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品川の食肉市場は見学できる?2026年最新の公開範囲と芝浦と場の全貌

真壁 直樹 真壁 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

東京・品川駅の港南口から徒歩数分の場所にある「東京都中央卸売市場食肉市場」。通称「芝浦」と呼ばれるこの施設は、東京都内で唯一の中央卸売市場の食肉市場であり、牛や豚のと畜・解体から枝肉のせり、仲卸業者への販売までを担う、日本の食肉流通を支える重要な拠点です。一般の人でも訪問できるのか、実際のと畜作業やせりを見学できるのか、気になっている人も多いのと考えられます。

2026年11月現在、東京都の公式案内では、個人見学は市場内の「お肉の情報館」が対象で、入館は無料・予約不要です。一方、せり場などの業務区域は自由に見学できません。団体向けには条件付きの見学制度も設けられています。この記事では、芝浦と場の役割、牛と豚のせり開始時刻、食肉衛生検査、枝肉の格付け、施設の歴史、品川駅からのアクセスまで、東京都中央卸売市場と東京食肉市場株式会社の公式情報をもとに整理します。

【2026年最新】品川の食肉市場は一般の人も見学できる?公開範囲を解説

食肉市場品川

個人で見学できるのは「お肉の情報館」

最初に押さえておきたいのは、品川の食肉市場は一般開放された観光施設ではないという点です。

東京都中央卸売市場の公式「市場見学」案内によると、個人の場合に見学できる施設は、原則として市場内の「お肉の情報館」のみです。入館に事前申し込みは必要なく、開館時間内であれば個人でも訪問できます。

つまり、食肉市場の敷地に入れば、牛や豚のと畜作業を自由に見られるというわけではありません。衛生管理や安全管理が必要な業務区域と、一般向けの学習・展示施設は明確に分けられています。

個人見学と団体見学の違い

個人と団体では、見学できる範囲が異なります。

個人は「お肉の情報館」の展示を自由に見学する形式です。一方、団体については事前申し込みによる案内制度があり、条件を満たせば豚のせりを見学できる場合があります。

東京都が公表している団体見学の主な対象は、社会科見学を目的とする小学校・中学校・高校の団体です。一般の旅行グループや大人だけの団体が、同じ条件で見学できると保証されているわけではありません。

団体見学を希望する場合は、次の手続きが必要です。

  • 申し込み先:食肉市場管理課管理担当
  • 電話:03-5479-0651
  • FAX:03-3474-8567
  • 申し込み方法:電話で日程調整後、見学申請書をFAXで送信
  • 申し込み期限:原則として見学希望日の2週間前まで
  • 受け入れ人数:2学級(クラス)まで

なお、12月の繁忙期や市場業務の都合によっては、団体見学を断られることがあります。申し込めば必ず見学できるわけではないため、日程には余裕を持たせたいところです。

撮影や立ち入りには厳しい制限がある

東京都の公式案内では、食肉市場の場内は全面撮影禁止とされています。また、許可された場所以外への立ち入りも禁止です。

これは単なる観光上のルールではありません。食肉を取り扱う施設では、衛生状態を維持することが欠かせず、作業区域への不要な立ち入りは安全管理にも影響します。

見学者は指定された場所とルートに従い、職員の案内や施設の指示を守る必要があります。

【開館時間・料金・アクセス】お肉の情報館は品川駅から徒歩5分

お肉の情報館の基本情報

「お肉の情報館」は、東京都中央卸売市場食肉市場のセンタービル6階にある一般向けの展示施設です。

東京都の公式施設案内では、食肉市場や芝浦と場の仕事を広く知ってもらい、食肉の生産・流通への理解を深めることを目的に、2002年12月に開設されたと説明されています。

2026年11月時点で確認できる基本情報は次のとおりです。

  • 施設名:お肉の情報館
  • 所在地:東京都港区港南2丁目7番19号
  • 建物:東京都中央卸売市場食肉市場センタービル6階
  • 開館時間:10時~18時
  • 休館日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
  • 入館料:無料
  • 個人見学の予約:不要
  • 問い合わせ:03-5479-0651

市場そのものの業務時間は、おおむね午前5時から午後5時までです。しかし、これは一般来場者向けの開館時間ではありません。個人で訪れる場合は、お肉の情報館の10時~18時という時間を基準にしてください。

展示では何が分かる?

お肉の情報館の魅力は、普段スーパーや精肉店で目にする肉が、どのような工程を経て店頭に並ぶのかを体系的に学べることです。

東京都の公式案内では、主な展示内容として次の項目が紹介されています。

  • 芝浦と場・東京食肉市場の歴史
  • 牛や豚の肥育から出荷までの生産過程
  • と畜・解体作業の流れ
  • 食肉市場での取引の仕組み
  • 食肉の衛生検査
  • 牛・豚の生体や枝肉の模型
  • 枝肉の格付けと肉の部位
  • 食肉の歴史と人権
  • 革ができるまでの工程

単に肉の部位を覚えるための展示ではありません。生産者、行政の検査担当者、卸売業者、仲卸業者など、さまざまな立場の人が関わって食肉が流通する仕組みを理解できる構成になっています。

品川駅港南口からの行き方

最寄り駅はJR品川駅と京浜急行品川駅です。品川駅港南口(東口)から徒歩でアクセスできます。

徒歩時間については、東京食肉市場株式会社のアクセス案内では約3分、東京都中央卸売市場の市場紹介では約5分と案内されています。駅構内の移動や信号待ちも考慮し、5分程度を見込んでおくと安心です。

駅からの基本的なルートは次のとおりです。

  1. JRまたは京浜急行の品川駅で改札を出る。
  2. 港南口(東口)方面へ進む。
  3. 階段またはエスカレーターで駅前広場へ下りる。
  4. 広場から案内に従って港南二丁目方面へ進む。
  5. 東京都中央卸売市場食肉市場に到着したら、センタービル6階のお肉の情報館へ向かう。

市場には見学者用の駐車場がありません。東京都も車での来場を遠慮するよう案内しているため、公共交通機関を利用するのが基本です。

2026年の土曜日臨時開館について

通常は土日祝日が休館ですが、2026年には夏休み期間中の臨時開館が実施されました。

東京都中央卸売市場が公表した案内によると、2026年7月25日と8月22日の土曜日に、いずれも10時から18時まで特別開館しました。当日は牛や豚の資料配布、ビデオ上映、展示物の説明、記念品の配布などが行われました。

これらは2026年の夏季限定企画であり、毎週土曜日に開館するという意味ではありません。通常の休館日に訪問する場合は、臨時開館のお知らせを事前に確認する必要があります。

【芝浦と場の仕事】牛・豚のと畜から枝肉のせりまでの流通の仕組み

食肉市場と芝浦と場は何が違う?

品川の食肉市場を理解するうえで重要なのが、「市場」と「と場」の役割の違いです。

芝浦と場は、牛や豚を食肉として処理する施設です。と畜・解体によって枝肉を生産する役割を担います。

一方、東京都中央卸売市場食肉市場は、その枝肉などを取引する卸売市場です。生産された食肉を買い手に引き渡し、仲卸業者や精肉店、スーパーマーケットなどにつなぐ流通の拠点となっています。

この2つの機能が同じ場所に集約されていることが、芝浦の大きな特徴です。

農場から食卓までの10段階

東京食肉市場株式会社の公式資料では、食肉が消費者に届くまでの流れを、農場から食卓までの工程として紹介しています。

大きく分けると、次のような流れです。

  1. 農場:生産者が牛や豚を飼育する。
  2. 出荷:適正な時期を迎えた家畜を専用トラックで市場へ運ぶ。
  3. 生体・解体前検査:獣医師などが健康状態や異常の有無を確認する。
  4. と畜・解体:検査に合格した家畜を食肉として処理する。
  5. 解体後検査:頭部、内臓、枝肉などを検査する。
  6. 枝肉の格付け:日本食肉格付協会の格付員が品質を評価する。
  7. せり:格付けされた枝肉を卸売市場で取引する。
  8. 仲卸業者:枝肉を部位ごとの部分肉に加工して販売する。
  9. 精肉店・スーパー:部分肉をスライスや切り身などに加工して販売する。
  10. 食卓:消費者が購入し、家庭で調理する。

この仕組みで注目したいのは、と畜・解体が終わればすぐに販売されるわけではないという点です。

東京都の市場案内によると、と畜された枝肉は衛生検査や格付けなどを経て、冷蔵庫で一昼夜保管された後に取引されます。品質と安全性を確認したうえで市場に出される仕組みです。

枝肉とは何か?精肉との違い

枝肉とは、牛や豚をと畜・解体し、内臓などを取り除いて背骨に沿って二分した状態のものです。

普段スーパーで見かけるサーロイン、ロース、バラなどの肉は、この枝肉をさらに部位ごとに分割したものです。

枝肉の段階では、まだ消費者が購入する一般的なパック肉の状態ではありません。市場で取引された後、仲卸業者などが骨や脂身を取り除き、部位別の部分肉へと加工します。

つまり、芝浦と場で生産される枝肉は、食肉流通の上流に位置する重要な商品なのです。

【牛と豚で違う】枝肉せりの開始時間と市場の一日

牛枝肉のせりは午前8時30分

東京食肉市場株式会社の公式アクセス案内によると、通常の牛枝肉せり開始時刻は午前8時30分です。

市場に運ばれた牛は、と畜・解体、検査、格付けなどの工程を経て枝肉になります。その後、仲卸業者や売買参加者が品質を確認し、取引に臨みます。

せりは、せり値表示装置を利用した機械ぜり方式です。買い手が手元のボタンで価格を決め、購入したい枝肉を落札する仕組みになっています。

豚枝肉のせりは午後1時

通常の豚枝肉せりは午後1時(13時)から始まります。

牛と豚では取引の時間帯が異なります。午前中に牛のせりが行われ、午後に豚のせりが行われるという時間差があるため、同じ食肉市場でも一日の動きは一様ではありません。

ただし、12月などの繁忙期には開始時刻が変更される場合があります。訪問や取材を予定している場合は、東京食肉市場株式会社の営業情報や当日の予定を確認することが大切です。

牛・豚のせり開始時間と見学時間の比較

ここで間違えやすいのが、実際のせり開始時刻と一般団体向けの見学開始時刻です。

東京都の市場見学案内では、豚のせりの団体見学は13時30分から約30分とされています。これは一般の見学者に向けた案内時間であり、実際の豚枝肉せり開始時刻である13時とは異なります。

両者を整理すると次のようになります。

項目 開始・利用時間 内容・注意点
市場の業務時間 5:00~17:00 市場全体の一般的な業務時間
牛枝肉せり 8:30 通常の開始時刻。繁忙期は変更の可能性あり
豚枝肉せり 13:00 通常の開始時刻。繁忙期は変更の可能性あり
団体向け豚せり見学 13:30~約30分 事前申し込みが必要。対象や受け入れ条件あり
お肉の情報館 10:00~18:00 個人見学可能。無料・予約不要

なお、せりは市場の休業日には通常どおり実施されるものではありません。実際の営業日とせりの予定は、年間開場日カレンダーや東京食肉市場株式会社の情報で確認してください。

一般客が牛のせりを自由に見られるわけではない

牛のせりは市場の重要な業務ですが、個人向けの通常見学制度には含まれていません。

東京都が公開している団体向けの見学案内では、豚のせり場に見学者専用スペースが設けられている一方、牛のせりを個人が自由に見学できる制度は案内されていません。

「牛のせりが8時30分から始まる」と知っていても、その時刻に現地へ行けば見られるというわけではない点に注意しましょう。

【安全性を支える仕組み】食肉衛生検査と枝肉の格付けの実態

東京都芝浦食肉衛生検査所による検査

芝浦と場で重要な役割を担っているのが、東京都芝浦食肉衛生検査所です。

牛や豚が食肉として流通するには、と畜場法に基づく検査を通過する必要があります。東京都の公式説明では、芝浦と場において一頭ごとに獣医師によると畜検査を実施しているとされています。

検査は、家畜が生きている段階だけで終わるものではありません。解体前と解体後の両方で異常の有無を確認します。

東京食肉市場株式会社の説明によると、主な確認工程は次のとおりです。

  • 生体検査:牛や豚の外観、歩き方などを確認する。
  • 解体前検査:血液検査などを通じて異常の有無を確認する。
  • 解体後検査:頭部、内臓、枝肉などに異常がないか調べる。

検査に合格しないものは、食肉として流通させることができません。

HACCPに基づく衛生管理

衛生管理は、検査に合格したかどうかを最終段階で判断するだけではありません。作業工程そのものを管理することも重要です。

芝浦と場では、国際的な衛生管理の考え方であるHACCPに基づく衛生管理に取り組んでいます。東京都の公式資料では、2019年3月にHACCPに基づく衛生管理の取り組みを開始したと記録されています。

具体的な取り組みには、衛生的な区域の設定、エアシャワーの設置、手洗いや器具の消毒などがあります。

東京都の説明によると、作業に使用するナイフなどの器具類は、一頭ごとに83℃以上のお湯で消毒されます。また、枝肉の細菌検査を月2回実施し、衛生管理の状態を確認しています。

こうした工程管理によって、食肉の安全性を最終製品だけでなく、生産工程全体から確保する仕組みが構築されています。

枝肉の格付けは何を基準に行われる?

衛生検査と混同されやすいものに、枝肉の格付けがあります。

衛生検査が食肉として安全に流通できるかを確認する工程であるのに対し、格付けは枝肉の品質を評価する工程です。

東京都の公式説明によると、公益社団法人日本食肉格付協会の格付員が、牛枝肉取引規格と豚枝肉取引規格に基づいて評価します。

牛の場合、評価は「歩留等級」と「肉質等級」の組み合わせで決まります。

  • 歩留等級:枝肉からどの程度の部分肉が得られるかを示す評価。
  • 肉質等級:脂肪交雑、肉の色沢、締まりやきめ、脂肪の色沢と質などを評価する。

牛の格付けはA・B・Cの3段階の歩留等級と、5・4・3・2・1の5段階の肉質等級を組み合わせた15区分です。最高等級はA-5です。

一方、豚は重量、背脂肪の厚さ、外観、肉質などを基準に、極上・上・中・並・等外の5段階で評価されます。

格付けは、せりで買い手が枝肉を比較するための共通の物差しです。価格形成の透明性や取引の公平性を支える役割も担っています。

食肉市場を構成する主な組織と役割

芝浦の食肉流通は、東京都だけで完結する仕組みではありません。行政、卸売業者、検査機関、格付機関、仲卸業者がそれぞれの役割を分担しています。

各組織の関係を整理すると、次のようになります。

組織・施設 主な役割 食肉流通との関係
東京都中央卸売市場食肉市場 市場の開設・運営管理 食肉の公正な取引と安定供給を支える
芝浦と場 牛・豚のと畜・解体 家畜を枝肉に加工する
東京食肉市場株式会社 卸売業務 枝肉の荷受けや販売、せりを担う
東京都芝浦食肉衛生検査所 獣医師による食肉検査 食肉として流通できるかを確認する
日本食肉格付協会 枝肉の格付け 牛・豚の品質を規格に基づいて評価する
仲卸業者 部分肉への加工・販売 精肉店やスーパーなどに商品を供給する
お肉の情報館 展示・啓発・情報提供 一般消費者に食肉の生産と流通を伝える

ここで重要なのは、検査と格付けが別々の目的を持つということです。安全性を確認する仕組みと、商品としての品質を評価する仕組みが連携することで、食肉市場の信頼性が維持されています。

【歴史と社会的役割】芝浦と場はなぜ品川にある?

芝浦と場の歴史は江戸時代までさかのぼる

現在の芝浦と場の歴史をたどると、東京都における食肉処理施設の形成が、長い時間をかけて進んできたことが分かります。

東京都中央卸売市場が公表する歴史年表によると、東京で最初のと場は1867年、現在の港区に近い芝白金に開設されました。その後、1869年には築地に公営のと場が設けられています。

そして、現在の芝浦と場につながる大きな転換点が1936年12月です。この時期、芝浦に東京市営のと場と家畜市場が建設され、周辺のと場は1940年までに順次廃止されていきました。

1938年12月には、東京市直営によると畜業務が始まりました。芝浦が東京の食肉処理を担う拠点として機能するようになったのです。

1966年に東京都中央卸売市場食肉市場が開場

芝浦の歴史を語るうえで、1966年は特に重要です。

同年7月には芝浦と場の所管が中央卸売市場へ移り、12月19日には東京都中央卸売市場食肉市場が開場して業務を開始しました。

つまり、現在の食肉市場の仕組みは、1936年に建設されたと場の機能を基礎としながら、1966年の中央卸売市場としての開場によって、処理と取引を一体的に担う体制へと整えられてきたものです。

その後も、1973年の食肉市場総合ビル完成、1980年のと畜解体作業の東京都直営化、1985年の大動物棟完成、1991年の小動物棟完成など、施設や運営体制の整備が進みました。

衛生管理の歴史と変化

食肉市場の歴史は、施設の拡張だけではありません。食の安全をめぐる社会的な要請に応じて、衛生管理の仕組みも変化してきました。

東京都の年表には、1996年のO157による食中毒発生を受け、1997年以降に衛生対策工事を計画的に実施した経緯が記録されています。

2001年には国内で初めて牛海綿状脳症(BSE)が確認され、芝浦でも同年10月からBSE全頭検査を開始しました。その後、国の検査制度の見直しに合わせて検査対象も変更されています。

また、2011年の東日本大震災に伴う牛肉の放射性セシウム汚染問題を受け、同年12月から牛の全頭検査を開始しました。この検査は2020年3月に終了しています。

2019年にはHACCPに基づく衛生管理の取り組みが始まりました。こうした変遷からも、芝浦と場が時代ごとの食品安全上の課題に対応してきたことが分かります。

なぜ品川駅の近くにあるのか

現在の食肉市場が品川駅港南口に近接していることには、物流拠点としての合理性があります。

東京都は、芝浦の食肉市場について、全国から集まる牛や豚の受け入れと、東京を中心とした大消費地への安定供給を担う施設と位置付けています。

また、東京都の市場紹介では、全国の食肉取引価格の目安となる「建値」を形成する市場としての役割も説明されています。芝浦の取引価格は、全国の食肉取引の参考となる重要な指標です。

品川駅に近い立地は、都心へのアクセスだけでなく、集荷と分荷を効率的に行う流通拠点としても意味を持っています。

【プロの結論】芝浦は観光施設ではなく、食のインフラである

芝浦と場を理解する際に見落としやすいのが、施設の本来の目的です。

一般の人にとっては、品川駅近くで食肉の歴史や生産工程を学べる施設ですが、事業の中心は観光ではありません。東京都民をはじめとする消費者に、安全で安心な食肉を安定的に供給することです。

そのため、一般見学の範囲が情報館に限られていることや、撮影・立ち入りが厳しく制限されていることには、業務上の理由があります。

訪問目的によって、芝浦の楽しみ方も変わります。

  • おすすめできる人:食肉の流通を学びたい人、食品衛生や畜産に関心がある人、子どもの自由研究や社会科の学習先を探している人。
  • 特に向いている人:牛肉・豚肉の格付け、枝肉の仕組み、精肉店に商品が届くまでの工程を詳しく知りたい人。
  • 期待と異なる可能性がある人:一般公開されたと畜作業を見たい人、自由にせり場を歩きたい人、現地で肉を購入したい人。

芝浦の価値は、単に珍しい施設を見られることではありません。毎日の食卓に並ぶ肉が、どのような検査や取引を経て流通しているのかを知ることにあります。

【品川の食肉市場】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:品川の食肉市場は一般人でも見学できますか?
A1:はい。個人でも市場内の「お肉の情報館」を見学できます。入館料は無料で、予約も不要です。ただし、と畜場やせり場などの業務区域は自由に見学できません。

Q2:お肉の情報館の開館時間は何時から何時までですか?
A2:通常は平日の10時から18時までです。土曜日・日曜日・祝日・年末年始は原則休館です。臨時開館が行われる場合もあります。

Q3:牛と豚のせりは何時から始まりますか?
A3:通常は牛枝肉せりが午前8時30分、豚枝肉せりが午後1時です。ただし、繁忙期には変更される場合があります。

Q4:一般の個人でも豚のせりを見学できますか?
A4:個人向けの通常見学は、お肉の情報館のみです。豚のせり見学は、東京都が案内する団体見学制度の対象で、事前申し込みなどの条件があります。

Q5:品川駅から食肉市場までは何分かかりますか?
A5:品川駅港南口から徒歩約3~5分です。お肉の情報館は食肉市場センタービルの6階にあります。

Q6:お肉の情報館は子どもでも楽しめますか?
A6:はい。牛や豚の生産、枝肉の模型、肉の部位、衛生検査、食肉流通などを展示しているため、食育や社会科の学習に適しています。夏休みには臨時開館や関連イベントが実施されることもあります。

Q7:食肉市場で肉を購入できますか?
A7:東京都中央卸売市場食肉市場は、基本的に卸売取引を行う施設です。一般消費者向けの通常の小売店や直売所として営業している施設ではありません。

Q8:見学時に写真を撮ることはできますか?
A8:東京都の市場見学案内では、場内は全面撮影禁止とされています。撮影可能と個別に許可された場所がある場合を除き、写真や動画の撮影は控えてください。

まとめ:2026年に品川の食肉市場を訪れるなら事前確認が大切

東京都中央卸売市場食肉市場、通称・芝浦は、牛や豚のと畜・解体から枝肉の格付け、せり、仲卸業者への販売までを担う、東京の食肉流通に欠かせない施設です。

2026年11月現在、一般の個人が見学できる中心的な施設は「お肉の情報館」です。平日10時~18時に無料・予約不要で利用でき、芝浦と場の歴史や食肉の生産、衛生検査、格付け、流通の仕組みを学べます。

一方、実際のと畜場やせり場は自由に見学できません。豚のせりを含む団体見学には対象や事前申し込みなどの条件があり、牛のせりも個人向けの一般公開対象ではありません。

訪問前には、休館日、臨時開館、団体見学の受け入れ状況を東京都中央卸売市場の公式案内で確認しておきましょう。

品川駅のすぐ近くにある芝浦は、普段何気なく食べている肉の背景を知ることができる場所です。お肉の情報館を訪れれば、農場から食卓までの長い流通の仕組みと、その安全を支える多くの人々の仕事を、より具体的に理解できるはずです。

主な確認資料: 東京都中央卸売市場の市場見学案内、食肉市場紹介、芝浦と場の歴史年表、衛生対策資料、東京食肉市場株式会社の流通・アクセス案内。

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真壁 直樹

美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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