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【阪神時代との比較】なぜDeNA移籍後に登板できなくなったのか

氷室 美冬 氷室 美冬 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

デュプランティエの2026年の離脱を理解するには、阪神タイガースで活躍した2025年の成績を振り返る必要があります。

来日1年目の2025年、デュプランティエは阪神の先発投手として大きな存在感を示しました。15試合に先発し、6勝3敗、防御率1.39。90回2/3を投げて113奪三振を記録しています。

特に注目されたのは、投球回を上回る奪三振数です。150キロを超える速球とナックルカーブを組み合わせ、打者のタイミングを外す投球が持ち味でした。6月には月間3勝1敗、防御率1.01を記録し、セ・リーグ月間MVPにも選ばれています。

阪神からDeNAへの移籍と期待

2025年オフには国内外の複数球団が獲得に関心を示すなか、DeNAが獲得に成功しました。2026年1月5日、球団はデュプランティエとの契約合意を正式発表。背番号は0となりました。

1994年7月11日生まれで、身長193センチ、体重103キロの大型右腕。米国のライス大学を経て、ダイヤモンドバックス傘下などでプレーし、2025年に阪神で日本球界に定着した選手です。

DeNAにとっては、前年に阪神で実績を残した先発投手を獲得できたことが大きな補強材料でした。ところが、新天地での登板はわずか2試合。期待された先発ローテーションの柱として働く前に、右肘の問題が表面化してしまいました。

2025年と2026年の成績を比較

項目 2025年・阪神 2026年・DeNA
登板数 15試合 2試合
勝利 6勝 0勝
敗戦 3敗 2敗
投球回 90回2/3 9回
奪三振 113 6
防御率 1.39 3.00

この数字から分かるのは、2026年は本来の実力を十分に発揮する機会そのものが失われたということです。

防御率3.00だけを見ると、前年より成績が落ちたように映ります。しかし、9イニングしか投げていないため、シーズンを通じた投球能力を評価する材料としては不十分です。

今回の離脱を投球内容の悪化だけで説明するのは適切ではありません。医療上の問題によって登板機会を失ったことが、成績の大幅な減少につながっています。

【2026年11月最新】ジョン・デュプランティエの現在と復帰時期

デュプランティエなぜ投げない

2026年11月3日時点で、デュプランティエはDeNAを離れ、NPBの自由契約選手として公示されています。右肘の手術は終了していますが、プロ野球の公式戦に復帰したという発表や、新たな所属球団との契約発表は確認できません。

7月10日の退団発表はなぜ決まったのか

DeNAの木村洋太球団社長は7月10日の取材対応で、約3カ月にわたって球団施設DOCKを中心にリハビリを続けたものの、球団が想定したほどコンディションが改善しなかったと説明しました。

そこで米国の医師からセカンドオピニオンを得たところ、手術を推奨されたといいます。本人や医師らとの話し合いを経て、手術を受けることになりました。

退団の判断には契約面の事情もありました。デュプランティエとの契約は1年契約で、手術によって2026年シーズン中の競技復帰が現実的ではなくなったためです。

つまり、球団が公表した退団の背景は、単純な成績不振や戦力外という話ではなく、手術による長期離脱と契約期間の問題でした。

手術後、本人はSNSで何を報告した?

7月30日(日本時間)には、本人が自身のInstagramを更新し、手術後の様子を報告したと高校野球ドットコムが伝えています。

投稿では、手術を無事に終えたことへの報告に加え、医師やリハビリを支えた関係者、気遣ってくれた人々への感謝を表明。今後も復帰に向けて努力を続ける意向を示しました。

この発信からは、DeNA退団によって選手としての活動を終えたわけではなく、再び投げられる状態を目指していることがうかがえます。ただし、投稿は術後の意欲を示すものであり、投球再開日や実戦復帰日を確約するものではありません。

デュプランティエの復帰時期はいつ?

最も気になる復帰時期については、具体的な日程は公表されていません。

2026年7月8日に手術を受け、同月末には本人が術後の状況を発信しましたが、そこから先のリハビリ計画や投球再開の具体的なスケジュールは明らかになっていません。

内側側副靱帯の手術後は、一般的に次のような段階を踏んで競技復帰を目指します。

  1. 術後の患部保護と関節機能の回復
  2. 筋力や可動域を取り戻すリハビリ
  3. 医師の判断に基づく段階的な投球再開
  4. ブルペンでの投球強度の引き上げ
  5. 実戦形式の登板と競技復帰の判断

ただし、これは一般的なリハビリの流れであり、デュプランティエ本人の現在の進行段階を示すものではありません。再建術とインターナルブレースの併用という術式や個人の回復状況によっても、必要な期間は変わります。

少なくとも、DeNAが7月に説明した段階では2026年中の競技復帰は現実的ではありませんでした。2027年以降の復帰についても、具体的な日付を断定できる公式情報はありません。

現在はどの球団に所属している?

日本野球機構(NPB)の2026年度自由契約選手公示では、デュプランティエは7月17日付で横浜DeNAベイスターズの選手として自由契約になっています。

これは、DeNAとの契約が終了し、規定上ほかの球団と契約できる状態になったことを意味します。自由契約は現役引退を意味するものではありません。

2026年11月3日現在、NPBの公示で確認できるのは自由契約という扱いです。次の所属先や日本球界への復帰については、正式な契約発表を待つ必要があります。

【プロの結論】デュプランティエの離脱から読み解く3つの重要ポイント

今回の一連の出来事には、プロ野球の外国人投手の獲得やコンディション管理を考えるうえで、見逃せないポイントがあります。

1. 前年の好成績と翌年の稼働率は別問題

阪神時代の防御率1.39、113奪三振という数字は、デュプランティエの実力を示す重要な実績です。しかし、前年に優れた成績を残した選手であっても、翌年の健康状態や稼働率が保証されるわけではありません。

外国人投手の補強では、球速や奪三振能力、過去の防御率だけでなく、年間を通して先発ローテーションを守れるかという視点も欠かせません。

2. リハビリ中のキャッチボールと実戦復帰は違う

6月にはキャッチボールやトレーニングに取り組んでいた一方、6月23日の報道ではブルペン投球を再開できていませんでした。

この差は重要です。投手の復帰は、単にボールを投げられるかどうかではなく、先発投手として必要な投球強度や球数、登板間隔に耐えられるかどうかまで判断する必要があります。

復帰時期を考える際には、リハビリ開始やキャッチボール再開だけを根拠にせず、ブルペン投球、実戦登板、公式戦復帰という段階を確認することが大切です。

3. 手術成功と競技復帰は同じ意味ではない

7月10日に発表されたのは、手術が無事終了したという事実です。手術の成功は回復への重要な一歩ですが、プロの投手として再びマウンドに立つには、その後の長いリハビリが必要になります。

今後の動向を判断するなら、次の3点が重要です。

  • 本人または関係者から術後のリハビリ状況が発表されるか。
  • 投球再開やブルペン入りなど、具体的な進捗が確認できるか。
  • 新しい所属球団や契約に関する正式発表があるか。

特に、SNSの術後報告だけで復帰が近いと判断するのは早計です。実際の競技復帰を見極めるには、投球再開と実戦登板の情報が必要になります。

【デュプランティエが投げないの理由】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:デュプランティエはなぜ2026年に投げていないのですか?
A1:4月に上半身のコンディション不良で離脱し、リハビリを続けても十分に回復しなかったためです。その後、米国の医師から手術を推奨され、7月8日に右肘内側側副靱帯再建術(インターナルブレース併用)を受けました。

Q2:デュプランティエは4月20日に何があったのですか?
A2:上半身のコンディション不良により、DeNAから一軍出場選手登録を抹消されました。4月16日のヤクルト戦が離脱前の最後の登板となっています。

Q3:デュプランティエは阪神に復帰するのですか?
A3:2026年11月3日時点で、阪神への復帰を示す正式発表は確認できません。NPBでは7月17日付で自由契約選手として公示されています。

Q4:右肘の手術はいつ受けましたか?
A4:米国現地時間の2026年7月8日です。DeNAは7月10日に右肘関節内側側副靱帯再建術(インターナルブレース併用)が無事終了したと発表しました。

Q5:デュプランティエは2027年に復帰できますか?
A5:2027年の復帰可能性を否定する情報はありませんが、具体的な復帰日は公表されていません。術後のリハビリや投球再開の状況、新しい契約先の発表が判断材料になります。

Q6:2026年のデュプランティエの成績は?
A6:DeNAで2試合に先発し、0勝2敗、防御率3.00、投球回9回、6奪三振でした。前年の阪神時代は15試合で6勝3敗、防御率1.39、113奪三振を記録しています。

まとめ:デュプランティエの復帰は右肘の回復と今後の契約が鍵

デュプランティエが2026年に投げていない理由は、右肘のコンディション不良が長期化し、最終的に内側側副靱帯の再建手術を受けたためです。

4月20日の登録抹消から約3カ月のリハビリを経ても十分な回復が得られず、米国での再診を経て7月8日に手術を実施。7月10日にDeNAがウェーバー公示を発表し、7月17日にはNPBから自由契約選手として公示されました。

阪神時代には防御率1.39、113奪三振という素晴らしい成績を残しただけに、DeNAでわずか2試合しか投げられなかったことは、本人にとっても球団にとっても大きな誤算だったはずです。

一方、本人は手術後にSNSで復帰への意欲を示しています。2026年11月現在、次の所属先や復帰時期は明らかになっていませんが、今後の注目点は右肘の回復状況、投球再開、そして新たな契約の行方です。

デュプランティエの2026年は、阪神時代の輝かしい実績から一転、故障と手術によって短いシーズンとなりました。再びプロのマウンドで力強い投球を見せられるのか、今後の動向が注目されます。

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コンテンツディレクター 氷室 美冬
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