元TOKIOの山口達也さんは、2018年に女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検され、同年5月にTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所との契約も解除されました。さらに2020年9月には、飲酒後にバイクを運転して乗用車に追突し、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されています。
その後、自身がアルコール依存症であることを公表。芸能活動から離れ、2023年には株式会社山口達也を設立しました。2026年11月現在は、アルコール依存症や飲酒運転防止をテーマにした講演活動を全国で展開しています。
2つの事件で何が起きたのか、なぜTOKIOを脱退することになったのか、そして現在はどのような仕事をしているのか。事件の時系列、刑事処分、本人の公表内容、2026年の最新活動まで整理します。
【結局何をした?】山口達也の2つの事件をわかりやすく解説
山口達也さんが大きく報道されることになったのは、2018年と2020年の2つの事件です。
どちらにも飲酒が関係していましたが、事件の内容と法的な扱いは異なります。
2018年:女子高校生への強制わいせつ容疑
2018年2月、山口さんは仕事を通じて知り合った女子高校生を東京都内の自宅マンションに呼び、飲酒して酩酊した状態で無理やりキスをするなどしたと報じられました。
この件について警視庁は強制わいせつ容疑で捜査し、同年4月20日に書類送検しました。
山口さんは同月26日に謝罪会見を開き、事件について謝罪しています。
その後、東京地検は5月1日に起訴猶予処分としました。
ここで注意したいのは、書類送検と起訴猶予は、それぞれ異なる手続き・判断であるという点です。
- 書類送検:警察が捜査した事件の書類や証拠を検察に送ること。
- 起訴猶予:検察が裁判にかけないと判断する不起訴処分の一種。
- 無罪判決:裁判で有罪と認められなかった場合の判断。
山口さんは裁判で無罪判決を受けたわけではありません。東京地検が起訴猶予と判断したため、刑事裁判には進みませんでした。
当時の報道では、被害者側との示談成立や被害届の取り下げも伝えられています。
2020年:酒気帯び運転でバイク事故を起こして逮捕
2018年の事件から約2年4か月後の2020年9月22日、山口さんは再び飲酒に関係する事件を起こしました。
東京都練馬区桜台の区道で大型バイクを運転中、信号待ちをしていた乗用車に追突。駆け付けた警察官による呼気検査で基準値を大幅に超えるアルコールが検出され、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕されました。
報道された呼気中のアルコール濃度は約0.7〜0.75mg/Lで、当時の酒気帯び運転の基準値である0.15mg/Lを大きく上回るものでした。
事故による双方のけがは報じられていません。
その後、山口さんは11月18日に略式起訴され、12月1日までに東京簡裁から罰金35万円の略式命令を受けています。
つまり、2018年の事件は起訴猶予、2020年の飲酒運転は略式起訴後に罰金刑という違いがあります。
【事件の真相と時系列】2018年から2026年まで何が起きた?
2つの事件だけを見ると、山口さんの人生に何が起きたのかが分かりにくい可能性があります。
重要なのは、2018年の事件をきっかけにTOKIOでの活動を失い、その後も飲酒の問題が続き、2020年の事故を経て依存症と向き合うようになったことです。
山口達也の事件・活動に関する年表
| 時期 | 出来事 | 内容・その後 |
|---|---|---|
| 2018年2月 | 強制わいせつ容疑の対象となった行為 | 女子高校生への行為が問題となる |
| 2018年4月20日 | 書類送検 | 警視庁が強制わいせつ容疑で送検 |
| 2018年4月26日 | 謝罪会見 | 本人が事件について謝罪 |
| 2018年5月1日 | 起訴猶予 | 東京地検が起訴猶予処分 |
| 2018年5月6日 | TOKIO脱退・契約解除 | グループを離れ、事務所との契約も解除 |
| 2020年9月22日 | 酒気帯び運転で逮捕 | バイクで乗用車に追突 |
| 2020年11月18日 | 略式起訴 | 道路交通法違反の罪で略式起訴 |
| 2020年12月1日 | 罰金命令 | 罰金35万円の略式命令 |
| 2022年 | 各種資格を取得 | 飲酒運転防止や依存症予防などの資格 |
| 2023年 | 株式会社山口達也を設立 | 講演・セミナー活動を事業化 |
| 2026年11月3日 | 仙台大学で講演 | 「人生をあきらめない」をテーマに講演 |
2018年の事件経過は日刊スポーツなどの当時の報道、2020年の刑事処分はスポニチの報道、2023年以降の活動は本人の会社の公式発表に基づいています。
2018年の事件でTOKIOに何が起きた?
事件発覚後、TOKIOの残る4人も緊急会見を開き、グループとして謝罪しました。
当時のメンバーは城島茂さん、国分太一さん、松岡昌宏さん、長瀬智也さんです。
山口さん本人の問題にとどまらず、長年活動してきたグループ全体の信頼にも影響が及びました。
2018年5月6日、ジャニーズ事務所は山口さんとの契約解除を発表。山口さんの申し出を受け、TOKIOからの脱退も決まりました。
2つの事件に共通していた飲酒の問題
2018年の事件では、飲酒による酩酊状態だったことが報道されています。
2020年の事件では、飲酒後にバイクを運転したことが逮捕の直接的な理由となりました。
ただし、飲酒が関係していたという共通点だけで、2つの事件を同じものとして扱うことはできません。
2018年は女性に対する行為が問題となった事件であり、2020年は飲酒運転による交通法規違反です。
両者を分けて理解することが、事件の経緯を正確につかむポイントです。
【TOKIO脱退の理由】ジャニーズ事務所との契約解除と芸能界引退の経緯
山口達也さんは、1994年にTOKIOのメンバーとしてデビューし、音楽活動やテレビ番組などで活躍していました。
特にバラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』などを通じて、幅広い世代に知られる存在でした。
しかし、2018年の事件によって、その芸能活動は大きな転換点を迎えます。
なぜTOKIOを脱退することになったのか
直接のきっかけは、女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検された問題です。
事件後の謝罪会見では、山口さん自身の発言や今後の活動に関する姿勢も注目されました。
TOKIOの残る4人は、事件を深刻に受け止め、被害者や関係者に対して謝罪しました。
そして5月6日、山口さん本人の辞意表明を受け、事務所が契約解除を発表しました。
この決定によって、山口さんはTOKIOのメンバーとしての活動を終了することになりました。
ジャニーズ事務所の契約解除は何を意味した?
契約解除は単に出演番組が減ったという話ではありません。
所属事務所との関係が終了したことで、それまでの芸能活動を支えていた所属環境も失うことになりました。
長年築いてきた知名度やキャリアがあっても、重大な不祥事によって社会的信用が失われれば、芸能活動の継続は難しくなります。
山口達也は芸能界を正式に引退した?
ここは誤解されやすいポイントです。
2018年にTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所との契約も解除されたことは事実です。
ただし、一般的な意味での正式な芸能界引退宣言と、グループ脱退・事務所契約解除は別のものです。
その後はテレビを中心とする従来の芸能活動から離れましたが、2023年以降は講演活動という形で公の場に立っています。
現在の活動は、かつてのタレント活動への単純な復帰ではありません。自身の経験を社会に伝える仕事へと軸足を移しています。
【アルコール依存症を公表】事件後の生活と再出発
山口さんの現在を理解するうえで欠かせないのが、アルコール依存症の公表です。
2020年の飲酒運転事故後、山口さんは自身がアルコール依存症と診断されたことを明らかにしました。
2023年3月19日には、本人の公式サイトで2018年と2020年の事件・事故について改めて謝罪しています。
アルコール依存症とはどのような問題なのか
アルコール依存症は、単にお酒を飲む量が多いという問題ではありません。
飲酒を自分でコントロールすることが難しくなり、健康、仕事、人間関係、社会生活などに深刻な影響を及ぼす病気です。
山口さんは自身の経験について、以前は友人と飲むことを楽しんでいたものの、次第に一人で飲むようになり、飲酒の仕方が変化していったと講演などで説明しています。
2026年3月の宮崎放送の報道でも、記憶がないまま酒を買いに行くような状態や、一人飲みが続いていた時期について語っています。
また、2026年6月の福祉新聞の報道では、飲酒運転事故後に神奈川県内のアルコール依存症専門病院に入院した経験についても伝えられています。
本人が語ったアルコール依存症との向き合い方
株式会社山口達也の公式サイトでは、本人がアルコール依存症について次のような考えを公表しています。
私がこの度患っている「アルコール依存症」は、完治しないと医師に宣告されました。
加えて、本人はこの病気と一生付き合い、アルコールを一切飲まない生活を続けるという決意を示しています。
これは本人が自身の病気について説明したものであり、依存症の治療や回復には個人差があります。
大切なのは、飲酒の問題を本人の意志の弱さだけで片付けず、医療的な支援や周囲の理解も含めて考えることです。
2022年に取得した資格
山口さんは芸能活動から離れた後、依存症や飲酒運転防止について学び、複数の資格を取得しています。
| 取得時期 | 資格 | 関連する活動 |
|---|---|---|
| 2022年3月 | ASK認定 飲酒運転防止インストラクター | 飲酒運転防止の啓発 |
| 2022年6月 | JADP認定 メンタル心理カウンセラー | 心理やメンタルヘルスに関する学習 |
| 2022年10月 | ASK認定 依存症予防教育アドバイザー | 依存症予防の啓発 |
これらの資格は、本人が経験を社会に還元するための活動基盤になっています。
ただし、資格取得は医師や専門医としての資格を意味するものではありません。現在の活動の中心は、当事者としての経験を伝える講演やセミナーです。
【2026年最新】山口達也の現在の仕事は?株式会社山口達也と講演活動
2026年現在、山口達也さんは株式会社山口達也の代表取締役として活動しています。
主な仕事は、アルコール依存症、飲酒運転防止、依存症からの社会復帰、企業向け危機管理などをテーマにした講演・セミナーです。
本人の公式サイトでは、全国各地で実施した講演の情報が公開されています。
株式会社山口達也とは?
株式会社山口達也は、山口さん自身が代表を務める会社です。
2023年に設立され、事業内容は講演・セミナー活動が中心となっています。
主なテーマは以下のとおりです。
- 飲酒運転撲滅に関する啓発
- アルコール依存症や各種依存症についての講演
- 生きづらさの解消や人生の再出発
- 50歳からのチャレンジ
- 企業向けの危機管理セミナー
かつての知名度を利用した芸能活動というより、自身の失敗や病気の経験を講演という形で伝える事業です。
2026年の講演実績
2026年の公式発表を見ると、企業、大学、医療・福祉関係者、自治体など、さまざまな団体から講演を依頼されています。
2026年の主な活動(公式サイト掲載情報)
| 日付 | 講演場所・依頼団体 | テーマ |
|---|---|---|
| 2026年11月3日 | 仙台大学大学祭 | 人生をあきらめない |
| 2026年10月31日 | 愛知県トラック総合会館 | アルコール依存症と飲酒運転 |
| 2026年10月26日 | 北トピア飛鳥ホール | 孤独からの脱却 |
| 2026年10月24日 | 精神科訪問介護フォーラムinさいたま | アルコール依存症からのリカバリーストーリー |
| 2026年6月17日報道の講演 | 東京足立病院関連の講演会 | 依存症とともに生きる |
特に注目されるのが、2026年11月3日に仙台大学の大学祭で行われた講演です。
公式サイトによると、テーマは「人生をあきらめない」。
また、10月31日には愛知県トラック総合会館で「アルコール依存症と飲酒運転」をテーマに講演しています。
飲酒運転という問題を自ら経験した人物として、その経験を交通安全の啓発に生かす活動です。
2026年も芸能活動に復帰していない?
2026年現在の活動の中心は、テレビ出演や音楽活動ではなく、講演・セミナーです。
本人の会社が公表している事業内容も講演活動を中心としています。
そのため、現在の山口さんを説明するなら、元TOKIOのタレントという経歴に加えて、アルコール依存症の経験を伝える講演者・会社代表という肩書きが実態に近いでしょう。
一方で、TOKIOへの復帰や芸能界への本格復帰が決まったという公式発表は確認できません。
【プロの結論】山口達也の事件から考えるべき3つのポイント
山口達也さんの一連の出来事を振り返ると、単なる芸能人の不祥事という言葉だけでは説明できない問題が見えてきます。
1. 起訴猶予は事件がなかったことを意味しない
2018年の事件について、起訴猶予処分になったことを理由に、事件そのものがなかったと解釈するのは誤りです。
刑事裁判に進まなかったことと、社会的・道義的な責任は別の問題です。
また、2020年の飲酒運転では略式起訴され、罰金刑が確定しています。
2つの事件の法的な違いを理解することが、正確な情報を把握する第一歩です。
2. アルコール依存症の問題は社会全体で考える必要がある
山口さんは、自身の飲酒問題を公表し、依存症に関する啓発活動を始めました。
依存症は本人だけでなく、家族、職場、周囲の人々にも影響する問題です。
そのため、本人の経験を伝える講演には、依存症への理解を深めるという社会的な意味があります。
ただし、依存症であることは過去の行為に対する責任をなくす理由にはなりません。治療や回復への取り組みと、過去の行為への責任は分けて考える必要があります。
3. 再出発は過去の責任と向き合い続けることから始まる
山口さんは、2018年と2020年の事件・事故について公式サイトで改めて謝罪しています。
そのうえで、依存症と向き合い、資格取得や会社設立、講演活動へと活動の形を変えました。
ここで注目したいのは、以前と同じ芸能活動に戻ることだけを再出発と考えていない点です。
自身の経験を社会に伝え、飲酒運転や依存症の問題を考える機会をつくることが、現在の仕事の中心になっています。
【山口達也は何した?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山口達也は2018年に何をしたのですか?
2018年2月、女子高校生に対して無理やりキスをするなどしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されました。同年5月1日に東京地検が起訴猶予処分とし、5月6日にTOKIO脱退とジャニーズ事務所との契約解除が発表されました。
Q2:山口達也は逮捕されたのですか?
2018年の事件では書類送検であり、2020年の酒気帯び運転事件では現行犯逮捕されています。2つの事件を混同しないことが大切です。
Q3:2020年の飲酒運転事故はどうなりましたか?
2020年9月22日にバイクで乗用車に追突し、酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。同年11月に略式起訴され、12月1日までに罰金35万円の略式命令を受けています。
Q4:山口達也はアルコール依存症なのですか?
本人がアルコール依存症と診断されたことを公表しています。現在は飲酒をしない生活を続ける決意を示し、依存症に関する講演や啓発活動を行っています。
Q5:山口達也は現在何をしているのですか?
2026年現在は株式会社山口達也の代表取締役として、全国各地で講演・セミナー活動を行っています。主なテーマはアルコール依存症、飲酒運転防止、人生の再出発などです。
Q6:山口達也は芸能界に復帰したのですか?
TOKIOや芸能界への本格復帰が決まったという公式発表はありません。現在は従来のタレント活動ではなく、講演活動を中心に仕事をしています。
Q7:山口達也は2026年も講演活動をしていますか?
はい。本人の公式サイトには、2026年11月3日の仙台大学大学祭での講演をはじめ、10月の講演実績も掲載されています。
まとめ:山口達也は何した?事件の経緯と現在を振り返る
山口達也さんが何をしたのかを整理すると、中心となる出来事は次の2つです。
- 2018年: 女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となった。その後、TOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所との契約も解除された。
- 2020年: 酒気帯び状態でバイクを運転して乗用車に追突し、現行犯逮捕された。最終的に罰金35万円の略式命令を受けた。
その後、アルコール依存症を公表し、治療や回復と向き合いながら生活を再構築。2023年には株式会社山口達也を設立しました。
2026年11月現在は、飲酒運転防止やアルコール依存症の啓発、人生の再出発をテーマに全国で講演しています。
山口さんの現在を理解するうえで大切なのは、過去の事件を曖昧にせず、その刑事処分と社会的責任を正確に理解すること。そして、依存症からの回復や再出発という現在の取り組みについても、過去の問題とは切り分けて評価することです。
かつてTOKIOのメンバーとして多くの人に知られた山口達也さんは、現在、自身の経験を社会に伝える立場へと活動を変えています。
その歩みが今後どのように続いていくのか、講演活動や本人の公式発表が注目されます。