開幕スタメンに選ばれた選手が、そのままシーズンを通して先発出場を続けるとは限らない。2026年の巨人では、開幕直後から二塁を中心に競争が続いた。
浦田俊輔と増田陸の二塁争い
開幕戦で二塁を守った浦田は、キャンプからアピールを続けていた若手内野手だ。
しかし、開幕翌日の3月28日の阪神戦では、二塁に増田陸が起用された。
阿部監督は左右の打者の組み合わせを考慮し、浦田と増田陸を併用する考えを示している。
つまり、浦田の開幕スタメンは単なる一時的な抜擢ではなく、二塁のレギュラー争いに本格的に加わったことを示すものだった。
中山礼都は外野で定位置を狙う
中山は内野手から外野手への転向を進め、開幕戦では右翼で先発した。
守備位置の変更は、単なるポジションの移動ではない。出場機会を広げるための重要な挑戦でもある。
外野にはキャベッジや松本剛など実績のある選手がいるため、打撃と守備の両方で継続的に結果を残せるかが競争のポイントになる。
坂本勇人は経験と実績で若手に対抗
坂本は2025年に出場機会が減少したものの、2026年はオープン戦で打率.290を記録し、開幕スタメンを勝ち取った。
37歳で迎えたプロ20年目のシーズンに、若手との競争を経て三塁の先発に復帰したことは象徴的だ。
若手に経験を積ませるだけでなく、実績のある選手にも競争を求める。こうした起用姿勢が2026年の阿部巨人の特徴となっている。
なお、ここで紹介したのは3月27日の開幕時点の布陣と、その直後の起用状況である。シーズン中の最新オーダーと開幕スタメンは区別して見る必要がある。
【プロの結論】2026年の巨人開幕スタメンから読み解く3つのポイント

2026年の開幕オーダーを評価する際、注目したいのは次の3点だ。
第一に、外国人打者の長打力を最大限に生かす構成。
キャベッジを1番、ダルベックを4番に置いたことで、初回から相手投手にプレッシャーを与えられる打線になった。実際に開幕戦では2人が本塁打を放ち、起用の狙いが結果につながった。
第二に、若手とベテランを組み合わせた競争型のチームづくり。
泉口、浦田、中山らの起用は、将来を見据えた戦力形成という側面もある。一方、坂本のような実績ある選手にも競争を求めている。
第三に、新人投手を重要な舞台に送り出した決断。
竹丸の開幕投手起用は、山崎伊織の離脱という事情から生まれたものだった。しかし、そこで新人にチャンスを与え、結果として球団史に残る初勝利を実現した。
この3点を総合すると、2026年の開幕布陣は、従来の実績重視だけではなく、選手の状態や役割、チーム事情を組み合わせた編成だったと評価できる。
【巨人開幕スタメン2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年開幕スタメンは誰でしたか?
A1:2026年3月27日の阪神戦では、1番キャベッジ、2番松本剛、3番泉口友汰、4番ダルベック、5番岸田行倫、6番中山礼都、7番坂本勇人、8番浦田俊輔、9番竹丸和幸でした。
Q2:巨人の2026年開幕投手は誰ですか?
A2:ドラフト1位ルーキーの竹丸和幸です。1962年の城之内邦雄以来64年ぶりとなる新人開幕投手で、阪神戦では6回3安打1失点、5奪三振の好投を見せて勝利投手になりました。
Q3:巨人の2025年と2026年の開幕スタメンの違いは何ですか?
A3:2025年は岡本和真、吉川尚輝、戸郷翔征らが中心でしたが、2026年はダルベック、松本剛、泉口友汰、浦田俊輔、竹丸和幸らが新たに開幕メンバーに入りました。前年から残った野手はキャベッジと坂本勇人の2人です。
まとめ:巨人の2026年開幕スタメンは新戦力と若手が主役に
2026年3月27日の巨人開幕スタメンは、キャベッジ、松本剛、泉口友汰、ダルベックを中心とした新しい攻撃陣と、岸田、中山、坂本、浦田による守備陣で構成された。
そして、先発には64年ぶりの新人開幕投手となった竹丸和幸が抜擢された。
開幕戦の結果は3対1で巨人の勝利。キャベッジとダルベックの本塁打、竹丸の6回1失点という好投が、新しい布陣の可能性を示した。
2025年からの変化を振り返ると、岡本や吉川を中心とした前年の構成から、新戦力と若手を積極的に組み込むチームへと姿を変えたことが分かる。
2026年の巨人開幕スタメンを象徴するキーワードは「長打力」「世代交代」「競争」だ。
開幕戦で結果を残した選手が、その後どのようにレギュラー争いを勝ち抜いていくのか。阿部監督の選手起用とともに、巨人のチームづくりを読み解くうえで注目したいポイントである。