第102回大会の総合優勝は青山学院大学。記録は10時間37分34秒で、2025年の第101回大会に同大学が樹立した10時間41分19秒を3分45秒更新した。
國學院大學は10時間40分07秒で2位。こちらも従来の大会記録を上回る好タイムだった。3位には順天堂大学が入り、早稲田大学、中央大学、駒澤大学が続いた。
以下が東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトに掲載された総合順位と往路・復路の確定記録だ。
記録は時:分:秒。関東学生連合はオープン参加のため、総合順位には含まれない。出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト。
上位3校の結果を比較
1位・青山学院大学
往路、復路、総合のすべてで大会新記録を達成した。往路から復路まで安定して首位を維持し、最終的には2位の國學院大學に2分33秒差をつけた。
2位・國學院大學
総合10時間40分07秒。往路4位から復路2位へと順位を上げ、大学史上最高の箱根駅伝総合順位を記録した。従来の大会記録も上回っている。
3位・順天堂大学
往路6位から総合3位へ浮上。復路も4位と安定した走りを見せ、上位の常連校である早稲田大学、中央大学、駒澤大学を上回った。
【往路・復路の順位と記録】青学大が両日とも大会新を達成
2026年大会の大きな特徴は、青山学院大学が往路と復路の両方でトップを獲得したことだ。片方の区間だけで優位に立ったのではなく、217.1km全体を通じて高い水準の走りを続けた。
往路順位:青山学院大が早稲田大を18秒上回る
往路は青山学院大学が5時間18分08秒で優勝。2位の早稲田大学は5時間18分26秒で、その差はわずか18秒だった。
| 順位 | 大学 | 往路記録 |
|---|---|---|
| 1 | 青山学院大学 | 5:18:08 |
| 2 | 早稲田大学 | 5:18:26 |
| 3 | 中央大学 | 5:19:44 |
| 4 | 國學院大學 | 5:20:02 |
| 5 | 城西大学 | 5:20:20 |
| 6 | 順天堂大学 | 5:21:49 |
| 7 | 駒澤大学 | 5:23:00 |
| 8 | 創価大学 | 5:24:02 |
| 9 | 日本大学 | 5:25:00 |
| 10 | 東海大学 | 5:26:10 |
往路の段階では早稲田大学が2位につけ、國學院大學は4位、順天堂大学は6位だった。青山学院大学も序盤から独走したわけではなく、5区で大きく順位を変えている。
復路順位:國學院大が2位、駒澤大が3位
復路では青山学院大学が5時間19分26秒を記録。國學院大學も5時間20分05秒の復路新記録を樹立し、2位に入った。
| 順位 | 大学 | 復路記録 |
|---|---|---|
| 1 | 青山学院大学 | 5:19:26 |
| 2 | 國學院大學 | 5:20:05 |
| 3 | 駒澤大学 | 5:21:50 |
| 4 | 順天堂大学 | 5:22:06 |
| 5 | 帝京大学 | 5:22:50 |
| 6 | 中央大学 | 5:24:47 |
| 7 | 城西大学 | 5:25:57 |
| 8 | 早稲田大学 | 5:26:03 |
| 9 | 日本体育大学 | 5:26:38 |
| 10 | 神奈川大学 | 5:26:44 |
特に注目したいのが帝京大学だ。往路17位から復路5位という成績を残し、総合9位まで順位を押し上げた。往路で出遅れたチームが復路でどれだけ挽回できるかも、箱根駅伝の醍醐味である。
【全10区間の区間賞一覧】黒田朝日が5区、佐藤圭汰が10区で区間新
第102回大会では、山上りの5区で青山学院大学の黒田朝日が区間新記録を樹立。最終10区では駒澤大学の佐藤圭汰が区間新をマークした。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの区間賞選手リストに基づく全10区間の結果は以下の通りだ。
| 区間 | 距離 | 区間賞選手 | 大学 | 記録 |
|---|---|---|---|---|
| 1区 | 21.3km | 青木瑠郁 | 國學院大 | 1:00:28 |
| 2区 | 23.1km | キムタイ | 城西大 | 1:05:09 |
| 3区 | 21.4km | 本間颯 | 中央大 | 1:00:08 |
| 4区 | 20.9km | 鈴木琉胤 | 早稲田大 | 1:00:01 |
| 5区 | 20.8km | 黒田朝日 | 青山学院大 | 1:07:16 |
| 6区 | 20.8km | 小池莉希 | 創価大 | 56:48 |
| 7区 | 21.3km | 高山豪起 | 國學院大 | 1:00:54 |
| 8区 | 21.4km | 塩出翔太 | 青山学院大 | 1:03:45 |
| 9区 | 23.1km | 佐藤有一 | 青山学院大 | 1:07:38 |
| 10区 | 23.0km | 佐藤圭汰 | 駒澤大 | 1:07:31 |
は公式記録で区間新記録となった区間。記録は時:分:秒。2区のキムタイは公式表記。
黒田朝日:5区で1時間07分16秒の区間新
黒田朝日の走りは、第102回大会を象徴するパフォーマンスの一つだった。
青山学院大学は4区終了時点で往路5位。先頭を追う立場だったが、山上りの5区で黒田が区間新記録を樹立し、チームを往路首位へ押し上げた。
5区は標高差の大きい特殊な区間であり、平地のスピードだけでは攻略できない。持久力、登坂能力、ペース配分が求められる。黒田の1時間07分16秒は、青山学院大学の往路優勝を決定づける重要な結果となった。
佐藤圭汰:10区で1時間07分31秒の区間新
佐藤圭汰は、最終10区で従来の区間記録を19秒更新する走りを見せた。駒澤大学は総合6位だったものの、個人としては大会の最後を飾る記録を残した。
佐藤は前年の第101回大会で7区の区間記録を保持しており、今回の10区でも新記録を樹立。異なる区間で記録を残す実力を示した。
第102回大会は5区間で区間新
公式の区間賞一覧では、1区、2区、5区、8区、10区の5区間に新記録の印が付いている。
また、1区では区間賞の青木瑠郁に加え、中央大学の藤田大智も従来の記録を更新。オープン参加の関東学生連合にも参考記録が生まれるなど、記録面で見どころの多い大会だった。
【青学大3連覇の理由と上位校の明暗】5区の逆転が勝負を変えた
青山学院大学の3連覇を語るうえで重要なのは、単純な区間賞の数ではない。序盤の出遅れを大きな失速につなげず、山上りで首位に立ち、その後もトップを守り切ったチーム全体の安定感だ。
青山学院大学は序盤16位から往路優勝へ
公式の大学別記録を見ると、青山学院大学は1区16位、2区11位、3区8位、4区5位と順位を上げている。5区で黒田朝日が区間新を記録し、往路優勝を実現した。
その後も6区3位、7区3位、8区1位、9区1位、10区2位と安定した区間成績を重ね、総合優勝を確実なものにした。
個人の突出した走りと、他の選手が大きく崩れない走り。その両方がそろったことが、10時間37分34秒という記録につながった。
國學院大學は大学史上最高の総合2位
國學院大學は、往路4位から総合2位まで浮上。復路では5時間20分05秒という復路新記録を記録した。
1区の青木瑠郁が区間新記録で区間賞を獲得し、7区の高山豪起も区間賞を獲得。前半と後半にそれぞれ区間賞を配置した戦い方が、総合順位を押し上げる要因となった。
國學院大學陸上競技部の公式結果発表でも、総合2位は大学最高順位であり、箱根駅伝史上歴代2位のタイムと説明されている。
順天堂大学は往路6位から総合3位へ
順天堂大学の注目点は、復路で順位を着実に上げたことだ。往路終了時は6位だったが、復路4位の成績を残し、最終的に総合3位を確保した。
早稲田大学は往路2位から総合4位、中央大学は往路3位から総合5位となった。わずかなタイム差が順位に直結する上位争いの厳しさが表れた結果でもある。
【シード権争い・歴代大会記録】日本大学が10位を死守、11位との差は55秒
箱根駅伝で総合優勝と同じくらい注目されるのが、翌年の本大会出場に直結するシード権争いだ。
第102回大会では、総合10位の日本大学がシード権を獲得。11位の中央学院大学は55秒差で届かなかった。
2027年大会のシード権を獲得した10校
| 順位 | 大学 | 総合記録 |
|---|---|---|
| 1 | 青山学院大学 | 10:37:34 |
| 2 | 國學院大學 | 10:40:07 |
| 3 | 順天堂大学 | 10:43:55 |
| 4 | 早稲田大学 | 10:44:29 |
| 5 | 中央大学 | 10:44:31 |
| 6 | 駒澤大学 | 10:44:50 |
| 7 | 城西大学 | 10:46:17 |
| 8 | 創価大学 | 10:51:40 |
| 9 | 帝京大学 | 10:53:15 |
| 10 | 日本大学 | 10:53:56 |
11位の中央学院大学は10時間54分51秒。日本大学とのタイム差は55秒だった。
中央学院大学は大学新記録を更新しながらも、惜しくもシード権を逃した。同大学の公式結果報告でも、総合11位でシード権を獲得できなかったことが発表されている。
10位争いはなぜ注目されるのか
箱根駅伝では、総合10位以内に入ると翌年の本大会出場権を得られる。11位以下の大学は、原則として予選会から本大会への出場を目指さなければならない。
そのため、優勝争いとは別に、10位と11位の境界では最後まで激しい順位争いが繰り広げられる。
2026年大会では日本大学が10位を守り、中央学院大学は55秒及ばなかった。総合優勝を争うチームとは異なる緊張感が、シード権争いにはある。
箱根駅伝の歴代大会記録と青学大の優勝回数
青山学院大学の10時間37分34秒は、第102回大会終了時点で歴代最速の総合記録となった。
| 歴代順位 | 大会 | 大学 | 総合記録 |
|---|---|---|---|
| 1 | 第102回・2026年 | 青山学院大学 | 10:37:34 |
| 2 | 第101回・2025年 | 青山学院大学 | 10:41:19 |
| 3 | 第100回・2024年 | 青山学院大学 | 10:41:25 |
| 4 | 第98回・2022年 | 青山学院大学 | 10:43:42 |
| 5 | 第96回・2020年 | 青山学院大学 | 10:45:23 |
特筆すべきは、歴代総合タイムランキングの上位5記録を青山学院大学が独占していることだ。第100回から第102回までの3大会連続で総合優勝を果たし、しかも2026年には過去の自己記録を大幅に更新した。
また、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの優勝回数ランキングによると、青山学院大学は通算9回の優勝で歴代6位。第102回大会の優勝によって、2015年、2016年、2017年、2018年に続く、同大学2度目の3連覇を達成した。
| 歴代順位 | 大学 | 優勝回数 |
|---|---|---|
| 1 | 中央大学 | 14回 |
| 2 | 早稲田大学 | 13回 |
| 3 | 日本大学 | 12回 |
| 4 | 順天堂大学 | 11回 |
| 5 | 日本体育大学 | 10回 |
| 6 | 青山学院大学 | 9回 |
| 7 | 駒澤大学 | 8回 |
【箱根駅伝2026の公式結果・速報アーカイブ】記録を確認する方法
第102回大会の速報を振り返る際は、速報記事と確定した公式記録を区別することが大切だ。大会終了後に記録が確定すると、速報段階の表示と公式記録に差が生じる場合もある。
公式記録を確認できる主な情報源
1. 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
大会の歴代記録ページでは、第102回大会の総合順位、往路・復路記録、区間賞、大学別の成績を確認できる。歴代優勝回数や歴代総合タイムも掲載されており、過去大会との比較にも適している。
2. 日本テレビ「箱根駅伝」番組公式サイト
日本テレビの過去大会アーカイブには、第102回大会の記録速報、出場校・選手一覧、順位推移などの情報が保存されている。テレビ中継時のレース展開を振り返りたい場合に役立つ。
3. 月刊陸上競技「月陸Online」
大会結果や往路・復路のテキスト速報が掲載されている。区間ごとの展開や各大学の順位変動を追いかける際に参考になる。
公式記録と速報記事で2区のタイムに違いがある?
第102回大会の2区で区間賞を獲得した城西大学のキムタイについて、一部の大会結果記事では1時間05分10秒と記載されている。一方、箱根駅伝公式サイトの区間賞一覧、日本テレビの大会記録では1時間05分09秒となっている。
大会の確定記録を参照する場合は、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの記録を優先するのが適切だ。
なお、2026年10月現在、第102回大会は終了しており、ここで紹介した記録はリアルタイムの途中経過ではなく確定結果である。日テレの記録速報アーカイブと大会公式の過去記録を使い分けると、当時の順位変動と最終結果を混同せずに確認できる。
【箱根駅伝2026の速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2026の総合優勝はどこですか?
A1:青山学院大学です。第102回大会で10時間37分34秒の大会新記録を樹立し、3年連続9回目の総合優勝を達成しました。
Q2:箱根駅伝2026の総合2位と3位はどの大学ですか?
A2:2位は國學院大學で10時間40分07秒、3位は順天堂大学で10時間43分55秒でした。國學院大學は大学史上最高順位を記録しています。
Q3:箱根駅伝2026の5区と10区の区間賞は誰ですか?
A3:5区は青山学院大学の黒田朝日で1時間07分16秒、10区は駒澤大学の佐藤圭汰で1時間07分31秒です。両選手とも区間新記録を樹立しました。
Q4:箱根駅伝2026のシード権を獲得した大学はどこですか?
A4:総合10位以内の青山学院大学、國學院大學、順天堂大学、早稲田大学、中央大学、駒澤大学、城西大学、創価大学、帝京大学、日本大学の10校です。
Q5:箱根駅伝2026の大会新記録は何時間何分何秒ですか?
A5:総合記録は10時間37分34秒です。往路は5時間18分08秒、復路は5時間19分26秒で、青山学院大学が3部門すべてで大会新記録を樹立しました。
Q6:箱根駅伝2026の区間新記録は何区で生まれましたか?
A6:公式区間賞一覧では1区、2区、5区、8区、10区の5区間で区間新記録が生まれています。
まとめ:箱根駅伝2026は青学大の歴史的3連覇と記録更新の大会
第102回箱根駅伝は、青山学院大学が10時間37分34秒という歴代最速の総合記録で優勝し、3連覇を達成した大会となった。
黒田朝日の5区区間新記録、佐藤圭汰の10区区間新記録をはじめ、1区・2区・8区でも記録が更新され、全10区間でハイレベルな競争が繰り広げられた。
一方、國學院大學は大学史上最高の総合2位、順天堂大学は総合3位と躍進。帝京大学の往路17位から総合9位への巻き返しや、日本大学と中央学院大学の55秒差のシード権争いも印象的だった。
今回の結果から見えてくるのは、箱根駅伝が単にエースの力だけで決まる大会ではないということだ。山上りや山下りへの適性、各区間の選手配置、復路での安定感、そして10人全員の走力が総合タイムを左右する。
青山学院大学が記録をどこまで伸ばすのか、國學院大學や順天堂大学が次の大会でさらに順位を上げるのか。第102回大会は、今後の箱根駅伝の勢力図を考えるうえでも重要な節目となった。
総合順位を確認するなら大会公式記録、区間ごとのドラマを振り返るなら日本テレビの記録速報アーカイブ。この2つを照らし合わせることが、第102回大会を正確に理解する最も確実な方法だ。