ホーム スポーツ 【プレミアリーグEAST 2026】昌平は現在9位、強豪相手に苦戦

【プレミアリーグEAST 2026】昌平は現在9位、強豪相手に苦戦

相沢 直樹 相沢 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

昌平高校サッカー部の2026年を評価するうえで、もう一つ欠かせないのが高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTだ。

プレミアリーグは高校年代のトップレベルのチームとクラブユースが競い合う全国規模のリーグ戦である。トーナメントとは異なり、シーズンを通じて選手層、戦術の柔軟性、守備の安定性が試される。

18試合終了時点の順位と成績

2026年11月6日時点で確認できる第18節終了時の昌平の成績は以下の通りだ。

JFAの順位表と試合記録を照合すると、昌平は5勝3分10敗、勝ち点18、得点29、失点44という成績で9位につけている。全22試合制のため、残り4試合を残した段階での順位だ。

秋のリーグ戦で苦しんだ理由

秋の試合結果を見ると、強豪相手に攻撃力を発揮しながらも、失点を抑えきれない試合が目立つ。

日付・節 対戦相手 結果
9月20日・第14節 川崎フロンターレU-18 2-1で勝利
9月26日・第15節 横浜FCユース 2-2で引き分け
10月3日・第16節 鹿島アントラーズユース 2-5で敗戦
10月10日・第17節 FC東京U-18 3-4で敗戦
10月18日・第18節 柏レイソルU-18 0-4で敗戦

9月には川崎フロンターレU-18や青森山田を相手に勝利を収めている。しかし10月は鹿島、FC東京、柏との3試合で合計13失点を記録した。攻撃で複数得点を奪っても、守備が崩れれば勝ち点につながらない。

この傾向は、武南戦の後半に見られた展開とも重なる。相手が攻撃の形を変えたとき、守備の配置や対応を素早く修正できるかが、2026年の昌平にとって大きなテーマになっている。

ただし、9位という数字だけでチームの実力を判断するのも早計だ。プレミアリーグEASTには流通経済大柏、鹿島アントラーズユース、柏レイソルU-18、FC東京U-18などが参加している。日常的に高いレベルの相手と戦う環境そのものが、昌平の選手育成を支えている。

【強さ・評判の正体】歴代成績とFC LAVIDAの育成力

昌平高校サッカー

昌平高校サッカー部の歴代成績

昌平の強さを語る際には、2026年だけでなく過去の全国大会での実績も押さえておきたい。

学校公式サイトに掲載されている主な実績を見ると、全国高校サッカー選手権では2014年度に初出場。2019年度、2020年度、2023年度には全国ベスト8に進出している。

インターハイでも全国上位の実績を持ち、2016年度、2018年度、2022年度に全国3位、そして2024年度には悲願の全国初優勝を達成した。2024年の全国制覇は、昌平の歴史を語るうえで外せない転換点だ。

年度 主な全国大会実績
2016年度 インターハイ全国3位
2018年度 インターハイ全国3位
2019年度 選手権全国ベスト8
2020年度 選手権全国ベスト8
2022年度 インターハイ全国3位
2023年度 選手権全国ベスト8
2024年度 インターハイ全国優勝
2026年度 インターハイ埼玉県予選優勝・全国3回戦敗退

また、高円宮杯プレミアリーグEASTでは2023年度と2024年度に7位を記録している。2026年の9位は過去の上位成績と比較すると物足りないが、長年にわたって全国大会と全国トップリーグの両方で実績を積み重ねてきたことは確かだ。

FC LAVIDAと昌平をつなぐ育成の特徴

昌平高校の選手構成を理解するうえで重要なのが、ジュニアユース年代のFC LAVIDA(FCラヴィーダ)だ。

2026年のプレミアリーグEAST登録メンバーを見ると、飯島碧大、立野京弥、大野隆斗、オツコロ海桜、松本太佑ら、多くの主力選手がFC LAVIDAを前所属チームとしている。

つまり、昌平には中学年代から技術や判断力を磨いてきた選手が多数在籍している。高校入学後に一からチームのサッカーを覚えるのではなく、これまで培ったプレーの特徴を高校年代でさらに発展させられる選手がいることは、大きな強みだ。

一方、全員がFC LAVIDA出身というわけではない。ジェフユナイテッド千葉U-15、RIP ACE、アメージングアカデミー、東急SレイエスFC U-15など、異なる育成環境から加入した選手もいる。異なる背景を持つ選手が加わることで、チーム内の競争も生まれている。

技術と連係を重視する昌平のサッカー

昌平のサッカーは、個人の技術とパスワーク、選手同士の連動を生かした攻撃に特徴がある。2024年のスポーツナビによるチーム分析でも、選手同士のコンビネーションや中央突破を重視するスタイルが紹介されていた。

相手の守備配置を見ながらパスコースを作り、狭いスペースでもボールをつなぐ。単純なフィジカル勝負だけに頼らず、技術と判断で相手を上回ろうとする姿勢が昌平らしさにつながっている。

学校公式サイトによると、2026年のサッカー部員は117名。3年生38名、2年生36名、1年生43名で構成され、校内の人工芝グラウンドなどで練習を行っている。

チームディレクターは藤島崇之氏、監督は芦田徹氏。チームスローガンには「和~共に闘おう」を掲げ、個人の自律と組織としての一体感を重視している。

昌平の評判は実績と現在の課題を分けて考える

昌平が強豪として評価される理由は、全国大会での優勝経験、複数回の全国ベスト8、プレミアリーグへの継続的な参戦という実績にある。

ただし、2026年のチームを過去のタイトルだけで評価するのは正確ではない。インターハイ県予選では優勝した一方、全国大会では3回戦で敗れ、選手権県予選では準々決勝で武南に敗退した。プレミアリーグでも9位にとどまっている。

この結果から見えるのは、個人技術や攻撃の組み立てが優れていても、相手の戦術変更への対応、守備の安定性、試合終盤の勝負強さが伴わなければ、全国大会で勝ち続けることは難しいという現実だ。

「昌平はいつも圧倒的に勝つ」というイメージよりも、全国トップレベルの技術を持ち、毎年優秀な選手を輩出しながら、対戦相手の対策によって結果が変わる競争力の高いチームと理解する方が、2026年の実態に近い。

【プロの結論】2026年の昌平高校サッカー部をどう評価するべきか

2026年の昌平高校サッカー部を評価するなら、次の3つの視点が欠かせない。

第一は、県内でタイトルを獲得する力。インターハイ埼玉県予選3連覇、7度目の全国大会出場という結果は、チームの基礎的な競争力の高さを証明している。

第二は、全国レベルでの勝ち切る力。インターハイでは近大附に1-2で敗れた。相手の守備を崩し、先制された試合をひっくり返すための攻撃の選択肢が課題として残った。

第三は、長期的な選手育成力。飯島碧大や立野京弥、大野隆斗、オツコロ海桜ら、年代別代表に関わる選手が複数在籍している。特に2年生以下の選手が今後どこまで成長するかは、2027年以降の昌平を占う要点になる。

今回の武南戦で注目すべきなのは、単なる2-3というスコアではない。前半は主導権を握って先制しながら、後半は相手の攻撃変更に対応できず、エースにシュートを打たせる形も作れなかったことだ。

昌平が再び全国タイトルを狙うには、ボールを保持して攻める能力に加え、相手が守備を変えてきたときの対応力、守備の連係、交代選手を含めた試合運びが必要になる。

2026年はタイトルを一つ獲得しながら、全国と県内の重要なトーナメントで悔しさを味わったシーズンだった。その経験を次の世代にどう引き継ぐかが、今後の昌平高校サッカー部の評価を左右する。

【昌平高校サッカー部の2026年】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:昌平高校サッカー部は2026年のインターハイ埼玉県予選で優勝した?
A1:優勝した。6月14日の決勝で西武台を2-1で破り、3年連続7度目の全国大会出場を決めた。

Q2:昌平高校と武南高校の2026年の試合結果は?
A2:10月31日の第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選準々決勝で、昌平が武南に2-3で敗れた。前半は1-0でリードしたが、後半に3失点した。

Q3:2026年の昌平高校サッカー部の注目選手は誰?
A3:主将MF飯島碧大、U-17日本代表FW立野京弥、U-17日本代表DF大野隆斗、U-16日本代表FWオツコロ海桜らが注目選手だ。1年生FW藤松碧士の成長にも期待が集まる。

Q4:昌平高校サッカー部のプレミアリーグEASTの順位は?
A4:第18節終了時点で9位。18試合で5勝3分10敗、勝ち点18、得失点差はマイナス15となっている。残り4試合があり、最終順位は確定していない。

Q5:昌平高校サッカー部は過去に全国優勝したことがある?
A5:ある。2024年度の全国高校総体(インターハイ)で初優勝を達成した。2019年度、2020年度、2023年度には全国高校サッカー選手権でベスト8に進出している。

まとめ:昌平高校サッカー部の2027年につながる課題と期待

昌平高校サッカー部の2026年は、インターハイ埼玉県予選3連覇という成果を残した一方、全国大会3回戦敗退、プレミアリーグEAST9位、選手権埼玉予選での武南戦2-3という結果に終わった。

飯島碧大を中心とした3年生の経験、立野京弥や大野隆斗ら代表クラスの選手、FC LAVIDAをはじめとする育成年代からの選手構成は、昌平の大きな財産だ。

一方で、全国の強豪に勝ち切るには、攻撃力だけでなく守備の安定性や試合中の修正能力も欠かせない。

2024年のインターハイ全国優勝という実績を持つ昌平にとって、2026年は決して成功だけで終わったシーズンではない。しかし、今回の敗戦から得られる経験は、次のチームづくりに生かせるはずだ。

昌平の本当の強さは、一度の優勝や敗戦ではなく、全国レベルの競争に挑み続ける育成力と組織力にある。2027年に向けて、若い選手たちがどのような成長を見せるのか。今後も注目したい。

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相沢 直樹
トレンドリサーチャー 相沢 直樹
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スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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