2026年2月1日、大分県で開催された第74回別府大分毎日マラソン大会。注目を集めた男子マラソンは、エチオピアのゲタチョウ・マスレシャが2時間6分49秒で優勝した。日本人トップはGMOインターネットグループの吉田祐也で、2時間6分59秒の総合2位。青山学院大学の黒田朝日も2時間7分03秒で総合3位に入り、日本人2位となった。
今大会はMGCシリーズ2025-26の男子G1に指定された重要なレースでもある。福谷颯太、井上大仁、古賀淳紫、溜池一太も好記録を残し、ロサンゼルス五輪代表選考会につながるMGC出場権を獲得した。日本陸上競技連盟の公式記録表をもとに、最終順位、上位選手のタイム、レース展開、MGC出場権獲得者、RUNNETでの記録証確認方法まで整理する。
【第74回別大マラソン結果】マスレシャが優勝、吉田祐也が日本人トップ
第74回別府大分毎日マラソンは、2026年2月1日(日)に開催された。42.195kmの男子マラソンでは、海外招待選手と国内トップクラスの実業団・大学ランナーが競い合った。
大会の概要は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第74回別府大分毎日マラソン大会 |
| 開催日 | 2026年2月1日 |
| 開催地 | 大分県別府市・大分市 |
| 距離 | 42.195km |
| スタート | 大分市高崎山・うみたまご前 |
| フィニッシュ | ジェイリーススタジアム |
| スタート時刻 | 12時00分 |
| シリーズ | MGCシリーズ2025-26 |
| グレード | 男子G1 |
レースを制したのは、エチオピアのゲタチョウ・マスレシャ。2時間6分49秒という好記録でフィニッシュした。
2位には吉田祐也が2時間6分59秒で入り、日本人トップを獲得。優勝したマスレシャとの差はわずか10秒だった。
3位は青山学院大学の黒田朝日。記録は2時間7分03秒で、吉田との差はわずか4秒。海外選手を含めた総合順位でも表彰台に立った。
特に注目したいのは、日本人選手の上位争いが非常にハイレベルだったことだ。日本人上位6人が全員2時間8分を切る記録でフィニッシュし、MGC出場権を手にしている。
【別大マラソン男子リザルト】最終順位と上位10選手の記録一覧
日本陸連の公式記録表と大会結果を照合した、男子上位10選手の最終順位は以下のとおり。
| 総合順位 | 選手名 | 所属・国 | 記録 | MGC |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ゲタチョウ・マスレシャ | エチオピア | 2:06:49 | ― |
| 2位 | 吉田祐也 | GMOインターネットグループ | 2:06:59 | 獲得 |
| 3位 | 黒田朝日 | 青山学院大学 | 2:07:03 | 獲得 |
| 4位 | 福谷颯太 | 黒崎播磨 | 2:07:11 | 獲得 |
| 5位 | 井上大仁 | 三菱重工 | 2:07:36 | 獲得 |
| 6位 | 古賀淳紫 | 安川電機 | 2:07:46 | 獲得 |
| 7位 | 溜池一太 | 中央大学 | 2:07:59 | 獲得 |
| 8位 | モハメド・レダ・エルアーラビ | モロッコ | 2:08:01 | ― |
| 9位 | 聞谷賢人 | トヨタ紡織 | 2:08:17 | ― |
| 10位 | 白川陽大 | 中央大学 | 2:08:48 | ― |
※記録は公式記録表のフィニッシュタイム。MGC欄は今大会での出場権獲得を示す。
吉田祐也:2時間6分59秒で日本人トップ
吉田祐也はGMOインターネットグループ所属。東京世界選手権代表としても実績を持つ実力者だ。
今大会では総合2位、日本人トップという結果を残した。
優勝したマスレシャには10秒及ばなかったものの、2時間6分台でのフィニッシュは国内トップレベルの競争力を示す内容だった。
黒田朝日:2時間7分03秒で総合3位
青山学院大学の黒田朝日は、学生ランナーとして注目を集めた。
記録は2時間7分03秒。吉田とは4秒差で、終盤まで日本人トップ争いを演じた。
箱根駅伝での活躍に続き、フルマラソンでもトップ選手と競り合える力を示したことは、今後の競技人生を考えるうえでも大きな意味を持つ。
福谷颯太・井上大仁・古賀淳紫も好記録
4位の福谷颯太は2時間7分11秒。黒崎播磨所属の選手で、日本人3位に入った。
5位の井上大仁は2時間7分36秒。三菱重工所属で、これまで国際大会でも経験を積んできた実力者だ。
6位の古賀淳紫は2時間7分46秒。安川電機所属で、上位集団に食らいつきながらMGC出場権を獲得した。
7位の溜池一太は2時間7分59秒。中央大学所属の学生ランナーで、初マラソンながら日本人6位という結果を残した。
【レース展開を検証】マスレシャの独走と吉田・黒田の4秒差
今回の別大マラソンを振り返るうえで重要なのは、30km以降の展開だ。
日本陸連の公式記録表によると、先頭を走るマスレシャは30kmを1時間29分46秒で通過。その時点では吉田、黒田を含む有力選手も接近した位置にいた。
35km地点では、マスレシャが1時間44分33秒。吉田と黒田はともに1時間44分47秒で通過している。
この時点で両者とマスレシャの差は14秒。日本人選手が優勝争いに食い込めるかどうかが焦点となった。
40km地点ではマスレシャが2時間00分01秒、吉田が2時間00分11秒、黒田が2時間00分10秒だった。
最後まで吉田と黒田が追い上げたものの、マスレシャはリードを守り切って優勝した。
勝負を分けた吉田祐也のペース判断
日本陸連の公式インタビューで、吉田は33km過ぎの判断について具体的に説明している。
今回は優勝することと、MGC出場権を獲ることを目標にしていました。
吉田は、追い風に乗って無理にペースを上げると、35km以降の向かい風で脚が止まる可能性があると考えていたという。
そのため、力を小出しにしながら、向かい風の中で徐々にマスレシャへ追いつく戦略を選択した。
このコメントからも、単純にスピードを上げるだけではなく、42.195km全体を見据えたペース配分が重要だったことが分かる。
一方、黒田も吉田と最後まで競り合い、わずか4秒差で総合3位となった。
今回の結果は、学生ランナーが実業団のトップ選手と同じ舞台で戦えることを示すものでもあった。
【MGC出場権獲得者一覧】日本人上位6人がロサンゼルス五輪への切符を獲得
今大会で特に重要だったのが、MGCシリーズ2025-26における出場権争いだ。
MGCはマラソングランドチャンピオンシップの略称で、2028年ロサンゼルスオリンピックのマラソン日本代表選考につながる大会である。
第74回別府大分毎日マラソンは男子G1に指定されており、男子の基本的なMGC進出条件は次のとおり。
- 日本人順位1位から6位までに入ること。
- 2時間9分00秒以内でフィニッシュすること。
今大会では、以下の6人が条件を満たした。
【2026年別大マラソン・MGC出場権獲得者】
1. 吉田祐也:2時間6分59秒(総合2位・日本人1位)
2. 黒田朝日:2時間7分03秒(総合3位・日本人2位)
3. 福谷颯太:2時間7分11秒(総合4位・日本人3位)
4. 井上大仁:2時間7分36秒(総合5位・日本人4位)
5. 古賀淳紫:2時間7分46秒(総合6位・日本人5位)
6. 溜池一太:2時間7分59秒(総合7位・日本人6位)
ここで注意したいのは、MGC出場権の対象が総合順位の上位6人ではないことだ。
優勝したマスレシャはエチオピアの選手。そのため、日本人順位では吉田が1位、黒田が2位となり、日本人6位の溜池は総合7位でも出場権を獲得した。
つまり、総合7位までの日本人選手6人がMGC出場権を獲得したということになる。
溜池一太は初マラソンで中央大学記録を更新
今回の6人の中でも、特に注目したいのが中央大学の溜池一太だ。
溜池は初マラソンで2時間7分59秒を記録。総合7位、日本人6位に入り、MGC出場権を獲得した。
加えて、この記録は中央大学の従来記録だった2時間8分12秒を13秒更新するものだった。
2003年に藤原正和監督が記録した大学記録を23年ぶりに塗り替えたことに加え、学生歴代5位に相当する好記録となった。
初めての42.195kmでこれだけの結果を残したことは、大学長距離界にとっても大きなニュースだ。
MGCは2027年10月3日に名古屋で開催予定
日本陸上競技連盟は、ロサンゼルス五輪のマラソン代表選考競技会となるMGCについて、2027年10月3日に愛知県・名古屋市で開催すると発表している。
今回の別大マラソンで出場権を獲得した6人は、その舞台につながる重要な資格を手にした。
ただし、MGC出場権の獲得は、そのままロサンゼルス五輪代表への内定を意味するものではない。MGC本番やファストパスなど、別途定められた代表選考条件がある。
【公式記録証の確認方法】別大マラソンの結果はRUNNETでチェック
第74回別府大分毎日マラソンの記録を確認する場合は、日本陸連の公式記録表とRUNNETの大会結果ページを使い分けると分かりやすい。
RUNNETで確認できる情報
RUNNETの大会結果ページでは、2026年2月1日開催の第74回別府大分毎日マラソンについて、男子マラソンのリーダーボードが公開されている。
主に確認できる項目は次のとおり。
- 種目別順位
- ゼッケン番号
- 選手名
- 所属チーム
- ネットタイム
- グロスタイム
- 総合順位
- WEB完走証
- 個人の記録詳細
上位選手の記録についても、RUNNETのリーダーボードで確認できる。
WEB完走証を確認する手順
参加者が自身の記録証を確認する場合は、次の流れになる。
1. RUNNETの第74回別府大分毎日マラソン大会の結果ページを開く。
2. 男子マラソンのリーダーボードを表示する。
3. 自分の氏名やゼッケン番号から該当する記録を探す。
4. 該当行にある「WEB完走証」を選択する。
5. 表示された記録証の内容を確認する。
大会結果ページでは、上位選手についてもWEB完走証の項目が表示されている。
グロスタイムとネットタイムの違いに注意
RUNNETで結果を確認する際に間違えやすいのが、グロスタイムとネットタイムの違いだ。
| 記録の種類 | 意味 |
|---|---|
| グロスタイム | スタートの号砲からフィニッシュまでの時間 |
| ネットタイム | 各ランナーがスタートラインを通過してからフィニッシュするまでの時間 |
今回の上位3人を例にすると、RUNNETの表示は以下のとおり。
- マスレシャ:ネット2時間6分48秒/グロス2時間6分49秒
- 吉田祐也:ネット2時間6分58秒/グロス2時間6分59秒
- 黒田朝日:ネット2時間7分02秒/グロス2時間7分03秒
大会の順位や公式記録を比較する場合は、どちらのタイムを見ているのかを確認することが大切だ。
また、RUNNETのWEB完走証と日本陸連の大会公式記録表は役割が異なる。個人の完走記録を確認するならRUNNET、上位選手の正式な順位やMGC獲得状況、5kmごとの通過記録を調べるなら日本陸連の公式記録表が便利だ。
【別大マラソン結果2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の別大マラソンの優勝者は誰ですか?
A1:エチオピアのゲタチョウ・マスレシャです。2026年2月1日の第74回別府大分毎日マラソンで2時間6分49秒を記録し、優勝しました。
Q2:吉田祐也の順位とタイムは?
A2:総合2位、日本人トップです。GMOインターネットグループ所属で、記録は2時間6分59秒でした。
Q3:黒田朝日の別大マラソンの結果は?
A3:2時間7分03秒で総合3位、日本人2位でした。吉田祐也とは4秒差でフィニッシュしています。
Q4:福谷颯太、井上大仁、古賀淳紫、溜池一太の結果は?
A4:福谷颯太は4位で2時間7分11秒、井上大仁は5位で2時間7分36秒、古賀淳紫は6位で2時間7分46秒、溜池一太は7位で2時間7分59秒でした。4人ともMGC出場権を獲得しています。
Q5:別大マラソンでMGC出場権を獲得した選手は何人ですか?
A5:日本人選手6人です。吉田祐也、黒田朝日、福谷颯太、井上大仁、古賀淳紫、溜池一太が獲得しました。
Q6:溜池一太はなぜ総合7位でもMGCに出場できるのですか?
A6:MGCの基本条件は男子G1大会における日本人順位1~6位かつ2時間9分00秒以内です。外国人選手のマスレシャが優勝したため、溜池は総合7位でも日本人6位となり、条件を満たしました。
Q7:別大マラソンの公式記録証はどこで確認できますか?
A7:RUNNETの第74回別府大分毎日マラソン大会の結果ページで確認できます。参加者は男子マラソンのリーダーボードから自身の記録を探し、「WEB完走証」の項目を選択してください。
まとめ:別大マラソン2026は日本人6選手のMGC獲得が大きな成果
2026年2月1日に開催された第74回別府大分毎日マラソンは、ゲタチョウ・マスレシャが2時間6分49秒で優勝した。
日本人トップは吉田祐也の2時間6分59秒。黒田朝日も2時間7分03秒で総合3位に入り、福谷颯太、井上大仁、古賀淳紫、溜池一太までが日本人上位6人に入った。
今回の大会で特に評価すべき要点は3つある。
第一に、吉田が国際レベルの優勝争いを演じ、日本人トップとして結果を残したこと。第二に、黒田が学生ランナーとして2時間7分03秒という好記録を達成したこと。第三に、溜池が初マラソンで中央大学記録を更新し、MGC出場権まで獲得したことだ。
そして、6人が獲得したMGC出場権は、2027年10月3日に名古屋で開催されるロサンゼルス五輪代表選考会につながっていく。
別大マラソンの結果を調べる際は、総合順位と日本人順位を混同せず、グロスタイムとネットタイムも区別することがポイントとなる。日本陸連の公式記録表とRUNNETのWEB完走証を併用すれば、上位選手のリザルトから個人の完走記録まで正確に確認できる。