2026年11月4日現在、卓球の世界ランキングで日本勢が大きな存在感を示している。国際卓球連盟(ITTF)が11月2日に発表した2026年第45週の最新ランキングでは、男子シングルスで松島輝空が世界1位、張本智和が世界3位を維持。女子シングルスでは張本美和が世界3位、早田ひなが世界6位に入った。男女ともに日本選手がトップ10に複数名ランクインしている。
今回のランキングは、フランスで10月27日から11月1日まで開催されたWTTチャンピオンズモンペリエ2026の終了直後に公表されたもの。順位だけでなく、ランキングポイントや前週からの変動にも注目したい。日本卓球協会の公式ランキング掲載データとITTFの公表資料を基に、男女別の順位、日本選手の位置づけ、ポイントの計算方法まで詳しく整理する。
【2026年11月最新】卓球男子・女子の世界ランキングTOP10を発表!
2026年11月2日発表のITTF世界ランキング第45週では、男子は松島輝空、女子は王曼昱がそれぞれ首位に立った。日本勢では男子の松島と張本智和、女子の張本美和と早田ひなが特に注目される。
男子シングルス世界ランキングTOP10
男子シングルスでは、松島輝空が世界1位を維持。2位のフェリックス・ルブラン、3位の張本智和に続き、中国の王楚欽が4位に浮上した。
2026年11月2日時点の上位10選手は次のとおり。
- 1位:松島輝空(日本) 8230ポイント
- 2位:フェリックス・ルブラン(フランス) 6859ポイント
- 3位:張本智和(日本) 6413ポイント
- 4位:王楚欽(中国) 6157ポイント
- 5位:トルルス・モーレゴード(スウェーデン) 5630ポイント
- 6位:林昀儒(チャイニーズタイペイ) 5595ポイント
- 7位:ヒューゴ・カルデラノ(ブラジル) 4830ポイント
- 8位:張禹珍(韓国) 4236ポイント
- 9位:アレクシス・ルブラン(フランス) 3750ポイント
- 10位:林詩棟(中国) 3686ポイント
日本男子の最大のトピックは、松島輝空と張本智和がそろって世界トップ3に入っていることだ。
松島は10月5日発表の第41週に初めて世界1位へ到達。その後も首位を守り、今回で5週連続の世界ランキング1位となった。
張本智和も6413ポイントで3位を維持。2位のフェリックス・ルブランとの差は446ポイント、4位の王楚欽との差は256ポイントとなっている。上位陣のポイント差は決して大きくなく、今後の大会結果によって順位が入れ替わる可能性がある。
女子シングルス世界ランキングTOP10
女子シングルスでは、中国勢が上位を占めるなか、張本美和が日本勢最上位となる世界3位にランクイン。早田ひなも6位を維持し、日本女子のトップ10入りを支えている。
- 1位:王曼昱(中国) 9265ポイント
- 2位:孫穎莎(中国) 8575ポイント
- 3位:張本美和(日本) 7009ポイント
- 4位:蒯曼(中国) 6030ポイント
- 5位:王芸迪(中国) 5260ポイント
- 6位:早田ひな(日本) 4770ポイント
- 7位:陳幸同(中国) 4660ポイント
- 8位:陳熠(中国) 4335ポイント
- 9位:佐藤瞳(日本) 4220ポイント
- 10位:朱雨玲(マカオ) 3500ポイント
張本美和は7009ポイントで世界3位をキープ。1位の王曼昱、2位の孫穎莎に続く位置につけている。
早田ひなも4770ポイントで6位を維持。さらに佐藤瞳が9位に入り、日本女子はトップ10に3人が名を連ねた。
女子は中国勢の層の厚さが際立つ一方、日本選手も複数のトップランカーを擁している。張本美和を中心に、早田ひな、佐藤瞳らが世界の上位争いに加わる構図だ。
【日本勢の順位とポイント】松島輝空・張本智和・張本美和・早田ひなの最新状況
世界ランキングを日本選手の視点で見ると、男子は松島輝空と張本智和がトップ3を形成し、女子は張本美和と早田ひながトップ6に入っている。
日本卓球協会が掲載する2026年11月2日発表分では、最新順位だけでなく前回順位とランキングポイントも確認できる。ここでは男女の主要選手を比較する。
日本男子の主要選手
松島輝空は8230ポイントで世界1位。前週も1位で、首位を維持した。日本男子のランキングをけん引する存在となっている。
張本智和は6413ポイントで世界3位。こちらも前週から順位を変えていない。
一方、戸上隼輔は15位から16位へ1ランクダウン。篠塚大登は20位を維持した。宇田幸矢は33位から34位、吉村真晴は45位から46位となっている。
日本女子の主要選手
女子は張本美和が7009ポイントで3位、早田ひなが4770ポイントで6位。2人とも前週と同じ順位を維持した。
変動が目立ったのは佐藤瞳と大藤沙月だ。佐藤は8位から9位へ1ランク下がった一方、大藤は13位から11位へ2ランク上昇した。
橋本帆乃香は14位、長﨑美柚は18位、木原美悠は19位を維持。横井咲桜は21位から22位となった。
日本選手の主要ランキング比較表
| 種目 | 選手名 | 最新順位 | ポイント | 前週順位 | 順位変動 |
|---|---|---|---|---|---|
| 男子 | 松島輝空 | 1位 | 8230 | 1位 | 変動なし |
| 男子 | 張本智和 | 3位 | 6413 | 3位 | 変動なし |
| 男子 | 戸上隼輔 | 16位 | 2538 | 15位 | 1ランク下降 |
| 男子 | 篠塚大登 | 20位 | 2020 | 20位 | 変動なし |
| 男子 | 宇田幸矢 | 34位 | 1355 | 33位 | 1ランク下降 |
| 女子 | 張本美和 | 3位 | 7009 | 3位 | 変動なし |
| 女子 | 早田ひな | 6位 | 4770 | 6位 | 変動なし |
| 女子 | 佐藤瞳 | 9位 | 4220 | 8位 | 1ランク下降 |
| 女子 | 大藤沙月 | 11位 | 3390 | 13位 | 2ランク上昇 |
| 女子 | 橋本帆乃香 | 14位 | 2924 | 14位 | 変動なし |
※2026年11月2日発表のITTF第45週ランキング。順位と要点は日本卓球協会の掲載データに基づく。要点は各選手のシングルスランキングの数値。
この比較から分かるのは、上位選手の順位が安定している一方で、トップ20からトップ50にかけては小幅な順位変動が起きていることだ。
ランキングは単一大会の優勝者だけで決まるものではない。過去の大会成績が有効期間内に残っているか、今回の大会でどのラウンドまで勝ち進んだかなど、複数の要素が影響する。
【WTTチャンピオンズモンペリエ2026】第45週の順位を左右した大会の動き
今回のランキングを読み解くうえで欠かせないのが、フランスで開催されたWTTチャンピオンズモンペリエ2026だ。
大会は2026年10月27日から11月1日まで、フランスのモンペリエにあるアリーナ・シュド・ド・フランスで開催された。フランス卓球連盟の大会案内によると、世界のトップ選手32人が参加するWTTチャンピオンズの大会だった。
大会結果がランキングに反映されるタイミング
ITTFは11月2日に第45週の世界ランキングを発表した。今回の公表資料では、ランキング計算に新たに加わった大会としてWTTチャンピオンズモンペリエ2026が記載されている。
同時に、前年開催のWTTチャンピオンズモンペリエ2025が有効対象から外れた大会として掲載された。
この点は見逃せない。ランキング要点は大会で獲得した数値を永久に積み上げる方式ではない。過去の大会で獲得したポイントには有効期限があり、前年の同じ週に計上されたポイントが期限を迎えると、ランキングの計算対象から外れる。
好成績でもランキングポイントが下がることがある
例えば、ある選手が今年の大会で好成績を残しても、前年の同大会で獲得した高いポイントが期限切れになれば、合計ポイントが下がる可能性がある。
そのため、順位を維持している選手でもポイントの合計が変化する場合がある。逆に、獲得ポイントが大きく増えていなくても、競争相手のポイントが減れば順位が上昇することもある。
松島輝空が世界1位を維持したこと、張本智和が3位を守ったこと、張本美和と早田ひなが女子トップ10を維持したことは、単なる大会の勝敗だけではなく、年間を通じたランキングポイントの積み重ねという観点から捉える必要がある。
今回の第45週は、モンペリエ大会の結果が加わる一方、前年大会のポイントが外れるタイミングでもあった。ランキングの変化を正しく理解するには、新しい成績と期限切れの成績を両方見ることが重要だ。
【卓球世界ランキングの仕組み】要点はどう計算される?
卓球の世界ランキングは、国際卓球連盟(ITTF)が定める規則に基づいて計算される。大会の勝敗だけを単純に数えるのではなく、出場した大会のカテゴリーや到達したラウンド、過去の成績の有効期限などを反映する仕組みだ。
基本は有効な成績上位8大会の合計ポイント
2026年のITTF世界ランキング規則では、選手のランキング要点は、原則として有効期限内にある成績のうち、ポイントが高い上位8大会分の合計によって構成される。
ただし、特定の地域大会などには算入数の制限が設けられており、地域・大陸別の大会に該当する結果は最大1大会分、シニア以外の大会結果は最大4大会分という制限がある。
つまり、年間に出場した大会すべてのポイントを無制限に足し合わせるわけではない。上位の成績がランキングに反映されるため、どの大会で結果を残すかも重要になる。
ランキングポイントには有効期限がある
通常、獲得したランキングポイントの有効期間は1年間。原則として翌年の同じ週に期限を迎える。
ただし、大陸選手権や大陸大会など、一部の大会には条件付きで最大26週間の延長規定が設けられている。
このルールがあるため、前年の好成績が期限切れになるタイミングでは、今年の大会で一定の結果を残していてもポイントが減ることがある。
大会のカテゴリーと到達ラウンドで獲得ポイントが異なる
ITTFのランキングでは、WTTグランドスマッシュ、WTTチャンピオンズ、WTTスターコンテンダー、WTTコンテンダーなど、大会の種類によってポイント配分が異なる。
また、優勝したかどうかだけではなく、準優勝、ベスト4、ベスト8、ベスト16など、どのラウンドまで進出したかもポイントに関係する。
2026年からは、ITTF・WTT大会のポイント配分について中間ラウンドの評価を引き上げる変更が導入された。ITTFの2026年1月の発表では、優勝者と初戦敗退者のポイント配分を維持しながら、中間ラウンドで獲得できるポイントを増やし、継続的に上位へ進出する選手をより評価する方向が示されている。
世界ランキングは毎週月曜日に更新
2026年から、ITTFのシニア・ユース世界ランキングは毎週月曜日に発表される方式となった。それ以前の火曜日発表から変更された点も、2026年の重要な制度変更の一つだ。
世界ランキングは単なる選手の実力評価だけではない。ITTFとWTTの大会における出場枠やシード順位を決めるための客観的な基準としても使用される。
そのため、上位に入ることは大会で有利な組み合わせを得るうえでも意味がある。ランキングポイントを継続的に獲得することは、次の大会での戦いやすさにもつながっていく。
【前週比・順位変動を分析】日本勢の強さと世界トップ争いの現状
2026年第45週のランキングでは、日本勢の上位維持と海外選手の順位変動が同時に見られた。ここでは、単純な順位だけでは分からないポイント差と変動の意味を整理する。
男子は松島・張本のトップ3が安定
男子では松島輝空が1位、フェリックス・ルブランが2位、張本智和が3位という上位構図が続いた。
松島と2位のフェリックス・ルブランのポイント差は1371。張本智和と2位の差は446ポイントだ。
一方、張本智和と4位の王楚欽の差は256ポイント。上位3人が安定しているとはいえ、3位争いは決して余裕のある状況ではない。
王楚欽は前週の5位から4位へ上昇し、トルルス・モーレゴードは4位から5位へ後退した。張禹珍も10位から8位へ2ランク上げている。
松島の5週連続首位は大きな成果だが、世界ランキング1位を長期的に守るには、今後もWTTの主要大会で安定して上位進出を続ける必要がある。
女子は張本美和が中国勢を追う展開
女子では王曼昱と孫穎莎が1位、2位を維持し、張本美和が3位につけている。
張本美和と2位の孫穎莎のポイント差は1566。4位の蒯曼とは979ポイントの差がある。
この数字から分かるのは、張本美和が世界トップ3に定着している一方、上位2人との差を縮めるには継続的な高成績が必要だということだ。
早田ひなは4770ポイントで6位。7位の陳幸同とは110ポイントの差で、トップ10内の競争も激しい。
さらに佐藤瞳が9位、大藤沙月が11位と、日本女子はトップ10前後に複数の選手を送り込んでいる。上位選手の順位だけでなく、この層の厚さも日本女子の大きな強みとなっている。
世界ランキングを見るときに注意したい3つのポイント
1. 順位と要点は別々に確認する。順位が同じでもポイントが変わっている場合がある。反対にポイントが増えても、他選手の獲得ポイントが大きければ順位が下がることもある。
2. シングルスとダブルスを混同しない。ITTFでは男子シングルス、女子シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスなどが別々にランキング化されている。検索時には競技種目まで指定する必要がある。
3. 国内ランキングと世界ランキングを区別する。日本卓球協会のランキング掲載ページではITTFの世界ランキングを確認できるが、国内大会の順位や日本国内独自のランキングとは別のものだ。
最新順位を調べる際は、発表週、競技種目、ポイント、前週順位の4項目をセットで確認すると、情報の取り違えを防ぎやすい。
【今後の注目ポイント】松島輝空と張本美和は世界トップを守れるか
11月2日発表の第45週ランキングを受け、次に注目されるのは11月以降の国際大会である。
ITTFの2026年大会カレンダーでは、11月3日から8日までWTTチャンピオンズフランクフルト2026が予定されている。モンペリエ大会に続く重要な国際大会であり、世界上位選手の順位争いにも影響する機会となる。
松島輝空は首位を維持できるか
松島にとって、世界1位を獲得したことと、その座を守り続けることは別の挑戦だ。
首位に立つと、対戦相手から研究される機会も増え、シード順位によって大会の組み合わせも変わる。これまでのように挑戦者として戦うだけではなく、追われる立場で安定した成績を残すことが求められる。
第41週から第45週まで5週連続で首位を守った実績は、その競争力を示す数字だ。今後は主要大会での成績と、前年のポイントが期限を迎える時期の推移が注目される。
張本智和と張本美和はトップ3を維持できるか
張本智和は男子3位、張本美和は女子3位。男女ともに世界トップ3に日本選手が入っていることは、2026年の日本卓球界にとって大きな注目材料だ。
張本智和は4位の王楚欽とのポイント差が256と近く、今後の大会結果によって順位が変動する可能性がある。
張本美和は女子3位を維持しているが、2位の孫穎莎との差を縮めることが次の焦点となる。早田ひなについても、6位を維持しながら上位との差を詰められるかが見どころだ。
また、佐藤瞳や大藤沙月らの順位変動にも注目したい。日本勢の上位進出が一部の選手だけに限られず、複数の選手によって支えられていることが、今後の国際大会でどのように表れるかも重要になる。
ランキングは毎週更新されるため、1週ごとの結果だけで選手の実力を断定するのではなく、数週間から数か月単位の推移を追うことが、より正確な評価につながる。
【世界ランキング卓球に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年11月現在、卓球男子シングルスの世界1位は誰ですか?
A1:2026年11月2日発表のITTF第45週ランキングでは、日本の松島輝空です。8230ポイントを獲得し、5週連続で世界1位を維持しています。
Q2:卓球女子シングルスで日本人最高位は誰ですか?
A2:張本美和です。2026年11月2日時点で7009ポイントを獲得し、世界3位にランクインしています。早田ひなも4770ポイントで世界6位につけています。
Q3:張本智和の世界ランキングは何位ですか?
A3:2026年11月2日発表の第45週では世界3位です。ランキング要点は6413ポイントで、前週から順位を維持しています。
Q4:卓球の世界ランキングはどのように決まりますか?
A4:ITTFの規則に基づき、有効期限内にある大会成績のうち、原則として獲得ポイントの高い上位8大会分を合計して決まります。大会カテゴリーや到達ラウンドによって獲得ポイントが異なり、通常はポイントの有効期限が1年間です。
Q5:卓球の世界ランキングはいつ更新されますか?
A5:2026年からITTFのシニア・ユース世界ランキングは毎週月曜日に発表されます。今回の第45週は2026年11月2日に公表されました。
Q6:日本卓球協会の公式ランキングとITTFの世界ランキングは違うものですか?
A6:日本卓球協会の世界ランキング掲載ページでは、ITTFが発表する国際ランキングを確認できます。国内大会の順位や国内独自のランキングとは区別して確認することが大切です。
まとめ:卓球世界ランキング2026年11月は日本勢が男女ともにトップ3入り
2026年11月2日発表のITTF第45週世界ランキングでは、男子シングルスで松島輝空が8230ポイントで世界1位、張本智和が6413ポイントで世界3位を維持した。女子シングルスでは張本美和が7009ポイントで世界3位、早田ひなが4770ポイントで世界6位となった。
今回のランキングで注目したいのは、日本勢が男女ともに世界トップ3へ入っていることに加え、男子では戸上隼輔、女子では佐藤瞳や大藤沙月など、幅広い選手が世界上位で競争を続けている点だ。
一方、ランキングは大会の勝敗だけでなく、上位8大会のポイント、過去の成績の有効期限、出場大会のカテゴリーなどによって変動する。前年のポイントが失効するタイミングでは、好成績を残しても合計ポイントが減るケースがある。
今後の注目は、松島輝空が世界1位をどこまで維持できるか、張本智和が男子トップ3を守れるか、そして張本美和が女子世界ランキング3位からさらに上を目指せるかという点にある。
卓球の世界ランキングを追うなら、最新順位だけでなく、ランキングポイントと前週比、さらに大会ごとの成績を合わせて確認したい。2026年11月以降のWTT主要大会は、日本勢の世界トップ争いを占う重要な舞台となりそうだ。
主な情報確認資料: 国際卓球連盟(ITTF)2026年第45週ランキング・公表注記、公益財団法人日本卓球協会の男女別世界ランキング、ITTF世界ランキング規則、フランス卓球連盟の大会記録。