柘植世那の読み方は、「つげ・せな」です。「柘植」は初見では読み方に迷いやすい名字ですが、プロ野球の選手名鑑や日本野球機構(NPB)の公式登録でも「つげ」と表記されています。
2026年シーズンは29歳。群馬県出身で、右投右打の捕手として埼玉西武ライオンズに所属しています。
基本プロフィール一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 柘植世那 |
| 読み方 | つげ・せな |
| 生年月日 | 1997年6月3日 |
| 年齢 | 29歳(2026年) |
| 出身地 | 群馬県 |
| 身長・体重 | 174cm・90kg |
| 投打 | 右投右打 |
| ポジション | 捕手 |
| 所属球団 | 埼玉西武ライオンズ |
| 背番号 | 37 |
| ドラフト | 2019年ドラフト5位 |
| プロ入り | 2020年 |
出典は埼玉西武ライオンズ公式選手名鑑とNPBの選手登録情報です。
背番号37を背負う西武の捕手
柘植が所属する埼玉西武ライオンズは、捕手に高い守備力と投手との連携を求める球団です。
柘植は2020年にプロ入りして以来、背番号37を着用。2026年の球団公式プロフィールにも同じ背番号が掲載されています。
球団公式プロフィールでは、ファンに見てほしい部分として「元気な姿」を挙げています。また、野球をする子どもたちへのメッセージには「貫く」という言葉を選んでいます。
派手な数字だけではなく、チーム内での役割や姿勢も大切にしている選手です。
【柘植世那の経歴】健大高崎高校からHonda鈴鹿、ドラフト5位までの道のり
柘植世那のプロ入りまでの経歴には、2度のドラフト指名漏れという大きな転換点があります。
甲子園に3度出場した高校時代、社会人野球で正捕手の座をつかんだHonda鈴鹿時代、そして2019年のプロ入り。順調なエリートコースというより、課題を克服しながら評価を高めてきたキャリアです。
健大高崎高校時代は甲子園3季連続出場
当時の柘植は、強肩強打の捕手として評価されていました。
高校通算本塁打は32本。甲子園でも打撃面で結果を残し、2年夏にはベスト8に進出しています。
一方、3年時のドラフトでは指名されませんでした。
プロ志望届を提出し、球団から調査書も届いていたものの、最終的に名前は呼ばれませんでした。本人は社会人野球に進む選択肢を持っており、次のステージで成長する道を選びました。
Honda鈴鹿で捕手としての技術を磨く
Honda鈴鹿では、2年目から正捕手を務めるようになります。
高校野球と社会人野球の大きな違いは、配球や相手打者の分析に求められる精度でした。
対戦相手の映像を研究し、打者の体格やバットの軌道、狙っているコースなどを考慮してリードする技術を身につけていきます。
また、木製バットへの対応にも取り組みました。
2019年の日刊スポーツのドラフト候補紹介記事では、当時の柘植について、二塁送球が1秒9前後という強肩と打撃力が紹介されています。
都市対抗予選でも結果を残し、JR東海との試合では4打数2安打1打点を記録しました。
2度のドラフト指名漏れから2019年ドラフト5位へ
柘植のキャリアで特に注目したいのが、プロ入りまでに経験した2度の指名漏れです。
2018年の社会人3年目にもドラフト候補となりましたが、指名には至りませんでした。
本人はプロ入りを目標に社会人野球を続けていたため、2度目の指名漏れは大きな挫折になったと、2026年10月22日公開のNumber Webのインタビューで振り返っています。
一時は野球を辞めて群馬に戻ることまで考えたものの、新監督からもう1年挑戦するよう勧められ、現役続行を決断しました。
その後、社会人4年目に打撃フォームや反対方向へ打つ技術を磨き、2019年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから5位指名を受けます。
つまり、プロ入りは3度目のドラフト挑戦で実現したものです。
柘植世那の経歴・関係者と転換点
| 時期 | 関連人物・組織 | 出来事・関係 |
|---|---|---|
| 小学1年 | 群馬県の少年野球 | 野球を始める |
| 中学時代 | 矢中中学校・藤岡ボーイズ | 捕手に転向 |
| 高校時代 | 健大高崎高校 | 甲子園3季連続出場、高校通算32本塁打 |
| 社会人時代 | Honda鈴鹿 | 2年目から正捕手を務める |
| 2018年 | Honda鈴鹿 | 社会人3年目のドラフト指名漏れ |
| 2019年 | 埼玉西武ライオンズ | ドラフト5位指名 |
| 2020年 | 埼玉西武ライオンズ | プロ入り、背番号37 |
| 2026年 | 埼玉西武ライオンズ | 打率.314、OPS.739を記録 |
この経歴で重要なのは、柘植が社会人野球で配球や投手とのコミュニケーションを学び直したことです。
高校時代から持っていた強肩と打撃力に、社会人で身につけた試合を組み立てる能力が加わったことが、プロ入りにつながったと考えられます。
【2026年最新成績】柘植世那の打率・OPS・ホームランを分析
2026年の柘植世那を語るうえで、最も注目したいのは打撃成績の改善です。
2023年から2025年にかけては打率1割台が続いていましたが、2026年は打率3割を超える成績を記録しました。
2026年シーズンの打撃成績
安打
本塁打
出塁率
長打率
OPS
打点
この数字を見ると、2026年は過去数年と比較して打撃面で大きな改善があったことが分かります。
年度別の打率・OPSの推移
| 年度 | 試合 | 打率 | OPS | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 17 | .184 | .604 | 2 |
| 2021年 | 35 | .215 | .535 | 1 |
| 2022年 | 42 | .173 | .452 | 1 |
| 2023年 | 59 | .184 | .430 | 0 |
| 2024年 | 42 | .167 | .395 | 0 |
| 2025年 | 13 | .125 | .301 | 0 |
| 2026年 | 30 | .314 | .739 | 1 |
特に2025年と2026年の変化は目を引きます。
- 打率:.125から.314へ上昇
- OPS:.301から.739へ上昇
- 本塁打:0本から1本へ
- 試合数:13試合から30試合へ
ただし、2026年の打数は51。シーズンを通じて規定打席に達するような打者の成績とは異なります。
したがって、打率.314だけで打撃が完全に安定したと判断するのではなく、限られた打席で結果を残したシーズンとして評価するのが妥当です。
2026年5月1日には約5年ぶりの1試合3安打
2026年5月1日のロッテ戦では、「8番・捕手」で今季初スタメンに起用されました。
柘植はこの試合で3安打を記録。2021年6月12日以来となる1試合3安打でした。
加えて、5回には満塁の場面でタイムリーを放ち、チームの追加点に貢献しています。
この試合ではプロ初先発の佐藤爽投手とバッテリーを組み、攻撃だけでなく捕手としても存在感を発揮しました。
パ・リーグ公式の試合レポートでも、限られた出場機会で結果を残した選手として取り上げられています。
2026年8月7日には4年ぶりのホームラン
この本塁打は、柘植にとって2026年シーズン第1号でした。
さらに注目されたのが、前回の本塁打からの期間です。
前回は2022年4月24日の楽天戦。そこから1566日ぶりの一発となりました。
スポーツ報知の報道によると、1点を追う5回の先頭打者として打席に立ち、139キロのカットボールを左翼ポール際へ運んでいます。
本人は、先発の髙橋光成投手に勝ちをつけたいという気持ちで打席に入ったとコメントしました。
2026年の1本塁打は通算5本目。長距離打者としての実績を示すものではありませんが、勝負どころで同点弾を放ったことには価値があります。
【柘植世那の守備評価】強肩・リード・捕手としての現在地
柘植世那の評価を考えるとき、打率と本塁打だけを見てしまうのは適切ではありません。
捕手は、投手の能力を引き出し、相手打者の特徴を把握し、試合全体を組み立てるポジションです。
柘植の場合、Honda鈴鹿時代から守備面の能力を評価されてきました。
強肩が持ち味の捕手
2019年の日刊スポーツのドラフト候補紹介では、柘植の二塁送球タイムは1秒9前後と報じられています。
捕手の送球は、盗塁を試みる走者に対して大きなプレッシャーを与える要素です。
もちろん、送球タイムだけで守備力のすべてが決まるわけではありません。捕球から送球への動作、正確性、投手との連携なども必要です。
それでも、社会人時代から強肩が持ち味として紹介されてきたことは、柘植の特徴を理解するうえで重要です。
2026年の守備成績は失策ゼロ
2026年度のNPB公式守備成績では、柘植は捕手として以下の数字を残しています。
| 守備項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 捕手出場 | 30試合 |
| 刺殺 | 129 |
| 補殺 | 8 |
| 失策 | 0 |
| 併殺 | 0 |
| 捕逸 | 0 |
| 守備率 | 1.000 |
| 盗塁阻止率 | .000 |
注目したいのは、30試合の守備機会で失策と捕逸がゼロだったことです。
守備率1.000という数字は、記録上のミスがなかったことを示します。
ただし、盗塁阻止率.000という数字も掲載されているため、強肩という過去の評価と実際の2026年の盗塁阻止実績は分けて考える必要があります。
盗塁阻止率だけでは送球の強さや捕手としての総合能力までは判断できません。
リード面で評価されてきた理由
柘植の捕手としての成長を理解するには、Honda鈴鹿時代の経験が欠かせません。
2026年10月のNumber Webのインタビューでは、当時の指導者から配球の重要性を学び、試合前に相手打線を想定してスコアブックを作成していたことが紹介されています。
加えて、投手の性格や考え方を理解し、それぞれの長所を引き出すことも学んだといいます。
2020年のFull-Countによるインタビューでも、柘植は試合中の打者の反応を観察し、データだけに頼らず配球を考える姿勢について語っています。
これは捕手というポジションの本質に関わる部分です。
捕手の評価は、次のような複数の要素から考える必要があります。
- 強肩と送球の正確性
- 捕球やブロッキングの安定性
- 投手の持ち味を生かす配球
- 相手打者の特徴を把握する分析力
- 試合展開に応じた判断力
柘植は、社会人野球で配球や投手との意思疎通を学んできた選手です。
西武の捕手陣における立ち位置
2026年の西武には、柘植以外にも古賀悠斗、小島大河といった捕手がいます。
NPBの2026年度守備成績では、捕手としての出場数は古賀が78試合、小島が85試合、柘植が30試合です。
この数字から、柘植が正捕手として固定されている状況ではなく、複数の捕手が競争する環境にあることが分かります。
一方、2026年5月1日のロッテ戦や8月7日のソフトバンク戦では、スタメン捕手として起用され、攻守で結果を残しました。
柘植にとって今後の課題は、こうした限られたチャンスでの好結果を継続し、捕手としての出場機会を増やすことです。
【柘植世那の現在】弟・柘植礼雄との関係や名前の由来
柘植世那について調べると、弟の柘植礼雄という名前も見つかります。
この人物については、2026年5月12日付の日刊スポーツの記事が詳しく紹介しています。
弟は柘植礼雄(つげ・れお)
同記事には、柘植世那と弟の礼雄さんが一緒に写った写真も掲載されています。
兄の世那と弟の礼雄は、どちらも読み方が特徴的な名前です。
記事では、世那本人が弟の名前について触れたエピソードも紹介されています。
ただし、弟の礼雄さんについて、プロ野球選手であることや所属球団などが同記事で紹介されているわけではありません。兄弟関係と名前を混同しないことが大切です。
柘植世那という名前の由来
日刊スポーツの記事では、母親の真紀さんが名前の由来を説明しています。
きっかけは、木村拓哉さんが出演したドラマ『
母親は妊娠中にドラマを見ており、木村拓哉さんが演じた瀬名秀俊という人物の名前に惹かれたと紹介されています。
そこから「世那」という名前につながったそうです。
また、母親は名前を省略せず、フルネームで呼んでほしいという思いも持っていたと記事で語っています。
「柘植」はタクショクではなく「つげ」
柘植という名字は、一般的な読み方に慣れていない人には難読です。
日刊スポーツの記事でも、本人が名字を「タクショク」と読まれることが多いと話したエピソードが掲載されています。
正しい読み方は「つげ」。
世那という名前と合わせて、漢字でも読みでも4文字になる珍しさも紹介されました。
こうした名前のエピソードも、柘植世那という選手を知るうえで興味深い情報です。
【プロの結論】柘植世那を評価するなら2026年の打撃改善と守備の継続性に注目
柘植世那の選手としての特徴を整理すると、次の3点に集約できます。
1. 強肩を武器にしてきた捕手
Honda鈴鹿時代から二塁送球の速さが評価され、捕手としての基本能力を磨いてきました。
2. 社会人野球で配球と投手との連携を学んだ選手
2度のドラフト指名漏れを経験しながら、社会人野球で技術と考え方を磨き、2019年のプロ入りにつなげました。
3. 2026年に打撃成績を改善した選手
打率.314、OPS.739という数字は、2023~2025年の成績と比較して明確な改善です。
一方で、2026年の出場は30試合、打席数は55。打撃の好調を年間を通じて維持できるかは、今後の評価を左右するポイントです。
今後チェックしたい3つの判断基準
- 打撃の再現性: 打率.314という結果を、より多くの打席でも維持できるか。
- 捕手としての信頼: 投手との連携や配球で、スタメン起用を増やせるか。
- 出場機会の拡大: 古賀悠斗、小島大河らとの競争の中で、どれだけ存在感を高められるか。
柘植世那は、打撃だけで評価するタイプの捕手ではありません。
守備の安定性、投手を支える能力、そして限られたチャンスで結果を出す力を総合して見る必要があります。
2026年は、打撃面で明るい材料を示したシーズンでした。今後はその数字を継続し、チーム内での役割をさらに広げられるかが焦点になります。
柘植世那に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柘植世那の読み方は何ですか?
A1:読み方は「つげ・せな」です。埼玉西武ライオンズの捕手で、背番号37を着用しています。
Q2:柘植世那の2026年の打率とOPSは?
A2:2026年の成績は打率.314、OPS.739です。30試合に出場し、16安打、1本塁打を記録しています。
Q3:柘植世那の弟は誰ですか?
A3:日刊スポーツの記事で、弟は柘植礼雄(つげ・れお)さんと紹介されています。
Q4:柘植世那はどこの高校・社会人チーム出身ですか?
A4:健大高崎高校出身で、卒業後はHonda鈴鹿で社会人野球を経験しました。2019年ドラフト5位で埼玉西武ライオンズに指名されています。
Q5:柘植世那の2026年のホームランは何本ですか?
A5:2026年のシーズン本塁打は1本です。8月7日のソフトバンク戦で同点ソロを放ちました。これは2022年以来、1566日ぶりの本塁打でした。
まとめ:柘植世那は2026年の打撃改善で存在感を示した西武の捕手
柘植世那は、健大高崎高校、Honda鈴鹿を経て、2019年ドラフト5位で埼玉西武ライオンズに入団した捕手です。
甲子園3季連続出場、高校通算32本塁打という実績を持ちながら、2度のドラフト指名漏れを経験。それでも社会人野球で技術を磨き、プロ入りを実現しました。
2026年は打率.314、OPS.739、1本塁打と、過去数年から大きく数字を改善しています。
守備面でも30試合で失策ゼロ、守備率1.000を記録しました。
ただし、捕手としてのレギュラー争いは続いています。今後の注目点は、打撃の好調を継続できるか、そして投手から信頼される捕手として出場機会を増やせるかです。
背番号37の柘植世那は、長い社会人野球の経験と2026年の打撃改善を武器に、さらなる飛躍を目指す選手です。
主な参考資料:埼玉西武ライオンズ公式選手名鑑、日本野球機構(NPB)個人成績・守備成績、パ・リーグ公式選手データ、日刊スポーツ、Number Web、Full-Count、スポーツ報知。