2026年大会の日本代表は、男女ともに23人で構成されました。ただし、男子と女子では選考の目的やチーム編成に違いがあります。
男子U-21日本代表メンバー23人
大岩剛監督が率いた男子代表は、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた若い世代で編成されました。
GK
- 小林将天
- ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾
- 荒木琉偉
DF
- 市原吏音
- 梅木怜
- 小杉啓太
- 永野修都
- 土屋櫂大
- 岡部タリクカナイ颯斗
- 佐藤海宏
- 森壮一朗
MF
- 大関友翔
- 保田堅心
- 石渡ネルソン
- 石井久継
- 中島洋太朗
- 嶋本悠大
FW
- 古谷柊介
- ンワディケ ウチェブライアン世雄
- 福永裕也
- 横山夢樹
- 道脇豊
- 石橋瀬凪
監督:大岩剛
注目選手として挙げたいのが、DF市原吏音、DF小杉啓太、MF中島洋太朗、FW道脇豊です。
海外クラブ所属の選手も招集され、国内組と海外組が融合したチームとなりました。
特に決勝では、GK荒木琉偉が韓国の攻撃に対応する一方、攻撃陣も最後まで同点を狙いました。石井久継のシュートがポストに当たった場面は、試合の行方を左右しかねない重要なシーンでした。
メンバーとスタッフは日本サッカー協会の2026年7月31日付発表に掲載されています。
女子なでしこジャパンのメンバー23人
女子は狩野倫久監督のもと、WEリーグ所属選手を中心としたメンバーで大会に臨みました。
GK
- 浅野菜摘
- 福田史織
- 大場朱羽
DF
- 瀬野有希
- 水野蕗奈
- 後藤若葉
- 鈴木菫
- 大箸桜子
- 桑原藍
MF
- 成宮唯
- 祐村ひかる
- 塩越柚歩
- 中嶋淑乃
- 宝田沙織
- 柳瀬楓菜
- 伊東珠梨
- 榊原琴乃
FW
- 上野真実
- 浜田芽来
- 神谷千菜
- 西尾葉音
- 生田七彩
- 辻澤亜唯
監督:狩野倫久/コーチ:内田篤人、近賀ゆかり
女子代表で特に活躍が光ったのは、決勝で先制した上野真実、同点ゴールを決めた西尾葉音、PKを止めた大場朱羽です。
また、塩越柚歩は最後のPKを成功させ、優勝を決定づけました。
この大会では、代表経験が比較的浅い選手も重要な役割を担いました。JFAの招集記録によると、負傷による選手変更もあり、最終的な23人の編成が整えられています。
【大会方式・年齢制限】男子U-23と女子の違いを解説
アジア大会のサッカーは、男子と女子で出場資格が異なります。
検索時に混同しやすいのが、男子のU-21とU-23という表記です。
男子は原則U-23、オーバーエイジは最大3人
男子サッカーは2002年の釜山大会以降、基本的に23歳以下の選手を対象とする方式になっています。
加えて、チームには最大3人のオーバーエイジ(OA)選手を登録できます。
2026年大会では、原則U-23の大会規定に対して、日本はU-21の選手で編成しました。
なぜ2歳若いチームで挑んだのでしょうか。
理由は、2028年ロサンゼルス五輪に向けた強化です。
今回の大会を単なるメダル獲得の機会ではなく、次のオリンピックを目指す世代に国際経験を積ませる舞台として位置付けたのです。
一方、韓国はU-23世代を中心にOA枠も3人活用しました。
したがって、男子決勝の結果を単純に日本と韓国の実力差だけで説明することはできません。年齢構成や選考目的も含めて評価する必要があります。
女子は年齢制限なし
女子サッカーには男子のような年齢制限がありません。
そのため、女子代表は年齢にかかわらず、各国が実力を重視したメンバーを選考できます。
2026年大会のなでしこジャパンも、WEリーグなどで経験を積んだ選手を中心に構成されました。
男女の大会方式を整理すると、次のようになります。
- 男子:U-23が基本、OA選手は最大3人
- 女子:年齢制限なし
- 男子:15チームが4グループに分かれる
- 女子:12チームが3グループに分かれる
- 男女ともグループリーグ後は決勝トーナメントへ進出
グループリーグから決勝トーナメントへの進出条件
男子は4グループの上位2チーム、合計8チームが準々決勝に進出します。
女子は3グループの各上位2チームに加え、3位チームのうち成績上位2チームが準々決勝へ進みます。
決勝トーナメントでは、準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝という順にメダルを争います。
引き分けで90分を終えた場合、ノックアウトステージでは延長戦やPK戦で決着をつけます。
女子決勝の日本対北朝鮮、男子準決勝の日本対ウズベキスタンは、このPK戦が勝敗を決めた代表的な試合でした。
【歴代優勝国・メダル順位】日本と韓国の実績を比較
アジア大会の男子サッカーでは、韓国が長年にわたって強さを発揮しています。
2026年大会でも優勝し、通算7度目の金メダルを獲得しました。
一方、女子では日本が4度目の優勝を達成し、単独で最多優勝国となっています。
男子サッカーの歴代優勝国
男子競技は1951年の第1回大会から実施されています。
主な歴代優勝国は次のとおりです。
- 1951年:インド
- 1954年:台湾
- 1958年:台湾
- 1962年:インド
- 1966年:ビルマ(現ミャンマー)
- 1970年:ビルマ・韓国(共同優勝)
- 1974年:イラン
- 1978年:北朝鮮・韓国(共同優勝)
- 1982年:イラク
- 1986年:韓国
- 1990年:イラン
- 1994年:ウズベキスタン
- 1998年:イラン
- 2002年:イラン
- 2006年:カタール
- 2010年:日本
- 2014年:韓国
- 2018年:韓国
- 2023年:韓国
- 2026年:韓国
日本男子の唯一の優勝は2010年の広州大会です。
当時の日本は永井謙佑、水沼宏太、山口蛍らを擁し、決勝でUAEを1-0で破りました。
その後、2018年、2023年、2026年と韓国に決勝で敗れています。
女子サッカーの歴代優勝国
女子競技は1990年の北京大会から始まりました。
主な歴代優勝国は以下のとおりです。
- 1990年:中国
- 1994年:中国
- 1998年:中国
- 2002年:北朝鮮
- 2006年:北朝鮮
- 2010年:日本
- 2014年:北朝鮮
- 2018年:日本
- 2023年:日本
- 2026年:日本
2026年終了時点で、日本は通算4度の優勝。北朝鮮と中国はそれぞれ3度の優勝です。
女子の歴史において、2026年大会の3連覇は日本にとって大きな記録となりました。
【プロの結論】男子の銀メダルと女子の金メダルが示したもの
今回の男女の結果から見えてくるのは、代表チームの強化には異なる時間軸があるということです。
男子は2028年五輪世代の育成を優先し、規定より若い選手で大会に挑みました。優勝を逃したことは課題ですが、ウズベキスタンとのPK戦を勝ち抜き、決勝まで進んだ経験には価値があります。
対して女子は、若い選手の成長とチームとしての競争力を結果につなげました。決勝で苦しい展開になっても、途中出場の選手が得点し、GKがPKを止めるという総合力を見せています。
男子は次世代への投資、女子は積み重ねた競争力の証明。
この違いを理解すると、2026年の日本代表の成績をより正確に評価できます。
【テレビ放送・ネット配信】TBSとU-NEXTの視聴情報
2026年大会のサッカーは、地上波テレビとインターネット配信を組み合わせた放送体制でした。
男子サッカーの放送
JFAが公表した男子日本代表の放送予定では、以下の試合がTBS系列で生中継されました。
- 9月16日:日本対ホンコン・チャイナ
- 9月23日:日本対タイ
- 9月26日:準々決勝
- 9月30日:準決勝
- 10月3日:韓国との決勝
9月20日のキルギス戦はU-NEXTで生配信されました。
女子サッカーの配信
女子はU-NEXTでのライブ配信が案内されていました。
JFAの放送予定では、グループステージの日本対タイ、日本対ベトナムなどが生配信対象として掲載され、決勝トーナメントについても配信予定が案内されました。
また、U-NEXTは大会全体について最大7チャンネルでの同時ライブ配信を実施。サッカーを含む20競技以上を配信対象としていました。
なお、2026年11月3日現在、大会はすでに終了しています。過去の試合映像や見逃し配信を視聴できるかどうかは、各サービスのアーカイブ公開状況によって異なります。
【サッカーアジア大会2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のアジア大会サッカーで日本男子は優勝しましたか?
日本男子は準優勝です。2026年10月3日の決勝で韓国に0-1で敗れました。韓国は4大会連続の優勝を達成しています。
Q2:女子のなでしこジャパンは何連覇しましたか?
3大会連続の優勝です。2026年10月2日の決勝で北朝鮮と2-2で引き分け、PK戦を5-3で制しました。
Q3:男子サッカーはなぜU-21日本代表だったのですか?
2028年ロサンゼルス五輪に向けた強化が目的です。大会規定は原則U-23ですが、日本はあえて2歳若い世代を中心に選出しました。
Q4:女子サッカーにも年齢制限はありますか?
ありません。女子は年齢制限なしで代表メンバーを選考できます。
Q5:2026年大会の男子決勝はいつ、どこで開催されましたか?
2026年10月3日、愛知県の豊田スタジアムで開催されました。韓国が日本を1-0で破っています。
Q6:女子決勝のPK戦で活躍した選手は誰ですか?
GK大場朱羽です。北朝鮮の3人目のPKをセーブしました。日本の5人目を務めた塩越柚歩も成功させ、優勝を決定づけました。
まとめ:2026年アジア大会は日本サッカーの次世代と現在地を示した
2026年の愛知・名古屋アジア大会におけるサッカーは、日本にとって男女で異なる結果となりました。
男子U-21日本代表は韓国との決勝で0-1と敗れ、銀メダル。2028年ロサンゼルス五輪を見据えた若いチームにとって、アジアの頂点に立つための課題が残りました。
一方、なでしこジャパンは北朝鮮との決勝で2-2からPK戦を5-3で制し、3連覇を達成。上野真実、西尾葉音、大場朱羽、塩越柚歩らが優勝に大きく貢献しました。
今回の大会を振り返るうえで押さえておきたいのは、次の3点です。
- 男子: U-21世代の強化と韓国との差を埋めることが今後の課題。
- 女子: 3連覇と通算4度目の優勝でアジアにおける強さを証明。
- 日本サッカー全体: 男女それぞれの育成方針と国際大会での競争力が問われる大会となった。
男子の準優勝は次の飛躍への材料に、女子の3連覇はさらなる高みを目指す自信に変わるはずです。2026年大会は、日本サッカーの現在地と未来の可能性を同時に示した大会として記憶されるでしょう。
主な参考資料:日本サッカー協会(JFA)の公式試合記録・代表メンバー発表・放送予定、アジア・オリンピック評議会(OCA)の大会レポート、愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会の組み合わせ発表、各大会の歴代記録。