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【2026年4月1日】コロンブスの第50回靴みがき入社式はどう開催された?

氷室 美冬 氷室 美冬 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

2026年の靴みがき入社式は、4月1日に東京都台東区にある株式会社コロンブスの本社2階ショールームで開催されました。

節目となる第50回には、前年4月以降に入社した経験者採用の社員4人が参加。新卒社員の入社はありませんでしたが、先輩社員と新たに加わった社員が靴を磨き合う伝統の形式は引き継がれました。

同社が4月3日に公開した公式ニュースでは、4月2日付の読売新聞朝刊でも取り上げられたことが紹介されています。会社自身が伝統行事として大切にしていることも、今回の発表から伝わります。【2026年の開催内容:株式会社コロンブス公式発表、シューズポストオンライン】

2026年の開催概要

項目 内容
開催日 2026年4月1日(水)
開催回数 第50回
会場 株式会社コロンブス本社2階ショールーム
所在地 東京都台東区
参加者 昨年4月以降に入社した社員4人
採用区分 経験者採用
新卒入社 なし
主な内容 先輩社員と新入社員による靴磨きの相互体験
開催目的 靴クリームへの理解、社員同士の交流、会社への帰属意識の醸成

出典:株式会社コロンブス公式発表、シューズポストオンラインの2026年4月1日付開催報道。

2026年は新卒入社なしでも開催された

今回の開催で特に注目したいのは、新卒採用者がいなかった点です。

一般的な入社式は、4月に入社する新卒社員を中心に実施されます。しかし、コロンブスの靴みがき入社式は、新卒社員だけを対象にした行事ではありません。

2025年には前年4月以降に入社した経験者採用の社員6人が参加し、2026年も同様に経験者採用で入社した社員が参加しました。

つまり、この行事の本質は新卒社員を歓迎することだけではなく、新しく会社に加わった人が既存社員と関係を築き、コロンブスの仕事や商品を理解することにあります。採用区分に左右されず、会社の一員として迎え入れる機会になっているのです。【2025年・2026年の株式会社コロンブス発表、シューズポストオンライン】

【靴みがき入社式の仕組みと内容】先輩と新入社員は何をする?

コロンブス入社式

コロンブスの入社式が一般の人から注目される最大の理由は、先輩社員と新入社員が互いの靴を磨くという独特の進行にあります。

単に新入社員が靴磨きの技術を披露するイベントではありません。先輩が手本を見せ、新入社員が教わりながら実践するという、双方向の学びを取り入れています。

1. まずは靴磨きの基本を学ぶ

最初に行われるのは、靴磨きの専門的な知識と技術を学ぶ時間です。

2025年の開催を報じたシューズポストオンラインによると、参加者は同社のシューカラリストから、基本的なシューズケアについてレクチャーを受けました。

指導を担当したのは、シューカラリストの三橋弘明さんです。基本的な靴の手入れを5つの工程に分けて説明しています。【シューズポストオンライン、2025年4月7日】

靴磨きの基本5工程



ブラッシング

ブラシを使って靴の表面の汚れやほこりを落とす。


クリーナーで古いクリームを落とす

靴に残った古いクリームや汚れを取り除く。


乳化性クリームを塗る

革の状態に合わせて靴クリームを塗り広げる。


余分なクリームをブラシで取り除く

表面に残った余分なクリームを整える。


専用グローブで磨く

磨き用のグローブを使って仕上げる。

靴クリームの量や道具の使い方には、それぞれ適切な方法があります。製品を作る会社の社員が自社商品を実際に使い、その特徴や使い方を身につける機会にもなっています。

2. 先輩社員が新入社員の靴を磨く

基本を学んだ後は、先輩社員と新入社員がペアになって靴を磨きます。

最初は先輩社員が新入社員の靴を磨く番です。先輩は実際に手を動かしながら、道具の使い方や作業の手順を教えます。

新入社員にとっては、普段なかなか経験できない他人から靴を磨いてもらう機会です。自分の靴がきれいになっていく過程を見ながら、プロの技術を間近で学べます。

また、普段の業務では接点が少ない先輩社員と自然に会話するきっかけにもなります。

3. 今度は新入社員が先輩の靴を磨く

続いて、役割が逆転します。

今度は新入社員が先輩社員の靴を磨きます。先ほど教わった技術を使い、先輩からアドバイスを受けながら作業を進めるのです。

2018年にマイナビ学生の窓口が紹介した過去の開催レポートでは、新入社員がクロスを指に巻く方法やクリームの適量などを教わりながら、先輩の靴を仕上げていく様子が紹介されています。

同記事では、最後に先輩社員が新入社員の靴磨きを評価する場面も取り上げられました。技術面だけでなく、丁寧に取り組む姿勢も評価されていたことが印象的です。【マイナビ学生の窓口、2018年8月31日】

靴磨きの順番に込められた意味

この入社式の面白さは、先輩から新人へ一方的に技術を伝えるだけで終わらないことです。

最初は先輩が新人を支え、次に新人が先輩のために作業をします。教える側と教わる側が固定されず、双方が相手のために手を動かす構造です。

靴磨きという具体的な作業を通じて、相手を思いやること、丁寧に仕事をすること、技術を次の人へ伝えることを体験できます。

この相互性こそが、単なる商品研修や会社説明会とは異なる、コロンブス独自の入社式の特徴です。

【1971年開始から55年】靴みがき入社式の歴史とコロナ禍の休止・再開

靴みがき入社式の始まりは、1971年(昭和46年)4月です。

株式会社コロンブスの公式会社沿革にも「第1回靴磨き入社式」と記録されています。2026年は開始から55年という節目に当たります。

ただし、55年という経過年数と第50回という開催回数は同じ意味ではありません。開催実績をたどると、途中で回数が進まなかった時期があり、特に2020年から2023年にかけてはコロナ禍の影響で休止していました。

靴みがき入社式の主な歴史年表

時期 出来事 開催回数・背景 1971年 第1回靴磨き入社式を開催 伝統の始まり 1990年 靴磨き入社式20回記念 公式会社沿革に記録 2014年 靴みがき入社式を開催 第42回 2017年 恒例行事として継続 第45回 2018年 靴みがき入社式を開催 第46回 2019年 コロナ禍前の開催 第47回 2020~2023年 新型コロナウイルスの影響で休止 2020年・2021年の中止は公式沿革にも記載 2024年 5年ぶりに再開 第48回・7人参加 2025年 経験者採用の社員を対象に開催 第49回・6人参加 2026年 節目の第50回を開催 経験者採用の社員4人が参加

出典:株式会社コロンブス公式会社沿革、同社2024・2025・2026年の発表、シューズポストオンライン各年の報道。1990年・2014年などは公式沿革に記載された開催実績。

2020年から2023年までの休止

長い歴史のなかで大きな転換点となったのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。

株式会社コロンブスの公式沿革には、2020年4月と2021年4月に、感染拡大防止のため靴みがき入社式を中止したことが記録されています。

加えて、シューズポストオンラインの2025年の報道では、2020年から2023年までの4年間を休止期間として説明しています。

靴磨きは、同じ場所で向き合い、相手の靴に直接触れながら進める作業です。社員同士が接触する機会を減らす必要があったコロナ禍では、従来の形式で開催することが難しかったと考えられます。【株式会社コロンブス公式会社沿革、シューズポストオンライン】

2024年、5年ぶりに伝統が復活

休止を経て、靴みがき入社式は2024年4月1日に再開されました。

株式会社コロンブスの公式発表によると、この年は新入社員1人と、休止期間中に入社して参加できていなかった社員6人の合計7人が参加しました。

つまり、再開時の開催は単に新しい社員を迎えるためだけではありません。コロナ禍で体験する機会を失っていた社員にも、伝統行事に参加する機会を設けたものでした。

2024年の開催について、同社はテレビ東京の「昼サテ」で紹介されたことも公式サイトで報告しています。【株式会社コロンブス公式発表、2024年4月1日】

55年の歴史と50回という数字はなぜ違う?

ここは検索する人が間違えやすいポイントです。

1971年から2026年までは55年が経過していますが、第50回という開催回数は、毎年連続して実施した回数を意味するわけではありません。

実際、公式沿革では2019年が第47回で、2024年が第48回です。その間にはコロナ禍による4年間の休止がありました。また、1990年の20回記念や2014年の第42回という記録からも、経過年数と開催回数が必ずしも一致しないことが分かります。

過去のすべての未開催年について理由が公表されているわけではありませんが、少なくとも第50回は「55年間毎年開催した」という意味ではありません。

この区別を理解しておくと、コロンブス入社式の歴史をより正確に把握できます。

【なぜ55年も続く?】コロンブスが靴みがき入社式を開催する3つの理由

靴みがき入社式が長く続いている理由は、珍しいイベントとして話題になるからだけではありません。

株式会社コロンブスが公表している開催目的や過去の報道を整理すると、主に3つの意味が見えてきます。

理由1:主力商品である靴クリームを理解するため

最も直接的な理由は、会社の代表的な商品である靴クリームについて、新入社員自身が理解することです。

コロンブスは靴クリームや靴用品を製造・販売するメーカーです。商品を扱う会社の社員であっても、製品の特徴や使い方を実際に経験しなければ、商品の魅力を十分に理解することは難しいでしょう。

靴磨き入社式では、自社商品を使って靴を手入れします。商品説明を聞くだけではなく、実際に使い、仕上がりを確かめることで、製品に対する理解を深められます。

これは、商品を販売する営業部門だけでなく、企画や管理など異なる部署で働く社員にとっても意味のある体験です。

2017年のITmediaビジネスオンラインも、自社製品に触れてもらい、会社への愛着を育てることが開催目的の一つだと報じています。【ITmedia、2017年4月3日】

理由2:部署を越えたコミュニケーションを生み出すため

2つ目は、社員同士の関係づくりです。

会社にはさまざまな部署があり、同じ職場で働いていても、業務上の接点が少ない社員同士は珍しくありません。

特に、働き方の変化やリモートワークの普及によって、社員同士が直接顔を合わせる機会が限られる場合もあります。

2024年のシューズポストオンラインの記事では、働き方改革などによるリモート化を背景として、社員同士が顔を合わせる機会が減るなかで、先輩社員とのコミュニケーションを促す意図も紹介されました。

靴を磨くという共同作業には、会話のきっかけが生まれやすいという特徴があります。

仕事の進め方や社内の雰囲気について、正式な研修では聞きにくいことも、作業をしながらなら自然に話題にできるでしょう。新入社員にとっては、職場の人間関係を築く最初の一歩にもなります。

理由3:先輩社員も初心に戻るため

3つ目は、新入社員だけでなく、迎える側の先輩社員にも意味があることです。

2017年のITmediaの取材では、当時の服部達人社長が、自身も入社式で先輩社員の靴を磨いた経験を振り返り、この行事が社員にとって入社時の気持ちを思い出し、初心に戻る機会になっていると説明しています。

これは、長く働いている社員にとっても大切な意味を持ちます。

新入社員は仕事を覚える立場ですが、先輩社員も教えることで、自分がこれまで身につけてきた知識や技術を見直すことになります。

教える側と教わる側の双方に学びが生まれるため、単なる歓迎行事では終わりません。【ITmedia、2017年4月3日】

靴磨きという題材だからこそ伝わる企業文化

ここで注目したいのは、コロンブスが自社の主力商品と社員教育を結びつけている点です。

一般的な入社式では、社長の挨拶や辞令交付などを通じて会社の理念を伝えることが多くあります。一方、靴みがき入社式では、商品を使うこと、相手のために作業すること、先輩から技術を学ぶことを一つの体験にまとめています。

言葉で企業理念を説明するだけでなく、実際の行動を通して会社の仕事や人間関係を知る仕組みです。

そのため、靴磨きという行為そのものが、コロンブスらしい企業文化を象徴するものになっています。

【新卒入社なし・経験者採用でも開催】コロンブス入社式の意外な実態

コロンブスの入社式について、もう一つ知っておきたいのが、必ずしも新卒社員だけを対象にしていないという点です。

2025年と2026年の開催実績を見ると、経験者採用で入社した社員も参加しています。

2025年と2026年の参加状況を比較

比較項目 2025年 2026年
開催日 4月1日 4月1日
開催回数 第49回 第50回
新卒社員 入社なし 入社なし
参加者 6人 4人
対象 前年4月以降の入社社員 前年4月以降の経験者採用社員
特徴 経験者採用社員を対象に開催 50回目の節目を迎えた

出典:株式会社コロンブス公式発表、シューズポストオンラインの2025年・2026年開催報道。

経験者採用の社員も参加する理由

経験者採用で入社した社員は、すでに別の会社で働いた経験を持っています。しかし、新しい会社に入れば、その企業独自の商品や業務の進め方、社内の人間関係を理解する必要があります。

コロンブスの場合、靴クリームやシューケア用品を扱う企業ならではの知識も必要です。

靴みがき入社式に参加することで、商品への理解を深めるとともに、先輩社員との交流を通じて会社の文化を知ることができます。

これは、新卒社員だけを対象にした歓迎行事よりも広い意味を持つ仕組みです。

よくある誤解と実際の違い

よくある認識 実際の内容
新卒社員だけが参加する 経験者採用の社員も参加している
新入社員が一方的に靴を磨く 先輩と新人が互いの靴を磨く
靴磨きの技術を競う大会 商品理解と交流を目的とした社内行事
毎年必ず開催される コロナ禍などで休止した時期がある
2026年が開始55周年だから55回目 2026年の開催回数は第50回

このように、コロンブスの入社式は単なる珍しいイベントではありません。採用形態にかかわらず、新しく入社した人を会社の一員として迎え、商品と企業文化を伝えるための仕組みとして機能しています。

【コロンブス入社式に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:コロンブスの靴みがき入社式はいつから始まった?

1971年(昭和46年)4月に始まりました。2026年4月1日の開催で第50回を迎え、開始から55年の歴史を持つ行事となっています。

Q2:2026年の靴みがき入社式はいつ開催された?

2026年4月1日に、東京都台東区にある株式会社コロンブスの本社2階ショールームで開催されました。参加したのは前年4月以降に入社した経験者採用の社員4人です。

Q3:靴みがき入社式では新入社員が先輩の靴を磨くの?

はい。ただし、それだけではありません。最初に先輩社員が新入社員の靴を磨いて手本を示し、その後、新入社員が先輩社員の靴を磨きます。お互いに靴を磨き合う形式です。

Q4:コロンブスの靴みがき入社式はなぜ開催される?

主な目的は、自社の代表商品である靴クリームへの理解を深めること、先輩社員とのコミュニケーションを促進すること、そして会社の一員としての意識を育てることです。

Q5:コロナ禍で靴みがき入社式は中止された?

はい。2020年から2023年まで休止し、2024年4月1日に5年ぶりに再開しました。再開時には、新入社員1人と休止期間中に入社した社員6人の合計7人が参加しています。

Q6:2026年は新卒社員がいなかったのに、なぜ入社式を開催した?

靴みがき入社式は、新卒社員だけを対象とした行事ではないためです。2026年は前年4月以降に入社した経験者採用の社員4人が参加しました。新しく入社した社員を迎え、商品理解や社員同士の交流を深めるという目的は変わっていません。

Q7:コロンブスの靴みがき入社式は一般の人も参加できる?

会社の新入社員や先輩社員を対象とした社内行事として紹介されています。一般参加者を募集する公開イベントとしての案内は確認できません。参加を希望する場合は、株式会社コロンブスの公式案内を確認する必要があります。

まとめ:コロンブスの靴みがき入社式は商品と人をつなぐ55年の伝統

株式会社コロンブスの靴みがき入社式は、1971年に始まり、2026年4月1日に記念すべき第50回を迎えました。

先輩社員が新入社員の靴を磨き、次に新入社員が先輩の靴を磨くという独特の形式には、単なる靴磨きの技術習得を超えた意味があります。

自社の主力商品である靴クリームを理解すること、部署を越えた交流を生み出すこと、そして先輩社員も入社当時の気持ちを思い出すこと。こうした複数の目的が、一つの行事に集約されています。

コロナ禍では2020年から2023年まで休止しましたが、2024年に再開。2025年、2026年には経験者採用の社員も参加し、新卒採用の有無にかかわらず伝統が引き継がれています。

【プロの結論】第50回開催から見える企業文化の価値

靴みがき入社式が55年にわたって受け継がれてきた背景には、商品理解・人材育成・社内コミュニケーションという、企業活動に欠かせない要素が組み込まれていることがあります。

特に注目すべきなのは、先輩が教えるだけでなく、新入社員も先輩のために靴を磨くという相互性です。経験や役職の違いを越えて、相手のために手を動かす時間が設けられています。

また、2026年に新卒社員がいなくても経験者採用の社員を対象に開催されたことは、この行事が単なる新卒向けセレモニーではないことを示しています。

会社の伝統とは、同じ行事を形式的に繰り返すことだけではありません。時代や採用環境が変化しても、その行事が持つ目的を保ちながら続けていくことに意味があります。

第50回を迎えたコロンブスの靴みがき入社式は、靴を磨くことを通して商品への理解と社員同士のつながりを育てる、同社ならではの企業文化を象徴する取り組みです。

今後もこの伝統がどのような形で受け継がれていくのか、次の開催にも注目が集まります。

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コンテンツディレクター 氷室 美冬
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