キンプリの脱退発表後、ネット上では「メンバー同士が不仲だったのでは」「5人の関係が悪化したから解散したのでは」といった見方も広がりました。
しかし、ここでは3つの事実を分けて考える必要があります。
1.キンプリは解散したのではなく、5人体制が終了した
最も大きな誤解は、King & Princeそのものが解散したという認識です。
2022年11月4日の公式発表で使われた表現は「5人での活動を終了」。そして2023年5月23日以降も、永瀬廉と髙橋海人によって同じグループ名で活動が続けられています。
したがって、正確には次のように整理できます。
- 5人体制:2023年5月22日に終了。
- 平野・岸・神宮寺:King & Princeを脱退。
- King & Prince:永瀬・髙橋の2人体制で存続。
- Number_i:脱退した3人が後に結成した別グループ。
検索キーワードとして「キンプリ解散」が使われることは多いものの、グループ自体の解散とメンバーの脱退は同じ意味ではありません。
2.メンバー不仲説は脱退の公式理由だったのか
5人の活動終了が発表された直後には、残留した2人と脱退した3人の間に確執があったのではないかという憶測が生まれました。
ただし、公式発表で説明された理由は、海外活動を含む将来の目標や活動方針の違いです。メンバー同士の不仲を脱退の原因とする説明はありません。
むしろ、発表当日の5人のコメントには、長期間話し合いを重ねてきたことや、それぞれの人生を尊重するという考えが示されていました。
永瀬廉は、脱退する3人の気持ちを尊重したいという思いを語りながら、自分が関わってきた仕事やファンを大切にしたいと説明。髙橋海人も、5人で活動を続けると思っていたため寂しく、つらいと率直な心境を伝えていました。
この発言から確認できるのは、5人全員にとって簡単な決断ではなかったということです。方向性の違いがあったことと、人間関係が破綻していたことは別問題です。
3.ジャニーズ事務所を辞めたことが直接の原因だったのか
3人の事務所退所も大きな話題になりましたが、グループ脱退と事務所退所は区別する必要があります。
平野紫耀と神宮寺勇太は2023年5月22日にグループを脱退し、同日にジャニーズ事務所を退所しました。一方、岸優太は映画などの仕事を経て、同年9月30日に退所しています。
その後、3人はTOBEに合流しました。これは脱退後の活動環境に関する出来事であり、2022年11月の公式発表で説明された脱退理由そのものとは別の話です。
また、事務所の方針と海外進出をめぐる問題については、一部週刊誌が関係者証言として報じています。しかし、報道にある面談内容や内部事情のすべてが公式に確認されたわけではありません。公式発表と関係者証言を同じ確度の情報として扱わないことが大切です。
【2026年最新】キンプリとNumber_iの現在は?5人時代との違い

2026年11月現在、King & PrinceとNumber_iは、それぞれ異なる活動方針のもとで存在感を示しています。
かつて同じグループで活動していた5人が、別々のグループとしてどのような道を歩んでいるのかを見てみましょう。
King & Prince:永瀬廉と髙橋海人の2人体制が定着
永瀬廉と髙橋海人は、2023年5月23日からKing & Princeの活動を継続しています。
2人体制への移行直後には、5人時代との違いに注目が集まりました。しかし、2人は新しい形でのパフォーマンスや楽曲制作を進め、グループのブランドを維持してきました。
2023年6月に放送された音楽番組では、永瀬がファンの気持ちや自分たちの活動に変わりはないと説明。髙橋も、2人だからこそできるパフォーマンスを楽しんでほしいと語っています。
そして2026年には、初のEP「So Honey EP」を9月2日にリリース。さらに10月29日には、2027年2月の8thアルバム発売と、3月からの「King & Prince LIVE TOUR 2027」の開催が発表されました。
また、髙橋は「KAITO」名義でのソロ活動も開始し、10月5日に1stデジタルシングル「swim?」を配信しています。グループ活動と個人活動の両方を展開している状況です。
Number_i:3人で再始動し、海外展開にも挑戦
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人は、2023年10月15日にNumber_iの結成を発表しました。
グループ名には「オンリーワン」や「愛」、応援してくれる人たちとともに歩みたいという思いが込められています。2024年1月1日にデビュー曲「GOAT」を配信リリースし、新しい音楽活動をスタートさせました。
その後も3人は楽曲制作に参加し、岸のプロデュースによる「GOD_i」や平野がプロデュースした「3XL」などを発表。2026年には神宮寺がプロデュースした「BUGS LIFE」もリリースしています。
特に注目されるのが海外展開です。Warner Music Japanの公式プロフィールによると、2026年2月には世界的なエージェンシーWMEとの契約、同年5月には米国のAtlantic Recordsとのレーベル契約を発表しました。
さらに2026年8月には初のワールドツアー開催を発表。日本公演は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5大ドームを巡る「Number_i LIVE TOUR No.III」として実施され、2027年にはアジア・北米公演も予定されています。
この展開は、2022年の発表で語られた海外活動への目標を考えるうえでも興味深いものです。ただし、現在のNumber_iの海外展開が、当時の3人の脱退理由すべてを説明するわけではありません。
5人時代と現在の違いを比較
5人時代と現在を比べると、最も大きな違いは人数だけではありません。グループとしての目標や制作体制、活動の選択肢がそれぞれ独立したことです。
一方で、5人で活動していた時代が消えたわけではありません。現在の2組は、King & Princeとしての5人時代を共通のキャリアの一部として持っています。
【プロの結論】キンプリの脱退理由から読み解く、本当の転換点
キンプリの5人体制終了を理解するうえで重要なのは、単純な人気グループの分裂として捉えないことです。
今回の出来事には、アイドルグループが長期的に活動するうえで避けられない、複数の課題が重なっていました。
1.グループの成功と個人の目標は必ずしも一致しない
King & PrinceはCDデビュー後、5人で幅広い活動を続けてきました。しかし、グループとして成功していることと、メンバー全員が同じ将来像を描いていることは別です。
平野は時間的な焦り、岸は自分の能力と目標のギャップ、神宮寺は活動方針と仲間との関係をそれぞれ語りました。
この違いは、人気や実績だけではグループの将来を決められないことを示しています。
2.海外進出には活動環境と長期的な戦略が必要
海外進出は、単に海外でコンサートを開催することだけを意味しません。音楽制作、言語、プロモーション、現地企業との連携、ファン層の形成など、複数の要素が関係します。
2026年のNumber_iが海外レーベル契約やワールドツアーを進めていることからも、海外市場への挑戦には独立した活動戦略が必要であることがわかります。
ただし、海外を目指すことだけがグループの価値を決めるわけではありません。国内を中心に活動しながら独自の表現を追求することも、アーティストとしての重要な選択肢です。
3.脱退した3人と残った2人、どちらの選択も否定できない
平野・岸・神宮寺の3人は、自分たちの目指す方向へ進むことを選びました。一方、永瀬と髙橋はKing & Princeの名前を守り、2人で新しい活動を築くことを選びました。
この2つの選択に優劣はありません。
特に永瀬と髙橋は、5人時代のファンや楽曲、グループの歴史を引き継ぎながら、新しいKing & Princeを作るという難しい役割を担いました。
2026年に両グループがそれぞれ新作やライブ活動を展開していることは、異なる道を選んだ後も、アーティストとして活動を続けていることを示しています。
キンプリ関連の情報を見極める3つのポイント
脱退理由や現在の関係について情報を探す場合は、次の基準で整理すると、誤解を避けやすくなります。
- 本人の発言かどうか:ファンクラブ動画や公式コメントなど、本人が実際に説明した内容を優先する。
- 公式発表と報道を区別する:事務所の発表、本人のコメント、週刊誌の関係者証言は情報の性質が異なる。
- 過去と現在を混同しない:2022年当時の決断と、2026年の活動状況は別々に確認する。
とりわけ「不仲だったから脱退した」「特定の人物が原因だった」といった断定的な情報は、本人の説明や公式記録と照らし合わせて受け止める必要があります。
【キンプリの解散理由】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キンプリが解散したのはいつですか?
A1:King & Princeそのものは解散していません。2023年5月22日に平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太が脱退し、5人体制が終了しました。翌23日から永瀬廉と髙橋海人の2人体制で活動を継続しています。
Q2:キンプリの3人が脱退した本当の理由は何ですか?
A2:公式発表では、海外活動を含む将来の目標や活動方針の違いが説明されています。平野は海外進出への目標と時間的な焦り、岸は実力と目標のギャップ、神宮寺は活動方針の変化やメンバーの退所に対する考えを語りました。
Q3:キンプリのメンバーは不仲だったのですか?
A3:不仲が脱退の公式理由だったという発表はありません。5人は長期間にわたって話し合いを重ね、それぞれの人生を尊重するという結論に至ったと説明しています。
Q4:平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太は現在何をしていますか?
A4:2026年現在、3人はNumber_iとして活動しています。2024年1月に「GOAT」でデビューし、2026年には新曲やワールドツアーなど、国内外で活動を展開しています。
Q5:永瀬廉と髙橋海人は現在もキンプリですか?
A5:はい。2人は2023年5月23日からKing & Princeとして活動を続けています。2026年には「So Honey EP」をリリースし、2027年のアルバムとアリーナツアーも発表されています。
Q6:岸優太だけ事務所の退所時期が違ったのはなぜですか?
A6:2022年の公式発表時点で、岸の退所は2023年秋とされていました。実際には2023年9月30日に退所しています。平野と神宮寺はグループ脱退と同じ5月22日に退所しました。
Q7:Number_iはキンプリの再結成グループですか?
A7:いいえ。Number_iは平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太の3人が2023年10月15日に結成を発表した独立したグループです。King & Princeとは別のグループとして活動しています。
まとめ:キンプリの5人体制終了は、それぞれが未来を選んだ転換点だった
King & Princeが5人での活動を終了した理由は、公式発表によれば、海外進出を含む将来の目標や活動方針の違いでした。
2022年11月4日の発表から2023年5月22日の5人体制終了まで、メンバーは長い話し合いを経て、それぞれの道を選びました。
平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太はNumber_iとして新たな活動を始め、永瀬廉・髙橋海人はKing & Princeを2人で継続。2026年には両グループとも新作リリースやライブなどを展開し、それぞれの個性を生かした活動を続けています。
今回の出来事を「キンプリが解散した」という一言だけで片づけると、5人それぞれが抱えていた葛藤や、その後の歩みを見落としてしまいます。
5人で過ごした時間は終わっても、5人それぞれの音楽人生は続いている。 2026年現在のKing & PrinceとNumber_iを理解するうえで、忘れてはならないのはこの点です。