2026年11月現在、北海道銀行の女子カーリング部は「北海道銀行Lilers(リラーズ)」の愛称で活動している。所属選手は田畑百葉、仁平美来、中島未琴、山本冴の4人。2026年6月の日本カーリング選手権大会で準優勝を果たし、8月のどうぎんカーリングクラシック2026、9月のアドヴィックスカップ2026では優勝するなど、国内トップクラスの実力を示している。
一方、かつて「北海道銀行フォルティウス」として知られたチームとの関係が分かりにくいという声もある。実際には、2021年11月に北海道銀行とフォルティウスのスポンサー契約が終了し、同年12月に新しい北海道銀行女子カーリング部が発足したという経緯がある。現在のリラーズとフォルティウスは、それぞれ独立したチームとして競技を続けている。
【2026年最新】北海道銀行カーリング部の現在は?Lilersの所属選手4人を紹介
北海道銀行女子カーリング部は、札幌を拠点とする女子カーリングチームだ。
現在の正式なチーム愛称は「北海道銀行Lilers(リラーズ)」。大会への出場名は基本的に「北海道銀行」となっている。
2026-27年シーズンの所属選手は次の4人だ。
田畑百葉(たばた・ももは)
2002年8月生まれ/北海道滝川市出身
チームのバイススキップを務める選手。2021年12月の北海道銀行女子カーリング部発足時から所属している中心メンバーだ。
新チームの立ち上げ期から競技を続け、現在の4人体制を支える存在となっている。
仁平美来(にひら・みく)
2002年8月生まれ/北海道札幌市出身
2026年のどうぎんカーリングクラシックではスキップを担当。
チームの司令塔としてショットの選択や試合展開を組み立てる役割を担っている。2021年の新チーム発足時から所属する選手でもある。
中島未琴(なかじま・みこと)
2003年7月生まれ/北海道北広島市出身
発足初期からチームに加わっているメンバーの一人。
田畑、仁平とともに若い時期からチームの土台を築いてきた選手であり、現在も4人の一角として活動している。
山本冴(やまもと・さえ)
2001年5月生まれ/長野県佐久市出身
2022年11月17日にSC軽井沢クラブから北海道銀行リラーズへ加入した選手。
2022年の世界ジュニアカーリング選手権で優勝した経験を持ち、ジュニア世代から培ってきた競技経験をチームに持ち込んだ。
2026年のどうぎんカーリングクラシックではセカンドを担当している。
2026年の選手構成とポジション
2026年のどうぎんカーリングクラシック公式チーム紹介によると、現在の基本的なポジション構成は次のとおり。
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| フォース・スキップ | 仁平美来 |
| サード・バイス | 田畑百葉 |
| セカンド | 山本冴 |
| リード | 中島未琴 |
| コーチ | 岩井真幸 |
なお、コーチの岩井真幸は2025-26年シーズンから就任した。北海道銀行の公式選手紹介では、4選手と岩井コーチが現在のチーム体制として掲載されている。
【2026年最新戦績】日本選手権準優勝から国内大会2冠へ
北海道銀行リラーズの2026年は、国内大会での安定した強さが際立つシーズンとなった。
特に注目したいのは、日本選手権での3年連続準優勝と、北海道カーリングツアーでの優勝実績だ。
日本カーリング選手権大会2026は準優勝
2026年6月7日から14日にかけて開催された「第43回日本カーリング選手権大会 横浜2026」。
北海道銀行は決勝まで進出し、準優勝という結果を残した。
北海道銀行の2026年7月15日付の公式報告では、次のように大会を振り返っている。
三年連続で決勝の舞台に進むことができたものの、あと一歩のところで優勝には届かず、悔しさが残る結果となりました。
同チームは2024年、2025年、2026年と3大会連続で決勝に進み、いずれも準優勝。日本一まであと一歩という位置を維持している。
単発の好成績ではなく、複数年にわたって国内トップレベルの競争力を保っていることが分かる。
また、北海道銀行は同大会について、チームで積み重ねてきた取り組みを発揮できた場面が多かったと説明している。
どうぎんカーリングクラシック2026で優勝
2026年8月20日から23日まで札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで開催された「どうぎんカーリングクラシック2026」。
北海道銀行は仁平美来をスキップとするメンバー構成で出場し、優勝を飾った。
大会公式記録によると、予選プールDでは4戦全勝の1位で通過。準決勝では韓国のParkチームに9対3で勝利した。
決勝の相手はS-Leapの田中チーム。北海道銀行が5対4で競り勝ち、タイトルを獲得した。
接戦をものにしたことは、試合終盤の判断力や得点を守り切る力を示す結果でもある。
アドヴィックスカップ2026でも優勝
2026年9月3日から6日まで北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで開催されたアドヴィックスカップ2026でも、北海道銀行が女子の部で優勝した。
加えて、8月の稚内みどりCHALLENGECUP2026では準優勝。
つまり、2026年の北海道カーリングツアーでは、3大会に出場して2大会優勝、1大会準優勝という好成績を残した。
北海道銀行の2026年9月7日付の公式報告では、3大会について以下の結果が発表されている。
- どうぎんカーリングクラシック2026:優勝
- 稚内みどりCHALLENGECUP2026:準優勝
- アドヴィックスカップ2026:優勝
公式報告では、チーム一丸となって多くの試合を勝ち切れたことへの手応えも示されている。
2026年秋のカナダ遠征でも国際経験を積む
国内大会で結果を残したリラーズは、2026年9月からカナダ遠征に出発した。
北海道銀行が10月28日に公表した遠征前半の結果は次のとおり。
| 大会 | 開催日 | 結果 |
|---|---|---|
| Saville Shootout | 9月11~14日 | ベスト8 |
| Saville Grand Prix | 9月18~21日 | ベスト8 |
| Prestige Hotels & Resorts Curling Classic | 10月1~4日 | ベスト8 |
| Autumn Gold Curling Classic | 10月8~11日 | 予選敗退 |
| GSOC Invitational | 10月13~18日 | 予選敗退 |
5大会に出場し、3大会でベスト8に進出した。
世界各国の強豪チームと対戦する海外遠征は、国内大会とは異なる氷の状態や戦術への対応力を磨く機会になる。
北海道銀行は12月開催のGSOC Players' Cupへの招待獲得を目標に、11月の大会にも臨む予定を公表している。
【選手の関係・チームの違い】北海道銀行フォルティウスとLilersは別チーム
北海道銀行カーリング部を調べる際に、最も混同しやすいのが「北海道銀行フォルティウス」と「北海道銀行Lilers」の違いだ。
両者は歴史的につながりがあるものの、現在は別々のチームである。
2021年11月にスポンサー契約が終了
2021年10月11日、北海道銀行と女子カーリングチーム「フォルティウス」は、スポンサー契約を終了することで合意したと発表した。
契約終了日は2021年11月30日。
同時に北海道銀行は、12月1日付で新たな女子カーリング部を設立することを公表した。
当時のフォルティウス所属選手6人のうち、4人はフォルティウスとして活動を継続した。
- 船山弓枝
- 近江谷杏菜
- 小野寺佳歩
- 吉村紗也香
一方、伊藤彩未と田畑百葉はフォルティウスを退団し、新設される北海道銀行女子カーリング部に所属することになった。
北海道銀行の公式発表では、両者が今後の活動について協議し、合意したうえでの決定と説明されている。
つまり、スポンサー契約の終了によってフォルティウスそのものが消滅したわけではない。北海道銀行の新チームと、フォルティウスがそれぞれ別の道を歩み始めたのである。
北海道銀行フォルティウスと現在のリラーズの比較
| 比較項目 | 北海道銀行フォルティウス | 北海道銀行Lilers |
|---|---|---|
| チームの位置づけ | 旧スポンサー契約時代のチーム名 | 現在の北海道銀行女子カーリング部 |
| 2021年の転換点 | 4選手が活動を継続 | 新チームとして発足 |
| 主な選手 | 船山弓枝、近江谷杏菜、小野寺佳歩、吉村紗也香 | 田畑百葉、仁平美来、中島未琴、山本冴 |
| 活動開始 | 2010年結成 | 2021年12月 |
| チーム愛称 | フォルティウス | リラーズ |
| 2026年の活動 | 独立した女子カーリングチーム | 北海道銀行所属チーム |
2026年のどうぎんカーリングクラシック公式チーム紹介にも、北海道銀行とフォルティウスは別々のチームとして掲載されている。
フォルティウスは小林未奈をスキップとし、小野寺佳歩、近江谷杏菜、小谷優奈らが所属する体制で出場した。
この点からも、両チームを同一チームとして扱うのは正確ではない。
Lilers(リラーズ)という名前の由来
北海道銀行女子カーリング部は、2021年12月1日に活動を開始した。
当初は伊藤彩未と田畑百葉の2人でスタートする計画だったが、仁平美来と中島未琴が加わり、若手4人を中心とするチームとして本格始動した。
その後、2022年5月16日にチーム愛称「北海道銀行Lilers(リラーズ)」とロゴマークが制定された。
Lilersは、フランス語でライラックを意味する「Lilas(リラ)」をもとにした造語だ。
ライラックは北海道銀行の行花であり、札幌市の市木としても親しまれている。
チーム名には、北海道銀行と札幌という地域との結びつきを表し、多くの人から応援されるチームになってほしいという思いが込められている。
なお、公式大会での出場名は「北海道銀行」。Lilersはチームを親しみやすく呼ぶための愛称という位置づけだ。
【北海道銀行カーリング部の歴代メンバー】2021年から2026年までの変遷
現在の4人に至るまでには、複数のメンバー交代とチーム強化の過程があった。
2021年:伊藤彩未・田畑百葉・仁平美来・中島未琴で発足
新チームの出発点は2021年12月だ。
伊藤彩未と田畑百葉が旧フォルティウスから移籍し、仁平美来と中島未琴が新たに加入した。
発足当時は若手中心の編成であり、国内トップチームとして実績を積み上げていく段階だった。
2022年:山本冴が加入
2022年11月17日、山本冴がSC軽井沢クラブから移籍した。
山本は同年の世界ジュニアカーリング選手権優勝を経験しており、若手ながら国際大会での実績を持つ選手だった。
加入によってチームは5人編成となり、選手層の強化が進んだ。
2024~2025年:日本選手権で準優勝
北海道銀行は2024年1月の第41回日本カーリング選手権大会で準優勝。
続く2025年2月の第42回大会でも準優勝を記録した。
2024年には北海道カーリングツアーのアルゴグラフィックスカップ、カナダのSaville Shootout、Red Deer Curling Classicでも優勝を経験している。
国内だけでなく海外大会でも結果を残し、チームとしての競争力を高めた時期だ。
2025年:伊藤彩未が退部、岩井真幸がコーチに就任
2025年6月6日、北海道銀行は2025-26年シーズンの新体制を発表した。
この発表で明らかになったのは、伊藤彩未の退部と、佐藤浩コーチの契約期間満了による退部だ。
伊藤は2024-25年シーズンをもって競技部門を離れ、北海道銀行の行員として新たな道を歩むことを公表した。
また、新コーチには岩井真幸が就任した。
そのほかの選手には異動がなく、田畑、仁平、中島、山本の4人が現在につながるチーム構成となった。
この体制で2025年の日本選手権準優勝、2026年の日本選手権準優勝と結果を残している。
【プロの結論】北海道銀行リラーズが日本一になるための注目ポイント
北海道銀行リラーズの2026年シーズンを評価する際、注目したいのは単純な優勝回数だけではない。
重要なのは、国内大会での安定感と、日本選手権での勝ち切る力の両方だ。
3年連続準優勝は実力の証明であり、課題でもある
2024年、2025年、2026年の日本選手権で3年連続準優勝という結果は、国内の強豪チームとしての地位を示している。
しかし、決勝まで進みながら優勝を逃していることも事実だ。
短期決戦では、ショットの精度だけでなく、相手のミスを誘う戦術、終盤の得点管理、プレッシャーのかかる場面での意思疎通が勝敗を左右する。
2026年4月の北海道銀行公式発信では、長いシーズンを終えた後のフォーム修正や基礎練習の反復についても説明されていた。
また、2026年の日本選手権を振り返る公式報告では、チームとしてコミュニケーションに取り組んできたことや、積み重ねた成果を発揮できたことが示されている。
日本一を目指すうえでは、個々の技術に加えて、4人が同じ判断基準を共有できるかが重要になる。
国内大会の優勝を国際大会につなげられるか
2026年のどうぎんカーリングクラシックとアドヴィックスカップでの優勝は、国内での勝負強さを示した。
一方、カナダ遠征ではベスト8が3回、予選敗退が2回という結果だった。
この差は、今後のチーム強化を考えるうえで興味深い。
海外では氷の状態や対戦相手の戦術が異なるため、国内大会で機能した戦い方をそのまま再現できるとは限らない。
異なる環境に対応しながら、ショットの精度や戦術の選択肢を増やすことが求められる。
北海道銀行が掲げる2026-27年シーズンのスローガンは「ともに挑む。ともに勝つ。」。
チームビジョンとして「常に全力で挑戦し、パワフルなカーリングで札幌から世界に元気を届ける」と掲げている。
国内タイトルの獲得を通過点とし、世界の強豪と互角に戦えるチームへ成長できるかが、今後の大きな見どころだ。
【北海道銀行カーリング部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:北海道銀行カーリング部は現在も活動していますか?
A1:活動しています。2026年11月現在、「北海道銀行Lilers(リラーズ)」として女子カーリング競技を続けています。田畑百葉、仁平美来、中島未琴、山本冴の4人が所属しています。
Q2:北海道銀行フォルティウスとリラーズは同じチームですか?
A2:別のチームです。2021年11月30日に北海道銀行とフォルティウスのスポンサー契約が終了し、12月1日に北海道銀行女子カーリング部が発足しました。フォルティウスの選手4人はチームに残り、別々に活動を続けています。
Q3:北海道銀行リラーズの2026年の主な成績は?
A3:2026年6月の日本カーリング選手権大会で準優勝、8月のどうぎんカーリングクラシック2026で優勝、9月のアドヴィックスカップ2026でも優勝しました。稚内みどりCHALLENGECUP2026では準優勝しています。
Q4:北海道銀行リラーズの現在のスキップは誰ですか?
A4:2026年のどうぎんカーリングクラシック公式チーム紹介では、仁平美来がスキップを担当しています。田畑百葉はバイススキップです。
Q5:Lilers(リラーズ)という名前にはどんな意味がありますか?
A5:フランス語でライラックを意味する「Lilas(リラ)」をもとにした造語です。ライラックは北海道銀行の行花であり、札幌市の市木でもあります。
Q6:北海道銀行カーリング部の歴代メンバーには誰がいますか?
A6:発足時のメンバーは伊藤彩未、田畑百葉、仁平美来、中島未琴の4人です。2022年11月に山本冴が加入し、2025年に伊藤が退部したことで、現在の4人の編成になりました。
まとめ:北海道銀行リラーズは2026年も日本一を目指す
北海道銀行カーリング部は、2021年12月に発足した女子カーリングチームであり、現在は「北海道銀行Lilers(リラーズ)」として活動している。
2026-27年シーズンの所属選手は次の4人だ。
- 田畑百葉
- 仁平美来
- 中島未琴
- 山本冴
2026年は日本選手権準優勝、どうぎんカーリングクラシック優勝、アドヴィックスカップ優勝という結果を残した。加えて、カナダ遠征でも国際経験を積み重ねている。
一方、北海道銀行フォルティウスとの関係については、2021年のスポンサー契約終了を境に、それぞれが独立したチームとして活動しているという理解が正しい。
北海道銀行リラーズにとって、次の大きな目標は日本選手権での優勝だ。3年連続準優勝という実績を、悲願の日本一につなげられるか。
4人の連携と国際大会での成長が、今後の北海道銀行カーリング部を追ううえで最大の注目ポイントとなる。