2026年11月現在、女性お笑い芸人の活躍の場は、テレビや劇場だけでなく、YouTube、ラジオ、ドラマ、映画、ライブ配信など幅広い分野に広がっている。やす子、吉住、ゆりやんレトリィバァといった女性ピン芸人から、ヨネダ2000、紅しょうが、エルフなどの若手コンビ、森三中や阿佐ヶ谷姉妹といったベテランまで、それぞれ異なる個性を武器に活動している。
この記事では、2026年最新の女性お笑い芸人一覧を、ピン芸人・コンビ・トリオ・ベテランのカテゴリー別に整理。吉本興業、ワタナベエンターテインメント、松竹芸能、マセキ芸能社などの所属事務所、結成年、芸歴の目安も紹介する。加えて、THE Wの歴代優勝者9組と、2026年の大会開催見送りに関する日本テレビの説明も取り上げる。
【2026年最新】女性お笑い芸人一覧を活動形態別に紹介
女芸人は、活動形態によって芸風や出演する舞台が異なる。
一人でネタを作り上げるピン芸人、掛け合いを中心とするコンビ、複数人の個性を組み合わせるトリオなど、それぞれに特徴がある。
まずは、2026年に名前を押さえておきたい女性芸人をカテゴリー別に紹介する。
女性ピン芸人一覧
所属事務所・代表的な活動実績を中心に掲載
- やす子:ソニー・ミュージックアーティスツ。元自衛官という経歴を生かした自衛隊ネタで知られる。2019年から芸人として活動。
- 吉住:プロダクション人力舎。独特の設定と人物描写を生かした一人コントが持ち味。THE W 2020優勝者。
- ゆりやんレトリィバァ:吉本興業。2013年デビュー。THE W 2017優勝、R-1グランプリ2021優勝。海外や映画などにも活動領域を広げている。
- ヒコロヒー:松竹芸能。2011年にピン芸人としてデビュー。独特の語り口とコント、エッセーなど幅広い表現活動で知られる。
- 紺野ぶるま:松竹芸能。なぞかけや一人コントが持ち味。THE W 2024・2025で準優勝。
- 友近:吉本興業。人物観察を生かしたものまねやコントで知られるベテラン。
- いとうあさこ:マセキ芸能社。体当たりのバラエティーからトークまで幅広く活動。
- 大久保佳代子:プロダクション人力舎。トーク力と独自のキャラクターを生かしてテレビ番組で活躍。
- キンタロー。:松竹芸能。人物ものまねを中心に活動するピン芸人。
- 横澤夏子:吉本興業。日常生活の人物観察を生かした一人コントで知られる。
なかでも、やす子と吉住は、異なるタイプの女性ピン芸人として注目したい存在だ。
やす子は自衛隊経験という明確なバックグラウンドをネタに取り込み、バラエティー番組でも親しみやすいキャラクターを発揮する。一方、吉住は設定の作り込みや演技力を重視したコントを得意とする。
同じピン芸人でも、テレビでのトーク力を武器にするタイプと、舞台上のネタで評価されるタイプでは魅力が異なる。
女性ピン芸人を調べるときの注目ポイント
女性ピン芸人の魅力は、必ずしも話術だけではない。
- キャラクターを生かしたバラエティー対応力
- 一人で複数の人物を演じ分ける演技力
- 日常の出来事を笑いに変える観察力
- ものまねや即興芸などの専門性
- ネタ以外の執筆・俳優・音楽活動への展開
こうした違いを知っておくと、テレビで見かけた芸人の名前を調べる際にも、自分の好みに合う芸人を見つけやすい。
【女性お笑いコンビ一覧】若手からベテランまで注目の女芸人
女性お笑いコンビには、漫才を中心に活動する組から、コントやキャラクター芸を得意とする組まで多くのタイプがある。
2026年に押さえておきたい代表的なコンビを紹介する。
若手・中堅の女性お笑いコンビ
主な所属事務所と活動の特徴
1. ヨネダ2000
- 所属:吉本興業
- メンバー:誠、愛
- 結成年:2020年
- 特徴:独特のリズムや動きを取り入れた漫才
ヨネダ2000は、女性お笑いコンビの中でも独自性の強い芸風で知られる。
2022年にはM-1グランプリ決勝に進出し、同年のTHE Wでは準優勝。2025年にもM-1グランプリ決勝に進出している。
吉本興業の公式プロフィールによると、2人は東京NSC23期生。誠は理容師免許を持ち、愛も動物関連の資格を持つなど、それぞれ個性的なプロフィールを持っている。芸風だけでなく、2人のキャラクターの違いも魅力だ。
2. 紅しょうが
- 所属:吉本興業
- メンバー:熊元プロレス、稲田美紀
- 結成年:2014年10月
- 特徴:パワフルな掛け合いとキャラクター性
紅しょうがは、2023年のTHE Wで優勝した実力派コンビ。
吉本興業のプロフィールでは、熊元プロレスがNSC大阪35期、稲田美紀がNSC大阪33期出身と紹介されている。2023年4月には活動拠点を東京へ移した。
漫才での勢いに加え、バラエティー番組やラジオなどでも活躍している。
3. エルフ
- 所属:吉本興業
- メンバー:荒川、はる
- 結成年:2016年4月
- 特徴:ギャル文化を取り入れた漫才
荒川の明るいキャラクターと、はるのツッコミを生かした掛け合いが特徴。
THE Wでも決勝に進出しており、若い世代の女性芸人を代表するコンビの一つとなっている。
4. 天才ピアニスト
- 所属:吉本興業
- メンバー:竹内知咲、ますみ
- 結成年:2016年5月
- 特徴:漫才・コント・ものまね
2022年のTHE W優勝者。NHK上方漫才コンテストや上方漫才協会大賞などでも実績を残している。
竹内知咲は高校理科教員免許を持ち、ますみは看護師としての勤務経験を持つ。2人の異なる経歴も芸風に個性を与えている。
5. はるかぜに告ぐ
- 所属:吉本興業
- メンバー:花妃、とんず
- 結成年:2022年
- 特徴:テンポのよい掛け合いと個性的なキャラクター
NSC大阪45期出身の若手コンビ。2023年のTHE W決勝進出をきっかけに知名度を高めた。
結成から比較的短い期間で賞レースの決勝に進んだ点も注目される。
ベテラン・実力派の女性コンビ
6. ニッチェ
- 所属:マセキ芸能社
- メンバー:江上敬子、近藤くみこ
- 結成年:2005年
- 特徴:コントと漫才
2025年のTHE Wで優勝し、9代目女王となったコンビ。長年の劇場活動で培ったコント力が評価されている。
7. 阿佐ヶ谷姉妹
- 所属:ASH&Dコーポレーション
- メンバー:渡辺江里子、木村美穂
- 結成年:2007年10月
- 特徴:歌、コント、日常を題材にした独特の世界観
2018年のTHE W優勝者。テレビ番組や舞台に加え、NHKの番組などでも活躍している。
8. Aマッソ
- 所属:ワタナベエンターテインメント
- メンバー:村上、加納
- 結成年:2010年
- 特徴:独特の言葉選びと鋭い発想を生かした漫才・コント
賞レースへの出場に加え、テレビやラジオ、ライブなど幅広い活動を展開するコンビ。
9. オダウエダ
- 所属:吉本興業
- メンバー:小田結希、植田紫帆
- 結成年:2014年
- 特徴:独特の設定と個性的なコント
2021年のTHE W優勝者。2人の強いキャラクターを生かしたネタで知られる。
【女性トリオ・ベテラン女芸人一覧】長く愛される人気芸人
女性芸人の活動形態は、ピンやコンビだけではない。3人組のトリオや、4人で活動するグループも存在する。
女性お笑いトリオ一覧
代表的な女性トリオ
森三中
- 所属:吉本興業
- メンバー:黒沢かずこ、村上知子、大島美幸
- 結成年:1998年
女性芸人のベテランを代表する存在。3人それぞれの個性を生かし、コントやバラエティー番組、映画など幅広く活動してきた。
吉本興業の公式プロフィールでは、東京NSC4期生として紹介されている。結成から長い年月を経ても、グループとしての存在感を保っている。
3時のヒロイン
- 所属:吉本興業
- メンバー:福田麻貴、ゆめっち、かなで
- 結成年:2017年1月
2019年のTHE W優勝者。福田麻貴のネタ作りとツッコミ、ゆめっちとかなでの個性的なキャラクターを組み合わせたトリオ芸が特徴だ。
福田はドラマの脚本・出演分野にも活動を広げており、グループ以外での活躍も見られる。
4人組の女性芸人グループ
ぼる塾
- 所属:吉本興業
- メンバー:きりやはるか、あんり、田辺智加、酒寄希望
- 結成年:2019年12月
ぼる塾は、4人で活動する女性お笑いグループだ。
テレビ出演では、あんりの鋭いツッコミ、田辺智加の独特なキャラクター、きりやはるかの個性に加え、酒寄希望も含めた4人の関係性が魅力となっている。
3人組と誤解されることもあるが、吉本興業の公式プロフィールには4人が掲載されている。
ベテラン女芸人一覧
長年の活動実績があり、テレビや劇場で存在感を発揮している女性芸人には、次のような顔ぶれがいる。
- 友近
- いとうあさこ
- 大久保佳代子
- 森三中
- 阿佐ヶ谷姉妹
- ニッチェ
- 椿鬼奴
- ハイヒール・リンゴ
- 海原やすよ ともこ
- キンタロー。
ベテラン芸人の強みは、単純なネタの面白さだけではない。
長年の現場経験から生まれる対応力、共演者との掛け合い、視聴者との距離感など、経験によって磨かれた技術がある。
また、ネタ番組だけでなく、情報番組、トーク番組、司会、ラジオなどに活動の幅を広げている点も特徴だ。
【所属事務所・芸歴比較】女芸人のプロフィールを一覧表で確認
女性芸人を探す際、名前と芸風だけでなく、所属事務所や結成年を把握しておくと便利だ。
特に芸歴は、個人のデビュー年とコンビの結成年が異なる場合がある。以下では公式プロフィールやコンビ情報で確認できる活動開始年・結成年を基準に、2026年時点の経過年数の目安を整理した。
女芸人の所属事務所・芸歴一覧表
※芸歴・経過年数は活動開始年または結成年から算出した概算。個人の養成所入学年、デビュー年、コンビ結成年は必ずしも一致しない。所属は各社の公開プロフィールを基準とする。
女芸人の所属事務所はどこが多い?
女性芸人の所属先として、特に名前が挙がるのが次の事務所だ。
吉本興業
森三中、3時のヒロイン、ぼる塾、紅しょうが、天才ピアニスト、ヨネダ2000、エルフ、ゆりやんレトリィバァなど、多数の女性芸人が所属している。
東京・大阪の劇場を中心とした活動基盤があり、養成所NSC出身の芸人も多い。
ワタナベエンターテインメント
Aマッソなどが所属する芸能事務所。お笑いライブやテレビ、舞台など幅広い活動の場を持つ。
松竹芸能
ヒコロヒーや紺野ぶるまなどが所属する。ピン芸人として独自の表現を追求する女性芸人も活躍している。
プロダクション人力舎
吉住などが所属。コントや漫才など、ネタを中心とした活動でも知られる。
マセキ芸能社
ニッチェやいとうあさこなどが所属する。劇場とテレビの双方で活躍する芸人を抱えている。
このように、所属事務所によって芸人の活動環境や養成所、劇場との関係は異なる。ただし、事務所だけで芸風や実力が決まるわけではない。
若手女芸人の人気ランキングはどう見るべき?
若手女芸人の人気を調べる際には、単純な順位だけで判断しないことも大切だ。
人気ランキングには、視聴者投票、テレビ出演数、SNSのフォロワー数、賞レースの成績など、異なる評価基準が存在する。
例えば、ヨネダ2000はM-1グランプリの決勝進出実績、エルフはTHE Wなどの賞レース実績、はるかぜに告ぐは結成から早い段階での決勝進出が注目材料になる。
つまり、人気とネタの実力、テレビでの露出度は必ずしも同じではない。
若手芸人を探すなら、次の3点を確認すると特徴を把握しやすい。
1. 賞レースの成績: M-1、R-1、キングオブコントなどの実績。
2. テレビ・配信での活動: レギュラー番組や出演ジャンル。
3. 劇場での活動: ライブ出演や単独公演など、ネタを磨く機会。
【THE W歴代優勝者一覧】2026年開催見送りの理由と大会の今後
女性芸人を語るうえで欠かせないのが、日本テレビが主催してきた「女芸人No.1決定戦 THE W」だ。
2017年に始まった同大会は、女性芸人が全国的に知名度を高める大きな舞台として機能してきた。
しかし、2026年は大会が開催されないことが決定している。
THE W歴代優勝者9組
2017年から2025年までの歴代優勝者は次のとおり。
- 第1回・2017年:ゆりやんレトリィバァ
- 第2回・2018年:阿佐ヶ谷姉妹
- 第3回・2019年:3時のヒロイン
- 第4回・2020年:吉住
- 第5回・2021年:オダウエダ
- 第6回・2022年:天才ピアニスト
- 第7回・2023年:紅しょうが
- 第8回・2024年:にぼしいわし
- 第9回・2025年:ニッチェ
9回の大会では、ピン芸人、コンビ、トリオなど、さまざまな形態の芸人が優勝してきた。
2025年大会では、過去最多となる1,044組がエントリーし、ニッチェが優勝。長年にわたって活動してきた実力派コンビが、悲願のタイトルを獲得した。
THE Wはなぜ2026年に開催されない?
2026年6月、日本テレビがTHE Wを開催しない方針であることが報道された。
その後、2026年7月13日の日本テレビ定例会見で、同局の岡部智洋常務執行役員が大会について説明した。
大会については、女性芸人の活躍の場を広げ、多くのスターを生み出す役割を果たしたと評価。そのうえで、一定の役割を果たしたとの判断から、2026年は開催しない方針を明らかにした。
加えて、2026年9月10日の10月期改編説明会では、同局の大井秀一氏が開催見送りの理由について説明している。
主な要点は次の2つだ。
1. 男女の制限がない賞レースに注力
日本テレビと読売テレビが共同で開催する「ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~」への注力が挙げられた。
ダブルインパクトは男女を問わず参加でき、漫才とコントの両方で競う大会だ。
2. THE Wが果たしてきた役割への評価
THE Wは女性芸人に特化した大会として、2017年から9年間にわたり開催されてきた。
日本テレビは、歴代優勝者やファイナリストが他局を含む多くの番組で活躍していることを成果として挙げた。
なお、6月の報道では視聴率の低下や賞レース運営の負担も背景として伝えられていた。ただし、日本テレビの会見で示された説明の中心は、大会としての役割とダブルインパクトへの注力だった。
THE Wは2027年以降に復活する?
2026年9月の説明会では、今後のTHE Wの復活について、日本テレビ側は現時点で回答できることはないとしている。
そのため、2026年の開催がないことは確定している一方、2027年以降の再開については決まった情報がない。
女性芸人にとって、THE Wが大きな目標の一つだったことは間違いない。
今後はM-1グランプリ、R-1グランプリ、キングオブコントなど、性別を限定しない賞レースでの活躍も、女性芸人の評価を知る重要な手掛かりになる。
【女芸人一覧に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年現在、人気の女性お笑い芸人は誰ですか?
やす子、吉住、ゆりやんレトリィバァ、ヒコロヒー、紅しょうが、ヨネダ2000、エルフ、3時のヒロインなどが代表的な顔ぶれです。テレビでの露出、賞レースの成績、ライブでの評価などによって注目される芸人は異なります。
Q2:女性ピン芸人と女性コンビでは、どちらが多いですか?
女性芸人にはピン、コンビ、トリオなどさまざまな活動形態があります。所属事務所の公開プロフィールや賞レースのエントリー情報によって確認できますが、女性芸人全体を対象とした統一的な人数比較はありません。
Q3:ヨネダ2000の所属事務所はどこですか?
ヨネダ2000の所属事務所は吉本興業です。メンバーは誠と愛の2人で、2020年4月に結成されました。M-1グランプリの決勝進出やTHE W準優勝などの実績があります。
Q4:THE Wの2026年大会は開催されますか?
2026年のTHE Wは開催されません。日本テレビは7月の定例会見で開催しない方針を説明し、9月の説明会ではダブルインパクトへの注力を理由として挙げました。2027年以降の再開については未定です。
Q5:ベテラン女芸人にはどのような人がいますか?
森三中、阿佐ヶ谷姉妹、いとうあさこ、友近、大久保佳代子、ハイヒール・リンゴなどが代表的です。長年の経験を生かし、ネタだけでなく司会やトーク、情報番組などでも活躍しています。
まとめ:2026年の女芸人は個性と活動領域の広さが魅力
2026年の女性お笑い芸人は、ピン芸人、コンビ、トリオなど活動形態が多様化している。
やす子や吉住のように一人で独自の世界観を作る芸人もいれば、ヨネダ2000や紅しょうがのようにコンビならではの掛け合いで人気を集める芸人もいる。
また、森三中や阿佐ヶ谷姉妹、ニッチェなど、長年の経験を生かして活躍するベテランも欠かせない存在だ。
今回の一覧から押さえておきたい要点は次の3つ。
- 若手に注目するなら: ヨネダ2000、エルフ、はるかぜに告ぐなど。
- 実力派・ベテランを知りたいなら: ニッチェ、阿佐ヶ谷姉妹、森三中、友近など。
- 女性芸人の歴史を知りたいなら: THE Wの2017~2025年の歴代優勝者を確認する。
THE Wは2026年に開催されないものの、女性芸人の活動そのものが止まるわけではない。男女共通の賞レース、テレビ、劇場、配信など、活躍の舞台は引き続き存在している。
女芸人を探す際は、名前だけでなく、所属事務所、芸歴、賞レースの実績、得意な芸風まで確認することが、自分のお気に入りの芸人を見つける近道となる。