松本大輝騎手の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 松本大輝(まつもと・ひろき) |
| 生年月日 | 2002年10月11日 |
| 年齢 | 24歳(2026年11月3日時点) |
| 出身地 | 滋賀県 |
| 血液型 | B型 |
| 所属 | JRA・栗東 |
| 所属厩舎 | 森秀行厩舎 |
| 騎手免許取得 | 2021年 |
| デビュー | 2021年3月6日 |
| 初勝利 | 2021年3月13日 |
出典となるJRA公式の新人騎手プロフィールには、身長176.0cm、体重46.3kgというデビュー当時の身体データも掲載されている。なお、これらは2021年時点のプロフィール数値である。
松本騎手が競馬の世界を志すきっかけになったのは、父親の存在だった。JRAの公式インタビューでは、父親が調教助手を務めており、阪神競馬場に連れて行ってもらった経験が騎手を目指すきっかけになったと紹介されている。
目標とする騎手には松山弘平騎手を挙げている。どのような馬に騎乗しても、その馬の能力を最大限に引き出せる騎手を目指すという考えも、JRAの新人騎手紹介で明らかにしている。
単にレースで勝つことだけではなく、馬の持ち味を生かす騎乗を志向している点は、今後の成長を考えるうえでも注目したい。
【デビューから現在まで】松本大輝騎手の経歴とキャリアの転換点
松本騎手は2021年3月にJRA騎手としてデビューした。
デビュー戦は2021年3月6日の阪神競馬場2R。ハッチに騎乗し、16頭立ての12着だった。新人騎手にとって初めての実戦は、競馬学校での訓練とは異なる経験だったはずだ。
しかし、初勝利までは長くかからなかった。
デビューから1週間後の3月13日、中京競馬場6Rでヴァルキュリアに騎乗して1着。騎手としての最初の勝利を手にした。
その後は年間30勝を超えた2022年を経て、2023年と2024年には勝利数が一桁台となった。2025年には24勝まで数字を伸ばし、キャリア初の重賞タイトルも獲得している。
主なキャリアの流れを整理すると、次のようになる。
| 年・時期 | 出来事・成績 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2021年3月6日 | 阪神競馬場で初騎乗。ハッチで12着 | JRA騎手としてデビュー |
| 2021年3月13日 | ヴァルキュリアで初勝利 | デビュー7日後に初勝利 |
| 2022年 | 年間32勝 | デビュー後の初期成長期 |
| 2022年8月14日 | 小倉記念でピースオブエイトに騎乗し5着 | 初の重賞騎乗 |
| 2023年 | 年間9勝 | 騎乗経験を積む時期 |
| 2024年 | 年間8勝 | 成績面で苦戦 |
| 2025年11月9日 | ミステリーウェイでアルゼンチン共和国杯優勝 | 初の重賞制覇 |
| 2025年12月28日 | 有馬記念にミステリーウェイで出走 | 初の有馬記念騎乗 |
| 2026年11月2日時点 | 年間279鞍・15勝 | 重賞・G1を含む騎乗経験を蓄積 |
この年表から分かるのは、松本騎手のキャリアが一直線に右肩上がりだったわけではないということだ。
2022年には32勝を挙げた一方、2023年と2024年は勝利数が減少。そこから2025年に24勝を記録し、重賞タイトルを獲得した。
騎手の評価は年間勝利数だけでは決まらないが、成績が伸び悩んだ時期を経て、大きな舞台で結果を出したことは重要な転換点となっている。
なお、JRAの公式プロフィールによると、松本騎手は栗東・森秀行厩舎に所属している。
【2026年最新成績】279鞍・15勝の数字から見る現在の実力
松本大輝騎手の2026年成績は、年間279鞍、15勝。2着13回、3着15回となっている。
スポーツナビの2026年11月2日10時31分更新データでは、次の成績が掲載されている。
| 成績項目 | 2026年 |
|---|---|
| 騎乗回数 | 279鞍 |
| 1着 | 15回 |
| 2着 | 13回 |
| 3着 | 15回 |
| 4着以下 | 236回 |
| 勝率 | 5.4% |
| 連対率 | 10.0% |
| 複勝率 | 15.4% |
| 重賞騎乗 | 13鞍 |
| 重賞勝利 | 0勝 |
勝率5.4%・連対率10.0%をどう評価する?
勝率5.4%は、約18.5回の騎乗につき1勝という水準だ。
連対率10.0%は、1着または2着に入る割合を示している。つまり、279鞍のうち28鞍が連対圏に入った計算になる。
複勝率は15.4%で、3着以内に入った回数は43回。勝利数だけを見るよりも、上位入線の頻度を合わせて確認することで、騎乗成績の全体像がつかみやすい。
2025年との比較で見える変化
前年の2025年は349鞍で24勝、勝率6.9%、連対率11.2%だった。
2026年11月2日時点では279鞍で15勝となっており、前年の年間勝利数にはまだ届いていない。勝率も前年より1.5ポイント低い。
一方、2026年はまだシーズン途中である。単純に前年の年間成績と比較して、騎手として後退したと判断するのは早い。
注目したいのは、2023年の9勝、2024年の8勝から、2025年には24勝へと回復し、2026年も11月初旬までに15勝を積み上げている点だ。
年間の騎乗数や依頼される馬の能力、レース条件なども勝利数を左右する。今後は勝利数だけでなく、騎乗機会に対する上位入線率の変化も確認したい。
通算成績はJRAで2,031鞍・106勝
2026年11月2日時点のJRA通算成績は、2,031鞍・106勝。
通算勝率は5.2%、連対率は9.8%、複勝率は15.1%となっている。
2021年のデビューから積み重ねた数字として見ると、100勝を超えたことは一つの節目だ。
また、2022年には32勝、2025年には24勝を記録しており、一定の勝利数を継続的に確保できるシーズンも経験している。
今後の評価では、年間15勝という数字が20勝、30勝へと伸びていくか、そして勝率が通算水準を上回って安定するかが重要になる。
【重賞・G1実績】ミステリーウェイとの勝利がキャリアを変えた
松本騎手を語るうえで外せないのが、2025年11月9日のアルゼンチン共和国杯だ。
東京競馬場で行われた第63回アルゼンチン共和国杯(GII)で、松本騎手はミステリーウェイに騎乗。9番人気という評価を覆して逃げ切り、重賞初勝利を達成した。
このレースは松本騎手にとって重賞騎乗5回目での初タイトルだった。
9番人気ミステリーウェイで逃げ切り
当日のミステリーウェイは56.0kgを背負い、芝2500メートルの長距離戦に挑んだ。
レースでは序盤から先頭に立ち、後続を引き連れる形で進行。最後まで先頭を譲らず、2分30秒2でゴールした。
2着馬との着差は0.1秒。単勝9番人気という下馬評を覆す勝利だった。
この結果は、単純に馬の能力だけで説明できるものではない。長距離戦において、逃げ馬のリズムを崩さず、後続との距離を保ちながら最後まで粘らせた騎乗が勝利につながった。
松本騎手にとって、重賞で結果を出せることを証明した重要な一戦だった。
重賞通算19鞍・1勝、G1は4鞍
スポーツナビの累計データによると、松本騎手のJRA重賞成績は19鞍で1勝。勝利はアルゼンチン共和国杯のGIIだ。
一方、G1は通算4鞍で、現時点で勝利はない。
初G1騎乗は2023年3月26日の高松宮記念。ディヴィナシオンに騎乗して14着だった。
その後、2025年12月28日の有馬記念ではミステリーウェイに騎乗して16着。2026年には同馬とのコンビで天皇賞(春)8着、宝塚記念16着という結果を残している。
2026年の重賞成績は13鞍で、内訳はG1が2鞍、G2が5鞍、G3が6鞍。11月2日時点では重賞勝利はない。
重賞での騎乗機会が増えている点は前向きな材料だが、上位入線や勝利という結果につなげられるかが次の課題となる。
【直近の騎乗結果】2026年10月末から11月初旬のレースを検証
2026年11月2日時点で確認できる直近の騎乗結果を見ると、松本騎手は京都競馬場を中心に騎乗していた。
特に注目したいのは、10月25日の勝利から10月31日、11月1日の騎乗結果までの流れだ。
11月1日・京都7Rはリテラシーで6着
2026年11月1日の京都7R、3歳以上1勝クラスではリテラシーに騎乗した。
16頭立てのレースで、結果は6着。勝ち馬ブロンテスとの着差は0.5秒だった。
道中は後方16番手付近で進み、最後の直線で追い上げたものの、上位進出には届かなかった。
着差自体は大きくなく、最後まで脚を使っている。ただし、後方からの競馬になったことで、勝負圏に進出するには難しい展開だった。
10月31日・京都1Rはピコジャックで4着
前日の京都1R、2歳未勝利ではピコジャックに騎乗した。
16頭立てのダート1400メートル戦で、結果は4着。7番人気の評価で、道中は2番手につける積極的な競馬を見せた。
先行して勝負に持ち込んだものの、最後は上位3頭に届かなかった。
着順だけではなく、序盤から前につける競馬ができた点も確認しておきたい。
10月25日・新潟5Rはワイルドシャチョウで勝利
直近の勝利として押さえておきたいのが、10月25日の新潟5R、2歳新馬戦だ。
松本騎手はワイルドシャチョウに騎乗。スタートから先手を奪い、主導権を握ったまま逃げ切って1着となった。
この勝利は、2026年の15勝のうちの1勝に当たる。
直近の結果を
| 日付 | 競馬場・レース | 騎乗馬 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 2026年11月1日 | 京都7R・1勝クラス | リテラシー | 6着 |
| 2026年10月31日 | 京都1R・2歳未勝利 | ピコジャック | 4着 |
| 2026年10月25日 | 新潟12R・1勝クラス | ジャスパーメルチェ | 6着 |
| 2026年10月25日 | 新潟9R・柏崎特別 | ダノンブランニュー | 5着 |
| 2026年10月25日 | 新潟5R・2歳新馬 | ワイルドシャチョウ | 1着 |
直近の内容からは、先行して押し切る競馬と、後方から追い上げる競馬の両方が確認できる。
もちろん、騎手の評価は馬の能力や枠順、馬場状態、展開に左右される。数レースだけで得意戦法を決めつけることはできないが、ワイルドシャチョウで見せた積極的な競馬は今後も注目したい材料だ。
【森秀行厩舎との関係】松本大輝騎手の現在と今後の可能性
松本大輝騎手の所属は、栗東の森秀行厩舎だ。
JRAの公式プロフィールでも、2021年の新人騎手紹介時点から森秀行厩舎所属と記載されている。
ここで理解しておきたいのは、所属厩舎と実際の騎乗馬の管理調教師は必ずしも一致しないということだ。
騎手は所属厩舎の管理馬だけに騎乗するわけではない。他厩舎の管理馬に依頼されることもあり、騎乗機会は厩舎間の関係や馬主からの依頼などによって広がっていく。
森秀行厩舎所属でも他厩舎の馬に騎乗する
分かりやすい例が、重賞初勝利を挙げたミステリーウェイだ。
同馬の管理調教師は小林真也調教師であり、森秀行調教師ではない。
松本騎手はミステリーウェイとのコンビでアルゼンチン共和国杯を制し、その後も有馬記念、天皇賞(春)、宝塚記念などに騎乗している。
つまり、森厩舎所属という立場を維持しながら、他厩舎の管理馬でも大きなレースに挑戦している。
この点は、松本騎手の現在の活動範囲を理解するうえで重要だ。所属厩舎だけに注目するのではなく、実際にどの調教師の管理馬に騎乗し、どのような結果を残しているかを見る必要がある。
今後の活躍を占う3つの注目ポイント
松本騎手の今後を評価するなら、次の3点が重要になる。
1. 年間20勝以上への到達
2026年11月2日時点で15勝。残りの開催期間でどこまで勝利数を積み重ねられるかが注目される。
前年の24勝を超えることができるかも、一つの比較材料だ。
2. 重賞での上位入線
2025年のアルゼンチン共和国杯制覇は大きな実績だが、2026年の重賞は13鞍で勝利がない。
今後は重賞で3着以内に入る機会を増やし、勝利争いに加わることが期待される。
3. G1での継続的な騎乗機会
2026年は天皇賞(春)と宝塚記念に騎乗。ともにミステリーウェイとのコンビだった。
G1に乗ること自体が簡単ではないだけに、今後も有力馬への騎乗依頼を獲得できるかは重要な評価材料になる。
【プロの結論】松本大輝騎手を評価するときに見るべき数字
松本騎手の現状を一言で表すなら、重賞タイトルを獲得した経験を持ち、さらなる成長を目指す若手騎手だ。
年間15勝という数字は、トップクラスの騎手と比較すれば高い水準ではない。しかし、通算106勝、重賞1勝という実績があり、2025年には9番人気の馬を重賞制覇に導いている。
評価を分ける要点は、次のように整理できる。
- 騎手としての実績を重視するなら、通算106勝と重賞1勝。
- 現在の勢いを確認するなら、2025年の24勝と2026年の15勝。
- 大舞台での適性を評価するなら、アルゼンチン共和国杯の勝利とG1での騎乗内容。
- 今後の成長を判断するなら、勝率5.4%と連対率10.0%の改善状況。
特に、重賞で一度勝った経験を、その後の継続的な結果に結び付けられるかが重要だ。
一度の大金星だけで評価を固定するのではなく、平場での安定した勝利、特別競走での結果、重賞での上位入線という複数の視点から見ていきたい。
【松本大輝騎手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松本大輝騎手は何歳ですか?
A1:2002年10月11日生まれで、2026年11月3日時点では24歳です。滋賀県出身で、JRAの栗東所属騎手です。
Q2:松本大輝騎手の所属厩舎はどこですか?
A2:栗東の森秀行厩舎です。ただし、所属厩舎の管理馬だけでなく、他厩舎の管理馬にも騎乗しています。
Q3:松本大輝騎手の2026年の成績は?
A3:2026年11月2日時点で279鞍・15勝です。勝率5.4%、連対率10.0%、複勝率15.4%となっています。
Q4:松本大輝騎手の初勝利はいつですか?
A4:2021年3月13日、中京競馬場6Rでヴァルキュリアに騎乗して初勝利を挙げました。デビューは同月6日で、初騎乗から1週間後の勝利でした。
Q5:松本大輝騎手は重賞を勝ったことがありますか?
A5:あります。2025年11月9日のアルゼンチン共和国杯(GII)で、ミステリーウェイに騎乗して優勝しました。これが自身初の重賞勝利です。
Q6:松本大輝騎手にG1勝利はありますか?
A6:2026年11月2日時点でG1勝利はありません。G1騎乗は通算4鞍で、2026年には天皇賞(春)8着、宝塚記念16着という結果を残しています。
Q7:松本大輝騎手の直近の勝利は?
A7:2026年10月25日の新潟5R、2歳新馬戦でワイルドシャチョウに騎乗して勝利しています。
まとめ:松本大輝騎手は重賞制覇を次の飛躍につなげられるか
松本大輝騎手は2002年生まれの24歳。2021年にJRAデビューを果たし、栗東・森秀行厩舎に所属して騎乗経験を積んできた。
2025年にはミステリーウェイとのコンビでアルゼンチン共和国杯を制覇。重賞騎乗5回目で初タイトルを獲得したことは、キャリアを代表する実績となっている。
2026年11月2日時点の成績は279鞍・15勝、勝率5.4%、連対率10.0%。JRA通算では2,031鞍・106勝に到達している。
一方、2026年の重賞13鞍では勝利がなく、G1でもまだタイトルを獲得していない。今後は重賞での上位入線を増やし、年間勝利数と勝率を伸ばせるかが注目される。
ミステリーウェイで見せた重賞制覇は、松本騎手の可能性を示す一つの実績だ。次の大きな舞台でどの馬に騎乗し、どのような競馬を見せるのか。24歳の若手騎手として、これからの成長を追いかける価値は十分にある。