再戦の最有力候補として浮上しているのは、2026年12月31日(木)のRIZIN大晦日・名古屋大会です。
大会は愛知県名古屋市のバンテリンドーム ナゴヤで開催されることが、RIZINの2026年年間スケジュールで公表されています。さいたまスーパーアリーナの改修に伴い、例年の大晦日興行の開催地が名古屋に変更されました。
ただし、重要なのは大会そのものの開催決定と、朝倉未来VS平本蓮のカード決定を混同しないことです。12月31日の大会開催は公表済みですが、両者の再戦は11月1日時点で正式発表されていません。
2026年9月11日の大会総括で、榊原信行CEOは再戦の可能性について次のように説明しています。
「未来VS蓮という可能性も、大みそかにしっかり可能性としてはある中で、両選手と話し合って決めたい」
これは再戦を排除しない前向きな発言です。一方、開催日や対戦契約を確定させた発表ではありません。選手のコンディションや大会全体のカード編成も判断材料になります。
なお、RIZINは11月3日に大晦日名古屋大会の緊急記者会見を予定しています。正式な対戦カードが発表されるかどうかが、次の大きな注目点です。
【初対決の真相】2024年7月28日、平本蓮が朝倉未来に1R TKO勝利
2人の再戦がこれほど注目される理由は、最初の対決が衝撃的な結末を迎えたからです。
2024年7月28日、さいたまスーパーアリーナで開催された「Yogibo presents 超RIZIN.3」。メインイベントで朝倉未来と平本蓮が初めて対戦しました。
試合はRIZIN MMA特別ルールの66.0kg契約、5分5ラウンド。試合前から大きな注目を集めていた一戦でした。
序盤、両者は距離を測りながら攻防を展開。しかし平本が左のパンチを当てると、朝倉がダウン。平本は追撃のパウンドを浴びせ、レフェリーが試合を止めました。
結果は1ラウンド2分18秒、平本蓮のTKO勝利。公式試合結果にもレフェリーストップによるグラウンドパンチでの決着が記録されています。
この敗戦を受け、朝倉は試合翌日に自身の現役引退を表明しました。対して平本は勝利後のマイクで朝倉に感謝を伝え、引退しないでほしいという思いを口にしました。
しかし、この試合だけで2人の実力差が完全に決着したと考えるのは早計です。MMAでは打撃、組み、寝技、試合運びなど複数の要素が勝敗に影響します。初戦の結果は平本の明確な勝利ですが、再戦では朝倉がどのような修正を見せるかという別の見どころが生まれます。
【2025年の再戦中止】平本蓮の右肩負傷と全治6か月の経緯
初戦から約5か月後の2024年12月31日、RIZIN DECADEのさいたまスーパーアリーナ大会で、朝倉未来と平本蓮の再戦が電撃発表されました。
開催日は2025年5月4日、会場は東京ドーム。大会名は「THE MATCH 2」で、初戦以来となる直接対決がメインイベントとして予定されていました。
しかし、2025年3月3日、RIZINは緊急記者会見を開き、再戦の中止を発表します。
中止の原因は平本蓮の肩の負傷
平本は右肩に重傷を負い、RIZINのオフィシャルドクターから「外傷性肩関節不安定症」と診断されました。手術が必要と判断され、すでに手術を受けていたことも会見で明らかになっています。
診断上の全治期間は約6か月。5月4日の試合に向けて十分なコンディションを整えることは難しく、主催者側は選手の回復を優先しました。
榊原CEOも、選手生命に影響するような無理をさせるわけにはいかないという趣旨を説明。苦渋の決断として再戦の中止を発表しました。
会見に出席した平本もファンに謝罪し、大晦日のRIZIN復帰を目標にする考えを示しました。
朝倉未来は再戦中止をどう受け止めたのか
朝倉もSNSで再戦中止に言及しました。負傷については仕方がないという理解を示しつつ、自分が出場しなければ東京ドーム大会を成立させられるのかという興行面への懸念も投稿しています。
その後、朝倉は別の対戦相手との試合に向けて動き、5月4日の大会には「RIZIN男祭り」と名称を改めた興行として出場しました。
この一連の経緯から分かるのは、2025年の再戦中止が両者の対戦意思の消滅を意味するものではなかったということです。実際、2026年1月には榊原CEOが再戦を実現させたい意向を改めて語っています。
【2026年までの経緯】再戦発表から大晦日名古屋大会までの時系列
再戦の可能性を正しく理解するには、初戦から現在までの出来事を整理する必要があります。
| 時期 | 出来事 | 再戦への影響・現状 |
|---|---|---|
| 2024年7月28日 | 超RIZIN.3で初対決 | 平本が1R2分18秒TKO勝利 |
| 2024年12月31日 | THE MATCH 2開催を発表 | 2025年5月4日の再戦が決定 |
| 2025年3月3日 | 再戦中止を発表 | 平本の肩の負傷と手術が理由 |
| 2025年5月4日 | RIZIN男祭り開催 | 予定されていた再戦は実施されず |
| 2026年1月23日 | 榊原CEOが再戦に言及 | 良いタイミングで必ず実現させたいと説明 |
| 2026年5月10日 | RIZIN.53で平本が皇治と対戦 | スタンディングバウト特別ルールで勝敗なし |
| 2026年9月10日 | 超RIZIN.5開催 | 朝倉は青木にTKO勝利、平本はダウトベックに判定勝利 |
| 2026年9月11日 | 榊原CEOが大晦日の再戦に言及 | 名古屋大会での実現可能性を否定せず |
| 2026年11月3日 | 大晦日名古屋大会の緊急記者会見予定 | 対戦カードの発表に注目 |
| 2026年12月31日 | 大晦日名古屋大会 | バンテリンドーム ナゴヤで開催予定 |
この年表で押さえておきたいのは、2026年9月の両者の試合が直接対決ではなかったことです。
朝倉と平本はそれぞれ別の相手と戦い、両者とも勝利を収めました。その結果、初戦から続く再戦への関心が再び高まったのです。
また、2026年1月23日のスポニチ報道によると、榊原CEOは公式番組「RIZIN CONFESSIONS」で、両者のタイミングが合い、ファンが望む時期に再戦を実現させたいと説明していました。
したがって、2026年9月に突然浮上した話ではなく、年初から継続していた再戦構想が、9月の両者の勝利をきっかけに具体的な日程候補として再浮上した流れです。
【超RIZIN.5の試合結果】2026年9月10日、両者はそれぞれ勝利
2026年9月10日、大阪の京セラドーム大阪で開催された「ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」。この大会は再戦の行方を考えるうえで重要な転換点になりました。
朝倉未来は青木真也に1R TKO勝利
朝倉未来は第7試合で青木真也と対戦しました。階級は71.0kg契約、5分3ラウンドです。
青木の組み技や寝技への対応を迫られた朝倉でしたが、グラウンドの攻防で主導権を取り返し、最後はパウンドによってレフェリーストップを呼び込みました。
結果は1ラウンド2分39秒、朝倉未来のTKO勝利。2025年大晦日の敗戦から再び勝利をつかんだ試合となりました。
平本蓮はカルシャガ・ダウトベックに判定勝利
一方の平本蓮は第6試合でカルシャガ・ダウトベックと対戦。66.0kg契約の5分3ラウンドで行われました。
この試合は平本にとって、長期欠場を経たMMA復帰戦でした。ダウトベックのテイクダウンや打撃に苦しむ場面もありましたが、2、3ラウンドで反撃し、判定2対1で勝利しました。
判定は29対28が2人、27対29が1人という接戦でした。
平本にとっては、2024年の朝倉戦以来となるMMAでの勝利です。復帰戦で強豪を相手に勝ち星を挙げたことで、次の対戦相手への注目が高まりました。
両者の勝利が再戦ムードを強めた理由
朝倉はTKO、平本は判定という異なる決着でしたが、2人が同じ大会で勝利したという事実は大きな意味を持ちます。
初戦の敗者だった朝倉は勝利によって再戦を求められる立場に戻り、平本も長期離脱からの復帰を勝利で飾りました。
ただし、平本の勝利は僅差の判定であり、朝倉の勝利も異なる階級の試合です。両者の現在の実力を直接比較できる結果ではありません。再戦の価値は、初戦とは違う条件でどのような攻防が展開されるかにあります。
【榊原信行CEOの再戦発言】大晦日対決を左右する3つの条件
2026年9月11日、超RIZIN.5終了後の総括会見で榊原信行CEOは、朝倉未来と平本蓮の再戦について質問を受けました。
CEOは再戦について前向きな姿勢を示した一方、選手のコンディションを無視して大晦日に組むことが最善とは限らないとも説明しています。
条件1:朝倉未来の右手の負傷
9月10日の青木戦後、朝倉は右手を負傷していることを明かしました。
試合前から右手を痛めており、スパーリングでは右手を使わない練習を続けていたとのことです。試合中は問題なかったものの、最後のパウンドで同じ箇所を再び痛めたと説明しています。
本人は骨折の可能性にも触れ、大晦日は休養したいという意向を示しました。
加えて、秋元強真が大晦日にラジャブアリ・シェイドゥラエフとの対戦を予定していることから、セコンドとしてサポートしたいという考えも明らかにしています。
この点は再戦実現における大きな障壁です。右手の状態が回復しなければ、本人の意欲があっても試合を組むことは難しくなります。
条件2:平本蓮の復帰後のコンディション
平本は2025年の右肩負傷から復帰し、2026年5月には皇治とのスタンディングバウト特別ルールに出場。9月にはMMAでダウトベックに勝利しました。
一方、長期離脱からの復帰後は試合間隔や練習量の調整も重要です。再戦を急ぐより、十分な準備期間を確保する判断も考えられます。
2026年1月の発言でも、榊原CEOは両者のタイミングが合うことを重視していました。単に大晦日という日程に合わせるのではなく、初戦を上回る試合を成立させられる状態かどうかが焦点になります。
条件3:RIZIN大晦日大会のカード編成
大規模興行では、メインイベントだけでなく大会全体の対戦カードを考える必要があります。
榊原CEOも、アンダーカードのラインアップを含めて判断する考えを示しました。人気選手同士の再戦であっても、大会全体の構成や選手の準備状況によって、実施時期が変わる可能性があります。
2026年11月3日には大晦日名古屋大会の緊急記者会見が予定されています。ここでどのようなカードが発表されるかは、再戦の実現を占う重要な材料です。
朝倉未来本人は再戦に前向きなのか
興味深いのは、朝倉自身が再戦を完全に拒否しているわけではないことです。
RIZIN公式の試合後インタビューでは、平本との再戦について次のように話しています。
「いつか必ずやらないといけないと思ってるし、それはお互いに思ってると思うし」
その一方、同じインタビューでは、現時点で平本との再戦に特別こだわっているわけではないとも説明しました。
つまり、朝倉の姿勢は「今すぐ再戦したい」というものではなく、「いずれ決着をつける必要がある」というものです。
2026年9月時点での両者の関係は、過去の敗戦をめぐる因縁を残しながらも、互いに競技者として次の試合を見据えている状態と捉えるのが自然です。
【プロの結論】大晦日再戦の判断で見るべきポイント
再戦の実現可能性を判断する際は、次の3点を確認が必要です。
- 公式カード:RIZIN公式サイトや公式記者会見で両者の名前が同一カードとして発表されるか。
- 選手の健康状態:朝倉の右手と平本の肩が試合に耐えられる状態まで回復しているか。
- 試合準備:双方が十分なトレーニング期間を確保し、納得できる条件で契約できるか。
特に重要なのは、CEOの発言と正式発表を区別することです。「やると思います」という発言は期待を高める材料ですが、試合日程の確定を意味するものではありません。
また、2026年9月の大会では、平本がダウトベックから再戦を要求される場面もありました。平本の次戦には複数の選択肢があるため、朝倉戦だけが唯一の候補というわけでもありません。
【朝倉未来と平本蓮の再戦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉未来と平本蓮の再戦は2026年大晦日に決定した?
A1:2026年11月1日時点では正式決定していません。12月31日のRIZIN名古屋大会が候補ですが、両者の出場は未確定です。
Q2:2025年5月4日の再戦が中止になった理由は?
A2:平本蓮が右肩の外傷性肩関節不安定症と診断され、手術を受けたためです。全治約6か月とされ、試合出場が困難になりました。
Q3:2026年9月10日の超RIZIN.5で2人は対戦した?
A3:いいえ。朝倉未来は青木真也に1R2分39秒TKO勝利し、平本蓮はカルシャガ・ダウトベックに判定2対1で勝利しました。別々の試合です。
Q4:榊原信行CEOは大晦日の再戦について何と話した?
A4:両者と話し合う意向を示し、大晦日での実現可能性を否定しませんでした。ただし、選手のコンディションや大会編成も判断材料になると説明しています。
Q5:朝倉未来と平本蓮の現在の関係は?
A5:初戦の勝敗をめぐる競争意識や因縁は残っています。朝倉はいつか再戦する必要があるという考えを示していますが、直近の再戦に固執しているわけではありません。
まとめ:朝倉未来と平本蓮の再戦は正式発表を待つ段階
朝倉未来と平本蓮の再戦は、2026年12月31日のRIZIN大晦日・名古屋大会が有力な候補の一つです。
2024年7月の初戦では平本が1R TKO勝利。2025年5月に予定された再戦は平本の右肩負傷で中止となりました。そして2026年9月10日の超RIZIN.5では、両者がそれぞれ勝利し、再戦への期待が再び高まりました。
榊原CEOも大晦日開催の可能性を否定していません。しかし、朝倉の右手の負傷や本人の休養意向、平本のコンディション、大会全体のカード編成など、解決すべき条件は残っています。
今後の最大の注目日は2026年11月3日です。大晦日名古屋大会の緊急記者会見で、朝倉未来VS平本蓮の再戦が発表されるのかが焦点になります。
ファンが待ち望むのは、単なる再戦ではなく、初戦とは違う条件で両者が万全の状態で向き合う試合です。開催日だけを先走って判断せず、RIZINの公式発表と両選手のコメントを確認することが、最新情報を見極める最も確実な方法です。