女子プロゴルフのシーズンを追ううえで、優勝回数と同じくらい重要なのが獲得賞金ランキングとメルセデス・ランキングだ。どちらも選手の年間成績を示す指標だが、評価の仕組みは異なる。
2026年11月2日更新のALBA Netの国内女子ランキングによると、獲得賞金ランキングでは桑木志帆がトップ、佐久間朱莉が2位につけている。樋口久子 三菱電機レディスでの優勝は、佐久間にとって賞金面でも大きな上積みとなった。
2026年獲得賞金ランキング上位5人
11月2日時点の獲得賞金額は以下のとおり。
- 1位・桑木志帆:179,317,266円
- 2位・佐久間朱莉:175,164,411円
- 3位・菅楓華:146,361,841円
- 4位・河本結:120,920,159円
- 5位・荒木優奈:107,199,841円
トップの桑木と2位の佐久間との差は約415万円。シーズン終盤の大会結果によって順位が入れ替わる可能性も残されている。佐久間が今回の優勝でどこまで賞金差を縮めたかは、今後のランキングを見るうえで要点だ。
メルセデス・ランキング上位5人
メルセデス・ランキングは、単純な獲得賞金額ではなく、各大会の順位をポイントに換算して年間の活躍度を評価する仕組みだ。JLPGAツアーの競技に加え、USLPGAメジャー競技での成績も評価対象となる。
11月2日更新の集計では、上位5人は次の顔ぶれとなっている。
- 1位・桑木志帆:3,324ポイント
- 2位・佐久間朱莉:2,446ポイント
- 3位・荒木優奈:1,840ポイント
- 4位・永井花奈:1,722ポイント
- 5位・菅楓華:1,635ポイント
ここで注目したいのは、荒木優奈がメルセデス・ランキング3位に入っている点だ。今回の樋口久子 三菱電機レディスでも3位に入り、シーズンを通じた安定感を示している。
また、メルセデス・ランキングのシーズン最終順位には、翌年の出場資格を左右する意味もある。JLPGAの制度では、年間1位には4年間のシード権と年間最優秀選手賞が与えられ、2位から50位までにも翌年度のシード権が付与される。51位から55位には、第1回リランキングまでの出場資格が与えられる。
賞金ランキングとメルセデス・ランキングは何が違う?
両ランキングを混同しないためには、評価対象を理解しておく必要がある。
- 獲得賞金ランキング:大会で実際に獲得した賞金の累計を比較する。
- メルセデス・ランキング:大会順位に応じたポイントを積み重ね、年間を通じた競技成績を評価する。
賞金ランキングは経済的な実績を把握しやすく、メルセデス・ランキングは年間を通した競技力やシード権争いを理解するのに適している。女子プロの実力を総合的に見るなら、両方を確認するのが効果的だ。
【女子プロゴルフ大会日程】2026年11月の注目ツアーと今後の優勝争い
樋口久子 三菱電機レディスが終了し、2026年のJLPGA国内女子ツアーはいよいよシーズン最終盤に入る。11月には賞金規模の大きい大会や年間ランキングに影響する重要な競技が続く。
2026年11月4日時点で確認できる、今後の主な大会日程は次のとおりだ。
2026年11月の主な大会スケジュール
特に注目されるのが、11月5日開幕のTOTOジャパンクラシックだ。2026年の国内女子ツアーで活躍する選手に加え、海外の有力選手も競い合う大会であり、通常の国内ツアーとは異なる国際的な顔ぶれが見どころとなる。
その後は伊藤園レディス、大王製紙エリエールレディスオープンと続き、11月26日からのリコーカップでシーズンの大きな節目を迎える。佐久間朱莉、桑木志帆、荒木優奈らのランキング争いがどう動くかが焦点だ。
【女子プロの結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の樋口久子 三菱電機レディスで優勝した選手は誰ですか?
A1:佐久間朱莉です。通算15アンダー、201ストロークで優勝しました。2位の小祝さくらとは1打差でした。
Q2:佐久間朱莉のラウンド別スコアはいくつですか?
A2:初日68、2日目65、最終日68です。3日間ノーボギーで、合計201ストロークを記録しました。
Q3:2026年大会の予選カットラインは何アンダーでしたか?
A3:通算イーブンパー(144ストローク)でした。イーブンパーまでの54人が決勝ラウンドに進み、通算1オーバー以上は予選落ちとなりました。
Q4:2026年の獲得賞金ランキング1位は誰ですか?
A4:11月2日更新の集計では桑木志帆です。獲得賞金は179,317,266円で、佐久間朱莉が175,164,411円で2位につけています。
Q5:メルセデス・ランキング1位は誰ですか?
A5:11月2日更新の集計では桑木志帆が3,324ポイントで1位、佐久間朱莉が2,446ポイントで2位です。獲得賞金ランキングとは評価方法が異なります。
Q6:女子プロゴルフの最新結果はどこで確認できますか?
A6:日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトや、ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)、ALBA Netなどで確認できます。大会中は速報リーダーボード、終了後は最終順位とラウンド別スコアを見ると、試合の流れを把握しやすくなります。
まとめ:2026年女子プロゴルフは佐久間朱莉と桑木志帆の争いに注目
2026年の女子プロゴルフで直近の大きな話題となったのは、佐久間朱莉による樋口久子 三菱電機レディスの優勝だ。通算15アンダー・201ストローク、3日間ノーボギーという安定した内容で、小祝さくらに1打差をつけた。
上位では荒木優奈が3位、木戸愛が4位に入り、若手と実力派が存在感を示した。ラウンド別成績を確認すると、佐久間の安定感、小祝の初日からの好調、荒木と木戸の最終日の追い上げという、それぞれ異なる勝負の形が見えてくる。
シーズンランキングでは桑木志帆が獲得賞金・メルセデスの両部門で首位を守り、佐久間朱莉が追う展開となっている。さらに荒木優奈もメルセデス・ランキング3位と好位置につけている。
今後の女子プロの結果を追う際には、単に優勝者だけを見るのではなく、次の3つを意識するとツアー全体の動きが理解しやすい。
- 大会別順位:優勝者と上位選手の通算スコア、ラウンド別成績を確認する。
- 予選通過状況:カットラインと決勝進出者を確認し、選手の安定性を比較する。
- 年間ランキング:獲得賞金とメルセデス・ランキングの両方を追い、シード権争いにも注目する。
11月のTOTOジャパンクラシックからリコーカップまで、2026年シーズンはまだ大きな見どころを残している。佐久間朱莉が優勝を重ねるのか、桑木志帆が年間ランキング首位を守るのか。シーズン最後まで続く女子プロたちの戦いから目が離せない。