2026年10月からの朝ドラとして話題を集めているのが、NHK連続テレビ小説第115作『ブラッサム』です。主演は石橋静河。明治・大正・昭和という激動の時代を生きた作家・宇野千代をモデルに、自由を求めて自分の人生を切り開いていく女性・葉野珠(はの・たま)の生涯を描きます。
最初に押さえておきたいのは、放送開始日が2026年10月1日ではなく、2026年9月28日(月)であること。前作『風、薫る』からのバトンタッチを経て、すでに放送が始まっています。主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」、共演には加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎らが名を連ねます。2026年11月3日時点の最新情報をもとに、放送日、あらすじ、キャスト、主題歌、2027年の次回作まで整理します。
【2026年10月からの朝ドラは何?】第115作『ブラッサム』が放送中
2026年度後期の連続テレビ小説は、NHK大阪放送局制作の『ブラッサム』です。朝ドラの第115作に当たり、主演を石橋静河が務めています。
放送開始日は2026年9月28日(月)。NHK総合では毎週月曜日から土曜日の午前8時に放送されます。したがって、「10月からの朝ドラ」という検索に対する正確な回答は『ブラッサム』ですが、初回そのものは9月末に放送されました。
なぜ10月ではなく9月末に始まるのか
朝ドラは基本的に年度前期と年度後期に分かれて編成されます。後期作品は10月から3月ごろまでの期間を担いますが、実際の初回放送日は必ずしも10月1日とは限りません。9月最終週にスタートする作品もあります。
近年の後期作品を振り返ると、その傾向がよく分かります。
- 2023年度後期:『ブギウギ』は2023年10月2日開始。
- 2024年度後期:『おむすび』は2024年9月30日開始。
- 2025年度後期:『ばけばけ』は2025年9月29日開始。
- 2026年度後期:『ブラッサム』は2026年9月28日開始。
このように、秋の朝ドラは9月末から10月初旬にかけて始まるのが近年の流れです。「10月から」という検索語だけで初回放送日を判断すると、数日のずれが生じる可能性があります。
なお、2026年11月3日現在、『ブラッサム』はすでに放送中です。これから視聴する人は、放送開始日だけでなく、現在の物語がどこまで進んでいるかも確認しておくと理解しやすくなります。
【ブラッサムのあらすじ】宇野千代をモデルにした葉野珠の波乱万丈な人生
『ブラッサム』の物語は、明治30年(1897年)に山口県岩国で生まれた葉野珠を中心に進みます。演じるのは石橋静河です。
珠は幼いころに実母を亡くし、父・清治と継母・リョウに育てられます。本を読むことが好きな少女でしたが、家庭や社会の価値観に縛られ、自分の望む生き方を簡単には選べません。
女学校を卒業した後、珠は代用教員として働き始めます。しかし、学校での出来事や周囲との関係から仕事を失い、故郷の岩国を離れることになります。親戚を頼って上京したことをきっかけに、幼いころから抱いていた作家になる夢を強く意識し、小説の懸賞への応募を通じて文学の世界に踏み出します。
物語の中心となる3つの時代
明治時代:岩国で過ごす少女時代。家族、女学校、地域社会との関係を通じて、珠の価値観や自立への思いが形作られます。
大正時代:上京後、仕事や人間関係に苦労しながら、自分の生き方を模索します。小説家としての才能を開花させるための重要な時期です。
昭和時代:関東大震災や戦争、結婚と離婚、事業の倒産、借金など、人生を揺るがす出来事に直面します。それでも執筆を続け、自分の言葉で人々に幸せを届けようとします。
宇野千代本人の伝記とは違う?
作品のモデルとなった宇野千代は、1897年に山口県岩国市で生まれ、1996年に98歳で亡くなった実在の作家です。小説家としてだけでなく、実業家やデザイナーとしても活動し、女性の生き方や美意識を発信し続けました。
代表的な作品には『おはん』『生きて行く私』などがあります。1921年には『脂粉の顔』が懸賞短編小説で一等入選し、作家としての活動を本格化させました。
ただし、『ブラッサム』は宇野千代の人生をそのまま映像化した伝記ドラマではありません。NHKの番組情報では、実在の人物をモチーフにしながら、登場人物名や団体名などを一部変更し、フィクションとして大胆に再構成したオリジナル作品と説明されています。
つまり、葉野珠は宇野千代の人生や精神性を映し出すドラマ上の主人公です。史実とドラマの設定を区別して見ることで、作品の創作的な面白さも理解しやすくなります。
【ブラッサムのキャスト一覧】石橋静河・加賀まりこ・松たか子らの役柄と関係
『ブラッサム』の見どころの一つが、主人公・珠を取り巻く多彩な出演者です。家族や幼なじみ、教師、親戚、文学関係者など、各時代で珠の人生に影響を与える人物が登場します。
主人公・葉野珠を演じるのは石橋静河
ヒロインの葉野珠を演じるのは石橋静河です。明治時代の少女期から大正・昭和へと続く人生の変化を担い、物語の中心に立ちます。
注目したいのは、若い時代の珠を石橋静河が演じる一方、1980年代の年齢を重ねた珠を加賀まりこが演じることです。人生の異なる段階を二人の俳優が表現する構成によって、主人公の長い人生を立体的に描きます。
主要キャストと人物関係一覧
| 人物・役名 | 出演者 | 主人公・珠との関係 |
|---|---|---|
| 葉野珠 | 石橋静河 | 主人公。作家を志す女性 |
| 1980年代の葉野珠 | 加賀まりこ | 年齢を重ねた主人公 |
| 藤川優子 | 松たか子 | 珠の秘書。晩年を支える人物 |
| 葉野清治 | 渡部篤郎 | 珠の父親 |
| 葉野リョウ | 国仲涼子 | 珠の継母 |
| 岩田梅 | 松本穂香 | 珠の幼なじみ |
| 岩田幸三 | 八嶋智人 | 岩田屋の店主。珠を見守る人物 |
| 岩田カツ | 楠見薫 | 幸三の妻 |
| 角田忍 | 木竜麻生 | 珠の高等女学校のクラスメイト |
| 森岡稲子 | 華優希 | 珠のクラスメイト |
| 橋本タエ | 中井千聖 | 珠のクラスメイト |
| 島村辰彦 | 工藤阿須加 | 珠の同僚教師 |
| 葉野清重 | 三浦誠己 | 葉野本家を継ぐ人物 |
| 木村照子 | 山田真歩 | 珠の亡き実母の妹 |
| 木村保 | 金子大地 | 珠のいとこ |
| 西尾一路 | 染谷将太 | 珠の作家人生に関わる文士 |
| 秋山格之介 | 高良健吾 | 文学界に関わる人物 |
| 黒崎大三郎 | 遠藤憲一 | 文芸雑誌の編集長 |
| 山中勇三 | 井浦新 | 文芸雑誌の編集部に関わる人物 |
特に注目したいのは、家族と文学界という二つの人間関係です。
前半では、父・清治や継母・リョウ、幼なじみの梅らとの関係が、珠の人格形成に大きく影響します。一方、上京後は、木村保や文学関係者との出会いが、作家としての成長を後押ししていきます。
また、松たか子が演じる藤川優子は、珠の晩年を支える秘書という役どころです。若い時代の珠だけでなく、作家として成功した後の人間関係まで描かれる点が、本作のキャスト構成の特徴です。
【ブラッサムの主題歌】YOASOBI「咲き誇れ」と綿矢りさの特別なコラボ
『ブラッサム』の主題歌を担当するのは、音楽ユニットのYOASOBIです。楽曲名は「咲き誇れ」。作品の主人公・葉野珠が、さまざまな困難を経験しながらも、自分の人生を切り開いていく姿に重なる楽曲です。
原作小説を書き下ろしたのは綿矢りさ
今回の主題歌で特徴的なのは、楽曲の制作に先立ち、小説家の綿矢りさが原作小説を書き下ろしていることです。
小説のタイトルは『桜(はな)の命は不滅なり』。宇野千代を敬愛する綿矢りさが、年齢を重ねても失われない生命力を桜の木になぞらえて物語を紡ぎました。
YOASOBIのAyaseは、楽曲制作に際して宇野千代の自伝『生きて行く私』を読み、本人の故郷である山口県岩国市にも足を運んだことを明かしています。
つまり、単に人気アーティストの楽曲を朝ドラに起用したというだけではありません。宇野千代の人生、綿矢りさの文学、YOASOBIの音楽が一つの企画として結びついています。
主題歌の放送開始日と配信日
「咲き誇れ」は2026年9月28日の初回放送で初めてオンエアされました。原作小説も同日の午前7時に公開されています。
楽曲の配信リリース日は2026年10月14日(水)です。テレビでの初披露と音源の正式配信には日付の違いがあるため、楽曲を探す際には注意してください。
物語のテーマである「自分らしく生きること」と、楽曲の持つ前向きなエネルギーがどのように重なっていくのか。毎朝のオープニングも作品を楽しむ大切な要素になっています。
【前作は風、薫る】放送の切り替わりと2027年の次回朝ドラ
『ブラッサム』の前作は、2026年度前期の第114作『風、薫る』です。見上愛と上坂樹里がダブル主演を務め、明治時代に近代看護の世界へ飛び込んだ二人の女性の成長を描きました。
風、薫るからブラッサムへのバトンタッチ
『風、薫る』は2026年3月30日に放送を開始し、全130回の物語を経て、9月25日(金)に最終回を迎えました。
そして、週明けの9月28日(月)から『ブラッサム』がスタート。NHK大阪放送局では、前作の主演・見上愛と上坂樹里、新作の主演・石橋静河によるバトンタッチセレモニーも行われています。
二つの作品は、どちらも明治時代を出発点としていますが、物語の中心となるテーマは異なります。
『風、薫る』が看護という専門職を通じて女性たちの社会進出を描いたのに対し、『ブラッサム』は文学や創作活動を通じて、自分の生き方を貫こうとする女性を描きます。前作から続けて視聴すると、時代背景の共通点と女性の自立をめぐる異なるアプローチを楽しめます。
2027年度前期の次回作は『巡るスワン』
『ブラッサム』の次に放送される2027年度前期の朝ドラは、『巡るスワン』です。第116作として制作が発表されており、主演は森田望智、脚本はバカリズムが担当します。
舞台は長野県の架空の町・佐和市。主人公の小松美咲は生活安全課に配属された女性警察官です。「事件が起こらないこと」を使命とする部署で、市民の相談や防犯活動に向き合いながら、何も起こらない日常を守る仕事の意味を見つけていきます。
2027年度後期は『なぎさの進化論』
さらに2027年度後期には、第117作『なぎさの進化論』が予定されています。脚本は徳尾浩司。現代の大阪と鹿児島県の与論島を舞台に、獣医師として働く女性の成長を描くオリジナル作品です。
主人公は藤代なぎさ。動物を救いたいという思いで獣医師になりますが、診療を通して動物だけでなく飼い主の悩みや人生にも向き合うことになります。朝ドラ史上初となる獣医師が主人公の作品として発表されました。
2027年の朝ドラについては、春が『巡るスワン』、秋が『なぎさの進化論』という順番です。『ブラッサム』の次回作を知りたい場合は、まず『巡るスワン』を確認しましょう。
【ブラッサムの放送時間】NHK総合・BS・再放送のスケジュール
『ブラッサム』は、従来の朝ドラと同様に15分枠で放送されています。NHK総合とNHK BS・BSプレミアム4Kでは放送時間が異なるため、視聴環境に合わせて確認しておきましょう。
NHK総合の放送時間
本放送:毎週月曜日~土曜日、午前8時00分~8時15分。
再放送:毎週月曜日~土曜日、午後0時45分~1時00分。
土曜日は新しいストーリーを進める通常回ではなく、月曜日から金曜日までの1週間を振り返るダイジェスト版です。また、翌週月曜日の午前4時45分からも土曜版の再放送があります。
NHK BS・BSプレミアム4Kの放送時間
BSとBSプレミアム4Kでは、月曜日から金曜日まで午前7時30分~7時45分に放送されます。
土曜日の午前8時15分~9時30分には、月曜日から金曜日までの5回分をまとめて視聴できる一挙放送枠があります。平日の朝に時間を確保しにくい人にとって便利な視聴方法です。
見逃し配信はNHK ONE・NHKオンデマンド
リアルタイムで視聴できない場合は、NHK ONEの同時配信・見逃し配信が選択肢になります。また、NHKオンデマンドでも『ブラッサム』が配信されています。NHKオンデマンドでは原則として放送から7日後以降に各話が配信されます。
配信サービスによって視聴できる期間や料金、対象エピソードが異なるため、まとめて見たい場合は利用前に配信条件を確認しておくと安心です。
【プロの結論】2026年10月からの朝ドラを見る前に押さえたいポイント
『ブラッサム』を理解するうえで、特に重要なのは次の3点です。
第一に、放送開始日は9月28日。「10月から」という表現は年度後期の放送期間を指すもので、初回放送日とは異なります。録画予約や初回視聴を考えている人は、9月末開始という点を押さえておく必要があります。
第二に、宇野千代の実人生とドラマの物語は同一ではない。葉野珠という主人公を通して、実在の作家の生き方や時代背景を再構成しています。史実を知っている人ほど、どの部分がモデルに基づき、どの部分がドラマ独自の創作なのかを意識すると、より深く楽しめます。
第三に、キャストと主題歌が作品のテーマを支えている。石橋静河と加賀まりこによる年代の異なる主人公の表現、松たか子ら実力派俳優の共演、綿矢りさとYOASOBIによる文学・音楽の連携は、本作ならではの見どころです。
特に、歴史上の女性作家の人生に関心がある人、明治から昭和にかけての社会変化を描くドラマが好きな人、人物同士の関係性を丁寧に追いたい人には注目してほしい作品です。
一方、宇野千代の正確な生涯を知ることが目的なら、ドラマだけでなく本人の著作や評伝も併せて読むのがおすすめです。フィクションとしての面白さと、実在した作家の人生を別々に味わうことができます。
【朝ドラ10月から】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月からの朝ドラは何ですか?
A1:NHK連続テレビ小説第115作『ブラッサム』です。石橋静河主演で、2026年度後期の作品として放送されています。初回放送日は2026年9月28日です。
Q2:ブラッサムの主演・石橋静河は何役ですか?
A2:主人公の葉野珠(はの・たま)役です。宇野千代をモデルとした女性で、明治・大正・昭和を生きながら作家を目指します。1980年代の珠は加賀まりこが演じています。
Q3:ブラッサムの主題歌は誰が歌っていますか?
A3:YOASOBIの「咲き誇れ」です。綿矢りさが書き下ろした小説『桜(はな)の命は不滅なり』を原作として制作されました。
Q4:ブラッサムの前作と次回作は何ですか?
A4:前作は見上愛・上坂樹里主演の『風、薫る』です。次の2027年度前期作品は森田望智主演の『巡るスワン』で、2027年度後期には『なぎさの進化論』が予定されています。
まとめ:2026年10月からの朝ドラは『ブラッサム』、物語の鍵は自由に生きる力
2026年10月からの朝ドラとして放送されている『ブラッサム』は、NHK連続テレビ小説第115作。石橋静河が主演を務め、宇野千代をモデルにした葉野珠の人生を描くオリジナルドラマです。
放送開始日は2026年9月28日。前作『風、薫る』は9月25日に最終回を迎え、現在は『ブラッサム』が放送されています。主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」、共演者には加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎らが参加しています。
また、2027年度前期には『巡るスワン』、後期には『なぎさの進化論』が控えており、朝ドラの新しい作品展開にも注目です。
宇野千代の人生をそのまま再現するのではなく、自由を求めて挑戦し続けた精神を現代の視聴者に届ける『ブラッサム』。主人公・珠がどのような出会いや困難を経て作家として花を咲かせるのか、これからの展開にも注目したいところです。