「ブラッサム」は、2026年9月28日(月)に放送が始まったNHK連続テレビ小説第115作です。
10月1日から新しく始まる作品ではなく、9月末にスタートし、10月も引き続き放送される2026年度後期の朝ドラです。
ブラッサムの放送スケジュール
| 放送局・区分 | 放送曜日 | 放送時間 |
|---|---|---|
| NHK総合・本放送 | 月~土 | 午前8:00~8:15 |
| NHK総合・再放送 | 月~土 | 午後0:45~1:00 |
| NHK総合・土曜版再放送 | 翌週月曜 | 午前4:45~5:00 |
| NHK BS | 月~金 | 午前7:30~7:45 |
| NHK BS・週間まとめ | 土曜 | 午前8:15~9:30 |
| NHK BSP4K | 月~金 | 午前7:30~7:45 |
| NHK BSP4K・週間まとめ | 土曜 | 午前8:15~9:30 |
平日の放送を見逃した場合は、昼の再放送を利用できます。朝の時間帯に視聴できない人には、BSの先行放送も便利です。
なお、総合テレビの土曜日は新しいエピソードではなく、月曜日から金曜日までの1週間を振り返る構成です。
10月から見始める人へのポイント
10月1日は第1週の放送期間中にあたります。物語の導入を最初から追いたい場合は、第1週から視聴すると人物関係を理解しやすくなります。
すでに放送された回については、NHKオンデマンドなどの配信サービスで視聴できる作品情報も公開されています。
【ブラッサムのあらすじ】宇野千代をモデルにした葉野珠の波乱万丈な人生
舞台:山口県岩国市・東京・北海道/時代:明治・大正・昭和
「ブラッサム」の主人公は、山口県岩国に生まれた葉野珠。石橋静河が演じます。
物語は、明治30年(1897年)生まれの珠が、家族や地域社会との関係に悩みながら、自分の人生を切り開いていくところから始まります。
第1週は岩国での幼少期からスタート
第1週のタイトルは「私の父、私の母」。
明治41年(1908年)の山口県岩国が物語の出発点です。
幼い珠は4人きょうだいの長女。父・葉野清治は厳格な人物で、家族へのしつけにも厳しい一方、継母のリョウは血のつながらない珠にも深い愛情を注ぎます。
ある日、珠は尋常小学校で父について作文を書く宿題を出されます。しかし、父のことをどのように書けばよいのか、簡単には答えを出せません。
このエピソードは、珠が自分の目で周囲を観察し、言葉にしていく物語の始まりでもあります。
幼少期の珠を演じるのは村上蘭です。
故郷を離れ、作家への道を歩み始める
成長した珠は女学校を卒業し、代用教員として働き始めます。
しかし、仕事を失い、故郷の岩国を離れることになります。
親戚を頼って上京した珠は、幼い頃から抱いていた夢を改めて意識するようになり、小説の懸賞応募をきっかけに作家への道を歩み始めます。
ただし、その道は決して平坦ではありません。
大正から昭和にかけて、関東大震災や戦争、結婚と離婚、事業の倒産、借金など、さまざまな出来事が珠の人生を揺さぶります。
それでも書くことをやめず、自分らしい生き方を追い求めていく姿が物語の中心です。
宇野千代と葉野珠は同一人物ではない
ここで押さえておきたいのが、主人公のモデルとなった宇野千代との関係です。
宇野千代は、明治・大正・昭和・平成という4つの時代を生きた作家です。
1921年には短編小説『脂粉の顔』が懸賞小説に入選。その後、作家として活動の幅を広げました。
1936年にはスタイル社を創立し、雑誌『スタイル』の編集にも携わっています。
戦後には代表作『おはん』を発表。加えて、1982年から1983年にかけて刊行された自伝『生きて行く私』も大きな話題になりました。
こうした創作活動と、時代に左右されず自分の人生を選び続けた姿勢が、ドラマの重要な背景になっています。
重要なのは、ブラッサムが宇野千代の生涯をそのまま映像化した伝記作品ではないという点です。
NHKの番組紹介でも、宇野千代をモデルに生きざまを大胆に再構成したオリジナルのフィクションと説明されています。
そのため、葉野珠という主人公の名前やドラマ上の人間関係、出来事を、実在した宇野千代の経歴とそのまま同一視することはできません。
【出演者一覧】石橋静河・加賀まりこ・松たか子ら豪華キャスト
「ブラッサム」は、主人公の家族や故郷の人々だけでなく、東京で出会う作家や芸術家など、多彩な登場人物が物語を彩ります。
主要キャストと役柄の関係
| 俳優 | 役名 | 役柄・主人公との関係 |
|---|---|---|
| 石橋静河 | 葉野珠 | 主人公。作家を目指す女性 |
| 加賀まりこ | 葉野珠 | 1980年代の珠 |
| 村上蘭 | 葉野珠 | 幼少期の珠 |
| 松たか子 | 藤川優子 | 珠の秘書 |
| 渡部篤郎 | 葉野清治 | 珠の父 |
| 国仲涼子 | 葉野リョウ | 珠の継母 |
| 松本穂香 | 岩田梅 | 珠の幼なじみ |
| 八嶋智人 | 岩田幸三 | 岩田屋の店主 |
| 楠見薫 | 岩田カツ | 幸三の妻 |
| 三浦誠己 | 葉野清重 | 珠の叔父 |
| 山田真歩 | 照子 | 珠の叔母 |
| 金子大地 | 保 | 珠の従兄 |
| 染谷将太 | 西尾一路 | 作家 |
| 錦戸亮 | 夏井銀児 | 画家 |
| 伊藤万理華 | 萩宮絹子 | 作家の妻 |
| 前原滉 | 川岸康成 | 小説家 |
| sara | 川岸静代 | 康成の妻 |
| 岩男海史 | 田島風太郎 | 馬込村の住民 |
| 谷村美月 | 早苗 | 夏井銀児の妻 |
| 藤原さくら | 澄子 | 夏井銀児の元恋人 |
主演・石橋静河が演じる葉野珠に注目
珠という人物の魅力は、順風満帆な成功者ではないところにあります。
自分の選択が周囲から理解されないこともあれば、失敗によって生活の基盤を失うこともあります。それでも自分の感情や創作への思いに向き合い続ける姿が、物語の軸になっています。
10月22日に追加キャスト6人が発表
放送開始後の10月22日には、追加キャスト6人が発表されました。
- 伊藤万理華:作家の妻・萩宮絹子
- 前原滉:小説家・川岸康成
- sara:川岸康成の妻・静代
- 岩男海史:田島風太郎
- 谷村美月:画家・夏井銀児の妻・早苗
- 藤原さくら:夏井銀児の元恋人・澄子
この6人は、珠と作家・西尾一路、画家・夏井銀児を取り巻く人間関係に関わる出演者です。
特に馬込文士村の人々との交流は、珠が作家として成長していく過程を理解するうえで見逃せない部分です。
伊藤万理華、sara、岩男海史、藤原さくらの4人は、今回が朝ドラ初出演となります。
【2026年の朝ドラを比較】前作「風、薫る」とブラッサムの違い
2026年の朝ドラを理解するうえでは、前期作品の「風、薫る」との比較も役立ちます。
両作品には、実在の人物や歴史的背景を手がかりに、女性が自分の道を切り開いていく姿を描くという共通点があります。
ただし、物語の中心となる職業やテーマには違いがあります。
第114作・前期
看護の道を切り開く女性たちの物語。
第115作・後期
文学と創作を通じて自分の人生を切り開く女性の物語。
2作品の比較ポイント
「風、薫る」
- 主演:見上愛、上坂樹里
- 物語の中心:看護師としての成長と女性の社会進出
- モチーフ:大関和と鈴木雅
- 最終回:2026年9月25日(金)
- 最終回のエピソード:第130回
「風、薫る」は、2人の看護師を中心に、看護という仕事の専門性や社会的な役割を描きました。
最終回では、りんが執筆した看護の実用書が発売され、看護の精神が次の世代、そして現代へとつながる演出で締めくくられました。
「ブラッサム」
- 主演:石橋静河
- 物語の中心:小説家としての人生と創作
- モデル:宇野千代
- 放送開始:2026年9月28日(月)
- 作品番号:第115作
こちらは、女性が自分の言葉を持ち、文学という表現手段を通じて社会と向き合う物語です。
前作が看護の現場で人々を支える女性を描いたのに対し、本作は書くことによって自分の人生を表現する女性を描いています。
2026年の朝ドラを続けて見る意味
両作品を続けて見ると、女性の社会参加や職業的自立というテーマが、異なる角度から描かれていることが分かります。
「風、薫る」では専門職としての看護、「ブラッサム」では作家としての創作活動が重要な軸になります。
時代背景は異なりますが、女性が自分の能力を社会に認めさせていく過程を描くという点で、朝ドラらしい連続性があります。
【主題歌・脚本・見どころ】YOASOBIの楽曲が物語に与える意味
主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」
「ブラッサム」の主題歌を担当するのは、音楽ユニットの
楽曲名は「咲き誇れ」。
物語の主人公・珠が、困難を乗り越えながら自分らしく生きる姿と重なるタイトルです。
さらに注目したいのは、主題歌の制作に関連して、小説家・綿矢りさが書き下ろした原作小説「桜(はな)の命は不滅なり」が公開されたことです。
これはドラマの主人公のモデルである宇野千代への敬意も込められた企画で、音楽と文学を結び付ける試みになっています。
YOASOBIは2026年9月28日の初回放送で楽曲が初めて流れることを事前に発表していました。
脚本は櫻井剛と小松與志子
脚本を担当するのは、櫻井剛と小松與志子です。
音楽はfox capture plan、語りはNHK大阪放送局の三條雅幸アナウンサーが担当しています。
制作統括は村山峻平と櫻井壮一。演出には盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣らが参加しています。
見どころ1:岩国の風景と故郷の人間関係
最初の見どころは、山口県岩国市を舞台にした物語です。
岩国は実在の宇野千代の出身地でもあります。
ドラマのポスタービジュアルには錦帯橋や桜が取り入れられ、主人公の故郷が作品全体の印象を形作っています。
故郷での家族や幼なじみとの関係は、後に珠がどのような人生を選ぶのかを考えるうえでも重要です。
見どころ2:明治・大正・昭和の女性の生き方
本作の大きな魅力は、時代の変化と個人の選択を同時に描いていることです。
女性が職業を持ち、自分の考えを文章として発表し、社会に認められることが現在ほど当たり前ではなかった時代。
その中で珠が作家を志すことには、単なる職業選択以上の意味があります。
周囲の価値観と自分の希望が衝突したとき、何を選ぶのか。その積み重ねがドラマの見どころです。
見どころ3:東京の文士村で広がる創作の世界
東京に舞台が移ってからは、作家や画家など、創作に携わる人物たちとの出会いが増えていきます。
染谷将太が演じる西尾一路、錦戸亮が演じる夏井銀児をはじめ、それぞれ異なる価値観を持つ人物が登場します。
10月22日に発表された追加キャストも、この人間関係を広げる存在です。
単純な成功物語ではなく、他者との交流や衝突を通して珠の表現が変化していく過程にも注目したいところです。
【10月から見始めても大丈夫?】途中参加する人の視聴ポイント
「9月28日に始まったなら、10月からでは遅いのでは」と考える人もいる可能性があります。
しかし、朝ドラは1話15分を基本とする連続ドラマです。途中からでも、人物関係や物語の背景を押さえれば十分に楽しめます。
最初に押さえたい3つのポイント
1. 珠の家族関係: 父・清治と継母・リョウとの関係が、珠の価値観を形作る。
2. 岩国から東京への移動: 故郷を離れることが、作家への道を切り開くきっかけになる。
3. 宇野千代との関係: 実在の作家をモデルにしたフィクションであることを理解しておく。
特に最初の数話では、父と継母に対する珠の気持ちが描かれます。ここを理解すると、成長後の珠の選択も追いやすくなります。
どんな人におすすめできる?
おすすめできる人
- 明治・大正・昭和を舞台にした歴史ドラマが好きな人
- 実在の作家や文学の世界に興味がある人
- 女性の自立やキャリア形成を描く作品が好きな人
- 人間関係の変化を丁寧に描くドラマが好きな人
- 山口県岩国市や宇野千代にゆかりのある地域に関心がある人
視聴前に知っておきたいこと
- 宇野千代の史実を忠実に再現したドキュメンタリーではない。
- 明治から昭和までの時代背景を扱うため、現代劇のテンポとは異なる。
- 人生の成功だけでなく、挫折や人間関係の衝突も物語の重要な要素になる。
歴史上の人物の正確な生涯を知りたい人は、国立国会図書館などの人物資料と合わせて見ると、ドラマ上の創作と実際の経歴を区別しやすくなります。
【朝ドラ10月から・ブラッサム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月からの朝ドラは何ですか?
「ブラッサム」です。石橋静河が主演を務める2026年度後期のNHK連続テレビ小説第115作で、2026年9月28日に放送が始まりました。
Q2:ブラッサムは何時から放送されていますか?
NHK総合では月曜日から土曜日の午前8時から8時15分までです。昼の再放送は午後0時45分からです。NHK BS・BSP4Kでは月曜日から金曜日の午前7時30分から放送されています。
Q3:ブラッサムの主人公のモデルは誰ですか?
作家の宇野千代です。1897年に山口県で生まれ、『おはん』『色ざんげ』『生きて行く私』などの作品で知られています。ドラマでは宇野千代をモデルにした架空の主人公・葉野珠として描かれます。
Q4:ブラッサムの主題歌は誰が歌っていますか?
YOASOBIの「咲き誇れ」です。ドラマの初回放送で初めてオンエアされました。
Q5:ブラッサムの脚本家は誰ですか?
櫻井剛と小松與志子です。音楽はfox capture plan、語りは三條雅幸が担当しています。
Q6:前作の「風、薫る」はいつ最終回を迎えましたか?
2026年9月25日(金)に第130回が放送され、最終回を迎えました。その後、9月28日から「ブラッサム」が始まりました。
【プロの結論】ブラッサムは10月からでも追いかけたい2026年後期の注目朝ドラ
2026年度後期の朝ドラ「ブラッサム」は、作家・宇野千代をモデルにした葉野珠の人生を描く作品です。
石橋静河を主演に迎え、加賀まりこ、松たか子、渡部篤郎、国仲涼子らが出演。さらに染谷将太、錦戸亮など、東京での創作活動を彩る俳優陣も加わっています。
注目したいのは、単なる立身出世の物語ではないという点です。
珠が生まれ育った岩国を離れ、さまざまな人と出会い、時代の変化に翻弄されながらも書くことを続ける。その過程には、仕事や人間関係、自分らしい生き方について考えるヒントがあります。
また、宇野千代の実際の生涯を知ってから視聴すると、ドラマがどのように史実を再構成しているのかという別の楽しみ方もできます。
10月から朝ドラを見始めた人にとっても、物語の中心となる人物と背景を押さえれば、十分に作品の魅力を味わえます。
「ブラッサム」は、2026年の秋から冬にかけて、文学と女性の生き方をじっくり楽しみたい人に注目してほしい朝ドラです。
主な情報参照先:NHK財団「ステラnet」、NHKオンデマンド、国立国会図書館「近代日本人の肖像」、シネマトゥデイ、MANTANWEB、YOASOBI公式発表。