カーリングストーンの値段は、2026年11月現在の報道価格を基準にすると、競技用の新品1個で約704〜750ポンド、日本円で約14.9万〜15.9万円が目安です。特に、両面にブルーホーン花崗岩を使用したダブルインサート仕様は1個750ポンド(約15.9万円)。競技用16個セットなら合計1万2,000ポンド、日本円で約254.3万円になります。
この高価なストーンを製造しているのが、1851年創業のスコットランド企業「Kays Scotland」です。2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックでも同社が製造したストーン132個が採用されました。なぜ約19kgの石が1個15万円以上もするのか。エイルサクレイグ島でしか採れない特殊な花崗岩、熟練職人による製造工程、新品と再生品の違い、日本への輸入費用まで詳しく解説します。
【2026年最新】カーリングストーンの値段は1個約15.9万円!16個セットはいくら?
カーリングストーンの価格を知るうえで、まず押さえておきたいのが、ストーンの仕様によって販売価格が異なる点です。
2025年12月21日に米国の公共放送局MPR Newsが配信したAP通信の記事では、Kays Scotlandの新品ストーンについて、シングルインサートが704ポンド、ダブルインサートが750ポンドと紹介されています。加えて、ダブルインサート16個セットは1万2,000ポンドと報じられました。
この価格を2026年11月6日の為替参考レートである1ポンド=約211.9円で換算すると、次の金額になります。
- シングルインサート1個:704ポンド=約14万9,000円
- ダブルインサート1個:750ポンド=約15万9,000円
- ダブルインサート16個:12,000ポンド=約254万3,000円
為替レートは変動するため、実際の購入時には決済日のレートや銀行・決済会社の手数料も考慮してください。上記は本体価格を比較するための参考換算額です。
新品ストーンの価格比較
仕様別の価格を整理すると、以下のようになります。
- シングルインサート:704ポンド。ブルーホーンのインサートを片側に備えた仕様。
- ダブルインサート:750ポンド。両側にブルーホーンのインサートを備え、ハンドルを反対側にも取り付けられる仕様。
両者の差額は46ポンド、日本円で約9,700円です。16個すべてをダブルインサート仕様にすると、単純計算で12,000ポンドになります。
なお、これらはAP通信などが報じた価格を基準にした参考値です。Kays Scotlandの公式サイトでは、ストーンの仕様やクラブの要望に合わせて問い合わせるよう案内しており、誰でも購入できる固定価格のオンライン販売表は掲載されていません。実際の見積もりでは仕様や数量、納入条件を確認する必要があります。
なぜ16個セットが基準になるのか
カーリングの競技用ストーンは、1チームにつき8個を使用します。対戦する2チーム分を合わせると、1試合に必要なストーンは合計16個です。
そのため、カーリング場や競技施設が新たに設備を整える場合、16個を一組として考えるのが合理的です。単品購入とセット購入では、予算の規模も大きく変わります。
約254万円という金額は、一般的なスポーツ用品の価格感覚からすると驚くほど高額です。しかし、世界大会で使われる競技用の精密な石であることを踏まえると、単なる石材の価格では比較できません。
価格の根拠については、AP通信の2025年12月の現地取材記事が参考になります。
【新品・中古を徹底比較】カーリングストーンは再生品なら安く買える?
カーリングストーンを導入する際、新品だけでなく中古品や再生品も選択肢になります。特に予算が限られているカーリングクラブや練習施設にとって、再生品の活用は検討する価値があります。
新品ストーンのメリット
新品の最大のメリットは、使用履歴や摩耗状態を心配せずに導入できることです。
Kays Scotlandの新品ストーンには、エイルサクレイグ産のコモングリーン花崗岩を本体に使用し、ブルーホーン花崗岩のインサートを組み合わせた仕様があります。
競技用として重要なのは、ストーンの重さだけではありません。氷に接するランニングエッジの状態、他のストーンと接触する部分の耐久性、個体ごとの性能の安定性も重要です。
新品を導入する場合は、使用するアイスシートや競技レベルに合わせて仕様を選びやすい点も魅力です。
中古品と再生品の違い
中古品は、過去に競技や練習で使用されたストーンを、そのまま販売するものです。一方、再生品は使用済みのストーンに点検や整備、必要な修復を施したものを指します。
Kays Scotlandは公式サイトでRefurbished Kays Curling Stones(再生ストーン)を取り扱っており、性能状態のチェックを行ったうえで提供するサービスを案内しています。
同社は新品への買い替えだけでなく、使用済みストーンを整備して寿命を延ばすことも重視しています。ただし、再生品の一律価格は公開されていません。個体の状態や必要な作業によって見積もりが変わります。
購入前に確認したい比較ポイント
- 新品:初期費用は高いが、摩耗や過去の使用履歴を気にせず導入しやすい。
- 中古品:購入価格を抑えられる可能性があるが、摩耗や欠け、性能のばらつきに注意が必要。
- 再生品:専門業者による点検や整備を受けたものなら、価格と性能のバランスを取りやすい。
中古ストーンを選ぶときは、単に価格の安さだけで判断するのは危険です。特にランニングエッジの摩耗、ストーン本体の亀裂、打撃面の状態、ハンドルの固定状況などを確認したいところです。
安く購入できても、輸送後に大規模な修理が必要になれば、結果的に新品や専門業者の再生品より高くつく可能性があります。
【高い理由を徹底解剖】エイルサクレイグの花崗岩が特別な理由
カーリングストーンの価格が高い最大の理由は、使用されている花崗岩の希少性にあります。
一般的な石材を丸く加工すれば競技用ストーンになるわけではありません。極寒の環境で氷上を滑り、他のストーンと衝突しても割れにくく、長期間にわたって安定した性能を維持する必要があります。
その条件を満たす素材として知られているのが、スコットランド南西部の海上に位置するエイルサクレイグ島の花崗岩です。
エイルサクレイグ島とは?
エイルサクレイグは、スコットランドのクライド湾に浮かぶ無人島です。約6,000万年前の火山活動によって形成された島で、カーリングストーンに適した特殊な花崗岩が採れます。
Kays Scotlandは、この島のコモングリーン花崗岩とブルーホーン花崗岩を採取する独占的な権利を持っています。
採石場のように大量の石材をいつでも自由に調達できるわけではありません。島での採取は数年おきに行われ、環境保護や採取条件にも配慮されています。
AP通信の現地取材では、コモングリーンは自然に剥がれ落ちた岩を採取する一方、ブルーホーンは岩の自然な割れ目に沿って取り出す工程が紹介されています。
コモングリーン花崗岩とブルーホーン花崗岩の違い
2種類の花崗岩は、単に色が違うだけではありません。それぞれ異なる役割を持っています。
コモングリーン花崗岩は、ストーンの大部分を構成する本体部分に使用されます。衝突時の衝撃に強く、割れや欠けが発生しにくい性質が評価されています。また、熱の伝わり方や結露への対応にも優れています。
ブルーホーン花崗岩は、ストーンの底面にあるランニングエッジに使用されます。吸水性が極めて低く、氷との接触による摩耗に強いことが特徴です。水分による性能劣化を抑え、安定した滑走を支えます。
この2種類を適材適所で組み合わせることが、Kays Scotlandのストーンの大きな特徴です。
価格・素材・製造元の関係一覧
カーリングストーンの価値を理解するには、製造元、素材、競技での役割、価格を関連付けて見ると分かりやすくなります。
| 項目・エンティティ | 特徴・役割 | 価格・実績との関係 |
|---|---|---|
| Kays Scotland | 1851年創業のスコットランドの製造会社 | 2026年五輪・パラリンピック向けストーン132個を製造 |
| エイルサクレイグ島 | 約6,000万年前の火山活動で形成された無人島 | 特殊な花崗岩の唯一の供給地 |
| コモングリーン花崗岩 | ストーン本体に使用。衝突への耐久性に優れる | 本体の強度と長期使用を支える |
| ブルーホーン花崗岩 | ランニングエッジに使用。耐水性・耐摩耗性に優れる | 競技性能を左右する重要素材 |
| シングルインサート | ブルーホーンのインサートが片側にある仕様 | 704ポンド(約14.9万円) |
| ダブルインサート | 両側にブルーホーンを備える仕様 | 750ポンド(約15.9万円) |
| 2026年ミラノ・コルティナ大会 | Kays製の新しい競技用ストーンを採用 | オリンピック・パラリンピック向けに132個を製造 |
この関係から分かるのは、価格の高さが単一の素材やブランドだけで決まっているわけではないということです。希少な原材料、採取条件、加工技術、品質管理、競技性能が一体となって製品の価値を形成しています。
これらの素材特性と2026年大会への供給実績は、World Curlingが2026年2月17日に公開した製造紹介記事でも確認できます。
【製造工程を解説】1個約19kgのストーンはどうやって作られる?
カーリングストーンの製造は、一般的な石材加工とは異なります。原石の選別から切断、成形、研磨、品質検査まで、複数の工程を経て完成します。
2026年2月のThe GuardianによるKays Scotlandの工場取材では、1個の製造に約6時間を要すると紹介されました。機械による加工を取り入れながらも、最終的な品質には職人の経験と判断が欠かせません。
製造工程1:エイルサクレイグ島で原石を採取
最初の工程は原材料の確保です。
コモングリーン花崗岩は、自然に落ちた大きな岩を選別して採取します。ブルーホーン花崗岩は、岩の自然な亀裂を利用して取り出します。
採取された原石は船で本土へ運ばれます。数年おきの採取で原材料を確保するため、一般的な工業製品のように原材料を必要なときに大量発注することは容易ではありません。
製造工程2:原石を切断して円形に加工
本土に運ばれた花崗岩は、切断・加工され、ストーンの原型となる円形の素材に仕上げられます。
AP通信の記事では、原石をスライスし、チーズのような形状の素材に切り出す工程が紹介されています。
この段階で、石の表面に大きな亀裂や品質上の問題がないかを確認することも重要です。天然石である以上、見た目が似ていても内部構造まで同一とは限りません。
製造工程3:本体にブルーホーンのインサートを取り付ける
続いて、コモングリーン花崗岩で作られた本体に加工を施し、ブルーホーン花崗岩のインサートを取り付けます。
この部分がストーンの性能を大きく左右します。
氷に接する部分は摩耗しにくい素材でなければならず、他のストーンと接触する部分には衝撃に耐える性質が大切です。異なる素材を組み合わせるのは、それぞれの長所を競技性能に生かすためです。
製造工程4:ハンドルの取り付けと研磨
ストーン本体の加工が終わると、ハンドルを取り付け、表面や滑走面を整えます。
完成品は大きさ、重量、形状、滑走面などについて品質検査を受けます。競技で使用するためには、単に見た目が美しいだけでなく、安定した動作が求められるからです。
一般的な競技用ストーンの重量は約42ポンド、約19kgです。人が片手で気軽に持ち運ぶようなスポーツ用品とは異なり、原石から完成品まで相応の設備と専門知識が必要になります。
なぜ大量生産で価格を下げられないのか
価格を押し上げる要素は、原材料だけではありません。
- 採取できる場所が限定されている。
- 原石の確保に数年単位の間隔がある。
- 天然石の個体差に応じた選別が必要になる。
- 約19kgの製品を高い精度で加工する必要がある。
- 製造工程で熟練職人の技術が求められる。
- 競技品質を維持するための検査が欠かせない。
つまり、カーリングストーンは原材料を大量に仕入れて同じ製品を機械だけで繰り返し生産するタイプの商品ではありません。希少な素材と職人の技能に依存することが、高価格の構造的な理由になっています。
【購入後の維持費】メンテナンス・修理・再生品の価格と寿命
カーリングストーンは高価ですが、適切に管理すれば長期間使用できる道具です。そのため、購入時の金額だけでなく、導入後の維持費も含めて検討することが大切です。
カーリングストーンの寿命は何年?
Royal Scottish Geographical Societyが2026年4月に公開した解説では、カーリングストーンの一般的な使用期間は約25年と紹介されています。
使用頻度や保管状況、メンテナンスの内容によって差はありますが、適切な整備を続ければ長年使用できる製品です。
新品を購入して数年で買い替えることを前提とするのではなく、長期間の使用を見込んで導入する設備として考える必要があります。
メンテナンスで重要な2つの部分
Kays Scotlandが公式に案内している主な整備対象は、ランニングエッジとストライキングバンドです。
ランニングエッジは、氷に接する部分です。摩耗や傷が進むと、ストーンの滑走性能に影響します。
ストライキングバンドは、他のストーンとの衝突に関係する部分です。繰り返しの接触による摩耗や損傷を点検する必要があります。
これらの状態を定期的に確認し、必要に応じて専門家による整備を受けることが、性能維持につながります。
Kays Scotlandの修理・再生サービス
Kays Scotlandは、ヨーロッパとカナダにサービス拠点を設け、各地域の技術者によるメンテナンスを提供しています。
地域によっては、ストーンをスコットランドの工場へ送り返すことなく、カーリング場でランニングエッジを整備できる体制も整えています。
また、使用によって性能が低下したストーンや損傷したストーンについては、再生サービスを提供しています。同社は使用済みストーンを修復して寿命を延ばすことを重視しています。
修理費用や再生品の価格は、損傷の程度や必要な作業によって変わるため、個別見積もりが基本です。
長期的な費用対効果を考える
仮に16個セットを約254.3万円で導入し、25年間使用できた場合、単純計算では年間約10.2万円の本体購入費に相当します。
実際には輸入費用やメンテナンス費用、保管・管理費などが追加されますが、購入時の金額だけを見て高いと判断するのは適切ではありません。
長く使う施設ほど、適切なメンテナンスによって新品への買い替え頻度を抑えることが、経済的なメリットにつながります。
【日本で購入する方法】輸入費用・送料・関税・消費税はいくら?
日本国内で本格的な競技用カーリングストーンを購入したい場合、製造元のKays Scotlandに直接問い合わせる方法が有力です。同社はスコットランドを拠点に世界各国への輸出を行っています。
ただし、商品価格が分かっても、それだけで日本での購入総額が確定するわけではありません。重量のある石材を海外から輸入するため、輸送・通関に関する費用を見込む必要があります。
購入方法1:Kays Scotlandに直接問い合わせる
公式サイトでは、新品と再生品の両方について、購入希望者の施設や要望に合わせて相談するよう案内しています。
見積もりを依頼するときは、次の内容を整理しておくとスムーズです。
- 新品か再生品か。
- シングルインサートかダブルインサートか。
- 必要なストーンの数量。
- 競技用か練習用か。
- 納入先となる日本の住所・港。
- 梱包方法と国際輸送の条件。
- 保証や修理、メンテナンスの対応範囲。
特に16個セットを購入する場合は、単品価格の合計だけでなく、セット全体の梱包・配送条件を確認が必要です。
購入方法2:海外の中古品・再生品を探す
新品の予算が難しい場合は、再生品を取り扱う業者や海外のカーリング施設からの中古品を検討する方法もあります。
ただし、個人売買や中古市場では、メーカーの整備を受けていない商品もあります。購入前にストーンの製造元、インサートの素材、摩耗状態、修理履歴を確認してください。
特に、ランニングエッジにブルーホーン花崗岩が使われているかどうかは重要な確認事項です。Kays Scotland自身も、ブルーホーン以外の素材をランニングエッジに使用すると、摩耗によるくぼみが生じ、性能を損なう可能性があると注意喚起しています。
日本への輸入送料はいくら?
カーリングストーンは1個約18〜19kgあります。16個を輸入する場合、本体だけで約288〜304kgです。さらに梱包材や輸送用の木箱などの重量が加わります。
このため、一般的な小包の感覚で送料を考えることはできません。
輸入時には、次のような費用が発生する可能性があります。
- 国際輸送費:スコットランドから日本までの海上・航空輸送費。
- 輸出側の費用:国内集荷、輸出通関、輸送用梱包など。
- 貨物保険:輸送中の破損や紛失に備える保険料。
- 日本側の費用:港湾取扱料、通関業者への手数料、国内配送費など。
- 税金:輸入関税および輸入消費税。
実際の送料は、配送先、輸送方法、梱包サイズ、保険条件、配送業者によって異なります。Kays Scotlandの公開情報には、日本向け16個セットの一律送料は掲載されていないため、具体的な金額は個別見積もりが必要です。
輸入関税と消費税にも注意
日本の税関では、輸入品に対して原則として関税と輸入消費税が課されます。
日本税関の2026年版関税率表では、スポーツ用品は第95類に分類されています。ただし、カーリングストーンに適用される具体的な統計品目番号や関税率は、製品の性質や分類判断によって確認する必要があります。
日本税関には、輸入前に商品の分類や関税率を確認できる事前教示制度があります。高額なストーンをまとめて輸入する場合は、事前に確認しておくと予算を立てやすくなります。
また、輸入消費税の標準税率は10%です。課税標準には原則として関税課税価格に関税額などを加えた金額が使われます。関税課税価格には、輸入港までの運賃や保険料などが含まれる場合があります。
したがって、約254.3万円という16個セットの本体価格だけを見て購入予算を決めるのは避けたいところです。輸送費と税金を含めた着地総額で比較が必要です。
【よくある質問】カーリングストーンの値段に関するFAQ
Q1:カーリングストーン1個の値段はいくらですか?
A1:2026年の価格目安は、新品のシングルインサートが704ポンド(約14.9万円)、ダブルインサートが750ポンド(約15.9万円)です。為替レートや実際の見積もりによって変動します。
Q2:カーリングストーン16個セットはいくらですか?
A2:ダブルインサート仕様の場合、1万2,000ポンドが目安です。2026年11月6日の為替参考レートで換算すると約254.3万円です。輸送費や輸入税は別途必要です。
Q3:カーリングストーンが高いのはなぜですか?
A3:主な理由は、エイルサクレイグ島でしか採れない特殊な花崗岩を使用すること、採取に制約があること、熟練職人による精密な加工と品質検査が必要なことです。
Q4:中古や再生品なら安く購入できますか?
A4:新品より費用を抑えられる可能性があります。Kays Scotlandも点検・整備済みの再生品を提供しています。ただし、再生品の価格は状態や修理内容によって異なり、一律の販売価格は公表されていません。
Q5:カーリングストーンはどのくらい長持ちしますか?
A5:一般的な使用期間の目安は約25年です。適切なメンテナンスや再生修理によって、さらに長く使用できる場合があります。
Q6:日本からKays Scotlandのストーンを購入できますか?
A6:Kays Scotlandは世界各国への輸出を行っているため、日本からも購入について相談できます。数量、仕様、配送先を伝えて見積もりを依頼し、国際送料や輸入税を含めた総額を確認してください。
まとめ:カーリングストーンは価格だけでなく素材・耐久性・維持費で選ぶ
2026年のカーリングストーンの値段は、Kays Scotlandの報道価格を基準にすると、新品1個約14.9万〜15.9万円、ダブルインサート16個セットで約254.3万円が目安です。
この価格を支えているのは、約6,000万年前の火山活動によって形成されたエイルサクレイグ島の花崗岩と、長年にわたって受け継がれてきた職人技術です。
特に、コモングリーン花崗岩とブルーホーン花崗岩の組み合わせは、衝突への耐久性と氷上での滑走性能を両立させるための重要な技術です。2026年ミラノ・コルティナ大会でもKays Scotland製のストーン132個が使用され、その品質が国際舞台で改めて示されました。
購入を検討する場合は、次の3点を判断基準にするとよいでしょう。
- 競技品質を最優先する施設:新品のKays製ストーンを検討し、インサートの仕様や品質保証を確認する。
- 予算を抑えたい施設:専門業者による点検済みの再生品を比較し、修理履歴や摩耗状態を確認する。
- 日本への輸入を予定する施設:本体価格だけでなく、輸送費、保険、通関費用、輸入消費税を含めて予算を組む。
カーリングストーンは、単なる競技用の石ではありません。希少な天然素材、精密な加工、長期間の耐久性が組み合わさった専門性の高いスポーツ用品です。購入時の価格だけでなく、25年単位の使用期間やメンテナンスまで考慮することが、後悔しない選択につながります。
2026年以降もカーリングの競技人口や施設需要が広がれば、ストーンの調達や再生品の需要にも変化が生まれる可能性があります。購入を検討する際は、最新のメーカー見積もりと為替レートを確認し、長期的な費用対効果で判断することが大切です。