ロケ地をさらに深く理解するには、実際の撮影場所だけでなく、エンドロールに記載された撮影協力先を確認することも大切です。
当時の撮影協力情報を掲載するロケ地資料には、東洋英和女学院大学、横浜国立大学、京浜急行株式会社、東京急行電鉄株式会社、LAS CHICAS、PICA富士西湖、横浜フィルムコミッションなどの名前が記録されています。
これらは撮影に関係した施設や組織をたどる手掛かりになります。ただし、撮影協力先の一覧と、具体的なシーンの撮影場所一覧は同じものではありません。
主な撮影協力先と登場回
- 東洋英和女学院大学:大学キャンパスの撮影協力先。
- 横浜国立大学:撮影協力先として記録。
- 京浜急行株式会社:第1話の撮影協力先。
- 東京急行電鉄株式会社:第1話、第3話、第5話、第6話の撮影協力先。
- LAS CHICAS:第5話の撮影協力先。
- PICA富士西湖:第5話・第6話の撮影協力先。
- 横浜フィルムコミッション:第7話の撮影協力先。
横浜国立大学については、大学名が撮影協力先に含まれています。別のロケ地紹介では常盤台キャンパスが沙絵の演奏場面と結び付けられていますが、撮影協力のクレジットだけでは個々の場面まで確定できません。
なぜロケ地情報に違いが生まれるのか
理由の一つは、ドラマの撮影場所が必ずしも一つの施設だけで完結しないことです。
例えば、大学を舞台にした場面でも、建物の外観、講義室、学生が集まる場所などで異なる施設が使われる場合があります。また、撮影協力のクレジットには施設名や企業名が載っていても、撮影した具体的な場所までは記載されないことがあります。
『オレンジデイズ』でも、東洋英和女学院大学を明青学院大学の中心的な舞台として確認できる一方、横浜国立大学のように協力先として名前が残っていても、場面の対応関係には追加の検証が必要な施設があります。
ロケ地情報を見比べる際は、次の順番で確認すると整理しやすくなります。
1. ドラマの各話の場面と撮影場所が具体的に対応しているか。
2. 当時の撮影協力クレジットに施設名があるか。
3. 現在も同じ施設が存在しているか。
4. 現在の施設が一般見学に対応しているか。
【2026年最新】オレンジデイズの聖地巡礼で訪問できる場所と注意点

放送から22年が経過した2026年。撮影当時と同じ建物や風景が残っている場所もあれば、閉店や再整備によって当時の姿をそのまま見られなくなった場所もあります。
聖地巡礼を計画するときは、ロケ地としての価値と現在の見学条件を分けて考えることが重要です。
2026年現在の見学条件一覧
| ロケ地 | 2026年の状況 | 見学のポイント |
|---|---|---|
| 東洋英和女学院大学 | 大学として運営 | 事前に大学へ見学相談 |
| 西郷山公園 | 現存する公園 | 通常の公園利用が可能 |
| 愛育幼稚園 | 現在も運営 | 園内への無断立ち入り不可 |
| 港町駅 | 現存する京急の駅 | 通常の駅利用の範囲内で訪問 |
| 祐天寺駅 | 現存する東急の駅 | 通常の駅利用の範囲内で訪問 |
| 横浜港大さん橋 | 現存する客船ターミナル | 屋上広場を一般利用可能 |
| PICA富士西湖 | 現在も営業情報を公開 | 施設の利用条件・予約を確認 |
| LAS CHICAS | 2018年7月31日閉店 | 当時のレストランとしての訪問不可 |
現在の駅と2004年当時の駅は同じ姿とは限らない
特に注意したいのが祐天寺駅です。東急電鉄の駅情報では現在も東横線の駅として案内されていますが、駅施設は撮影当時から変化しています。
東急設計コンサルタントの建築実績によると、祐天寺駅は2018年9月に駅舎の整備が竣工しています。駅構内の利便性向上やホーム周辺の整備も行われました。
そのため、ドラマの映像と現在のホームを比較した際に、細部が一致しないことがあります。これはロケ地が間違っているという意味ではなく、鉄道施設が年月とともに更新されてきたためです。
初めて訪れるなら、公共施設を中心に回るのがおすすめ
初めて聖地巡礼をする人には、西郷山公園と横浜港大さん橋をおすすめします。どちらも一般利用でき、作品の雰囲気を感じながら周辺を散策できます。
一方、大学や幼稚園は教育施設です。駅は鉄道を利用する人のための施設です。撮影当時の場所を見たいという理由で、立入禁止区域に入ったり、ホームで長時間撮影したりすることは避けてください。
聖地巡礼に向いている人・注意が必要な人
向いている人
- ドラマの各話を見直して、場面と実際の風景を比較したい人。
- 公園や港など、一般利用できる場所を散策したい人。
- 2004年当時の東京・横浜の街並みを振り返りたい人。
- PICA富士西湖で実際にキャンプを楽しみたい人。
事前確認が必要な人
- 大学のキャンパス内を撮影したい人。
- 愛育幼稚園の敷地内に入りたい人。
- 閉店したLAS CHICASを営業中の店舗として訪問したい人。
- ドラマと完全に同じ駅舎や建物の姿を期待している人。
ロケ地巡りの魅力は、画面の中にあった風景が実際の街に存在することを確かめられる点です。施設の利用者や地域住民への配慮を忘れず、現在の街の姿も楽しみたいところです。
【よくある質問】オレンジデイズのロケ地に関するFAQ
Q1:オレンジデイズの明青学院大学は実在する大学ですか?
A1:明青学院大学はドラマ内の架空の大学です。キャンパスの撮影場所として知られているのは、神奈川県横浜市緑区の東洋英和女学院大学横浜キャンパスです。
Q2:オレンジデイズの最終回の駅は祐天寺駅と港町駅のどちらですか?
A2:場面別のロケ地記録では、櫂と沙絵が線路を挟んで手話で会話する最終回のエンディングは東急東横線の祐天寺駅とされています。京急大師線の港町駅は第1話と第9話の場面として記録されています。
Q3:西郷山公園は現在も見学できますか?
A3:はい。東京都目黒区が管理する公園として現在も利用できます。東急東横線の代官山駅から徒歩約15分です。
Q4:愛育幼稚園は自由に見学できますか?
A4:いいえ。現在も運営されている幼稚園であり、一般観光客が自由に敷地内へ入ることはできません。周辺を訪れる場合も園児や保護者のプライバシーに配慮してください。
Q5:オレンジの会のキャンプ場はどこですか?
A5:第5話のキャンプ場として記録されているのは、山梨県富士河口湖町にあるPICA富士西湖です。現在もキャンプ施設として営業情報が公開されています。
Q6:LAS CHICASは現在も営業していますか?
A6:営業していません。青山のレストランLAS CHICASは2018年7月31日に閉店しました。1986年から32年間営業していた店舗です。
Q7:横浜港大さん橋は無料で見学できますか?
A7:はい。一般利用者も入場でき、屋上広場は24時間開放されています。屋内ターミナルの利用時間は原則9時から21時30分です。客船の運航や施設の都合による変更には注意してください。
Q8:オレンジデイズのロケ地を1日で全部回れますか?
A8:東京、横浜、山梨に撮影場所が分散しているため、すべてを1日で巡るのは現実的ではありません。東京の公園・駅、横浜の大学・港、山梨のキャンプ場というように地域別に分けると、無理のない計画になります。
まとめ:オレンジデイズのロケ地は2026年も訪ねられる?
『オレンジデイズ』のロケ地には、東洋英和女学院大学横浜キャンパス、西郷山公園、愛育幼稚園、港町駅、祐天寺駅、横浜港大さん橋、PICA富士西湖など、現在も実在する場所が数多く残っています。
なかでも、明青学院大学のキャンパスに使われた東洋英和女学院大学横浜キャンパスと、沙絵が夕日を眺めた西郷山公園は、作品を象徴する重要な撮影場所です。
また、駅については、京急大師線の港町駅が第1話・第9話、東急東横線の祐天寺駅が最終回のエンディングとして、それぞれ異なる場面に対応するという整理が有力です。検索結果に両駅の情報が混在しているため、訪問前にはエピソード別の記録を確認しておくと安心です。
2026年現在、LAS CHICASのように閉店した施設もあれば、大学や駅のように現在も利用されながら姿を変えた場所もあります。撮影当時の風景を探すだけでなく、20年以上の時間を経て変わった街の姿を楽しむことも、聖地巡礼の醍醐味です。
ドラマを見返してから訪れるなら、まずは西郷山公園や横浜港大さん橋など、一般利用できる場所から始めるとよいでしょう。作品の名場面を思い出しながら、櫂と沙絵たちが過ごした青春の風景をたどってみてください。