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【糖尿病で足を切断した有名人】谷津嘉章・ラバー・ボールの実際の経緯

真壁 直樹 真壁 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 22 分
目次

【実名検証】糖尿病で足を切断した有名人は誰?

糖尿病による足の切断が本人の発信や主要メディアの報道で確認できる代表例が、谷津嘉章さんとラバー・ボールさんです。

それぞれの経緯を詳しく見ていきます。

1.谷津嘉章:2019年に糖尿病による右足切断


谷津嘉章さんの右足切断は、2019年6月に公になった出来事です。

日刊ゲンダイの2019年9月30日のインタビューによると、谷津さんは2019年6月25日に右足を膝下約7センチの位置で切断しました。

切断に至ったきっかけは、ランニング中にできた靴擦れでした。

2024年8月、スポーツジャーナリストの二宮清純氏によるインタビューで、谷津さん本人が当時の状況を改めて説明しています。

走っているときにできた靴擦れの血豆が化膿し、糖尿病による免疫力の低下も重なって症状が悪化したということです。

つまり、最初から大きな傷があったわけではありません。

日常的な運動でできた小さな傷が、深刻な事態につながりました。

医師から右膝下の切断を告げられた際には、大きなショックを受けたと振り返っています。

しかし、手術後も競技への意欲を失いませんでした。

2019年夏にはDDTプロレスリングの高木三四郎社長から義足レスラーとしての復帰を打診され、その後、川村義肢株式会社の協力でプロレス専用の義足を開発。

2021年には義足でリングに復帰しました。

さらに2023年にはNPO法人日本障がい者レスリング連盟を立ち上げ、障がい者レスリングの普及にも取り組んでいます。

2024年のインタビューでは、日々の血糖値やヘモグロビン値を測定し、食生活にも気を配っていると語りました。

注目したいのは、切断手術を受けた後も糖尿病の管理が必要だという点です。足を切断すれば糖尿病そのものが治るわけではありません。

2.ラバー・ボール:糖尿病の感染症で右足を切断した海外の著名人


海外の事例として注目されたのが、ラバー・ボールさんです。

NBAで活躍するロンゾ・ボール選手とラメロ・ボール選手の父親として知られ、スポーツビジネスでも活動してきました。

2025年2月、本人はSNS上の動画を通じて右足を切断したことを明らかにしました。

さらに同年3月18日、米スポーツ誌SLAMへの本人寄稿を通じて、手術に至った詳しい経緯が報じられました。

ラバーさんによると、糖尿病の管理が十分でなかった時期に足の裏に感染症が発生。その感染が血液に広がったといいます。

本人の説明によれば、治療では次のような手術が行われました。

1. 最初に足の指を複数切断。
2. 続いて足そのものを切断。
3. さらに感染を抑えるため、膝に近い高さまで切断する手術を実施。

合計3回の手術を受け、輸血も4回必要になったと明かしています。

本人は足裏の感染について、1〜2か月ほど続いていたものの、クリスマスの時期に医療機関を受診したと説明しました。

治療中には精神的にも追い詰められたことがあったそうですが、息子たちの存在が支えになったと語っています。

この事例で重要なのは、本人が足の感染症を放置したことと糖尿病の管理不足との関係を自ら説明している点です。

また、感染症が血液に広がるほど重症化していたことから、足の小さな異常でも受診を先延ばしにしない大切さが伝わります。

3.佐野慈紀:糖尿病で右腕を切断した事例との違い


糖尿病による切断の話題で、もう一人忘れてはならないのが元プロ野球選手の佐野慈紀さんです。

ただし、佐野さんの場合は右足全体ではなく、右足の指を切断した後、右腕の切断手術を受けたという経緯です。

TBS NEWS DIGが2024年4月30日に報じた本人の公式ブログの内容によると、佐野さんは2023年4月に右足中指の感染が判明しました。

診断は重症下肢虚血。足への血流が著しく不足する深刻な状態で、緊急手術によって右足中指を切断しました。

その後、2023年12月には感染症が指先に及び、さらに2本の指先を切断することになったと説明しています。

2024年1月には心臓弁膜症も発覚。動脈硬化による血流の悪さが治療を難しくしていました。

そして2024年5月1日、感染症の進行を受けて右腕の切断手術を受けました。

佐野さんは公式ブログで、右腕の機能を残すために治療を続けてきたものの、最終的には命を守るための決断を迫られたと明かしています。

2026年4月のTBS NEWS DIGの報道では、2025年初頭の感染症による再入院を経て、再退院から約1年を迎えたことを本人が報告。体調は安定しており、活動範囲も広がっていると伝えられました。

ただし、通院や透析を含む健康管理は続いています。

佐野さんの事例は、糖尿病が足だけでなく、血管や感染症など全身の問題にも関係することを示しています。

【3人の経緯を比較】糖尿病による切断の事例と混同されやすい情報

糖尿病足切断有名人

ここまで紹介した3人には、切断した部位や経緯に違いがあります。

特に佐野慈紀さんは右腕の切断であるため、谷津嘉章さんやラバー・ボールさんと同じ「右足切断」の事例として扱うのは正確ではありません。

人物 時期 切断部位 公表された経緯
谷津嘉章 2019年6月 右足・膝下 靴擦れの血豆が化膿し、壊疽に進行
ラバー・ボール 2024年末〜2025年 右足・下腿の一部 足裏の感染症が血液に広がり、複数回の手術
佐野慈紀 2023年〜2024年 右足中指・指先、右腕 重症下肢虚血、感染症の進行

この比較から分かるのは、糖尿病による切断が必ずしも同じ順番で起きるわけではないことです。

また、切断の範囲も患者の血流状態、感染の広がり、壊死した組織の範囲などによって変わります。

糖尿病で足を切断した芸能人はほかにもいる?

インターネットでは、さまざまな芸能人や著名人の名前が糖尿病による足切断と関連づけられています。

しかし、糖尿病を患っていることと、糖尿病によって足を切断したことは別の情報です。

本人の発信や信頼できる報道によって切断の事実と原因が確認できるかどうかが、判断の基準になります。

今回の代表的な事例では、谷津さんとラバーさんが右足の切断、佐野さんが右足の指と右腕の切断です。

「糖尿病の有名人」というだけで切断経験者に分類することはできません。

【なぜ足を切断することになる?】糖尿病性足病変の原因と仕組み

糖尿病で足を切断するケースの背景には、糖尿病性足病変という合併症があります。

日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」では、糖尿病性足病変を、神経障害や末梢動脈疾患に関連して生じる感染、潰瘍、足組織の破壊性病変と定義しています。

特に重要なのが、次の3つの問題です。

1.糖尿病性神経障害:足のしびれと感覚低下

糖尿病性神経障害は、長期間の高血糖などによって末梢神経の働きが損なわれる合併症です。

足に現れる代表的な症状には、次のようなものがあります。

- 足先がジンジン、ピリピリする。
- 足の裏にしびれがある。
- 触った感覚が鈍くなる。
- 熱さや冷たさを感じにくくなる。
- 小さな傷や靴擦れに気づかない。

特に危険なのが、痛みを感じにくくなることです。

通常なら靴擦れや小さな傷ができれば痛みを感じ、自然に足をかばいます。しかし、神経障害が進行すると、傷ができても気づかず、同じ場所に負担をかけ続ける可能性があります。

その結果、傷が深くなり、潰瘍へ進行することがあります。

谷津嘉章さんの靴擦れのエピソードも、このような糖尿病性足病変の危険性を考えるうえで重要な事例です。

2.糖尿病性末梢動脈疾患:足の血流が悪くなる

2つ目は、末梢動脈疾患(PAD)による血流障害です。

糖尿病は動脈硬化の進行と関係しており、足に血液を送る血管が狭くなったり、詰まったりすることがあります。

血液は、傷を治すために必要な酸素や栄養を運びます。

ところが血流が悪くなると、傷が治りにくくなり、感染症や壊疽につながる危険性が高まります。

代表的な異常は次のとおりです。

- 足先が冷たい。
- 足の皮膚が白っぽくなる。
- 足の色が紫色や黒っぽく変化する。
- 歩くとふくらはぎが痛む。
- 足の傷がなかなか治らない。

佐野慈紀さんが公表した重症下肢虚血も、足の血流が著しく不足する状態です。

3.感染症と足壊疽:切断につながる重大な段階

3つ目が細菌感染と壊疽です。

糖尿病では高血糖の影響などで感染への抵抗力が低下し、傷口が化膿しやすくなることがあります。

足の小さな傷から細菌が侵入し、皮膚や皮下組織に感染が広がると、潰瘍や膿瘍、骨髄炎などを引き起こす場合があります。

さらに血流障害が重なると、感染した組織に十分な血液が届かず、治療が難しくなります。

最終的に組織が壊死すると、足壊疽と呼ばれる状態になります。

日本糖尿病学会の2024年版ガイドラインによると、糖尿病患者の足切断では、80〜85%に足潰瘍が先行するとされています。また、足潰瘍は再発しやすく、7〜20%が下肢切断に至るというデータも掲載されています。

ただし、これは糖尿病患者全員が足を切断するという意味ではありません。早期発見と適切な治療によって重症化を防げる可能性があります。

【見逃すと危険】糖尿病の足の異常を見分けるチェックポイント

糖尿病の人が注意したいのは、痛みがないからといって足に問題がないとは限らないことです。

毎日足を確認する際には、次のポイントを意識してください。

チェック項目 注意したい症状
皮膚の色 赤み、紫色、黒ずみ、白っぽさ
皮膚の状態 ひび割れ、乾燥、水ぶくれ
傷 靴擦れ、出血、潰瘍、治らない傷
感染 腫れ、熱感、膿、悪臭
感覚 しびれ、ピリピリ感、感覚低下
血流 足先の冷え、歩行時の痛み
爪 変色、変形、巻き爪

特に注意したい危険サイン

次のような異常があれば、自己判断で様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談してください。

- 足の傷の周囲が赤くなっている。
- 足が腫れて熱を持っている。
- 膿が出ている。
- 傷が治らず広がっている。
- 足の指が黒色や紫色に変わっている。
- 急に足が冷たくなったり、色が変化したりしている。

発熱や急速に広がる腫れ、強い痛みなど全身に影響する症状がある場合は、救急受診が必要になることもあります。

足の異常は糖尿病内科だけでなく、皮膚科、血管外科、形成外科などが関わる場合があります。

大切なのは、症状が軽いうちに相談することです。

【足切断を防ぐには?】糖尿病のフットケアと予防策

糖尿病性足病変の予防では、血糖管理と毎日のフットケアが基本です。

国立健康危機管理研究機構の糖尿病情報センターも、毎日の足の観察と適切な手入れを推奨しています。

1.毎日、足の裏まで確認する

足の甲だけでなく、足裏、かかと、指の間、爪の周辺まで確認します。

見えにくい部分は鏡を使いましょう。

視力が低下している人や、体を曲げることが難しい人は、家族や周囲の人に確認を手伝ってもらう方法もあります。

2.足を清潔に保つ

足は石けんを泡立てて優しく洗い、洗った後は水分をしっかり拭き取ります。

特に指の間は湿気が残りやすいため注意が必要です。

乾燥が気になる部分には保湿クリームを使用できますが、指の間に塗ることは避けましょう。

3.爪を深く切りすぎない

深爪は傷や感染の原因になります。

爪の角を深く切り落とさず、まっすぐに整えることが基本です。

巻き爪や厚くなった爪がある場合は、無理に自分で処理せず、医療機関に相談しましょう。

4.足に合った靴と靴下を選ぶ

靴が合っていないと、繰り返し摩擦が生じて靴擦れや水ぶくれができます。

国立健康危機管理研究機構の情報では、次のような靴が推奨されています。

- つま先に約1センチの余裕がある。
- 内側に硬い縫い目がない。
- クッション性がある。
- 足の形に合っている。
- 靴の中に小石などの異物がないか確認する。

また、素足で歩くことを避け、足を保護できる靴下を着用しましょう。

5.低温やけどを防ぐ

糖尿病性神経障害があると、熱さを感じにくくなることがあります。

湯たんぽ、電気あんか、使い捨てカイロなどによる低温やけどには注意してください。

熱いと感じなくても、皮膚が損傷している可能性があります。

6.タコやウオノメを自分で削らない

市販の角質除去薬や刃物を使って、タコやウオノメを自分で処置するのは危険です。

皮膚を傷つけると、そこから感染が起きる可能性があります。

気になる部分があれば、医師やフットケアの専門家に相談してください。

7.血糖値と全身の健康を管理する

足だけをケアしていても、血糖コントロールが不十分であれば、傷の治癒や感染症の管理が難しくなることがあります。

定期的な診察を受け、血糖値やHbA1c、腎機能、血管の状態などを確認することが大切です。

特に喫煙、腎機能低下、過去の足潰瘍や切断歴がある人は、足病変のリスク評価を積極的に受けましょう。

【2026年最新】糖尿病の合併症治療はどう変わった?

2026年の糖尿病治療では、血糖値だけを管理するのではなく、神経、血管、感染症、傷の状態を総合的に評価することが重視されています。

特に注目したいのが、2026年9月に公表された日本皮膚科学会の糖尿病性皮膚潰瘍・壊疽診療ガイドライン第3版です。

9月27日に国際誌『The Journal of Dermatology』で公開された同ガイドラインでは、診断や治療について新たなエビデンスの整理が行われました。

1.MRIなどによる骨髄炎の診断

糖尿病性足潰瘍が深くなると、細菌感染が骨に及ぶ骨髄炎を発症することがあります。

第3版では、骨髄炎の診断に用いる画像検査について検討されています。

主な検査は次のとおりです。

- MRI
- 骨シンチグラフィ
- 単純X線
- PET
- PET/CT

特にMRIは、骨の感染範囲を把握するために有用な検査として紹介されています。

ただし、画像だけで確定診断できるわけではなく、診察所見や血液検査などと合わせて判断します。

2.陰圧閉鎖療法による傷の治療

陰圧閉鎖療法は、専用の装置で傷口を覆い、内部を陰圧に保つ治療法です。

傷口から余分な浸出液を取り除き、肉芽形成を促すことで、治癒を支援します。

2026年版の日本皮膚科学会ガイドラインでは、糖尿病性皮膚潰瘍に対する選択肢として、弱い推奨が示されています。

重要なのは、すべての患者に適用できる治療ではないことです。

壊死組織の除去や感染のコントロールなどを行ったうえで、医師が適応を判断します。

3.多血小板血漿(PRP)療法

PRP療法は、患者自身の血液から血小板を多く含む成分を取り出し、組織の修復を促すことを目的とした治療法です。

難治性の傷に対する研究が進められており、2026年の日本皮膚科学会ガイドラインでも臨床的な検討対象となっています。

ただし、こちらも標準治療に代わる万能な方法ではありません。

エビデンスの強さや対象患者には限界があり、個々の状態に応じた判断が必要です。

4.血流改善と感染症治療を組み合わせる

糖尿病性足病変では、傷口だけを処置しても治療が進まない場合があります。

血流が不足しているなら血行再建術などを検討し、細菌感染があれば適切な抗菌薬を使用します。

壊死した組織があれば、デブリードマンと呼ばれる処置で取り除くこともあります。

加えて、患部に体重がかからないようにする免荷用装具や靴の使用、リハビリテーション、栄養管理なども治療の一部です。

日本糖尿病学会の診療ガイドライン2024でも、こうした複数の専門分野によるチーム医療が重視されています。

2026年時点の治療と予防の整理

治療・対策 目的 主な役割
血糖管理 全身状態の改善 感染・傷の治癒を支援
抗菌薬 細菌感染の治療 感染拡大を抑える
デブリードマン 壊死組織の除去 傷の治癒を促す
血行再建術 血流の改善 足への酸素供給を回復
陰圧閉鎖療法 創傷治癒の支援 難治性潰瘍への治療選択肢
PRP療法 組織修復の支援 一部の難治性潰瘍への検討

なお、日本糖尿病学会からは2026年5月15日に患者向けの「糖尿病治療の手びき2026」も刊行されています。臨床面では2024年の糖尿病診療ガイドラインと、2026年9月の日本皮膚科学会第3版を合わせて確認が必要です。

2026年の治療の方向性は、単純に切断を避けるというだけではありません。感染を早く抑え、血流を改善し、可能な限り足の機能を温存することが目標です。

【糖尿病足切断有名人】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:糖尿病で足を切断した有名人は誰ですか?

谷津嘉章さんと海外のラバー・ボールさんが代表的な事例です。谷津さんは2019年に右足を膝下で切断し、ラバーさんは2025年に糖尿病に関連する感染症によって右足の切断を公表しました。

Q2:佐野慈紀さんは糖尿病で足を切断したのですか?

佐野さんは2023年に重症下肢虚血によって右足中指を切断し、その後、指先の切断も経験しています。2024年5月には感染症の進行によって右腕を切断しました。右足全体を切断した事例とは異なります。

Q3:糖尿病になると必ず足を切断するのでしょうか?

いいえ。糖尿病と診断された人全員が足を切断するわけではありません。血糖管理、神経障害や血流障害の早期発見、毎日のフットケア、傷ができたときの迅速な受診によって、重症化を防げる可能性があります。

Q4:糖尿病による足切断の前兆は何ですか?

足のしびれ、感覚低下、冷え、皮膚の色の変化、靴擦れ、治りにくい傷、赤み、腫れ、膿などが代表的な異常です。痛みがない場合でも注意が必要です。

Q5:糖尿病の足の傷は自然に治りますか?

軽い傷でも、糖尿病性神経障害や血流障害があると治りにくいことがあります。自己判断で放置せず、医療機関に相談してください。特に赤み、腫れ、熱感、膿がある場合は速やかな受診が必要です。

Q6:足を切断しないためには何をすればよいですか?

毎日足を観察すること、足を清潔に保つこと、適切な靴を履くこと、深爪や自己流の角質処理を避けることが基本です。また、血糖管理と定期的な診察を継続することも欠かせません。

まとめ:糖尿病による足切断を防ぐために知っておきたいこと

今回紹介した3人の事例には、それぞれ異なる背景があります。

- 谷津嘉章さんは、ランニング中の靴擦れが化膿し、2019年に右足を膝下で切断しました。
- ラバー・ボールさんは、糖尿病に関連する足の感染症が血液に広がり、2025年に右足の切断を公表しました。
- 佐野慈紀さんは、右足の指の切断を経験した後、2024年に感染症の進行によって右腕を切断しました。

3人の経験に共通しているのは、糖尿病の合併症が日常生活に深刻な影響を与え得るということです。

特に覚えておきたいのは、足の小さな傷や靴擦れを軽く考えないことです。

糖尿病性神経障害があると、傷ができても痛みを感じにくく、気づいたときには感染や壊疽が進んでいる場合があります。

2026年には日本皮膚科学会の診療ガイドライン第3版も公表され、画像診断や創傷治療の選択肢について知見が整理されています。医療技術は進歩していますが、重症化する前の発見と治療が何より重要です。

谷津さんの義足レスラーとしての復帰や、佐野さんの野球に関わり続ける姿勢は、切断後も人生や活動を続けていけることを伝えています。

一方、切断を避けるためにできることもあります。

毎日の足の観察、血糖管理、定期的な検査、そして異常を感じたときの早期受診。こうした積み重ねが、自分の足と健康を守ることにつながります。


主な参考資料:日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」「糖尿病治療の手びき2026」、日本皮膚科学会「糖尿病性皮膚潰瘍・壊疽診療ガイドライン第3版(2026年)」、国立健康危機管理研究機構・糖尿病情報センター、TBS NEWS DIG、日刊ゲンダイ、スポーツコミュニケーションズ、Los Angeles Times。

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真壁 直樹

美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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