2026年11月3日時点で注目すべきなのは、2026年度に実施されている第102回大会だ。日本バスケットボール協会(JBA)が10月29日現在で公表している年度スケジュールでは、ファーストラウンドが2026年4月~8月、セカンドラウンドが2026年11月、ファイナルラウンドが2027年1月予定となっている。
つまり、2026年のカレンダー上では第101回大会の優勝がすでに決まっている一方、次の第102回大会はまだ優勝チームが決まっていない。検索時に「2026年の優勝チーム」と「2026年度大会の優勝候補」が混同されやすいのは、この開催年度の違いが理由だ。
2026年11月のセカンドラウンド開催予定
セカンドラウンドは、北海道から九州までの9ブロックで実施される。各地域のバスケットボール協会から公表されている日程には、次のものがある。
- 東北ブロック: 11月7日・8日、山形市総合スポーツセンター
- 四国ブロック: 11月8日、香川県立アリーナ(サブ)
- 関東ブロック: 11月14日・15日、日環アリーナ栃木メインアリーナ
- 九州ブロック: 11月20日~22日、宮崎県延岡市
- 東海ブロック: 11月21日・22日、香陵アリーナ(沼津市総合体育館)
- 北信越ブロック: 11月21日・22日、福井市体育館
- 近畿ブロック: 11月21日・22日、大和工業アリーナ姫路
東北ブロックについては岩手県バスケットボール協会、関東ブロックについては栃木県バスケットボール協会、近畿ブロックについては兵庫県バスケットボール協会が、それぞれ開催情報を公表している。九州ブロックの日程は福岡県バスケットボール協会の年度競技日程にも記載されている。
地域によって開催日が異なるため、全国一斉に試合が行われるわけではない。観戦を予定している場合は、対象ブロックの組み合わせと試合開始時刻を個別に確認する必要がある。
ファイナルラウンドは2027年1月予定
JBAの2026年10月29日現在のスケジュールでは、第102回大会のファイナルラウンドは2027年1月予定とされ、開催地は調整中となっている。
2026年4月時点の大会概要資料には、天皇杯のファイナルラウンドを1月5日から11日まで、国立代々木競技場第一体育館・第二体育館で実施する計画が記載されていた。ただし、10月29日現在の年度スケジュールでは具体的な日程と会場が確定情報として掲載されていないため、最新の正式発表を優先したい。
第102回大会の決勝カードや優勝チームは、11月の地域予選を経て出場チームが確定し、その後のトーナメントを勝ち抜くことで決まる。
【前回大会の詳細結果】第101回天皇杯はアルバルク東京が優勝
第101回天皇杯のファイナルラウンドは、2026年1月6日から12日まで開催された。決勝は1月12日、東京都の国立代々木競技場第一体育館で行われ、アルバルク東京とシーホース三河が対戦した。
試合は三河が第1クォーターを20-15で先行。しかし、第2クォーターにアルバルク東京が25得点を挙げ、三河を10得点に抑える展開となった。前半終了時点で40-30と逆転したアルバルク東京が、その後もリードを守り切った。
最終スコアはアルバルク東京72-64シーホース三河。2012年1月の第87回大会以来となる14大会ぶり3度目の優勝だった。
決勝のクォーター別スコア
| クォーター | アルバルク東京 | シーホース三河 |
|---|---|---|
| 第1Q | 15 | 20 |
| 第2Q | 25 | 10 |
| 第3Q | 11 | 18 |
| 第4Q | 21 | 16 |
| 合計 | 72 | 64 |
第3クォーターには三河が反撃し、51-48まで点差を縮めた。最終クォーターも接戦となったが、アルバルク東京は守備の強度を維持。相手に逆転を許さず、8点差で勝利を収めた。
決勝の入場者数は約1万人。大勢の観客が見守る中で行われた頂上決戦は、B.LEAGUEの強豪同士が歴史あるタイトルを争う試合となった。
大会MVPはライアン・ロシター
大会MVPに選ばれたのは、アルバルク東京のライアン・ロシターだ。決勝では10得点21リバウンドを記録。特にリバウンドで存在感を示し、チームの勝利を支えた。
ロシターの活躍は決勝だけではない。準々決勝の群馬クレインサンダーズ戦では16得点19リバウンド、準決勝の三遠ネオフェニックス戦では12得点11リバウンド7アシストを記録している。
決勝後には、限られた人数で戦った大会を振り返り、チーム全員がMVPだという趣旨のコメントで仲間を称賛した。個人賞を獲得しながらも、チームの結束を前面に出した姿勢が印象的だった。
【出場チームと関係性を整理】天皇杯バスケの仕組みと注目ポイント
天皇杯の大きな特徴は、B.LEAGUEの上位クラブだけで優勝を争う大会ではないことだ。地域予選を勝ち上がったチーム、社会人代表、大学関係の推薦チームにもファイナルラウンドへの出場枠が設けられている。
第102回大会の大会概要では、男子のファイナルラウンドは合計24チームを基本とする構成になっている。内訳は9ブロック代表、社会人推薦1チーム、大学推薦1チーム、トップリーグ推薦13チームだ。
第102回大会の出場枠と関連チーム
出典:第102回天皇杯・第93回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会の大会概要(2026年4月時点)。
ファーストラウンドからファイナルまでの流れ
大会は大きく3段階で構成される。
1. ファーストラウンド(都道府県ラウンド)
各都道府県で開催され、一般Ⅰ種カテゴリーとU18カテゴリーのチームが出場対象となる。参加チーム数は原則6チーム以上で、具体的な選出方法は各都道府県のバスケットボール協会が定める。
2. セカンドラウンド(ブロックラウンド)
北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の9ブロックで実施される。原則として各ブロックの代表を決定し、ファイナルラウンドへの切符を争う。
3. ファイナルラウンド
各ブロック代表と推薦枠、トップリーグ枠のチームが集結する。セカンドラウンド以降はノックアウト方式で、敗れればその時点で大会終了となる。
この仕組みは、地域で活動するチームに全国規模の大会へ進出する機会を与えながら、プロクラブの実力も同じ舞台で競わせるものだ。B.LEAGUEのリーグ戦とは異なる緊張感が生まれる理由でもある。
第101回大会の主要な関係者・受賞者
2026年1月の大会結果を理解するうえで押さえておきたいのが、優勝したアルバルク東京と準優勝のシーホース三河、それぞれの中心選手だ。
- アルバルク東京: 優勝チーム。セバスチャン・サイズ、マーカス・フォスター、ライアン・ロシターが大会ベスト5に選出。
- シーホース三河: 準優勝。西田優大、ダバンテ・ガードナーが大会ベスト5に選出。
- 三遠ネオフェニックス: 準決勝でアルバルク東京と対戦し、3位。
- 宇都宮ブレックス: 準決勝でシーホース三河と対戦し、3位。
この4クラブの結果は、第101回大会の最終順位を理解するための基本情報となる。特にアルバルク東京の優勝は、14大会ぶりという長い空白を埋めるタイトル獲得だった。
【勝敗を分けるポイント】第102回大会で注目したい3つの視点
第102回大会の優勝候補を早い段階で断定することは難しい。地域代表の確定とファイナルラウンドの組み合わせが重要になるためだ。ただし、試合を追ううえで注目したい要点は明確にある。
1. B1上位クラブの選手層とコンディション
B1の上位8チームには出場枠が与えられる。リーグ戦で高い競争力を持つクラブが出場するため、選手層や守備力は大きな強みになる。
一方、カップ戦は短期間に試合が集中する。第101回大会のアルバルク東京も、負傷者が相次ぐ状況で大会を戦った。6日間で4試合という過密日程を乗り越えた事実は、選手のコンディション管理が勝敗を左右することを示している。
2. 地域代表がプロクラブにどこまで迫れるか
天皇杯の醍醐味は、異なるカテゴリーのチームが同じトーナメントに参加する点にある。地域代表や大学、社会人チームは、プロクラブとは異なる環境で競技を続けている。
それでも、ノックアウト方式では1試合の出来が結果を大きく左右する。序盤から相手の得点源を抑え、リバウンドやターンオーバーで優位に立てば、カテゴリーの差を縮める展開も生まれる。
3. セカンドラウンドの勝ち上がりと組み合わせ
地域予選の優勝チームがファイナルラウンドに進むため、11月のブロック大会は見逃せない。各ブロックの代表が決まれば、ファイナルラウンドの対戦構図も具体化する。
特に、B.LEAGUE推薦枠と地域代表がどの段階で対戦するかは、トーナメントの見どころになる。対戦相手によっては、地域代表が全国的な注目を集めるきっかけにもなる。
【放送・配信・チケット】天皇杯バスケ2026を観戦する方法
2026年1月に終了した第101回大会では、複数の視聴手段が用意されていた。次回大会の観戦方法を考える際にも、前回の実績は参考になる。
第101回大会の放送・配信実績
- NHK BS:準決勝の一部を生中継
- NHK Eテレ:決勝を生中継
- NHK ONE:決勝の同時・見逃し配信
- バスケットLIVE:ファイナルラウンド全試合をライブ・見逃し配信
- JBA公式YouTube:ファイナルラウンド1回戦・2回戦を無料ライブ配信
これらは第101回大会について発表された情報であり、第102回大会でも同じ放送・配信体制になると確定したわけではない。
第102回大会のチケット情報は?
2026年11月3日時点で、JBAの最新年度スケジュールには第102回ファイナルラウンドの開催時期として2027年1月予定が掲載されているが、開催地は調整中となっている。具体的な試合日、チケット販売開始日、放送・配信の詳細については、今後の正式発表を待つ必要がある。
観戦を希望する人は、次の3点を確認しておきたい。
1. ファイナルラウンドの正式な日程と会場
2. 出場チームと組み合わせ
3. チケット販売方法と放送・配信予定
地域ラウンドについては、各ブロックの主管協会が会場や組み合わせを発表している。現地観戦を考えている場合は、全国一律の情報だけでなく、開催地域の協会発表も確認したい。
【炎上・噂の真相】天皇杯バスケ2026をめぐるニュースとネットの反応
大会情報を調べる際、試合結果だけでなく、公式サイトの更新状況にも注意したい。2026年秋には、日本バスケットボール協会の公式サイトをめぐってシステム障害が発生していた。
JBA公式サイトの障害と復旧
JBAの2026年10月29日付発表によると、公式サイトは10月7日未明から閲覧できない状態になっていた。原因は、サイト運用に利用していたクラウドサービス事業者のシステムが第三者によるランサムウェア攻撃を受け、停止したことだった。
その後、運用会社が保管していたバックアップが確認され、JBAは別環境で公式サイトを復元。10月29日に再開した。
ただし、復旧したページには2026年10月上旬までの情報が中心となり、一部の記事、画像、PDFは未掲載または古い状態のものがあると説明されている。
JBAは同じ発表で、主催・主管大会や講習会について、中止や日程変更はないとも説明している。したがって、サイトが一時的に閲覧できなかったことと、天皇杯の大会そのものが中止になったという話は区別する必要がある。
「天皇杯で炎上」「大会が中止」という情報は本当?
2026年11月3日時点のJBA公表資料からは、第102回大会の試合不正や大会中止を裏付ける公式発表は確認できない。公式サイトの障害は実際に起きた出来事だが、競技結果や大会運営上の不正を示すものではない。
また、「天皇杯」という名称は、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど複数競技で使われる。同じ言葉を含むニュースがSNSで拡散されても、競技や大会回数を取り違えると誤った情報につながる。
ネットの反応を読み解く際の注意点
第101回大会では、アルバルク東京の14大会ぶりの優勝や、ライアン・ロシターの21リバウンドが公式ニュースで大きく取り上げられた。約1万人が集まった決勝の盛り上がりも、当日の注目度を示す具体的な材料だ。
一方、匿名掲示板やSNSの一部投稿を、バスケットボールファン全体の総意として扱うことはできない。特定の選手への批判や判定への不満が投稿されていたとしても、それだけで大会全体が炎上したと判断するのは早計だ。
ニュースを確認する際は、JBAの公式発表、クラブの試合レポート、実際のボックススコアを照合すると、噂と事実を切り分けやすい。
【天皇杯バスケ2026のよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の天皇杯バスケで優勝したチームは?
A1:2026年1月12日に終了した第101回大会では、アルバルク東京がシーホース三河を72-64で破り、14大会ぶり3度目の優勝を果たした。
Q2:2026年度の天皇杯は第何回大会?
A2:第102回大会だ。2026年4月から各都道府県でファーストラウンドが実施され、11月にセカンドラウンド、2027年1月にファイナルラウンドが予定されている。
Q3:第102回大会の決勝はいつ開催される?
A3:JBAの2026年10月29日現在の年度スケジュールでは、2027年1月予定となっている。具体的な開催日と会場は最新の正式発表を確認したい。
Q4:天皇杯にはB.LEAGUE以外のチームも出場できる?
A4:出場できる。第102回大会では地域ブロック代表9チーム、社会人推薦1チーム、大学推薦1チームなどに出場枠が設けられている。ファーストラウンドには一般Ⅰ種カテゴリーとU18カテゴリーのチームも参加対象となる。
Q5:第101回大会のMVPは誰?
A5:アルバルク東京のライアン・ロシターだ。決勝で10得点21リバウンドを記録し、共同通信社MVP賞を初受賞した。
Q6:天皇杯バスケ2026の試合は無料で見られる?
A6:第101回大会ではJBA公式YouTubeによる無料ライブ配信が一部の試合で実施された。第102回大会の無料配信や有料配信については、最新の公式発表を確認する必要がある。
まとめ:天皇杯バスケ2026は第101回の結果と第102回の展開が重要
2026年の天皇杯バスケを理解するうえで、まず押さえておきたいのは第101回大会と第102回大会の違いだ。
第101回大会ではアルバルク東京がシーホース三河を72-64で破り、14大会ぶり3度目の優勝を達成。ライアン・ロシターが大会MVPに選ばれた。限られた選手数で過密日程を乗り越えた優勝劇は、チームの総合力を示す結果となった。
一方、2026年度の第102回大会は11月のセカンドラウンドが大きな節目となる。地域代表9チームに加え、B.LEAGUE、社会人、大学の各カテゴリーから選ばれたチームが、2027年1月予定のファイナルラウンドを目指す。
今後のニュースで特に注目したいのは、地域代表の決定、ファイナルラウンドの組み合わせ、チケット・配信情報の3点だ。優勝チームの名前だけを追うのではなく、地域予選から勝ち上がる過程を確認すると、天皇杯ならではの魅力がより深く見えてくる。
2026年11月のブロック大会から2027年1月の最終決戦へ。第102回天皇杯で新たな歴史を刻むのはどのチームなのか、今後の公式発表と試合結果に注目したい。