スタジオジブリの名作『耳をすませば』が、2026年5月1日(金)の日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されました。放送時間は21時から23時19分までの25分拡大枠で、本編ノーカット。1995年の劇場公開から30年以上を経ても、多くの視聴者に親しまれている青春アニメーションです。
月島雫を演じる本名陽子、天沢聖司を演じる高橋一生をはじめとする声優キャスト、柊あおいによる原作漫画、近藤喜文監督と宮崎駿の脚本・絵コンテなど、作品を形作った人物にも注目が集まります。2026年11月現在の最新情報に加え、歴代の金曜ロードショー放送日、物語の魅力、主題歌「カントリー・ロード」の制作背景まで詳しく整理します。
【2026年最新】金曜ロードショー『耳をすませば』は5月1日21時からノーカット放送

2026年のゴールデンウィークに組まれたスタジオジブリ作品の2週連続放送。その第1弾として選ばれたのが『耳をすませば』でした。
日本テレビの金曜ロードシネマクラブが2026年4月3日に公開した番組告知によると、放送日時は5月1日(金)21時から23時19分まで。通常より25分拡大された特別編成で、本編はノーカットで放送されました。
2026年5月1日の放送情報
- 番組名:金曜ロードショー『耳をすませば』
- 放送日:2026年5月1日(金)
- 放送時間:21:00~23:19
- 放送局:日本テレビ系
- 放送形式:本編ノーカット
- 放送枠:通常より25分拡大
- 作品公開年:1995年
- 上映時間:約111分
ここで注意したいのは、21時から23時19分までという時間はテレビ番組の放送枠であり、映画本編そのものの長さではないという点です。映画の上映時間は約111分。テレビ放送ではCMなどを含めた編成になるため、両者は区別して考える必要があります。
また、2026年5月8日には『魔女の宅急便』も21時から23時9分までノーカットで放送されました。ゴールデンウィークにスタジオジブリ作品を2週連続で楽しめる編成だったことも、今回の特集の特徴です。
【あらすじ・ストーリー】月島雫と天沢聖司の出会いから始まる青春物語
『耳をすませば』の主人公は、読書が大好きな中学3年生の少女、月島雫です。
雫は学校の図書館や市立図書館で、時間を忘れて本を読む毎日を送っています。ある日、自分が借りた本の貸出カードに、何度も同じ名前が記されていることに気付きます。その名前が「天沢聖司」でした。
顔も知らない相手でありながら、読む本が重なることで、雫の中で聖司という少年の存在は次第に大きくなっていきます。
天沢聖司との出会いが雫の価値観を変える
やがて雫は、ヴァイオリン職人を目指す少年と出会います。その少年こそ、貸出カードで何度も目にしていた天沢聖司でした。
聖司は中学校を卒業した後、イタリアに渡ってヴァイオリン職人の修業をするという明確な目標を持っています。一方の雫は、本を読むことが好きでも、自分が将来何をしたいのかについては、まだはっきりとした答えを持っていません。
自分の夢に向かって進んでいる聖司の姿は、雫に刺激を与えます。彼に憧れる気持ちと、自分には何ができるのかという焦り。その複雑な感情が、物語の中心にあります。
雫が小説を書く決意をする理由
聖司の生き方に触れた雫は、自分自身の可能性を試すため、物語を書くことを決意します。
その題材となるのが、アンティークショップ「地球屋」に置かれた猫の人形バロンです。雫はバロンを主人公にした物語を書き始め、これまで読者として親しんできた本の世界に、今度は自分自身が創作者として向き合うことになります。
この展開が作品の大切なポイントです。単純に恋愛が成就するかどうかを描くのではなく、誰かとの出会いによって、自分の未熟さを知り、それでも一歩を踏み出そうとする姿が丁寧に描かれています。
恋愛、友情、進路、創作への挑戦。中学生という人生の転換期にある人物たちの感情が重なり合うことで、年齢を問わず共感できる青春映画になっています。
【声優キャスト一覧】月島雫は本名陽子、天沢聖司は高橋一生
『耳をすませば』の魅力を支えているのが、登場人物の個性を自然に表現する声優陣です。
主人公の月島雫を担当したのは本名陽子。天沢聖司を演じたのは、現在では俳優としても広く知られる高橋一生です。加えて、実力派俳優や声優が脇を固めています。
主要キャラクターと声の出演者
| キャラクター | 声優・出演者 | 人物・物語での役割 |
|---|---|---|
| 月島雫 | 本名陽子 | 読書好きで小説家を夢見る主人公 |
| 天沢聖司 | 高橋一生 | ヴァイオリン職人を目指す少年 |
| 月島靖也 | 立花隆 | 雫の父親 |
| 月島朝子 | 室井滋 | 雫の母親 |
| 月島汐 | 山下容莉枝 | 雫の姉 |
| バロン | 露口茂 | 地球屋に置かれた猫の人形 |
| 西司朗 | 小林桂樹 | 地球屋の主人、聖司の祖父 |
| 高坂先生 | 高山みなみ | 雫が通う学校の先生 |
| 原田夕子 | 佳山麻衣子 | 雫の友人 |
| 杉村 | 中島義実 | 雫の同級生 |
| 絹代 | 飯塚雅弓 | 雫の同級生 |
| ナオ | 千葉舞 | 作品に登場する人物 |
上記は日本テレビ系の2026年5月1日付番組情報に掲載された出演者一覧です。
本名陽子が演じる月島雫の魅力
本名陽子が演じる雫は、明るく好奇心旺盛でありながら、自分の将来について悩む等身大の中学生です。
物語の前半では、聖司に対する戸惑いや反発、そして少しずつ芽生える好意が表現されています。後半では、小説を書くという挑戦を通して、自分自身と向き合う姿が中心になります。
本名陽子は雫の声を担当するだけでなく、主題歌「カントリー・ロード」も歌っています。主人公の声と歌声の両方を担っていることは、この作品ならではの特徴です。
高橋一生が演じる天沢聖司
天沢聖司役は高橋一生です。俳優としての活動で知られる高橋ですが、本作では若い頃に声の出演を担当しています。
聖司は夢に向かって努力する行動力のある少年です。ただし、最初から何もかも順調な人物として描かれているわけではありません。雫との関係を通して、互いの夢を尊重し、成長していく姿が印象に残ります。
本名陽子と高橋一生の声の掛け合いは、作品の青春らしい空気を作る重要な要素です。
【原作・制作スタッフ】柊あおいの漫画を近藤喜文監督と宮崎駿が映画化
『耳をすませば』のアニメーション映画は、柊あおいの少女漫画を原作としています。
原作漫画は1989年に少女漫画誌『りぼん』で連載されました。その後、1995年7月15日にスタジオジブリ制作の劇場版アニメーションが公開されています。
近藤喜文監督と宮崎駿の役割は異なる
本作を理解するうえで押さえておきたいのが、近藤喜文と宮崎駿の担当領域です。
映画の監督を務めたのは近藤喜文。宮崎駿は製作プロデューサー、脚本、絵コンテを担当しました。
宮崎駿が作品の脚本や絵コンテに深く関わっているため、宮崎駿監督作品と混同されることがありますが、実際の監督は近藤喜文です。
近藤喜文は、スタジオジブリ作品などで作画や演出に携わってきたアニメーション作家。本作では監督として作品全体をまとめ、登場人物の日常や心の変化を繊細な映像に仕上げました。
制作スタッフの主要クレジット
- 原作:柊あおい
- 監督:近藤喜文
- 製作プロデューサー・脚本・絵コンテ:宮﨑駿
- プロデューサー:鈴木敏夫
- 音楽:野見祐二
- 制作:スタジオジブリ
- 配給:東宝
スタジオジブリの公式作品情報でも、これらのスタッフクレジットが確認できます。
また、本作は徳間書店、日本テレビ放送網、博報堂、スタジオジブリの提携作品です。単に一人のクリエイターの個性だけで成立した作品ではなく、漫画原作、脚本、演出、音楽、美術など、それぞれの専門性が結び付いて生まれた映画です。
【主題歌・音楽】本名陽子が歌う「カントリー・ロード」が物語を彩る
『耳をすませば』を語るうえで欠かせないのが、主題歌「カントリー・ロード」です。
本作の主題歌は、アメリカの楽曲「Take Me Home, Country Roads」を日本語で歌ったもの。原曲の作詞・作曲はビル・ダノフ、タフィー・ナイバート、ジョン・デンバーです。
「カントリー・ロード」の制作クレジット
- 原題:Take Me Home, Country Roads
- 原曲の作詞・作曲:Bill Danoff、Taffy Nivert、John Denver
- 日本語訳詞:鈴木麻実子
- 補作:宮崎駿
- 編曲:野見祐二
- 歌:本名陽子
日本語版の制作では、鈴木麻実子が訳詞を担当し、宮崎駿が補作、野見祐二が編曲を手掛けています。
この曲が作品の中で重要なのは、単に映画の雰囲気を盛り上げるための音楽ではないからです。雫が歌詞や音楽に触れ、自分の言葉で表現することに挑戦する流れにも結び付いています。
また、バロンをめぐる想像の世界と、雫たちが暮らす日常の風景をつなぐ役割も果たしています。夢や故郷、自立への思いといった作品のテーマが、音楽を通して印象深く伝わってきます。
本名陽子の歌声と野見祐二の音楽が重なることで、映画を見終わった後にも作品の余韻が残る構成になっています。
【歴代放送日一覧】金曜ロードショーで『耳をすませば』は何回放送された?
『耳をすませば』は、1995年の劇場公開後、金曜ロードショーで繰り返し放送されてきました。
日刊スポーツが2022年の放送時に報じた履歴によると、1996年の初放送から2022年までに、アニメ版は12回放送されています。2026年5月1日の放送は、それに続く13回目に当たります。
アニメ版の歴代テレビ放送日
- 1996年10月11日:初放送
- 1998年10月23日:2回目
- 2000年11月10日:3回目
- 2002年7月19日:4回目
- 2004年3月12日:5回目
- 2006年3月10日:6回目
- 2008年2月22日:7回目
- 2010年7月9日:8回目
- 2013年7月5日:9回目
- 2017年1月27日:10回目
- 2019年1月11日:11回目
- 2022年8月26日:12回目
- 2026年5月1日:13回目
初放送から2010年までは、おおむね2年ごとに放送されていました。その後は2013年、2017年、2019年、2022年と放送間隔に変化が生じています。
2024年5月10日の放送はアニメ版ではなく実写版
歴代放送日を調べる際に、間違えやすいのが2024年5月10日の放送です。
この日に金曜ロードショーで放送された『耳をすませば』は、2022年公開の実写映画版でした。アニメ版の再放送ではありません。
実写版では、大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を松坂桃李が演じています。中学生時代だけでなく、夢を追い続けた10年後の2人の姿を描く物語です。
そのため、アニメ版の放送履歴を整理する場合、2024年5月10日をアニメ版の放送回数に加えるのは正確ではありません。
2026年5月1日の放送は、1995年公開のスタジオジブリによるアニメーション映画です。この違いを理解しておくと、放送記録やキャスト情報を混同せずに済みます。
【2026年最新情報】4Kデジタルリマスター版も劇場上映
2026年の『耳をすませば』には、金曜ロードショーの放送以外にも注目すべき動きがあります。
スタジオジブリは2026年8月17日、監修による4Kデジタルリマスター版の劇場上映を発表しました。対象作品は『耳をすませば』と『借りぐらしのアリエッティ』です。
2026年の劇場上映スケジュール
- IMAX上映:2026年10月23日~11月2日
- 全国拡大上映:2026年10月30日~11月12日
- Dolby Cinema上映:2026年10月30日~11月12日
- 上映地域:全国47都道府県
2026年11月4日現在、IMAX上映期間は終了していますが、全国拡大上映とDolby Cinema上映は11月12日までの予定です。
今回の4Kデジタルリマスターでは、映像の細部がより鮮明になり、雫が空想する物語の世界や、日常の風景が持つ美しさが際立つとスタジオジブリは紹介しています。
特に注目したいのは、聖司が自転車を押しながら雫を家まで送り届ける夜道のシーンです。スタジオジブリが公開したIMAX版オリジナルポスターにも、この印象的な場面が採用されています。
テレビ画面で楽しむ作品と、大きなスクリーンと高精細な映像で鑑賞する作品では、風景や背景美術の受け取り方も変わります。2026年はテレビ放送と劇場上映の両面から、作品を見直す機会が生まれた年です。
【よくある質問】金曜ロードショーの『耳をすませば』に関するFAQ
Q1:金曜ロードショー『耳をすませば』の2026年の放送日はいつでしたか?
A1:2026年5月1日(金)でした。日本テレビ系で21時から23時19分まで放送され、本編ノーカット、25分拡大の編成でした。
Q2:2026年5月1日の『耳をすませば』はノーカット放送でしたか?
A2:はい。日本テレビの番組告知では本編ノーカットと発表されていました。放送枠は21時から23時19分までです。
Q3:月島雫と天沢聖司の声優は誰ですか?
A3:月島雫役は本名陽子、天沢聖司役は高橋一生です。本名陽子は主題歌「カントリー・ロード」も歌っています。
Q4:『耳をすませば』の原作と監督は誰ですか?
A4:原作は柊あおいの漫画です。アニメ映画の監督は近藤喜文で、宮崎駿は製作プロデューサー、脚本、絵コンテを担当しています。
Q5:2024年5月10日に放送された作品と2026年の作品は同じですか?
A5:異なります。2024年は清野菜名と松坂桃李が出演した実写映画版、2026年5月1日は本名陽子と高橋一生が声を担当した1995年公開のアニメ映画版です。
Q6:2026年の4Kデジタルリマスター版はいつまで上映されますか?
A6:IMAX上映は11月2日まででした。全国拡大上映とDolby Cinema上映は11月12日までの予定です。劇場ごとの上映スケジュールは異なります。
まとめ:『耳をすませば』は2026年も色あせない青春映画の名作
2026年5月1日の金曜ロードショーで放送された『耳をすませば』は、21時から23時19分までのノーカット・25分拡大放送でした。1995年の劇場公開から長い時間が経過しても、月島雫と天沢聖司の物語は多くの人に親しまれています。
本名陽子と高橋一生による声の出演、柊あおいの原作漫画、近藤喜文の監督、宮崎駿の脚本・絵コンテ、野見祐二の音楽。それぞれの仕事が組み合わさることで、恋愛だけにとどまらない青春映画が完成しました。
【プロの結論】作品をより深く楽しむための3つの視点
1. 恋愛映画としてだけでなく、成長物語として見る。
雫と聖司の関係だけでなく、雫が自分の才能や将来と向き合う過程に注目すると、作品のテーマがより明確になります。
2. 原作・アニメ・実写版の違いを理解する。
中学生の青春を描いた1995年のアニメ版と、10年後の人生まで描く2022年の実写版は、それぞれ異なる魅力を持っています。視聴する目的に応じて作品を選ぶと、物語をより深く味わえます。
3. 音楽と映像美にも注目する。
「カントリー・ロード」の歌詞や旋律、地球屋の美術、雫の空想世界など、物語の背景にある表現にも見どころがあります。2026年の4Kデジタルリマスター版は、こうした映像の魅力を改めて楽しむ機会になっています。
夢を持つことの難しさ、自分と他人を比べてしまう気持ち、そして一歩踏み出す勇気。『耳をすませば』が長く愛されてきた理由は、こうした誰もが経験し得る感情を、まっすぐな物語として描いているからです。
2026年の金曜ロードショー放送をきっかけに、もう一度作品を見返す人にとっても、新しい世代の視聴者にとっても、雫と聖司の青春はこれからも心に残る物語であり続けるでしょう。
主な確認資料: 日本テレビ「金曜ロードシネマクラブ」2026年放送告知・番組情報、スタジオジブリ公式作品情報・4K上映発表、ディズニー公式作品情報、日刊スポーツの歴代放送記録。