2026年度の高校サッカー全国大会となる「令和8年度 第105回全国高等学校サッカー選手権大会」の開催概要が発表された。大会は2026年12月28日(月)に開幕し、2027年1月11日(月・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で決勝を迎える。全国47都道府県から選ばれる48代表が、冬の日本一を懸けて戦う。
11月4日時点では、都道府県予選を突破して全国大会出場を決めたのは48校中8校。残る40枠は各地の予選で争われている。組み合わせ抽選会は11月16日に予定されており、TVerとSPORTS BULLでは全国大会の全試合が無料ライブ配信される。日程、代表校の決定状況、会場、テレビ放送、歴代優勝校まで、観戦前に押さえておきたい情報を整理する。
【第105回全国高校サッカー選手権とは】48代表が日本一を争う冬の大舞台
全国高校サッカー選手権大会は、高校年代のサッカー選手にとって特別な意味を持つ全国規模の大会だ。各都道府県の予選を勝ち抜いた代表校が一堂に会し、ノックアウト方式で頂点を目指す。
2026年度の大会正式名称は「令和8年度 第105回全国高等学校サッカー選手権大会」。主催は公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と民間放送43社、共催は公益財団法人全国高等学校体育連盟となっている。
全国48代表の出場枠はどう決まる?
出場枠は、46道府県から各1校、東京都から2校の合計48校。東京都に2つの代表枠が設けられているのは、加盟校数が最も多いためだ。
全国大会への道は、各都道府県の予選を勝ち抜くことから始まる。強豪校が集まる地域では、全国大会での優勝経験を持つ学校同士が予選段階で対戦することもあり、地区大会そのものが大きな注目を集める。
高校サッカー全国大会とインターハイの違い
高校サッカーには、夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)と冬の全国高校サッカー選手権という大きな全国大会がある。
インターハイは夏の高校スポーツの全国大会として開催される一方、選手権は冬の高校サッカーを代表する大会として長い歴史を持つ。各校にとっては、年間を通じて積み重ねてきたチームづくりの成果を示す重要な舞台だ。
特に3年生にとっては、高校生活最後の公式戦となる場合も多い。試合結果だけではなく、選手交代の際の表情、試合終了後の仲間とのやり取り、応援席の反応までが大会の印象を形づくっている。
【都道府県予選の最新状況】11月4日時点で決定した出場8校と残る40枠
第105回大会の出場校は、11月4日時点で8校が決定している。フットボールチャンネルが同日12時41分に更新した代表校情報によると、北海道・東北、北信越、中国の各地区で代表校が決まり始めている一方、関東や近畿、九州などでは予選が続いている。
つまり、現段階で「全国高校サッカー出場校一覧48校」がすべて確定しているわけではない。決定済みの8校と、これから代表が決まる40枠を区別して見る必要がある。
第105回全国高校サッカー選手権・出場決定校一覧
- 青森県:青森山田(30年連続32回目)
- 宮城県:聖和学園(2大会連続7回目)
- 秋田県:明桜(3年ぶり7回目)
- 山形県:羽黒(4年ぶり10回目)
- 福島県:尚志(6年連続17回目)
- 福井県:丸岡(3年ぶり35回目)
- 鳥取県:米子北(17年連続22回目)
- 岡山県:岡山学芸館(6年連続9回目)
注目は、全国大会への出場を長年続けている青森山田と米子北だ。青森山田は30年連続、米子北は17年連続での出場となり、各地域での安定した競争力を示している。
また、尚志は6年連続、岡山学芸館も6年連続の出場を決めている。全国大会の経験を持つチームが早い段階で代表権を獲得したことは、本大会の勢力図を考えるうえでも注目材料となる。
都道府県予選の決勝日程と注目カード
11月上旬から中旬にかけて、各地で代表校が続々と決まる予定だ。11月4日時点で公表されている主な決勝日程とカードは次のとおり。
- 11月7日(土):茨城、富山、岐阜、滋賀、京都、奈良、島根、熊本、香川、沖縄など。
- 11月8日(日):北海道、岩手、神奈川、新潟、長野、石川、福岡、佐賀、広島、愛媛、長崎、鹿児島など。
- 11月14日(土):栃木、千葉、山梨、静岡、愛知、三重、大阪、兵庫、徳島、宮崎など。
- 11月15日(日):群馬、埼玉、東京A・B、和歌山、山口、高知、大分など。
決勝カードが判明している地域では、茨城の鹿島学園対第一学院、神奈川の桐光学園対日大藤沢、熊本の大津対熊本商などが注目される。
特に東京は2代表制のため、東京Aと東京Bの2つのブロックから全国大会出場校が選ばれる。全国大会の組み合わせだけでなく、地区予選の勝ち上がりにも注目したい。
予選結果を確認するときは、都道府県サッカー協会や各都道府県の大会公式情報、JFAの大会情報を優先したい。試合速報と代表決定情報は更新のタイミングが異なる場合があるため、準決勝の結果と決勝の代表決定を混同しないことも大切だ。
【2026年12月28日開幕】全国大会の日程・会場・2027年決勝を完全整理
JFAが2026年10月21日に公表した大会概要によると、第105回全国高校サッカー選手権は2026年12月28日から2027年1月11日まで開催される。
開会式と開幕戦は12月28日、決勝は2027年1月11日。大会期間中は東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県に設けられた9会場で試合が行われる。
第105回全国高校サッカー選手権・大会日程
- 2026年12月28日(月):開会式・開幕戦
- 2026年12月29日(火):1回戦
- 2026年12月31日(木):2回戦
- 2027年1月2日(土):3回戦
- 2027年1月4日(月):準々決勝
- 2027年1月9日(土):準決勝
- 2027年1月11日(月・祝):決勝
年末年始にかけて試合が進む日程となっており、特に12月31日から1月4日にかけては、勝ち残ったチームが短い間隔で次の試合に臨むことになる。
全国大会の試合会場は9か所
大会会場は4都県に分かれている。なかでも決勝会場となるMUFGスタジアム(国立競技場)は、開会式・開幕戦、準決勝、決勝の舞台となる中心的な会場だ。
- 東京都:MUFGスタジアム(国立競技場)、駒沢陸上競技場、味の素フィールド西が丘
- 神奈川県:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu、ニッパツ三ツ沢球技場
- 埼玉県:埼玉スタジアム2002、NACK5スタジアム大宮
- 千葉県:フクダ電子アリーナ、県立柏の葉公園総合競技場
国立競技場では開幕戦と準決勝2試合、決勝を開催する予定だ。大会の序盤は複数会場に分かれて試合が行われ、勝ち上がるにつれて注目カードが大規模会場へ集まっていく。
現地観戦を考えている場合は、試合会場を取り違えないようにしたい。JFAの会場案内では、各会場の所在地やアクセス情報が掲載されている。また、専用駐車場を設けていない会場もあるため、公共交通機関を利用する計画が基本となる。
2027年1月11日の高校サッカー決勝は国立競技場
第105回大会のクライマックスとなる決勝は、2027年1月11日(月・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催される。
高校サッカーの決勝は、選手にとって高校生活の集大成となる一戦だ。都道府県予選から勝ち上がってきた48代表のうち、最後まで勝ち残った2校が全国の頂点を争う。
なお、チケットの発売開始は2026年11月22日(日)10時。席種や販売方法などの詳細は、大会公式のチケット案内で確認したい。
【組み合わせ抽選会とトーナメント表】11月16日に対戦カードが決定
全国大会の組み合わせ抽選会は、2026年11月16日(月)に予定されている。
11月4日時点では抽選会前のため、48校が参加する本大会の正式な対戦カードやトーナメント表は確定していない。都道府県予選を突破した学校が出そろった後、抽選によって初戦の相手や勝ち上がりの道筋が明らかになる。
抽選会後に確認したい3つのポイント
1. 初戦の対戦相手
全国大会では、各地域の強豪校と予選を勝ち抜いた初出場校が顔を合わせる。実績のある学校同士が早い段階で対戦する組み合わせになれば、序盤から注目度の高い試合が生まれる。
2. トーナメントの山
ノックアウト方式では、どのブロックに強豪校が集まるかによって準々決勝や準決勝までの道のりが変わる。過去の優勝経験だけでなく、直近の大会成績やチームの完成度も合わせて見ておきたい。
3. 優勝候補の初戦
優勝候補と目される学校でも、初戦から簡単に勝てるとは限らない。高校年代の試合は、選手のコンディションやセットプレー、試合の流れによって結果が大きく動く。抽選結果を確認した後は、各校の直近の予選内容にも注目したい。
大会の試合方式とPK戦のルール
第105回大会はノックアウト方式で、優勝から第3位までを決める。3位決定戦は実施されない。
試合時間は準々決勝まで80分、準決勝と決勝は90分。通常の試合で同点の場合はPK戦によって勝敗を決める。一方、決勝だけは延長戦を実施し、延長でも決着しない場合にPK戦を行う。
このルールは観戦するうえでも重要だ。準々決勝までの試合では、80分間で勝敗を決めるための攻守の切り替えや、終盤の交代策が見どころになる。決勝では延長戦があるため、90分終了時点で同点でも試合は終わらない。
【テレビ放送・無料ライブ配信】TVerとSPORTS BULLで全試合を視聴
第105回全国高校サッカー選手権の大きな特徴は、テレビ放送に加えて、インターネットで全国大会の全試合を無料視聴できることだ。
JFAの大会概要では、民間放送43社による放送と、民放公式テレビ配信サービスのTVer、スポーツメディアのSPORTS BULLによる全試合無料ライブ配信が発表されている。
テレビ放送・中継は民間放送43社が担当
地上波テレビについては、民間放送43社が大会放送を担当する。各地域の放送局を通じて高校サッカーの試合を視聴できる仕組みだ。
ただし、すべての試合が全国一律の地上波番組として放送されるわけではない。地域ごとの放送局や番組編成によって中継対象や放送時間が異なるため、視聴したい試合がある場合は、各局の番組表や大会の放送・配信情報を確認しておきたい。
TVer高校サッカー無料ライブ配信の特徴
TVerは2026年10月24日の発表で、第105回全国高校サッカー選手権の全国大会全試合を無料ライブ配信すると案内している。
加えて、ライブ配信だけでなく、全試合のフルマッチ見逃し配信とダイジェスト配信も予定されている。地区大会についても、決勝全48試合のライブ配信、見逃し配信、ダイジェスト配信が実施される。
- 全国大会の全試合を無料ライブ配信
- 全試合のフルマッチ見逃し配信
- 試合のダイジェスト配信
- 都道府県地区大会の決勝全48試合もライブ配信
- スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビアプリに対応
試合開始時刻に合わせて視聴できない人や、応援している学校の試合を後から見直したい人にとって、使いやすい視聴方法となる。
SPORTS BULL高校サッカー配信の特徴
SPORTS BULLでも、地区大会決勝から全国大会までの試合を無料配信する。
2026年10月22日に発表されたスポーツブル株式会社の案内によると、ライブ動画に加えてアーカイブ動画やハイライト動画も提供される。
また、2026年大会では各代表校の紹介ページもアップデートされる。チーム情報、注目選手、主な戦績、スキルマップなどが紹介され、試合を見ながら両校の特徴を把握できる構成だ。
ライブ配信にはピクチャ・イン・ピクチャ機能も用意されており、ほかのアプリを使いながら視聴を続けられる。
配信サービスと大会関係者の役割
テレビ放送やインターネット配信は、それぞれ担当する役割が異なる。大会の公式情報を確認する際は、次の関係を押さえておくと分かりやすい。
| 組織・サービス | 大会との関係 | 主な役割・確認内容 |
|---|---|---|
| 日本サッカー協会(JFA) | 主催者 | 大会概要、日程、会場、組み合わせ、試合結果、歴代優勝校の公式情報を発表 |
| 全国高等学校体育連盟 | 共催者 | 高校スポーツの全国大会を支える運営組織 |
| 民間放送43社 | 主催・放送関係 | 大会のテレビ放送や地域ごとの中継を担当 |
| TVer | 公式配信サービス | 全国大会全試合の無料ライブ、フルマッチ見逃し、ダイジェスト配信 |
| SPORTS BULL | 公式配信サービス | 無料ライブ、アーカイブ、ハイライト、代表校紹介 |
情報を確認する際の基本は、日程や試合結果ならJFA、地上波放送なら各地域の放送局、インターネット視聴ならTVerとSPORTS BULLという使い分けだ。
【歴代優勝校と観戦ポイント】前回王者・神村学園は連覇を狙えるか
第105回大会をより深く楽しむには、過去の優勝校と直近の高校サッカーの勢力図を知っておきたい。
日本サッカー協会の歴代優勝チーム一覧によると、第104回大会の優勝校は鹿児島県の神村学園。準優勝は茨城県の鹿島学園だった。2024年大会では前橋育英が優勝しており、近年は地域を代表する強豪校が全国の頂点を争っている。
直近10大会の歴代優勝校
- 2025年・第104回:神村学園(鹿児島)
- 2024年・第103回:前橋育英(群馬)
- 2023年・第102回:青森山田(青森)
- 2022年・第101回:岡山学芸館(岡山)
- 2021年・第100回:青森山田(青森)
- 2020年・第99回:山梨学院(山梨)
- 2019年・第98回:静岡学園(静岡)
- 2018年・第97回:青森山田(青森)
- 2017年・第96回:前橋育英(群馬)
- 2016年・第95回:青森山田(青森)
この10大会を見ると、青森山田の存在感が際立つ。複数回の優勝経験を持つ同校は、長期にわたって高校サッカー界を代表する強豪として知られている。
一方で、神村学園、前橋育英、岡山学芸館、山梨学院、静岡学園など、異なる地域の学校も優勝を経験している。全国大会では、過去の実績だけで勝敗を予測できないところが面白さの一つだ。
第105回大会で注目したい観戦ポイント
地域予選での戦い方と全国大会での適応力
各都道府県の予選を勝ち抜いた学校は、それぞれ異なるサッカーの特徴を持っている。ボールを保持して試合を組み立てるチーム、前線から積極的にプレスをかけるチーム、守備から素早くカウンターを狙うチームなど、戦術の違いに注目すると試合の見方が広がる。
選手交代と試合終盤の判断
ノックアウト方式では、1試合の結果が大会からの敗退につながる。リードしているチームが守備を固めるのか、追いかけるチームが攻撃的な選手を投入するのか。監督の判断や交代選手の働きが試合を左右する。
セットプレーとPK戦
拮抗した試合では、コーナーキックやフリーキックが決定的な場面を生む。通常の試合ではPK戦によって勝敗が決まるため、ゴールキーパーの対応やキッカーの心理面も大きな見どころとなる。
高校3年生の最後の挑戦
高校サッカー選手権の魅力は、技術や戦術だけではない。3年間の部活動で積み重ねてきた努力、仲間との信頼関係、最後の大会に懸ける思いが試合の随所に表れる。全国大会だからこそ見られる選手たちの成長にも注目したい。
【高校サッカー全国大会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の第105回全国高校サッカー選手権はいつ開幕しますか?
A1:2026年12月28日(月)に開会式と開幕戦が行われます。決勝は2027年1月11日(月・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催されます。
Q2:2026年の全国大会に出場する48校はすべて決まっていますか?
A2:11月4日時点では8校が決定しており、残る40枠は都道府県予選で争われています。青森山田、聖和学園、明桜、羽黒、尚志、丸岡、米子北、岡山学芸館が代表決定済みです。
Q3:高校サッカー全国大会は無料でライブ視聴できますか?
A3:できます。TVerとSPORTS BULLで全国大会の全試合が無料ライブ配信される予定です。TVerではフルマッチの見逃し配信やダイジェストも予定されており、SPORTS BULLでもアーカイブやハイライトを視聴できます。
Q4:組み合わせ抽選会はいつですか?
A4:2026年11月16日(月)に予定されています。抽選会後に本大会の対戦カードとトーナメント表が確定します。
Q5:2027年の高校サッカー決勝はどこで開催されますか?
A5:東京都新宿区のMUFGスタジアム(国立競技場)です。開催日は2027年1月11日(月・祝)です。
Q6:全国大会の試合はすべて地上波テレビで放送されますか?
A6:民間放送43社による大会放送が予定されていますが、地上波の放送内容や時間は地域・放送局によって異なります。全国大会の全試合を確実に追いたい場合は、TVerまたはSPORTS BULLの無料配信を利用する方法があります。
まとめ:第105回全国高校サッカー選手権は12月28日開幕、国立決勝は2027年1月11日
2026年度の第105回全国高校サッカー選手権大会は、12月28日に開幕し、2027年1月11日に国立競技場で決勝を迎える。全国48代表が参加する冬の大舞台であり、各地域の予選から全国大会まで、長い戦いが続いている。
11月4日時点では青森山田、聖和学園、明桜、羽黒、尚志、丸岡、米子北、岡山学芸館の8校が代表権を獲得。残る40枠は11月15日までに予定されている各地の決勝を中心に決まっていく。11月16日の組み合わせ抽選会を経て、全国大会のトーナメント表も明らかになる。
観戦環境も充実しており、民間放送43社によるテレビ放送に加えて、TVerとSPORTS BULLで全試合を無料ライブ配信する。現地観戦が難しい人でも、スマートフォンやパソコン、テレビアプリなどを通じて大会を追うことができる。
今後の注目要点は、各都道府県の代表決定、11月16日の抽選結果、そして全国大会での強豪校同士の対戦だ。過去の優勝実績だけでなく、予選での戦い方やチームの完成度にも目を向ければ、試合の面白さはさらに深まる。
高校3年生にとって最後の冬になるかもしれない全国大会。2026年12月28日から始まる第105回選手権で、どの学校が日本一の称号を手にするのか。年末年始の高校サッカーから目が離せない。