まず押さえておきたいのは、「ワンダーボヤージュ」はテレビアニメそのものを一から作り直した新番組ではなく、2023年に始まったリコとロイのシリーズ内で展開される新章だという点だ。
2026年4月17日、テレビ東京は新章のタイトルと放送開始日を発表。5月22日放送の第137話「リブート!冒険の世界へ!」から、新しい冒険がスタートした。
直前の第136話「ステラ・フィナーレ」では、スピネルやラクリウム・コアをめぐる長期的な戦いに決着がついた。その後、ラクアでの冒険を終えたリコたちは、日々をぼんやりと過ごしていたが、フリードの誘いをきっかけに再びフィールドワークへ出発する。
新章のテーマを象徴するのが、公式映像でも印象的に描かれた「リブート」という言葉だ。これまでの冒険で得た経験を土台に、それぞれが自分の進む道を見つめ直す展開になっている。
2023年に始まったシリーズの世界観や登場人物を引き継ぎながら、物語の焦点を再び冒険そのものへ向けている点が特徴だ。
2026年11月1日時点の最新話は第155話
話数についても整理しておきたい。検索キーワードには「アニポケ最新話156話」があるが、11月1日時点で放送済みの最新話は第155話だ。
第155話のタイトルは「災厄のパルデア ──再会」。2026年10月30日に放送され、オレンジアカデミーの学園祭を守るため、リコたちがパルデア地方に現れた災厄のポケモンたちを止めようと奮闘する内容だった。
次回の第156話「シャリタツ、いっちょうあがり!」は、11月6日(金)に放送予定。シャリタツとヘイラッシャ、そして湖にいるミガルーサをめぐるエピソードが描かれる。
したがって、156話は現時点での最新放送回ではなく、次回予告として公開されているエピソードである。
【新章のあらすじ】ワンダーボヤージュでナヴィとメタモンが加わる理由

「ワンダーボヤージュ」の大きな変化は、ナヴィとメタモンという新しい仲間の登場だ。
新キャラクターのナヴィは、カロス地方のミアレシティでマチエールの助手をしていた少女。ポケモンが大好きで、好奇心旺盛な人物として描かれている。
彼女のパートナーになるのが、へんしんポケモンのメタモンだ。さまざまな姿に変身できる能力を持つ一方、まだ変身がうまくいかないこともある。その不完全さが、物語のコミカルな展開にもつながっている。
ナヴィとメタモンが仲間になるまで
2人の本格的な登場は、第142話「ミアレシティ!新たな出会い」から。2026年7月3日の放送で、リコたちはミアレシティのハンサムハウスを訪れ、マチエールとその助手であるナヴィに出会った。
その後のエピソードでは、ナヴィとメタモンの関係が少しずつ深まっていく。
- 第142話(7月3日):ミアレシティでナヴィと初対面。メレシー探しの依頼に関わる。
- 第143話(7月17日):ナヴィが大切にしているドリームボールをめぐる物語。
- 第144話(7月31日):メタモンを仲間にしたナヴィがライジングボルテッカーズの一員として冒険へ。
- 第147話(8月28日):ナヴィがリコのポケモンコンテスト出場をサポート。
- 第151話(9月25日):ナヴィとメタモンがキタカミの里のお祭りでオーガポンと出会う。
- 第153話(10月16日):ナヴィがスター団と意気投合する。
特に第144話「ナヴィの小さな大冒険!」では、ナヴィがウルトと町へ出かけるものの、意見が合わずにケンカになってしまう。新しい仲間が既存メンバーとの関係を築いていく過程が、エピソードを通じて描かれている。
また、第143話ではメタモンがナヴィのドリームボールを届けるために行動する。単に変身能力を使うだけではなく、相手を思う気持ちがキャラクターの魅力になっている。
ナヴィは既存キャラクターの交代要員ではない。ライジングボルテッカーズに新しい視点を持ち込む存在として位置づけられている。
10月からは「災厄のパルデア」編へ
ワンダーボヤージュの冒険は、日常的なポケモンとの交流だけにとどまらない。
2026年9月には、リコとロイがコライドンやミライドンと出会うエピソードが放送された。加えて、オーガポンやモモワロウ、ともっこたちも登場し、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の世界観とつながる展開が続いている。
10月からは「災厄のパルデア」編が進行。レホールからパルデア地方に伝わる災厄の伝承を聞いたリコたちは、各地の封印の祠の周辺で起きている異変を調査することになる。
第155話では、4匹の災厄のポケモンが集結するという危機的な展開を迎えた。新キャラクターのナヴィも物語に加わっており、リコたちだけでなく、仲間全体の連携が問われる状況になっている。
【声優一覧】リコ・ロイからナヴィ・メタモンまで主要キャストを紹介
ワンダーボヤージュでは、新キャラクターの追加に伴い、声優陣にも注目が集まっている。
リコ役は鈴木みのり、ロイ役は寺崎裕香という従来の中心キャストが続投。ナヴィ役には芹澤優、メタモン役には三石琴乃が起用されている。
テレビ東京の公式スタッフ・キャスト情報をもとに、主要キャラクターと担当声優の関係を整理した。
主要キャラクター・声優の関係一覧
出典はテレビ東京の公式スタッフ・キャストページとキャラクター紹介。
鈴木みのりと寺崎裕香が支えるリコ・ロイの関係
作品の中心となる2人を演じるのは、鈴木みのりと寺崎裕香だ。
リコは、相手の気持ちを考えながら行動する優しい性格。一方のロイは、行動力と冒険心を持つ少年として描かれている。性格の異なる2人が、それぞれの経験を通じて成長する構図がシリーズの中心にある。
2026年5月からのオープニングテーマ「セカイツナガレ」では、2人がキャラクターとして歌唱を担当。声優としての演技だけでなく、歌を通じても作品の世界観を表現している。
新章でもリコとロイの関係は物語の軸であり、ナヴィやメタモンの加入によって、仲間同士の交流がさらに広がっている。
【放送日・放送時間】毎週金曜日18時55分から!主題歌も紹介
テレビアニメ「ポケットモンスター」の基本的な放送枠は、テレ東系の毎週金曜日18時55分から。
2026年5月22日に始まったワンダーボヤージュも、この放送枠で展開されている。ただし、地域によって放送局や放送日時が異なるため、全国で同じ時間に視聴できるわけではない。
2026年の放送情報
テレビ東京の番組情報では、11月6日の放送予定として第156話の内容も公開されている。録画予約をする場合は、地域ごとの番組表も確認しておきたい。
オープニングテーマ「セカイツナガレ」
新章を彩るオープニングテーマは、リコ&ロイが歌う「セカイツナガレ」。鈴木みのりと寺崎裕香がキャラクターの声で歌唱している。
楽曲のプロデュースはHoneyWorksが担当。作詞にはHoneyWorksとMARUMOCHI、作曲・編曲にもHoneyWorksが参加している。
主人公2人が歌う構成は、リコとロイが物語の中心であることを音楽面からも印象づけるものだ。新たな冒険へ踏み出すストーリーとの相性もよい。
エンディングテーマ「キュートなキューたい」
エンディングテーマは、アイドルグループCUTIE STREETの「キュートなキューたい」。
作詞にはジンツチハシ、早川博隆、ポケモン音楽歌い隊が参加し、作曲はジンツチハシ、早川博隆、宇田川翔が担当している。
オープニングがリコとロイの冒険や新たな出発を象徴する一方、エンディングはCUTIE STREETの明るいグループカラーを取り入れた構成になっている。
主題歌の情報はポケモン公式サイトとテレビ東京の作品紹介で公開されている。
【歴代シリーズと比較】サトシ時代からリコ・ロイ時代へ何が変わった?
2026年のアニポケを理解するうえで欠かせないのが、1997年から続くテレビアニメの歴史だ。
長年にわたって主人公を務めたサトシとピカチュウの物語は、2023年3月に一区切りを迎えた。同年4月からはリコとロイを主人公とする新シリーズがスタートしている。
ポケモン公式サイトに掲載されている歴代作品の放送期間を整理すると、シリーズの変遷は次のようになる。
歴代シリーズの主な変遷
- 1997~1999年: 初代「ポケットモンスター」。サトシとピカチュウの旅が始まる。
- 1999~2002年: 金銀編。ジョウト地方を舞台に冒険が広がる。
- 2002~2006年: アドバンスジェネレーション。
- 2006~2010年: ダイヤモンド・パール。
- 2010~2013年: ベストウイッシュ。
- 2013~2016年: XY。
- 2016~2019年: サン&ムーン。
- 2019~2023年: ポケットモンスター。
- 2023年~: リコとロイを中心とする新シリーズ。
各シリーズはゲーム作品や新しい地方の登場とともに、舞台やキャラクター、物語の方向性を変えてきた。
サトシ時代とリコ・ロイ時代の違い
最も大きな違いは、主人公の交代だけではない。物語を動かす仕組みそのものが変化している。
サトシ時代は、ポケモンマスターを目指す主人公の成長と、各地方でのバトルやリーグ挑戦が物語の大きな柱だった。長い旅の中で仲間やライバルと出会い、ポケモンとの絆を深める構成が特徴だった。
一方、2023年開始のシリーズでは、リコとロイという2人の主人公を設定。加えて、ライジングボルテッカーズという組織を物語の中心に置くことで、複数の人物の視点から冒険を描けるようになっている。
リコのペンダントやロイの謎のモンスターボール、黒いレックウザなど、長期的な謎を追うストーリーも特徴だ。
公式作品紹介では、リコとロイの物語を次のように説明している。
「冒険を通じて大事な何かを『見つける』物語。」
これはテレビ東京の公式作品紹介に掲載されている作品コンセプトだ。
ワンダーボヤージュは従来シリーズの焼き直しではない
2026年の新章では、ナヴィとメタモンの加入に加え、コライドン、ミライドン、オーガポンなど、ゲームでもおなじみのポケモンたちが登場している。
注目したいのは、主人公たちが強敵とのバトルだけを目的に旅をしているわけではないことだ。ポケモンの調査、地域の人々との交流、仲間同士の関係づくりなど、さまざまな出来事を通じて物語が進んでいく。
この構成は、幅広い年齢層が楽しめるというポケモンアニメの持ち味を残しながら、キャラクターごとの個性を掘り下げる方向への進化と捉えられる。
【プロの結論】2026年のアニポケは何に注目して見るべき?
ワンダーボヤージュの面白さは、新キャラクターを追加したことだけではない。長く続いてきたリコとロイの冒険を、もう一度新しい方向へ動かした点にある。
特に注目したいのは、次の3つのポイントだ。
1. ナヴィとメタモンが物語に与える変化
ナヴィはマチエールの助手という経歴を持ち、リコたちとは異なる環境から冒険に加わった人物だ。メタモンも、変身能力という特徴を持ちながら、まだ成長途中のポケモンとして描かれている。
この2人の加入によって、既存メンバーだけでは生まれなかった人間関係やトラブルが描けるようになった。今後もナヴィがどのような役割を担うのかは、大きな見どころになる。
2. ゲームとのつながりが生む世界観の広がり
コライドン、ミライドン、オーガポン、モモワロウといったポケモンの登場は、ゲームを遊んだファンにとっても興味深い要素だ。
ただし、ゲームのストーリーをそのままアニメ化しているわけではない。リコたち自身の冒険に合わせて、キャラクターやポケモンの関係が描かれている。
そのため、ゲームの知識がある視聴者は細かな設定や登場ポケモンを楽しめる一方、アニメから入った視聴者も独立した物語として理解しやすい。
3. 「災厄のパルデア」編の行方
2026年11月現在、物語はパルデア地方の災厄をめぐる展開に進んでいる。第155話では4匹の災厄のポケモンが集結し、リコたちは大きな危機に直面した。
第156話ではシャリタツとヘイラッシャを中心としたエピソードが予定されている。大きな物語の進行と、ポケモンたちの日常的な交流を織り交ぜる構成にも注目したい。
どんな人におすすめできる?
ワンダーボヤージュは、次のような視聴者に特におすすめだ。
- リコやロイの成長を継続して追いかけたい人。
- ナヴィやメタモンなど、新キャラクターの活躍が気になる人。
- 『スカーレット・バイオレット』のポケモンや設定が好きな人。
- ポケモン同士の交流や日常回も楽しみたい人。
- 複数の登場人物が関わる群像劇が好きな人。
一方、サトシとピカチュウの旅や、従来のポケモンリーグを中心とする物語だけを期待している人は、主人公やストーリー構成の違いに戸惑う可能性がある。
ただし、これは作品の優劣というより、シリーズごとの方向性の違いだ。サトシ時代の作品とリコ・ロイ時代の作品を、それぞれ独立した冒険として楽しむのがよい。
【ポケットモンスター新シリーズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:アニポケの新シリーズ「ワンダーボヤージュ」はいつから始まった?
A1:2026年5月22日(金)から始まった。第137話「リブート!冒険の世界へ!」が新章のスタートとなっている。
Q2:ナヴィとメタモンの声優は誰?
A2:ナヴィ役は芹澤優、メタモン役は三石琴乃。ナヴィはマチエールの元助手で、メタモンをパートナーにライジングボルテッカーズの一員となった。
Q3:ポケモン新シリーズの放送時間は何時?
A3:テレビ東京系列では毎週金曜日18時55分から。一部地域では放送日時が異なるため、各地域の番組表を確認してほしい。
Q4:2026年11月現在のアニポケ最新話は何話?
A4:11月1日時点での最新放送済みエピソードは第155話「災厄のパルデア ──再会」。第156話「シャリタツ、いっちょうあがり!」は11月6日放送予定。
Q5:新シリーズの主題歌は誰が歌っている?
A5:オープニングテーマ「セカイツナガレ」はリコ&ロイ(鈴木みのり・寺崎裕香)、エンディングテーマ「キュートなキューたい」はCUTIE STREETが担当している。
Q6:ワンダーボヤージュはサトシの物語の続編?
A6:サトシを主人公とする物語の直接的な続編ではない。2023年4月に始まったリコとロイを主人公とするシリーズの新章であり、既存の世界観や仲間たちを引き継いでいる。
まとめ:2026年のアニポケは新しい仲間と冒険の広がりに注目
2026年5月22日に始まった「ワンダーボヤージュ」は、リコとロイを中心とするポケットモンスターの物語に新しい風を吹き込む章だ。
ナヴィとメタモンの加入によってライジングボルテッカーズの仲間関係は広がり、コライドンやミライドン、オーガポンなどの登場によって、ポケモンの世界もさらに豊かになっている。
放送はテレ東系で毎週金曜日18時55分から。オープニングの「セカイツナガレ」、エンディングの「キュートなキューたい」も新章を彩る重要な要素だ。
11月1日現在、放送済みの最新話は第155話。次回の第156話ではシャリタツたちを中心とした新しいエピソードが予定されている。
【プロの結論】 2026年のアニポケを楽しむうえで大切なのは、「新しい主人公による別の作品」として切り離すのではなく、リコとロイが歩んできた冒険の積み重ねに注目することだ。ナヴィとメタモンがどのように仲間との絆を深めるのか、そしてパルデア地方の新たな謎がどう解き明かされるのか。ワンダーボヤージュは、ポケモンアニメの次の展開を見届けるうえで見逃せない新章となっている。