爆風スランプの歴史は、1980年代のバンドブームと深く結び付いています。
結成のきっかけとなったのは、ヤマハが主催した音楽コンテスト「EastWest」です。
当時、ファンキー末吉と江川ほーじんは「爆風銃(バップガン)」、サンプラザ中野とパッパラー河合は「スーパースランプ」のメンバーでした。
異なるバンドで活動していた4人が合流し、1982年に爆風スランプを結成しました。
爆風スランプの歴代活動年表
1982年:爆風スランプ結成
爆風銃とスーパースランプのメンバーが合流。サンプラザ中野、パッパラー河合、ファンキー末吉、江川ほーじんの4人体制でスタート。
1984年:メジャーデビュー
8月、アルバム『よい』とシングル「週刊東京『少女A』」を発売。
1985年:初の日本武道館公演
12月13日、初めての日本武道館ワンマンライブを成功させる。
1988年:Runner発売・紅白初出場
「Runner」をリリースし、NHK紅白歌合戦に初出場。翌1989年に大ヒットとなる。
1989年:ベーシスト交代
江川ほーじんが脱退。バーベQ和佐田が加入し、現在の4人体制が成立。
1999年:活動休止
4月に活動休止を発表。以後、メンバーはそれぞれの音楽活動などを続ける。
2005年・2007年・2010年:限定的な復活
それぞれ一夜限りの復活ライブを実施。
2024年:デビュー40周年で再集結
8月25日に26年ぶりの新曲「IKIGAI」を発表。10月にはベストアルバムを発売し、26年ぶりの全国ツアーを開催。
2026年:本格的な活動を継続
7月にミニアルバム『今こそ!爆風スランプ』を発売。8月11日に35年ぶりの日本武道館単独公演を成功させる。
1999年の活動休止から2024年の再集結へ
1999年4月の活動休止は、バンドの歴史における大きな転換点でした。
ただし、活動休止後にメンバー同士の音楽的なつながりが完全になくなったわけではありません。
2005年、2007年、2010年には一日限りの復活ライブを実施しています。
その後、2024年のデビュー40周年を機に、本格的な再始動が実現しました。
再集結のきっかけについては、サンプラザ中野くんがスタッフに40周年を機にバンドを動かしたいと相談したことが、2024年のインタビューで紹介されています。
新曲「IKIGAI」は、26年ぶりの新曲として8月25日にリリースされました。
加えて、メンバーが選曲したベストアルバム『40th Anniversary BEST ALBUM IKIGAI 2024』も10月23日に発売されています。
2024年11月17日のLINE CUBE SHIBUYAでのツアーファイナルには約2,000人が集まり、「Runner」「リゾ・ラバ」「大きな玉ねぎの下で」などの代表曲が披露されました。
【2026年最新】爆風スランプの現在と日本武道館公演の全貌
2026年の爆風スランプは、懐かしのヒット曲を披露するだけの再結成バンドではありません。
新作の発売、ライブ活動、メディア出演など、現役バンドとしての活動を続けています。
特に大きな節目となったのが、2026年8月11日の日本武道館公演です。
2026年7月発売のミニアルバム『今こそ!爆風スランプ』
ソニーミュージックの公式発表によると、この作品には、武道館公演を意識した2026年バージョンの楽曲や、新たに音源化された楽曲が収録されています。
収録曲は次の6曲です。
1. よしおと爆風の、ええじゃないか盆踊り~武道館で編
2. 大きな玉ねぎの下で 2026
3. Brave Love, TIGA 2026
4. 東の島にブタがいたVol.3 2026
5. 東京ラテン系セニョリータ 2026
6. ええじゃないか 2026
注目したいのは「ええじゃないか 2026」です。
これはバンド結成直後に作られた楽曲で、長らく未発売だったものが今回初めて音源化されました。
40年以上前に生まれた音楽の原点を、現在の4人が改めて作品にしたという点で、ファンにとっても特別な意味を持つアルバムです。
2026年8月11日、日本武道館で35年ぶりの単独公演
2026年8月11日、爆風スランプは東京・日本武道館で「爆風スランプ 2026 LIVE at 日本武道館 ~歌え、大きな玉ねぎの下で」を開催しました。
この公演は、1991年以来35年ぶりの日本武道館単独公演です。
オリコンやテレビ朝日のライブ報道によると、会場には約8,000人が集まり、約2時間30分にわたって全24曲を披露しました。
特に印象的だったのは、オープニングで「大きな玉ねぎの下で」を披露したことです。
同曲は日本武道館を象徴する楽曲として知られています。1985年の初武道館公演に向けて制作されたという背景もあり、今回の公演との結び付きは非常に深いものがあります。
加えて、ライブでは次のような演出も行われました。
- 「Runner」を約8,000人の観客とともに披露。
- 「東京ラテン系セニョリータ」にラッキィ池田率いるダンサーが参加。
- 小島よしおと日本盆踊り協会の踊り手がスペシャルパフォーマンスに参加。
- 初期のライブを象徴する「ほら、アホになる」を現代版の演出で再現。
なかでも話題になったのが、来場者全員に配布されたオリジナルスリッパを使った演出です。
かつての爆風スランプらしい型破りなパフォーマンスを、観客約8,000人と一緒に再現しました。
単なる懐古的なライブではなく、昔からの遊び心を現在のステージに持ち込んだ公演だったのです。
2027年には全国5都市のZeppツアーが決定
日本武道館公演の終了後には、2027年のZeppツアーが発表されました。
公式サイトで発表されている公演日程は次のとおりです。
| 日程 | 会場 |
|---|---|
| 2027年9月9日 | 愛知・Zepp Nagoya |
| 2027年9月10日 | 大阪・Zepp Namba |
| 2027年9月17日 | 北海道・Zepp Sapporo |
| 2027年10月1日 | 福岡・Zepp Fukuoka |
| 2027年10月14日 | 東京・Zepp DiverCity |
全5都市・5公演で、通常指定席の料金は税込1万円、18歳以下対象の指定席は税込4,500円です。
武道館のような大規模会場とは異なり、Zeppでは観客との距離が近いライブが期待されます。
2026年11月時点では、すでに公式サイトで先行販売に関する案内も行われています。
【プロの結論】爆風スランプのメンバーを知るなら3つの時代に注目
爆風スランプを深く理解するには、メンバーの名前だけを覚えるのではなく、バンドの歴史を3つの時代に分けて考えると分かりやすくなります。
第1期:1982~1989年の江川ほーじん在籍時代
結成当初の4人による時代です。爆風銃とスーパースランプという異なる音楽的背景を持つメンバーが融合し、独自のファンクロックを形成しました。
第2期:1989~1999年のバーベQ和佐田加入後
「Runner」「リゾ・ラバ」「大きな玉ねぎの下で」などの代表曲を通じて、幅広い世代に知られるバンドへ成長した時代です。
この時期に現在の4人の基本的な関係が確立しました。
第3期:2024年以降の再始動時代
40周年を機に再集結し、26年ぶりの新曲やツアーを実現。2026年には日本武道館に帰還し、2027年のZeppツアーへと活動をつないでいます。
初めて聴く人におすすめの楽しみ方
| 聴きたい魅力 | おすすめの楽曲・作品 |
|---|---|
| バンドの代表的な歌声 | Runner |
| 爆風スランプの名曲 | 大きな玉ねぎの下で |
| 1980年代のヒット曲 | リゾ・ラバ |
| バンドのライブ感 | 2026年版の作品 |
| 現在の4人の演奏 | 今こそ!爆風スランプ |
プロの視点で注目したいのは、2024年の再集結から2026年の武道館公演まで、活動が段階的に広がっている点です。
再結集しただけで終わらず、新曲を作り、アルバムを発表し、全国ツアーを実施し、さらに日本武道館へ戻りました。
メンバー全員が長年の音楽活動を続けてきたことも、現在のステージを支える大きな要素です。
爆風スランプは、過去のヒット曲を再現するだけのバンドではなく、現在進行形で音楽を作り続けるバンドとして捉えるのが適切です。
【爆風スランプのメンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:爆風スランプの現在のメンバーは誰ですか?
A1:サンプラザ中野くん(ボーカル)、パッパラー河合(ギター)、ファンキー末吉(ドラム)、バーベQ和佐田(ベース)の4人です。1989年に現在のメンバー構成になりました。
Q2:爆風スランプの初期メンバーだった江川ほーじんはいつ脱退しましたか?
A2:1989年です。同年にバーベQ和佐田が加入し、現在の4人体制が成立しました。
Q3:爆風スランプは2026年に日本武道館でライブを開催しましたか?
A3:はい。2026年8月11日に「爆風スランプ 2026 LIVE at 日本武道館 ~歌え、大きな玉ねぎの下で」を開催しました。約8,000人を動員し、35年ぶりの日本武道館単独公演を成功させています。
まとめ:爆風スランプは現在の4人で新たな歴史を刻んでいる
爆風スランプのメンバーは、結成当初から現在までにベーシストが一度交代しています。1982年の結成時は江川ほーじんがベースを担当し、1989年からバーベQ和佐田が加入しました。
現在のメンバーはサンプラザ中野くん、パッパラー河合、ファンキー末吉、バーベQ和佐田の4人です。
1999年の活動休止、2024年の再集結を経て、2026年には日本武道館公演を実現。さらに2027年には全国5都市のZeppツアーが予定されています。
初期メンバーの歴史を知ることで「Runner」に込められた思いや、1989年の交代の意味も深く理解できます。往年の名曲だけでなく、現在の4人が生み出す新しい音楽にも注目したいところです。