2026年の堂本光一の舞台活動を語るうえで、最初に押さえたいのが『百鬼夜鏡(ひゃっきやきょう)』だ。テレビ朝日とSTARTO ENTERTAINMENTが主催・企画・製作を担当する新作で、脚本は西田征史、構成・演出は堂本光一が務める。
本作は、2026年4月に誕生したEXシアター有明のオープニングラインナップ作品。堂本にとって、長年培ってきた舞台演出の経験を、新しい劇場と次世代の出演者に注ぎ込むプロジェクトでもある。2026年11月3日には初日会見と公開ゲネプロが行われ、いよいよ公演がスタートした。
『百鬼夜鏡』のあらすじと演出の見どころ
物語の主人公は、現代から室町時代の京の都へ突然タイムスリップしてしまった高校生3人。そこでは鬼が人々を襲い、闇王鬼を中心とする鬼の集団が人間の世界を脅かしていた。
3人は炎鬼や氷鬼に襲われるなか、鬼を滅ぼそうとする陰陽師・安倍有世と出会う。加えて、自分たちの心から生まれたという3匹の若鬼や、元陰陽師・賀茂清玄の存在が物語に絡んでくる。
単純な善悪の対決ではなく、人間の心の闇や正義の境界を描く点が作品の特徴だ。音楽、ダンス、アクションを融合させ、伝承的な鬼の世界と現代的な感覚を組み合わせている。
特に注目したいのが、タイトルに込められた堂本の演出意図だ。公式サイトに掲載されたコメントでは、次のように説明している。
「百鬼夜行」の最後の文字を“鏡”として、人の心の闇を鏡のように映す鬼の存在を描きます。
つまり、タイトルの「鏡」は単なる怪異の道具ではない。鬼を通して人間自身の内面を映し出すという、作品全体を貫くテーマになっている。
また、堂本は若い出演者が活躍できる作品づくりを目指す考えも明かしている。舞台機構の自由度が高いEXシアター有明との組み合わせによって、従来のSHOCKとは異なる舞台表現が期待される。
『百鬼夜鏡』キャストと役柄一覧
中心となるのは、川﨑皇輝、内村颯太、元木湧、北川拓実、安嶋秀生、松尾龍の6人。次世代を担う若手出演者が物語の中心を担い、経験豊富な舞台俳優が周囲を固める構成だ。
- 川﨑皇輝:葛城叶多
- 内村颯太:骸
- 元木湧:渡良瀬大夢
- 北川拓実:白夜
- 安嶋秀生:破滅
- 松尾龍:氷鬼
- 加藤諒:安倍有世
- 西田ひらり:鳥居小春
- 松崎祐介:炎鬼
- 戸塚祥太:賀茂清玄
- 薮宏太:闇王鬼
加えて、アンサンブルとスウィングキャストも参加する。主要キャストだけでなく、多数の出演者が作品世界を支える布陣となっている。
堂本にとって松崎祐介、戸塚祥太、薮宏太は舞台経験を積んできた信頼できる出演者でもある。若手6人と先輩キャストの組み合わせは、作品の完成度だけでなく、次世代への技術継承という意味でも興味深い。
初日・公演日程・会場・チケット料金
公演期間は2026年11月3日(火・祝)~26日(木)。開場は各公演の開演45分前と案内されている。
| チケット | 料金(税込) |
|---|---|
| S席 | 15,500円 |
| A席 | 11,000円 |
| 注釈付きS席 | 15,500円 |
| 注釈付きA席 | 11,000円 |
一般発売は9月26日に始まり、10月23日からはステージプラン決定に伴う追加席の販売も案内された。注釈付き席は舞台や出演者が見えにくい可能性があるため、購入時には座席条件を確認したい。
10月29日には当日券販売についての案内も公開されている。初日以降に観劇を検討する場合は、販売対象公演や受付方法を公式案内で確認するのが確実だ。
【Endless SHOCK Memories -CONTINUE-】全国10会場の公演日程と出演者
『百鬼夜鏡』に続いて注目されるのが、『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』だ。
2024年11月に25年の歴史に幕を下ろした『Endless SHOCK』の名場面や楽曲を、堂本光一と歴代キャストが全国で振り返る特別企画である。
東宝の公式発表によると、内容は名曲のパフォーマンスとトークを中心とした構成。20名のアンサンブルキャストと15名編成のオーケストラも参加し、会場ごとに異なる歴代メインキャストが登場する。
ここで大切なのは、今回の公演が従来の『Endless SHOCK』本編をそのまま再演するものではないという点だ。作品の記憶を音楽とトークで呼び起こす、全国規模のメモリアル企画として位置づけられている。
2026年から2027年にかけての全国公演スケジュール
公演は東京からスタートし、北海道、東北、長野、関西、中部、中国、九州、沖縄を巡り、再び東京でファイナルを迎える。東宝が発表している会場は、東京公演を含む全10会場だ。
※各会場の出演者は公演ごとに異なる。上記は東宝公式発表に記載された主な出演者。堂本光一は全10会場に出演する。
歴代キャストが集結する理由
今回の『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』の大きな特徴は、堂本光一だけでなく、長年シリーズを支えてきた出演者が会場ごとに集まることだ。
ライバル役として参加するのは、佐藤勝利、屋良朝幸、中山優馬、上田竜也の4人。東宝公式サイトでは、この順番で出演が紹介されている。
特に注目されるのが屋良朝幸の参加だ。2000年の初演から2017年までシリーズに関わり、2008年から2017年まではライバル役を務めた。今回の参加は9年ぶりとなる。
加えて、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介も複数会場にそろって参加する。寺西拓人、原嘉孝、高田翔、野澤祐樹、室龍太など、SHOCKを経験した出演者も会場ごとに登場する。
愛知公演では、かつてMusical Academyとして作品を支えた秋山純、町田慎吾、米花剛史がゲスト出演する予定だ。初期からのファンにとっては、シリーズの歴史を振り返るうえで特別な意味を持つ顔合わせとなる。
また、オーナー役として島田歌穂と前田美波里、リカ役として中村麗乃、綺咲愛里、梅田彩佳も参加する。各会場で出演者が異なるため、誰がどの地域に登場するかも公演選びの要点だ。
『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』のチケット料金
東京公演の公式チケット情報では、全席指定・税込で14,700円。大阪公演、博多座、仙台公演についても、各主催者・劇場の案内で同額が確認できる。
東京ガーデンシアター公演の一般前売は11月11日、大阪公演も11月11日から。博多座公演は11月14日から一般発売となる。仙台公演は11月11日10時から一般販売の予定だ。
東京公演ではTOHO-ONEプレミアム会員向けの先行先着販売が11月1日から始まっている。購入方法や先行条件は会場ごとに異なるため、参加したい公演の主催者情報を確認したい。
【SHOCK 2024最終公演】堂本光一が25年の歴史に幕を下ろした理由
『Endless SHOCK』は、2024年11月29日の帝国劇場大千穐楽をもって、堂本光一が主演するシリーズとしての歴史を締めくくった。
2000年11月に『MILLENNIUM SHOCK』として初演され、2005年に『Endless SHOCK』へとタイトルを変更。25年間で全2,128回を上演し、累計観客動員数は約370万人に達した。
単なる長期公演ではない。堂本自身が作・構成・演出・主演を担い、歌、ダンス、殺陣、フライング、階段落ちなどを組み合わせて進化させてきた、日本発のオリジナルミュージカルだった。
終了の最大の背景は帝国劇場の建て替え
SHOCKが終幕を迎えた大きな背景には、ホームグラウンドだった帝国劇場の休館・建て替え計画がある。
堂本は2024年の製作発表時、終幕を決めたのは突然のことではなく、2~3年前から考えていたと説明している。作品の大規模な舞台機構を実現できる劇場が限られていることも、判断の理由の一つだった。
加えて、作品の主人公コウイチの年齢設定が、堂本が26歳ごろに作品を作った当時の自身の年齢に近かったことも関係している。2024年当時45歳となった堂本は、長く演じ続けてきた役と作品に一度区切りをつける時期だと考えていた。
つまり、単に人気が落ちたから終わったという話ではない。劇場の建て替え、作品が必要とする舞台設備、主演者としての年齢や役柄との関係が重なった結果だった。
オリコンニュースのインタビューでも、帝国劇場の改修工事が決断の一因だったことが紹介されている。
2024年11月29日が本当の最終公演
最終公演は2024年11月29日。堂本光一をはじめ、上田竜也、福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、中村麗乃、前田美波里らが出演し、25年にわたる歴史に幕を下ろした。
2026年に配信された『Documentary of Endless SHOCK -最終公演の舞台裏-』では、最終公演に向けた稽古、出演者やスタッフの舞台裏、2024年11月29日の大千穐楽が記録されている。
Disney+の公式作品紹介によると、全6話のドキュメンタリーではラストイヤーの舞台裏に約1年間密着。最終公演の約3か月後には、帝国劇場の歴史を締めくくる公演にSHOCKカンパニーがゲスト出演したことも紹介されている。
この映像作品は、舞台が終わった後もSHOCKの歴史を振り返る機会が残されていることを示すものだ。
『Memories -CONTINUE-』はSHOCKの復活なのか?
ここは検索読者が混同しやすいポイントだ。
2026年の『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』は、従来のSHOCK本編を再び上演するものではない。東宝が公表している内容は、名場面や楽曲のパフォーマンス、歴代キャストとのトークを通して25年間を振り返る企画である。
したがって、2024年に終了した本編と、2026年以降のメモリアル公演は別のものとして理解する必要がある。
ただし、これはSHOCKの歴史を完全に切り離すという意味でもない。堂本光一が全会場に出演し、歴代キャストとともに作品の楽曲や記憶を届けるという点で、シリーズの精神を次の世代や新しい観客へ伝える企画になっている。
【堂本光一の演出作品】SHOCKからDREAM BOYS、百鬼夜鏡への変化
堂本光一の舞台活動を理解するには、主演者としての実績だけでなく、演出家としての歩みも見る必要がある。
2000年に始まったSHOCKシリーズでは、出演するだけでなく、2005年の『Endless SHOCK』への移行後は脚本・演出面にも関与し、作品の進化を主導してきた。
また、『DREAM BOYS』でも演出を担当。長年にわたって多くの出演者が演じ継いできた舞台に関わり、後輩の魅力を引き出す演出経験を積んできた。
2026年の『百鬼夜鏡』は、こうしたキャリアの延長線上にある一方、SHOCKとは異なるアプローチが見える作品だ。
堂本光一の舞台キャリアと転換点
2026年の演出スタイルに見える変化
SHOCKの演出を特徴づけてきたのは、劇場の大規模な舞台機構を使ったダイナミックな展開だ。フライングや階段落ち、激しいダンス、殺陣などを組み合わせ、舞台上の運動量そのものを見どころにしてきた。
一方、『百鬼夜鏡』では、鬼という伝承的なモチーフを現代の高校生の物語に結びつけている。人間の心の闇を鏡に映すというテーマを中心に、音楽、ダンス、アクションを物語に組み込む。
また、キャストの中心に若手6人を置き、松崎祐介、戸塚祥太、薮宏太らが支える構成にも特徴がある。
ここから読み取れるのは、堂本が自分自身の主演を中心とした舞台だけでなく、出演者の個性を生かして作品全体を成立させる演出家として活動の幅を広げていることだ。
SHOCKで培った大規模演出の経験を、新作の物語づくりや若手の表現力を引き出す方向へ活用している点が、2026年の舞台活動の大きな見どころとなっている。
【チケット購入前に確認】料金・販売方法・注意点
堂本光一の舞台を観劇する際には、作品ごとのチケット制度の違いを把握しておきたい。
2作品のチケット料金を比較
| 公演 | 料金 |
|---|---|
| 百鬼夜鏡 S席 | 15,500円 |
| 百鬼夜鏡 A席 | 11,000円 |
| SHOCK Memories -CONTINUE- | 14,700円(東京・大阪・仙台・博多座の確認例) |
『百鬼夜鏡』は席種によって価格が異なる。一方、『Memories -CONTINUE-』の東京、仙台、大阪、福岡の公式案内では、全席指定14,700円が確認できる。
遠征を考えている場合は、チケット代だけでなく交通費や宿泊費も含めて予算を考えたい。特に全国公演では、会場ごとに発売日や購入窓口が異なる。
購入時に注意したい3つのポイント
1. 公式販売窓口を利用する
『百鬼夜鏡』は主催者が同意していない有償譲渡が禁止され、特定興行入場券として販売されている。本人確認が行われる可能性もあるため、正規販売窓口から購入することが基本だ。
2. 出演者の公演別スケジュールを確認する
『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』は会場ごとに出演者が異なる。同じ作品でも、目当ての歴代キャストが全公演に出演するわけではない。公演日と出演者をセットで確認したい。
3. 注釈付き席の条件を理解する
『百鬼夜鏡』の注釈付き席は、ステージや演出、出演者が見えにくい、または見えない可能性がある。料金だけで判断せず、座席条件を把握したうえで選ぶことが大切だ。
【堂本光一の舞台】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:堂本光一の2026年最新舞台は何ですか?
A1:2026年11月3日開幕の『百鬼夜鏡』です。EXシアター有明で11月26日まで上演され、堂本光一が構成・演出を担当します。また、11月28日からは『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』の全国公演が始まります。
Q2:百鬼夜鏡の出演者は誰ですか?
A2:川﨑皇輝、内村颯太、元木湧、北川拓実、安嶋秀生、松尾龍、加藤諒、西田ひらり、松崎祐介、戸塚祥太、薮宏太らが出演します。脚本は西田征史です。
Q3:百鬼夜鏡のチケット料金はいくらですか?
A3:S席15,500円、A席11,000円です。いずれも全席指定・税込で、注釈付き席も同額で販売されています。
Q4:Endless SHOCK Memories -CONTINUE-はSHOCKの再演ですか?
A4:従来のミュージカル本編をそのまま再演する公演ではありません。歴代キャストによる楽曲パフォーマンスやトークを通して、25年間のSHOCKの歴史を振り返る企画です。
Q5:Endless SHOCK Memories -CONTINUE-はどこで開催されますか?
A5:東京、北海道、宮城、長野、大阪、愛知、広島、福岡、沖縄の各公演と、東京ファイナルを合わせた全10会場です。2026年11月28日から2027年2月21日まで開催されます。
Q6:Endless SHOCKはなぜ2024年に終了したのですか?
A6:帝国劇場の建て替えによる休館が大きな理由です。加えて、作品に必要な大規模な舞台機構を備えた劇場が限られていたことや、主人公の年齢設定と堂本光一自身の年齢も、終幕を決断する背景となりました。
まとめ:堂本光一の舞台はSHOCKの完結から新たな演出の時代へ
2026年の堂本光一の舞台活動は、『百鬼夜鏡』と『Endless SHOCK Memories -CONTINUE-』という二つの作品を軸に展開している。
『百鬼夜鏡』では、新しい劇場を舞台に若手出演者の個性を引き出しながら、鬼と人間の心の闇を描くオリジナルストーリーに挑戦。一方、『Memories -CONTINUE-』では、25年間で2,128回の公演を重ねたSHOCKの歴史を、全国10会場で振り返る。
2024年のSHOCK終幕は、堂本光一の舞台活動そのものの終了を意味するものではなかった。むしろ、長年の主演者としての経験を、演出家としての新しい仕事や、作品を次世代へつなぐ活動に生かす転換点になっている。
今後の動向を追う際は、従来のSHOCK本編の再演とメモリアル公演を混同しないこと、出演者や公演日程を公式発表で確認することが大切だ。
堂本光一の舞台は、ひとつの伝説を懐かしむだけでは終わらない。長年積み上げてきた演出の技術と経験が、新しい作品や次の世代の表現者へどう受け継がれていくのか。2026年は、その変化を実際の舞台で確かめられる節目の年となっている。