2026年11月3日に名古屋で開催されたRIZINの大みそか大会カード発表会見では、平本蓮の出場についても質問が飛んだ。
対象となる大会は、12月31日(木)にバンテリンドーム ナゴヤで開催される「超RIZIN.6 師走の尾張名古屋下剋上祭り」。第1弾カードとして朝倉未来対ルイス・グスタボ、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ対秋元強真、鈴木千裕対YA-MANなどが発表された。
しかし、この段階で平本蓮の対戦カードは発表されていない。大会への出場可能性が残されていることと、試合が正式決定したことは区別する必要がある。
榊原信行CEOが大みそか参戦の可能性に言及
会見後の囲み取材では、平本蓮とクレベル・コイケの大みそか参戦について質問が出た。両者はSNS上でも応酬を繰り広げており、対戦実現への関心が高まっていた。
これに対し、RIZINの榊原信行CEOは次のように答えている。
「はい、そうです」
これは、平本とクレベルの大みそか参戦の可能性がゼロではないかという質問に対する回答だ。
榊原CEOは、残る対戦カードについて11月8日のRIZIN.55の結果も踏まえて編成すると説明。大会全体の試合数についても、15試合から16試合になる可能性に触れている。
つまり、平本蓮には年末参戦の可能性が残っているものの、対戦相手、試合形式、契約階級などは未確定だ。
2026年の試合日程・発表状況
大みそか参戦を判断するうえで、今後の要点は11月8日のRIZIN.55と、その後の追加カード発表だ。榊原CEO自身が大会結果を見て最終編成に動くと説明しているため、次の発表が注目される。
【最新試合結果】平本蓮がダウトベックに判定2-1で勝利!超RIZIN.5を振り返る
2026年9月10日、京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」。平本蓮は第6試合でカザフスタンのカルシャガ・ダウトベックと対戦した。
試合はフェザー級66kg契約、RIZIN MMAルールの5分3ラウンド。結果は平本蓮の判定2-1勝利だった。
2024年7月の朝倉未来戦以来、約774日ぶりとなるMMAの試合だっただけに、復帰戦の結果は大きな意味を持つ。しかも相手は打撃力とフィジカルを武器とする強豪ダウトベック。簡単な試合ではなかった。
1ラウンド:ダウトベックのテイクダウンと強烈な打撃
試合開始から平本は左ストレートを狙い、前進する姿勢を見せた。しかし、ダウトベックはタックルを織り交ぜながら試合を組み立て、複数回のテイクダウンを成功させる。
スタンドでもダウトベックの左ストレートが平本を捉え、平本がバランスを崩す場面があった。初回はダウトベックが試合の主導権を握った印象の強いラウンドとなった。
2ラウンド:構えを変更して反撃
2ラウンドに入ると、平本はオーソドックスへ構えを変更。右足を使ったインカーフキックを繰り出し、ダウトベックの前進を抑えようとした。
ダウトベックは引き続き組みつきからテイクダウンを狙ったが、平本も立ち上がり、相手の攻撃を切る場面を増やしていく。
打撃と組み技の攻防が続き、試合の流れが少しずつ変化したラウンドだった。
3ラウンド:最後まで続いた攻防と判定決着
最終ラウンドでもダウトベックはタックルを繰り返し、平本をグラウンドに引き込もうとした。一方の平本は蹴りやボディへの攻撃で応戦し、最後まで勝負を諦めなかった。
最終的なジャッジの採点は以下の通り。
- ジャッジ1:29-28で平本蓮
- ジャッジ2:29-27でカルシャガ・ダウトベック
- ジャッジ3:29-28で平本蓮
2人のジャッジが平本を支持し、判定2-1で勝利が確定した。RIZIN公式試合結果にも、この採点が掲載されている。
注目したいのは、単に勝利したという結果だけではない。ダウトベックの組み技に苦しみながらも、構えを変更し、蹴りを使って試合を修正した点だ。MMAファイターとしての対応力を試された一戦だった。
ただし、KO勝利ではなく僅差の判定だったことも事実。今後フェザー級上位を狙うなら、テイクダウンへの対応やグラウンドでの防御をさらに磨く必要がある。
【平本蓮のMMA戦績】これまでの経歴とキャリアの転換点
平本蓮は1998年6月27日生まれ。キックボクシングで頭角を現し、その後MMAへ活動の軸を移した格闘家だ。RIZINではフェザー級を主戦場としている。
RIZIN公式プロフィールには、RIZIN戦績として8戦5勝3敗と表示されている。ただし、掲載されている個別履歴には立ち技の特別ルールやエキシビションも含まれるため、MMAだけの勝敗と混同しないことが大切だ。
主な試合とキャリアの変化
この経歴で大きな転換点となったのが、2024年7月28日の朝倉未来戦だ。平本は強烈な打撃を武器に朝倉を1ラウンドでTKO。RIZINのメインイベントで大きな勝利を手にした。
しかし、その後に予定されていた朝倉との再戦は実現しなかった。2025年3月、RIZINは平本の右肩の外傷性肩関節不安定症による欠場を発表。手術を受け、全治6カ月と診断されたことが報じられている。
2026年5月の皇治戦はMMAの勝敗に含まれる?
ここは戦績を調べる読者が間違えやすいポイントだ。
2026年5月10日のRIZIN.53で平本は皇治と対戦したが、これは通常のMMAではない。3分3ラウンドのスタンディングバウト特別ルールで行われ、判定なしの引き分けとなった。
そのため、皇治戦のドローと9月のダウトベック戦の勝利は、競技形式を分けて把握する必要がある。MMAへの本格復帰を示したのは、あくまで9月のダウトベック戦だった。
【朝倉未来と平本蓮の再戦は?】大みそかの対戦カードから読み解く可能性
平本蓮の試合を語るうえで、朝倉未来との再戦は外せないテーマだ。
両者は2024年7月の「超RIZIN.3」で対戦し、平本が1ラウンドTKO勝利を収めた。その後、2025年5月4日の東京ドーム大会「THE MATCH 2」で再戦が予定されていたが、平本の右肩負傷によって中止となった。
榊原CEOは再戦についてどう説明していた?
2026年9月11日、超RIZIN.5終了後の総括で、榊原CEOは朝倉未来対平本蓮の再戦について言及した。
「未来VS蓮という可能性も、大みそかにしっかり可能性としてはある中で、両選手と話し合って決めたいと思います」
ただし、朝倉には右手の負傷が懸念されていた。榊原CEOも、負傷した状態で試合をするより、十分な準備期間を確保した方がよい可能性に触れていた。
11月3日の発表で状況が変わった
その後、11月3日の超RIZIN.6発表会見で、朝倉未来の対戦相手はルイス・グスタボに決定した。
つまり、9月時点で榊原CEOが語った朝倉対平本の再戦可能性と、11月3日時点の実際のカード編成は別の状況になっている。
現時点では、朝倉未来はグスタボ戦に出場する予定であり、平本との大みそか再戦は発表されていない。少なくとも今回発表されたカードを見て、朝倉と平本の再戦が決定したと判断することはできない。
もっとも、両者の対戦が将来的に消滅したわけではない。2025年に中止された試合の経緯もあり、十分な準備期間を設けたうえで再び組まれる可能性は残っている。
【平本蓮の次の対戦相手候補】クレベル、ダウトベックとの再戦説を検証
平本蓮の次戦を考える際、注目したいのは対戦相手との関係性だ。現在話題に上がっているのは、クレベル・コイケやカルシャガ・ダウトベックとの関係である。
クレベル・コイケ:SNSでの応酬が新たな火種に
クレベル・コイケは、フェザー級で実績を持つグラップラー。寝技を得意とする選手であり、打撃主体の平本とは異なるタイプのファイターだ。
2026年11月3日の会見前後には、クレベルと平本がSNS上で応酬を展開していたことが報じられた。榊原CEOも両者の大みそか参戦について可能性を残している。
仮に対戦が実現すれば、平本にとってはダウトベック戦とは異なる課題が生まれる。特に寝技への対応力は、勝敗を左右する大きなポイントになりそうだ。
カルシャガ・ダウトベック:再戦で決着をつける可能性
9月に対戦したダウトベックとの再戦も、話題になり得るカードだ。
初戦は判定2-1という接戦だった。ダウトベックがテイクダウンを重ねた一方、平本は構えの変更や蹴りを使って対応。ジャッジの評価が分かれる内容となった。
こうした結果から再戦を期待する声が出るのは自然だが、両者の再戦が決定したという公式発表はない。
再戦が組まれるなら、平本がテイクダウンをどこまで防げるのか、ダウトベックが前回と同じ戦術を採用するのかが見どころとなる。
次戦候補を見極めるための比較
この3人はそれぞれ異なる背景を持つ。クレベルは新たな対戦カードとしての話題性、ダウトベックは前戦の決着、朝倉は過去の因縁という違いがある。
ただし、話題性やファンの期待だけで対戦決定を判断することはできない。正式なカード発表が出るまでは、それぞれの可能性を分けて考える必要がある。
【プロの結論】平本蓮の2026年は復活から次のステージへ進む重要な時期
2026年の平本蓮を評価するうえで、最も重要なのは9月のダウトベック戦でMMA復帰を果たしたことだ。
2024年の朝倉未来戦で大きな注目を集めた一方、右肩の負傷によって長期離脱を経験。2026年5月には立ち技ルールでリングに戻り、9月にはMMAで判定勝利を手にした。
ここまでの流れを見ると、平本のキャリアは単純な勝敗以上に、競技復帰と実戦経験の積み直しという側面が大きい。
今後の試合で注目したい3つの評価ポイント
1. テイクダウンディフェンスの改善
ダウトベック戦では、相手の組みつきとテイクダウンに苦しんだ。フェザー級の上位選手と戦うなら、打撃を当てるだけでなく、組み技への対応も求められる。
2. 3ラウンドを通した試合運び
KOを狙う攻撃力は平本の魅力だが、MMAでは判定まで戦う能力も欠かせない。ダウトベック戦で見せた構えの変更や蹴りの使い分けを、さらに安定させられるかが注目点となる。
3. 継続的な試合出場
負傷による長期離脱を経験した選手にとって、コンディションを維持しながら試合を重ねることは大きな課題だ。無理な復帰よりも、十分な準備期間を確保して実力を発揮することが重要になる。
また、RIZINのカード編成には大会全体の構成や選手の負傷状況も関係する。榊原CEOが11月8日の大会結果を踏まえて最終調整すると説明したことからも、年末のカードはまだ流動的だ。
読者が今後の情報を確認するときは、次の3段階を意識すると混乱しにくい。
- 正式決定: RIZIN公式の対戦カードに選手名と対戦相手が掲載された状態。
- 参戦可能性: 榊原CEOなど関係者が出場の可能性に言及した状態。
- 対戦予想・噂: SNS上の応酬やファンの予想をもとにした段階。
特に「大みそか参戦の可能性がある」という発言を「対戦カードが決まった」と解釈しないことが大切だ。
【平本蓮の試合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平本蓮の次の試合はいつですか?
A1:2026年11月3日時点では次戦の日程は正式発表されていない。次の参戦候補として注目されるのは12月31日の超RIZIN.6だ。
Q2:平本蓮は2026年の大みそかに出場しますか?
A2:榊原信行CEOは11月3日の会見で参戦の可能性を否定しなかった。ただし、出場決定や対戦相手の発表には至っていない。
Q3:平本蓮の最新試合結果は?
A3:2026年9月10日の超RIZIN.5でカルシャガ・ダウトベックに判定2-1で勝利した。66kg契約のMMAルールで行われた3ラウンドの試合だった。
Q4:平本蓮と朝倉未来の再戦は決定していますか?
A4:決定していない。2025年5月に予定されていた再戦は平本の右肩負傷で中止となった。2026年11月3日時点では、朝倉未来の大みそかの対戦相手はルイス・グスタボと発表されている。
Q5:平本蓮の次の対戦相手は誰になりそうですか?
A5:クレベル・コイケとの対戦やダウトベックとの再戦が話題になるが、いずれも正式決定していない。榊原CEOは平本の大みそか参戦の可能性を残している。
Q6:平本蓮はダウトベックにKO勝ちしたのですか?
A6:KOではなく、3ラウンド終了後の判定2-1で勝利した。ジャッジ3人のうち2人が平本を支持した。
まとめ:平本蓮の次戦は正式発表待ち、大みそか参戦に注目
2026年11月3日時点で、平本蓮は9月10日の超RIZIN.5でカルシャガ・ダウトベックに判定2-1で勝利し、MMA復帰を果たしている。
大みそかの超RIZIN.6については、榊原信行CEOが参戦の可能性を否定していない。しかし、平本の対戦カードは発表されておらず、朝倉未来との再戦も決定していない。
今後の注目要点は、11月8日のRIZIN.55終了後のカード編成と、RIZINからの追加発表だ。
平本蓮にとって次の試合は、復帰後の実力を証明し、フェザー級で再び存在感を高める機会になる。クレベルとの新たな因縁なのか、ダウトベックとの再戦なのか、それとも別の強豪との対戦なのか。正式発表によって2026年最後の展開がどう変わるかに注目したい。