の拍手や盛り上がりだけで決まるわけではありません。
第76回で採用されたのは、3種類の審査結果をそれぞれ1ポイントに換算する方式です。
① 視聴者審査員:テレビから投票する
視聴者はテレビのデータ放送を利用して、紅組または白組に投票します。
2025年のルールでは、テレビ1台につき最大5票まで投票できました。
特徴は次のとおりです。
- 番組を視聴し始めると1票を獲得。
- その後、5分間の連続視聴を10回達成するごとに1票追加。
- 最大5票まで投票可能。
- 5票を紅組と白組に分けて投票することも可能。
- 投票はすべての対戦終了後に実施。
投票にはテレビのリモコンとデータ放送を使用します。2025年の案内では、NHK ONEやワンセグからの投票には対応していませんでした。
このため、スマートフォンやパソコンで番組を視聴することと、審査に参加することは別の仕組みになっていました。
② 会場審査員:NHKホールの観客が投票する
会場審査員は、NHKホールで番組を観覧する観客です。
テレビ越しでは伝わりにくい生演奏の迫力や会場の一体感を、実際に体験した観客が審査に参加します。
第76回では次の結果になりました。
- 紅組:878票
- 白組:1,520票
白組が642票上回り、この部門の1ポイントを獲得しています。
③ ゲスト審査員:各分野から選ばれた7人が投票する
ゲスト審査員は、番組に招かれた7人で構成されました。
2025年のゲスト審査員には、スポーツ、芸能、文学などの分野から、次の人物が参加しています。
- 小田凱人
- 高石あかり
- 仲野太賀
- 野沢雅子
- 松嶋菜々子
- 三浦知良
- 三宅香帆
審査結果は紅組2票、白組5票でした。
視聴者のように数百万票を集める方式ではなく、7人の審査員による投票結果で1ポイントを決定します。
勝敗は3ポイント中2ポイント以上で決定
ここで覚えておきたいのが、紅白の勝敗は単純な総得票数の合計で決まるわけではないという点です。
視聴者、会場、ゲスト審査員の各部門で勝った組が1ポイントを獲得し、合計3ポイントのうち2ポイント以上を取った組が優勝します。
例えば、視聴者投票で紅組が勝っても、会場とゲスト審査員で白組が勝てば白組が優勝します。
つまり、視聴者の投票だけで最終結果が決まる仕組みではありません。
【紅白歌合戦の歴代優勝回数】白組42勝・紅組34勝の差は?
第76回終了時点の歴代通算成績は、白組42勝、紅組34勝です。
この数字を見ると白組が長年優勢だったように感じますが、実際の歴史はもう少し複雑です。
年代によって優勝チームの傾向は違う
歴代の優勝回数を年代別に見ると、次の特徴があります。
| 年代 | 紅組 | 白組 |
|---|---|---|
| 1950年代 | 6勝 | 4勝 |
| 1960年代 | 4勝 | 6勝 |
| 1970年代 | 6勝 | 4勝 |
| 1980年代 | 6勝 | 4勝 |
| 1990年代 | 3勝 | 7勝 |
| 2000年代 | 3勝 | 7勝 |
| 2010年代 | 3勝 | 7勝 |
| 2020~2025年 | 3勝 | 3勝 |
| 通算 | 34勝 | 42勝 |
興味深いのは、昭和時代の第1回から第39回までは紅組が21勝、白組が18勝で、紅組がリードしていたことです。
その後、白組が優勢な時期が続きました。特に第56回(2005年)から第61回(2010年)までの白組6連勝は、歴代最長の連勝記録です。
一方、2020年代は2025年までの6大会で3勝ずつ。歴代通算成績の差だけを見て、現在の紅白の強さを判断することはできません。
白組が勝ち越しているから2026年も有利なのか?
必ずしもそうではありません。
紅白歌合戦は、その年に出演する歌手や楽曲、演出、審査員、視聴者の支持などによって結果が変わるイベントです。
過去の優勝回数は歴史的な記録であり、次回の勝敗を予測するための確定的な指標ではありません。
実際、2020年代だけを見ると紅組と白組は互角です。
歴代記録と直近の結果を分けて考えることが、紅白の勝敗を正しく理解するポイントです。
【Mrs. GREEN APPLE大森元貴】白組優勝を飾った第76回のトリ
第76回で白組のトリを務めたのが、人気バンドのMrs. GREEN APPLEです。
ボーカルの大森元貴は、白組の優勝が決まった際にも喜びを見せました。
「嬉しいです!やったー!」
大森元貴の優勝決定時のコメント。モデルプレス報道より。
2025年の紅白では、紅組のトリをMISIA、白組のトリをMrs. GREEN APPLEが担当しました。特別企画では松田聖子も出演しています。
Mrs. GREEN APPLEは「GOOD DAY」を披露し、番組終盤を飾りました。
ただし、トリを務めたアーティストの組が必ず勝つわけではありません。歌唱順やトリという役割と、審査結果は別のものです。
第76回の白組優勝を正確に理解するには、Mrs. GREEN APPLEの出演だけでなく、3部門すべてで白組が得票数を上回ったことに注目する必要があります。
大森元貴の喜びのコメントは、白組の完全勝利を象徴する場面として印象に残りました。
【第77回NHK紅白歌合戦2026】優勝結果はいつ決まる?
2026年の第77回NHK紅白歌合戦は、2026年12月31日(木)に開催されます。
2026年11月5日時点では開催前のため、紅組・白組の勝敗はまだ決まっていません。
第77回の開催予定
2026年の勝敗が発表されるタイミング
2025年の第76回では、すべての歌唱対戦が終わった後に最終投票を行い、その結果を番組内で発表しました。
第77回も同じ方式が採用される場合、優勝チームが判明するのは大みそかの放送終盤になると考えられます。
ただし、2026年大会の具体的な審査方法や投票ルールは、前年と同じになると確定したわけではありません。NHKから発表される最新の案内を確認する必要があります。
2026年の優勝予想で注目したいポイント
次回の勝敗を考えるなら、次の3点に注目するとよいでしょう。
1. 出場歌手の顔ぶれ: その年の音楽シーンを代表するアーティストが紅白どちらに集まるか。
2. ステージの完成度: 楽曲の魅力だけでなく、演出や共演企画がどれだけ視聴者の印象に残るか。
3. 審査方法: 視聴者・会場・ゲスト審査員のどのような投票方式が採用されるか。
白組が通算42勝と優勢であっても、2026年の優勝を保証するものではありません。紅組が通算成績を縮める展開になるのか、白組がさらに勝ち星を伸ばすのかが見どころです。
【紅白どっちが勝ったのか】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年の紅白歌合戦はどっちが勝ちましたか?
A1:2025年12月31日に開催された第76回NHK紅白歌合戦は白組が優勝しました。ゲスト審査員、会場審査員、視聴者審査員の3部門すべてで白組が上回っています。
Q2:2025年の紅白で視聴者投票が多かったのはどっちですか?
A2:白組です。白組が4,397,571票、紅組が3,361,295票を獲得し、白組が103万6,276票上回りました。
Q3:紅白歌合戦の歴代優勝回数はどっちが多いですか?
A3:第76回終了時点では白組42勝、紅組34勝です。白組が8勝リードしています。
Q4:紅白歌合戦は視聴者投票だけで勝敗が決まりますか?
A4:いいえ。2025年の方式では、視聴者審査員・会場審査員・ゲスト審査員の3部門でそれぞれ1ポイントを争い、2ポイント以上を獲得した組が優勝しました。
Q5:2026年の第77回NHK紅白歌合戦はどっちが勝ちましたか?
A5:2026年11月5日時点では、まだ開催されていないため優勝チームは決まっていません。開催日は12月31日で、勝敗は放送当日に決まります。
Q6:2025年の紅白でトリを務めたのは誰ですか?
A6:紅組のトリはMISIA、白組のトリはMrs. GREEN APPLEでした。特別企画の松田聖子も出演し、番組終盤を盛り上げました。
まとめ:【プロの結論】紅白の勝敗は3部門の結果と歴代記録で判断する
2026年11月5日時点で、最新の開催済み大会である第76回NHK紅白歌合戦(2025年)の優勝チームは白組です。
最終結果は、ゲスト審査員が5対2、会場審査員が1,520対878、視聴者審査員が4,397,571対3,361,295で、白組が3部門を完全制覇しました。
歴代通算成績も白組42勝、紅組34勝で白組がリードしています。ただし、2020年から2025年までの直近6大会は3勝ずつ。歴代の優勝回数と直近の勢いは分けて見る必要があります。
紅白の勝敗を判断するときに大切なのは、視聴者票だけでなく、会場審査員とゲスト審査員の結果も確認することです。単純な得票数の合計ではなく、各部門のポイントで優勝が決まる仕組みを理解しておけば、結果発表をより深く楽しめます。
次の第77回は2026年12月31日開催予定。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が喜びを見せた前回の白組優勝に続き、今度は紅組と白組のどちらが栄冠を手にするのか。大みそかの最終投票に注目です。