ホーム スポーツ シント・トロイデンの日本人選手8人は誰?2026最新成績と歴代移籍を徹底解説

シント・トロイデンの日本人選手8人は誰?2026最新成績と歴代移籍を徹底解説

真壁 直樹 真壁 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 29 分
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2026年11月現在、ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVV(STVV)には、8人の日本人選手が所属している。GK小久保玲央ブライアンをはじめ、DF畑大雅、高井幸大、谷口彰悟、MF石渡ネルソン、松澤海斗、荒木遼太郎、FW新川志音が、ベルギーを舞台にプレーしている。

今季はトッテナムから期限付き移籍で加入した高井幸大、鹿島アントラーズから完全移籍した荒木遼太郎など、新たな顔ぶれが加わった。一方、11月4日には小久保玲央ブライアンの日本代表選出も発表されている。この記事では、2026年11月5日時点の所属選手、ポジション、出場試合数、得点・アシスト、移籍の経緯を整理。加えて、冨安健洋や遠藤航、鎌田大地ら歴代所属選手の実績から、STVVが日本人選手の欧州挑戦に果たしてきた役割まで解説する。

【2026年11月最新】シント・トロイデンの日本人選手8人をポジション別に紹介

シントトロイデン日本人

STVVの公式チームメンバーに掲載されている日本人選手は8人。ポジション別に見ると、ゴールキーパー1人、ディフェンダー3人、ミッドフィルダー3人、フォワード1人という構成になっている。

GK:小久保玲央ブライアン

小久保玲央ブライアン(背番号16)は、STVVの守護神を担う日本人GKだ。

2001年1月23日生まれ、千葉県出身。身長193cmの大型ゴールキーパーで、2024年にポルトガルの名門SLベンフィカからSTVVへ加入した。

ベンフィカではBチームやトップチームの環境を経験しており、海外でのプレー経験を持つ。ゴール前での存在感に加え、欧州のサッカーに適応してきた経験も強みとなる。

2026年11月4日には、日本サッカー協会が発表したSAMURAI BLUEのメンバーに選出された。11月14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦に臨む代表メンバーに名を連ねている。

STVVでの今季公式戦出場は11月1日時点で13試合。出場時間は1,170分で、8人の中でも最も長い。クラブでの継続的な出場と代表選出が重なり、現在の日本人所属選手を代表する存在になっている。

DF:畑大雅・高井幸大・谷口彰悟

畑大雅(背番号3)は、左サイドを主戦場とするDF。2002年1月20日生まれで、2025年7月に湘南ベルマーレから完全移籍で加入した。

湘南では主力としてプレーし、STVV加入前の公式戦通算成績は149試合出場、4得点、13アシスト。運動量、縦方向への推進力、攻守の切り替えを特徴とするサイドバックだ。

今季は11月1日時点で12試合に出場。830分の出場時間を記録しており、守備だけでなくサイドからの攻撃参加でも存在感を発揮している。

高井幸大(背番号4)は、2004年9月4日生まれのセンターバック。川崎フロンターレでプロキャリアを積み、2025年にはイングランドのトッテナム・ホットスパーFCに所属した。その後、2026年にはボルシアMGへの期限付き移籍を経験している。

2026年9月1日、トッテナムからSTVVへの期限付き移籍が正式発表された。複数クラブが関心を示す中で決まった移籍であり、欧州での経験を積みながら成長を目指す重要な機会となる。

右足と左足の両方を使える技術、空中戦の強さ、センターバックとしての総合力が評価されている。今季のSTVVでの出場は11月1日時点で4試合、360分。加入時期が他の選手より遅いため、今後の出場機会の増加が注目される。

谷口彰悟(背番号5)は、経験豊富なセンターバックであり、チームをまとめるリーダー的存在だ。

1991年7月15日生まれ。川崎フロンターレで長く活躍した後、カタールのアル・ラーヤンSCを経て2024年にSTVVへ加入した。日本代表でも経験を積んできたベテランで、若い日本人選手にとっても欧州でのプレーを学ぶ存在となる。

2026年7月28日にはクラブとの再契約が発表された。クラブCEOの立石敬之氏は、谷口をチームのキャプテンとして位置づけ、残留を大きな補強と評価している。

今季の公式戦では11月1日時点で9試合に出場し、2得点を記録。守備者ながら得点にも貢献している点は見逃せない。

MF:石渡ネルソン・松澤海斗・荒木遼太郎

石渡ネルソン(背番号18)は、2005年5月10日生まれの若手MF。2026年7月17日にセレッソ大阪から完全移籍で加入した。

京都府出身で身長185cm、体重78kg。セレッソ大阪で育ち、愛媛FC、いわきFCへの期限付き移籍も経験している。

中盤の複数ポジションをこなせることに加え、攻守両面での運動量、フィジカルを生かしたデュエル、前方への推進力が特徴だ。クラブ側も以前から獲得を検討していた選手として紹介している。

今季は11月1日時点で13試合に出場し、1得点、1アシスト。新加入選手ながら、すでに中盤の競争に加わっている。

松澤海斗(背番号38)は、2025年6月にV・ファーレン長崎から完全移籍したMF。2001年2月5日生まれ、静岡県出身だ。

STVV加入前のV・ファーレン長崎では公式戦73試合に出場し、5得点、8アシストを記録。ドリブルによる局面打開とチャンス創出を武器にしてきた。

今季の公式戦成績は11月1日時点で13試合、2得点、1アシスト。日本人選手の中でも得点面で結果を残している。公式登録上のポジションはMFだが、試合では前線に近い位置で起用されることもある。

荒木遼太郎(背番号71)は、2026年7月20日に鹿島アントラーズから完全移籍で加入した攻撃的MFだ。

2002年1月29日生まれ、熊本県出身。2020年から鹿島でプレーし、2024年にはFC東京への期限付き移籍を経験。その後、鹿島に復帰し、2026年夏に新たな挑戦の場としてベルギーを選んだ。

視野の広さ、ドリブル技術、ライン間でボールを受ける動き、ラストパスの精度が評価されている。自らゴールを狙う能力もあり、攻撃の組み立てとフィニッシュの両面で期待される選手だ。

今季は11月1日時点で9試合に出場し、1得点。加入後の適応を進めながら、攻撃陣での役割を広げている。

FW:新川志音

新川志音(背番号99)は、2007年8月6日生まれの若手フォワード。2026年1月16日にサガン鳥栖から完全移籍で加入した。

大阪府出身で、身長171cm、体重65kg。STVVの立石CEOは、身体能力、スピード、シュート技術、積極的にゴールへ向かう姿勢を評価している。

加入時点ではまだ10代。日本のJリーグで経験を積んだ若手が、早い段階から海外のプロ環境に身を置く事例としても興味深い。

今季の公式戦出場は11月1日時点で8試合、1得点。公式登録ポジションはFWだが、試合によっては中盤寄りの位置でプレーすることもあり、攻撃的な複数ポジションへの適応が求められている。

【2026-27最新成績】8人の出場試合数・得点・アシストを比較

日本人選手を評価する際に、所属人数だけを見るのは十分ではない。実際に試合へ出ているのか、先発なのか途中出場なのか、得点やアシストで結果を残しているのかを確認する必要がある。

以下は、2026年11月1日時点のSTVVでの今季公式戦成績を整理したものだ。リーグ戦だけでなく、カンファレンスリーグやベルギーカップなどの公式戦を含み、加入前の所属クラブや代表戦の成績は含まない。

選手名 公式ポジション 試合 得点 アシスト 出場時間
小久保玲央ブライアン GK 13 0 0 1,170分
畑大雅 DF 12 0 0 830分
高井幸大 DF 4 0 0 360分
谷口彰悟 DF 9 2 0 684分
石渡ネルソン MF 13 1 1 815分
松澤海斗 MF 13 2 1 560分
荒木遼太郎 MF 9 1 0 439分
新川志音 FW 8 1 0 198分
合計 8人 ― 7 2 5,056分

出典:AssistSideの2026-27シーズン公式戦集計。2026年11月1日時点。ポジションはSTVV公式チーム登録に準拠。

出場機会で見ると小久保・石渡・松澤が存在感

数字から読み取れるのは、8人全員に今季の公式戦出場記録があることだ。

小久保は13試合、1,170分でGKとして継続的に出場。石渡も13試合、815分で中盤の選択肢に入っている。松澤も13試合に出場しており、2得点、1アシストという攻撃面の結果を残した。

谷口は9試合で2得点を記録。DFとしての守備貢献に加え、セットプレーなどを含む得点面でもチームを支えている。

畑は12試合、830分と安定した出場機会を得ている。高井は9月加入のため4試合にとどまるが、加入直後から出場機会を獲得している点は評価できる。

一方、荒木は9試合、新川は8試合。出場時間には差があるものの、両選手とも得点を記録しており、今後の起用法が注目される。

11月2日のOHルーヴェン戦では日本人7人が出場

11月2日に行われたベルギーリーグ第10節のOHルーヴェン戦は、直近の出場状況を確認するうえで重要な試合となった。

試合はSTVVが1対2で敗戦。小久保、畑、高井、石渡が先発し、谷口は後半開始時から出場。松澤と新川も途中出場した。荒木はベンチスタートだった。

つまり、この試合では日本人選手7人が実際にプレーしている。単に日本人選手を多く登録しているだけでなく、複数の選手が試合の戦力として起用されていることが分かる。

なお、個人成績の比較表は11月1日時点の集計であり、11月2日の試合を反映した出場試合数ではない。最新の試合状況とシーズン累計の数字を混同しないことが大切だ。

【加入・移籍の経緯】高井幸大、荒木遼太郎、石渡ネルソンはなぜSTVVを選んだのか

2026年の日本人選手の動きを見ると、STVVは若手の欧州挑戦と経験豊富な選手の継続的な戦力化を並行して進めている。

高井幸大:トッテナムから期限付き移籍

2026年9月1日、STVVはトッテナムから高井幸大を期限付き移籍で獲得したと発表した。

高井は川崎フロンターレで成長し、トッテナムへの移籍を経て、2026年にはドイツのボルシアMGでも期限付き移籍による経験を積んでいた。STVVへの加入は、欧州でのプレー環境を継続しながら、実戦経験を得るための新たな段階と捉えられる。

本人は加入時のコメントで、STVVの目指すサッカーが明確であることや、チームのスタイルが自身のプレースタイルに合うと感じたことを説明している。また、川崎フロンターレや日本代表で共にプレーした谷口彰悟の存在も、チームへの適応を考えるうえで興味深い要素だ。

荒木遼太郎:鹿島から完全移籍でベルギーへ

荒木遼太郎の加入発表は2026年7月20日。鹿島アントラーズからの完全移籍だった。

荒木は鹿島でプロとしてのキャリアをスタートさせ、FC東京への期限付き移籍も経験している。日本国内で複数の環境を経験した後、海外で選手として成長する道を選んだ。

クラブ側は、荒木の視野、ドリブル、攻撃的なポジショニング、決定的なパスを高く評価している。単なる若手補強ではなく、攻撃の組み立てに関わる選手として期待されていることが分かる。

石渡ネルソン:Jリーグでの武者修行を経て完全移籍

石渡ネルソンは2026年7月17日、セレッソ大阪から完全移籍で加入した。

セレッソ大阪で育った石渡は、愛媛FCやいわきFCへの期限付き移籍を通じて実戦経験を重ねた。複数の中盤ポジションに対応できる点や、185cmの体格を生かした対人能力が獲得の評価ポイントとなった。

STVVの立石CEOは、以前から石渡を追いかけていたと説明している。これは、単に移籍市場で日本人選手を探すだけでなく、国内での成長過程を継続的に把握して補強を判断していることを示す事例だ。

新川志音:サガン鳥栖から若くして欧州へ

新川志音は2026年1月16日、サガン鳥栖から完全移籍で加入した。

2007年生まれの新川は、今回の8人の中でも特に若い世代に属する。STVVはスピードや身体能力、シュート技術を評価し、将来性のある攻撃的選手として獲得した。

若手選手が海外で成長するには、語学や生活環境への適応だけでなく、異なる守備の強度やフィジカルへの対応も必要となる。新川のような若い選手がベルギーでどの程度出場時間を伸ばせるかは、STVVの育成面を評価する材料にもなる。

その他の日本人選手も、それぞれ異なる経緯で加入

畑大雅は2025年7月、湘南ベルマーレから完全移籍。松澤海斗は同年6月、V・ファーレン長崎から完全移籍で加入した。

小久保玲央ブライアンは2024年にベンフィカから加入。谷口彰悟は2024年から所属し、2026年7月に再契約を結んでいる。

このように、STVVの日本人選手は、若手の初めての海外移籍、Jリーグで実績を積んだ選手の挑戦、欧州クラブ間での移籍、経験豊富な選手の契約継続など、加入の背景が一様ではない。

【歴代日本人選手】冨安健洋・遠藤航・鎌田大地らが残した実績

シント=トロイデンが日本のサッカーファンに知られるようになった大きな理由は、歴代所属選手の顔ぶれにある。

2018年前後から日本人選手の加入が増え、現在の日本代表や欧州主要リーグで活躍する選手たちがSTVVを経験してきた。

2018〜2019年:日本人選手の欧州挑戦が広がった時期

代表的な選手が、冨安健洋、遠藤航、鎌田大地だ。

冨安は2018-19シーズンにSTVVでプレー。守備者として欧州での経験を積み、その後のイタリア、イングランドでのキャリアにつなげた。

遠藤航は2018-19、2019-20シーズンに所属。中盤や守備的な役割を経験し、その後シュツットガルトなどを経てリバプールでプレーするまでに成長した。

鎌田大地は2018-19シーズンに所属し、攻撃的MFとして24試合12得点を記録。得点力を示した選手の代表例だ。

この時期には、関根貴大、小池裕太、木下康介らも在籍していた。

2019〜2022年:主力として長くプレーした選手たち

この時期には、鈴木優磨、シュミット・ダニエル、橋岡大樹、伊藤達哉、松原后、林大地、原大智らが所属した。

特に鈴木優磨は、STVVで71試合26得点という成績を残している。日本人選手がベルギーリーグで得点力を発揮できることを示した存在の一人だ。

GKのシュミット・ダニエルは114試合に出場。橋岡大樹も91試合に出場し、右サイドを中心に経験を積んだ。

林大地は60試合15得点。前線での運動量やゴールへの積極性を発揮した。

2022年以降:若手と経験者が共存する時代へ

2022年には香川真司と岡崎慎司もSTVVでプレー。日本代表で長く活躍した選手がベルギーのクラブに集まったことも話題になった。

2023年以降には伊藤涼太郎、山本理仁、藤田譲瑠チマ、小川諒也、鈴木彩艶らが加入。2024年以降は谷口彰悟、小久保玲央ブライアンらが加わり、現在の日本人選手の基盤が形成されている。

データ集計では、2010年以降にSTVVで公式戦出場記録がある日本人選手は、過去在籍分だけで28人に上る。今季所属する選手の前シーズンまでの記録も含めると、長期間にわたって日本人選手がクラブに関わってきたことが分かる。

この歴史を理解するうえで重要なのは、STVVを単なる日本人選手の集合体と考えないことだ。選手ごとに所属期間も役割も異なり、欧州で経験を積んだ後に別のリーグへ移る選手もいれば、クラブに長く在籍して主力となる選手もいる。

【評判と実態】STVVは日本人選手の育成クラブなのか?

STVVには日本人選手が多く所属しているため、「日本人選手のためのクラブ」「海外移籍の踏み台」といったイメージを持つ人もいる。しかし、実際のクラブ運営はそれほど単純ではない。

DMM.comによる買収から始まった独自のクラブ経営

2017年、インターネット関連企業のDMM.comがSTVVを買収した。

その後、立石敬之CEOを中心に、日本人選手の獲得と育成、スポンサー企業との関係構築、移籍市場での価値向上を組み合わせたクラブ経営を進めてきた。

2026年3月の朝日新聞系メディア「好書好日」の立石CEOインタビューでは、100社を超える日本企業をスポンサーにつけ、日本から獲得した選手を成長させ、移籍金収入をクラブ運営に生かす仕組みを築いてきた経緯が紹介されている。

立石CEOは、STVVでの取り組みを次のように表現している。

「日本人が欧州に学ぶのではなく、戦える時代にきたことを証明したかった」

この言葉には、欧州サッカーの環境を日本人選手が一方的に学ぶだけではなく、日本から獲得した選手の価値を高め、欧州市場で競争できる仕組みを作るというクラブの考え方が表れている。

移籍金を得て、次の選手に再投資する仕組み

STVVの特徴は、選手を獲得して育成し、成長した選手がより大きなクラブへ移籍することで得られる収益を、次の補強やクラブ運営に活用する点にある。

立石CEOは2025年9月の移籍市場総括でも、主力選手の移籍は簡単な判断ではないとしながら、クラブの持続的な成長には移籍による収益確保と新たな才能の発掘が欠かせないと説明した。

また、退団選手から得た収益をクラブ強化に再投資し、選手層やスタッフ体制を充実させる方針も明らかにしている。

つまり、STVVは日本人選手を受け入れるだけのクラブではなく、選手の市場価値を高めながらクラブ自体の競争力も引き上げようとする事業モデルを持っている。

日本人なら出場できるという考え方は誤り

一方で、日本人選手が多いからといって、加入すれば必ず試合に出られるわけではない。

立石CEOは過去のインタビューで、ポジションは国籍に関係なく選手自身が競争で勝ち取るものだという考えを示している。日本人選手の人数についても、チーム編成のバランスを考慮する必要があると説明していた。

この点は、STVVを評価するうえで重要だ。日本人選手の獲得が積極的であっても、実際の起用は監督の戦術、ポジションの競争相手、コンディション、試合結果などによって変わる。

今回の8人を見ても、GKとして継続出場する小久保、複数ポジションをこなす石渡、得点で貢献する松澤、加入直後から出場機会を得た高井など、選手によって状況は異なる。

「日本人選手が多い」という事実と、「日本人選手が優遇される」という評価は、分けて考える必要がある。

【2026年11月の最新動向】監督交代と欧州大会が日本人選手に与える影響

2026-27シーズンのSTVVは、国内リーグと欧州大会で異なる結果を残している。この状況は、日本人選手の出場機会や今後の評価にも関わってくる。

リーグ戦5連敗でデ・メイヤー監督が契約解除

2026年11月2日のOHルーヴェン戦で、STVVは1対2の逆転負けを喫した。前半に2本のPKを失敗したことも響き、リーグ戦は5連敗となった。

これを受け、クラブは11月3日、フレデリック・デ・メイヤー監督との契約解除を発表。アシスタントコーチのセップ・デ・ルーファが暫定的にチームを指揮することになった。

クラブCEOの立石敬之氏は、リーグ戦5連敗という状況を重く受け止めた決断であると説明している。

監督交代は、所属選手にとって大きな転換点になる。新しい指揮官がどのような戦術を採用するかによって、先発メンバーや交代起用、選手の役割が変わる可能性がある。

特に荒木のような攻撃的MFや、複数ポジションに対応できる石渡、新加入の高井などは、新体制の戦術との相性が注目される。

カンファレンスリーグでは開幕2連勝

国内リーグでは苦戦している一方、欧州大会では明るい材料もある。

STVVは2026-27シーズン、UEFAカンファレンスリーグのリーグフェーズに初めて挑戦。10月16日のイベリア1999トビリシ戦に2対0で勝利し、10月23日のFCミッティラン戦でも1対0で勝利した。

つまり、欧州大会では開幕2連勝を記録している。リーグ戦の5連敗とは対照的な結果だ。

日本人選手にとって、カンファレンスリーグはベルギー国内だけでなく、欧州各国のクラブと対戦する機会になる。試合でのパフォーマンスが評価されれば、選手個人の市場価値や将来の移籍にも影響する可能性がある。

今後の注目試合と選手の見どころ

11月5日時点で、STVVの次の欧州大会は11月6日のSKブラン戦。国内リーグでは11月9日にズルテ・ワレヘムと対戦する予定となっている。

特に注目したいのは次の3点だ。

  • 小久保玲央ブライアン:日本代表選出を受け、クラブでの安定した出場と代表での活躍を両立できるか。
  • 高井幸大:期限付き移籍で加入した新天地で、センターバックの主力として定着できるか。
  • 松澤海斗・荒木遼太郎・新川志音:攻撃面での得点やアシストを増やし、新体制の中で存在感を高められるか。

監督交代直後という不確定要素はあるものの、欧州大会と国内リーグの両方を戦う環境は、選手たちにとって大きな成長機会でもある。

【プロの結論】シント・トロイデンの日本人選手を評価するときの3つの基準

STVVの日本人選手を追いかける際には、所属人数や知名度だけで評価するのではなく、次の3つの視点を持つと実態を理解しやすい。

1. 所属と出場を区別する

選手名が公式チームページに掲載されていても、毎試合先発するとは限らない。試合数、先発回数、途中出場、出場時間を分けて確認することが大切だ。

例えば、高井は2026年9月加入で、11月1日時点では4試合360分。一方、小久保は13試合1,170分を記録している。同じ所属選手でも、チーム内での役割や実戦経験には違いがある。

2. 得点だけでなくポジションごとの役割を見る

FWや攻撃的MFは得点・アシストが分かりやすい指標になる。しかし、DFやGKに同じ評価基準を当てはめるのは適切ではない。

畑ならサイドでの運動量や攻撃参加、谷口なら守備の安定感やセットプレーでの貢献、小久保ならセービングやゴール前での判断が評価対象となる。

石渡のような中盤の選手についても、得点数だけでなくボール奪取、パスのつなぎ、前進するプレーなどを含めて評価する必要がある。

3. 移籍先だけでなく、その後の成長を見る

STVV出身選手のキャリアを振り返ると、欧州の強豪クラブへ移籍した選手だけが成功例というわけではない。

ベルギーでの経験を生かして別のリーグに挑戦する選手、国内クラブに戻る選手、クラブ内で主力として活躍する選手など、キャリアの形は多様だ。

重要なのは、移籍したという事実だけではなく、移籍後にどれだけ出場機会を得て、どのような役割を担い、選手として成長しているかという点にある。

STVVは欧州挑戦の入口として機能してきたが、最終的な評価は選手自身の実績と、その後のキャリアによって決まる。

【シント・トロイデンの日本人選手】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年11月現在、シント・トロイデンには日本人選手が何人いますか?
A1:2026年11月5日時点で8人です。小久保玲央ブライアン、畑大雅、高井幸大、谷口彰悟、石渡ネルソン、松澤海斗、荒木遼太郎、新川志音が所属しています。

Q2:シント・トロイデンで最も出場している日本人選手は誰ですか?
A2:2026年11月1日時点の今季公式戦集計では、小久保玲央ブライアンが13試合、1,170分で最多の出場時間を記録しています。石渡ネルソンと松澤海斗も13試合に出場しています。

Q3:高井幸大はなぜシント・トロイデンに移籍したのですか?
A3:2026年9月1日、トッテナムから期限付き移籍で加入しました。欧州で実戦経験を積み、成長を続けるための新たな環境としてSTVVを選択しています。本人もクラブのサッカースタイルが自分に合うと説明しています。

Q4:荒木遼太郎はレンタル移籍ですか?
A4:いいえ。2026年7月20日に鹿島アントラーズから完全移籍で加入しました。FC東京への期限付き移籍を経験した後、鹿島に復帰し、今回STVVへの移籍を決めています。

Q5:松澤海斗の今季の得点とアシストはいくつですか?
A5:2026年11月1日時点の今季公式戦成績は13試合、2得点、1アシストです。ドリブルによる局面打開や攻撃参加が持ち味です。

Q6:シント・トロイデンの歴代日本人選手には誰がいますか?
A6:冨安健洋、遠藤航、鎌田大地、鈴木優磨、シュミット・ダニエル、鈴木彩艶、橋岡大樹、香川真司、岡崎慎司、林大地、藤田譲瑠チマ、伊藤涼太郎などがいます。多くの選手がSTVVで欧州サッカーを経験しました。

Q7:シント・トロイデンは日本人選手を優先的に起用するクラブですか?
A7:日本人選手の獲得には積極的ですが、出場ポジションは国籍ではなく競争によって決まるというのがクラブの基本的な考え方です。実際の起用状況は監督の戦術や選手のコンディションによって変わります。

Q8:シント・トロイデンは日本人選手の海外移籍にどのような役割を果たしていますか?
A8:欧州での実戦経験を積み、選手としての価値を高める機会を提供してきました。冨安健洋や遠藤航らのキャリアは、その代表的な事例です。ただし、STVVに所属すれば必ずビッグクラブへ移籍できるわけではなく、個人の実績と成長が重要になります。

まとめ:2026年のSTVVは8人の日本人選手と新たな成長段階へ

2026年11月現在、シント=トロイデンVVには8人の日本人選手が所属している。小久保玲央ブライアン、畑大雅、高井幸大、谷口彰悟、石渡ネルソン、松澤海斗、荒木遼太郎、新川志音という顔ぶれだ。

今季は松澤の2得点、谷口の2得点、石渡の1得点・1アシストなど、個々の選手が結果を残している。小久保の日本代表選出や高井の期限付き移籍による加入も、2026年の大きなトピックとなった。

一方、リーグ戦5連敗による監督交代という課題も抱えている。欧州大会での好成績と国内リーグでの苦戦という対照的な状況の中、暫定体制でどのような立て直しを図るかが焦点となる。

歴代選手の実績を振り返れば、STVVは冨安健洋、遠藤航、鎌田大地らが欧州でのキャリアを築く過程に関わってきたクラブだ。日本人選手の獲得、成長、移籍による収益の確保という独自の経営モデルも、その特徴を形作っている。

今後のSTVVを追うなら、単に日本人選手が何人所属しているかだけでなく、実際の出場時間、得点・アシスト、ポジション争い、監督の戦術、そして次の移籍先まで確認したい。8人それぞれが異なるキャリアを歩んでいるからこそ、ベルギーでの挑戦は今後も日本サッカーの海外移籍を考えるうえで重要な事例となる。

主な確認資料

- STVV公式チームメンバー・2026-27シーズン試合記録
- STVV公式移籍発表・選手プロフィール
- AssistSide 2026-27シーズン選手別成績集計
- 日本サッカー協会・2026年11月日本代表メンバー発表
- 朝日新聞系メディア「好書好日」2026年3月5日、立石敬之CEOインタビュー
- STVV公式発表・2026年11月3日監督交代のお知らせ

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真壁 直樹

美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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