沖縄旅行といえば、青い海、白い砂浜、強い日差しが似合う夏のイメージが強い。しかし、2026年から2027年にかけての冬は、夏とは違った沖縄の魅力に出会える季節だ。ザトウクジラが慶良間諸島近海に姿を現し、本州よりひと足早く寒緋桜が咲き始める。加えて、南国らしい植物園のイルミネーションや、復元された首里城正殿の一般公開など、この冬ならではの見どころもある。
気になるのは、実際の気温や服装、海で泳げるかどうか、航空券やホテルを含む旅行費用だろう。沖縄県の最新観光統計や気象庁の平年値、各施設・観光協会の2026年発表をもとに、12月・1月・2月の楽しみ方からレンタカーで巡るモデルコースまで整理する。冬の沖縄旅行を計画するなら、夏と同じ感覚で予定を組まないことが満足度を高めるポイントになる。
【2026年最新】沖縄の冬は夏と何が違う?気温・服装・旅行のメリットとデメリット
沖縄の冬観光を考えるうえで、最初に知っておきたいのが本州との気候の違いだ。沖縄は冬でも比較的温暖だが、常に半袖で過ごせるわけではない。
気象庁の1991~2020年の平年値によると、那覇の平均気温は12月が19.0℃、1月が17.3℃、2月が17.5℃。東京などの本州主要都市と比べれば暖かいものの、北東から吹く季節風の影響で、実際には数字以上に寒く感じる日もある。
12月・1月・2月の気温と服装を比較
旅行準備では、平均気温だけでなく最高・最低気温も確認しておきたい。
| 月 | 平均気温 | 平均最高気温 | 平均最低気温 | おすすめの服装 |
|---|---|---|---|---|
| 12月 | 19.0℃ | 21.5℃ | 16.8℃ | 長袖、ニット、薄手のコート |
| 1月 | 17.3℃ | 19.8℃ | 14.9℃ | セーター、防風ジャケット |
| 2月 | 17.5℃ | 20.2℃ | 15.1℃ | 長袖、カーディガン、コート |
出典は気象庁の那覇における1991~2020年の平年値。実際の2026年・2027年の天候を予測する数値ではないが、旅行時の服装を考える基準になる。
12月は比較的過ごしやすいが、夜は冷える
12月は平均気温19.0℃。日中に日差しがあれば、長袖シャツ程度で快適に観光できる日もある。一方、曇りや雨の日は肌寒く、夕方以降はアウターが欲しくなる。
おすすめは、脱ぎ着しやすい長袖と薄手の防風ジャケットの組み合わせ。クリスマスや年末のイルミネーションを楽しむなら、夜間用にもう一枚暖かい服を用意しておきたい。
1月は北風対策が最優先
1月は冬の沖縄らしい気候がはっきりする時期。気温が20℃近くまで上がる日もある一方、寒気が入ると10℃台前半まで下がる場合がある。
特に海岸沿いや展望台では風を遮るものが少ない。厚手のパーカーやウインドブレーカー、セーターなどを組み合わせると安心だ。ホエールウォッチングに参加する場合は、船上での防寒を優先したい。
2月は春の気配が感じられる季節
2月は平均気温17.5℃。1月と同じく寒暖差がありながら、少しずつ暖かさが増していく。寒緋桜の見頃を迎える地域も多く、花を楽しむドライブにも適している。
日中は長袖と軽い羽織りもので過ごせることがあるが、夜間や北部の山間部では冷え込む。桜まつりのライトアップを見に行く人は、コートを車に積んでおこう。
冬の沖縄旅行のメリット・デメリット
冬の沖縄は、夏のように海水浴を中心とした旅行には向かない。しかし、暑さが和らぐことで観光地を歩きやすく、自然観察や歴史文化の観光には好条件がそろう。
メリット
- 真夏の強い日差しや猛暑を避けて観光できる。
- ホエールウォッチングや寒緋桜など冬限定の自然体験がある。
- 夏のピーク時期と比較して、航空券や宿泊施設を安く予約できる場合がある。
- 首里城や博物館、文化施設などを落ち着いて巡る旅行を組み立てやすい。
デメリット
- 北風や雨によって体感温度が低くなる。
- 海水浴やビーチアクティビティを中心にした旅行には不向き。
- 強風や高波で船のツアーが欠航する可能性がある。
- 年末年始、桜まつり、スポーツキャンプの時期には宿泊料金や交通需要が上がる場合がある。
つまり、冬の沖縄は「海で泳ぐリゾート」から「自然・文化・季節イベントを巡るリゾート」へと楽しみ方が変わる。ここを理解しておけば、旅行への期待と実際の体験のずれを小さくできる。
【冬限定の絶景】ホエールウォッチング・寒緋桜・南国イルミネーション2026-2027
冬の沖縄観光を夏と差別化する最大の要素は、季節限定の自然とイベントだ。特に12月末から春にかけては、クジラ、桜、イルミネーションという異なる魅力を一度の旅行で楽しめる可能性がある。
慶良間諸島のザトウクジラは12月末から4月頃まで
冬の沖縄で体験したい代表的なアクティビティがホエールウォッチングだ。
環境省によると、慶良間諸島周辺の海域には、繁殖と子育てのためにザトウクジラが毎年12月末から4月頃まで戻ってくる。
ザトウクジラは体長約13~15m、体重約30tにもなる大型の哺乳類。長い胸びれや大きな尾びれが特徴で、海面から体を持ち上げるブリーチングや、尾びれを海面に打ちつけるテールスラップなど、迫力ある行動を観察できることがある。
主な観察エリアは慶良間諸島周辺。那覇から出発するツアーもあり、日帰りで参加できるプランが用意されている。
また、船に乗らなくても、座間味島の稲崎展望台や渡嘉敷島の照山展望台などからクジラを探せる。環境省の案内によれば、島の観測員がクジラを捜索し、ウォッチング船を誘導する仕組みも整えられている。
ただし、冬の海は風や波の影響を受けやすい。海況が悪ければ出航が中止になることもあるため、旅行日程に余裕を持たせることが大切だ。船酔いが心配な人は、酔い止めや防寒着を準備しておきたい。
2027年の沖縄桜まつりは1月下旬から2月上旬が狙い目
沖縄の桜は、本州で一般的にイメージされるソメイヨシノとは異なり、濃いピンク色の寒緋桜(カンヒザクラ)が中心だ。
釣り鐘のように下向きに咲く花が特徴で、北部の山々や歴史的な城跡を彩る。日本の多くの地域より早く桜を楽しめることから、冬の沖縄観光の大きな魅力となっている。
2027年の開催が発表されている主な桜イベントは次の2つ。
- 第64回名護さくら祭り:2027年1月30日・31日。名護城公園や名護十字路大通りなどが会場となる。
- 第20回今帰仁グスク桜まつり:2027年1月30日~2月7日。世界遺産・今帰仁城跡で開催予定。
名護市観光協会と今帰仁村観光協会がそれぞれ開催日を発表している。今帰仁グスク桜まつりでは、歴史ある石垣と寒緋桜の組み合わせが見どころになる。
一方、本部町の「もとぶ八重岳桜まつり」も外せない。八重岳桜の森公園は寒緋桜の名所として知られ、2026年の第48回は1月17日から2月1日までの予定だったが、最終的に2月8日まで延長された。
2027年の第49回については、2026年11月3日時点で本部町観光協会の案内に開催期間が掲載されていない。前年の日程をそのまま2027年の確定日として扱わず、正式発表を確認してから旅行日を決めたい。
桜はイベント開催期間と満開時期が必ず一致するわけではない。特に山間部では気温や天候によって開花状況が変わるため、旅行直前の開花情報も確認しよう。
沖縄南国イルミネーション2026-2027は冬の夜を彩る
日中の観光だけではなく、夜の沖縄を楽しみたい人には、沖縄市の美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園で開催される「沖縄南国イルミネーション2026-2027」がおすすめだ。
沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」の2026年10月16日更新情報によると、開催期間は2026年10月23日~2027年5月23日。
植物園ならではのヤシの木や植物を生かしたライトアップに加え、沖縄の海をイメージした光の演出も見どころとなる。巨大なジンベエザメやウミガメ、マンタなどをモチーフにしたイルミネーションも紹介されている。
一般的な都市型イルミネーションとは異なり、南国の植物と光を組み合わせた景観が特徴。カップルや家族旅行だけでなく、写真撮影を楽しみたい人にも向いている。
日没後は気温が下がるため、防寒着を忘れないこと。入園料金や営業時間は変更される可能性があるので、訪問前に施設の最新案内を確認しておこう。
2026年11月23日から首里城正殿内部の一般公開が始まる
この冬、歴史文化の観光で特に注目したいのが首里城だ。
首里城公園の公式発表によると、復元された正殿内部の一般公開は2026年11月23日から開始される。火災後の復元工事が進められてきた首里城にとって、大きな節目となる。
正殿内部を見学する場合は、日時指定の事前予約が必要。個人旅行者も対象で、予約に伴う追加料金は発生しない。正殿内部を見学しない場合は、予約なしで有料区域を巡れる入場券も用意されている。
高台見学デッキからは正殿の外観や屋根の装飾を間近に眺められ、復興展示室では再建の過程を知ることができる。
単に完成した建物を見るだけでなく、琉球王国の歴史と復興の歩みを一緒に学べるのが、2026年冬の首里城観光の魅力だ。特に11月23日から12月上旬は公開開始直後の混雑も考えられるため、予約枠と入場案内を事前に確認したい。
【冬の沖縄で海遊び】泳げる?ダイビング・シュノーケリングの実態
「沖縄なら冬でも海で泳げるのでは?」と考える人は少なくない。しかし、冬の海遊びには夏とは異なる条件がある。
冬の一般的な海水浴は基本的にシーズン外
12月から2月の沖縄では、一般的な海水浴シーズンは終了している。沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」も、12月は海水浴の時期が終わり、冬の海はダイビングなどで楽しむ季節と紹介している。
もちろん、気温が高い日には砂浜を散歩したり、海辺で写真を撮ったりすることはできる。リゾートホテルによっては温水プールなどを利用できる場合もある。
ただし、ビーチに行けば必ず泳げるわけではない。遊泳期間、監視員の配置、海況、安全設備などはビーチごとに異なるため、現地の案内を確認しておきたい。
冬でもダイビングは可能!透明度の高い海を楽しむ
冬の沖縄でおすすめしたいのがダイビングだ。
沖縄では一年を通じてダイビングが行われており、冬も営業するショップがある。沖縄観光情報サイトのダイビングシーズンカレンダーでは、平均水温の目安は12月が23.4℃、1月が22.2℃、2月が21.5℃と紹介されている。
真夏に比べると水温は下がるが、適切な装備を選べば冬でも海中の世界を楽しめる。特に冬は、夏の繁忙期とは異なる落ち着いた雰囲気の中で海を楽しみたい人に向いている。
装備については、5mm程度のウェットスーツやフードベストなど、ショップが推奨する防寒対策を確認しよう。水中だけでなく、ボート上で濡れた体に風が当たることも考慮したい。
冬のシュノーケリングは海況とショップ選びが重要
シュノーケリングも、冬季に対応する事業者を利用すれば楽しめる場合がある。ただし、北風が強い日は波が高くなり、ポイントによってはツアーが中止される。
慶良間諸島などの人気エリアでも、希望したポイントに必ず行けるとは限らない。初心者や子ども連れの場合は、冬季の開催実績があり、保温装備や安全管理について具体的に説明してくれるショップを選ぶことが大切だ。
冬の沖縄旅行で海を楽しむなら、次のように目的を分けると計画しやすい。
- 海水浴が目的:4月以降の海開きシーズンを検討する。
- 水中観察が目的:冬季対応のダイビングツアーを選ぶ。
- 野生動物を観察したい:ホエールウォッチングを優先する。
- 海の景色を楽しみたい:展望台や海岸の散策を中心にする。
冬の沖縄では、海に入ることだけがマリンレジャーではない。クジラの観察や透明度の高い海の景色など、別の楽しみ方がある。
【旅行費用を比較】沖縄の冬旅行は本当に安い?航空券・ホテル・レンタカーの相場
冬の沖縄旅行を検討する人にとって、費用は重要な判断材料だ。一般的に夏のピークシーズンよりも旅行費用を抑えられる可能性はあるが、冬なら必ず安くなるというわけではない。
沖縄県の2026年公表データで見る旅行費用
沖縄県が2026年9月18日に公表した「令和7年度観光統計実態調査報告書」には、県外から訪れた旅行者の消費単価が掲載されている。
同調査の四半期別データでは、県外客の1人当たり消費単価は次のとおりだった。
- 2025年4~6月期:93,110円
- 2025年7~9月期:123,741円
- 2025年10~12月期:100,610円
- 2026年1~3月期:97,708円
夏に当たる7~9月期と比較すると、2026年1~3月期は約26,000円、約21%低い。冬の旅行費用を考える際の参考になる数字だ。
ただし、これは沖縄県の調査による県外客の消費単価であり、出発地から沖縄までの航空券を含めた旅行総額そのものではない。県内の宿泊費、飲食費、交通費、娯楽・入場費などの消費動向を把握するための統計として読む必要がある。
航空券とホテルは冬の中でも価格差が大きい
冬の沖縄旅行で比較的費用を抑えやすいのは、年末年始や連休を避けた平日を選ぶ方法だ。
一方、12月下旬から1月上旬は帰省や年末年始旅行の需要があり、航空券や宿泊料金が上がる場合がある。1月下旬から2月上旬も桜まつりやスポーツキャンプの開催に伴い、北部エリアの宿泊施設が混み合う可能性がある。
特に次の時期は、早めの予約がおすすめだ。
- 12月下旬~1月上旬:年末年始の旅行需要。
- 1月下旬~2月上旬:寒緋桜や各地の桜まつり。
- 1~2月:プロ野球やJリーグなどのスポーツキャンプ。
費用を重視するなら、イベントの開催日から数日ずらすだけでも宿泊先の選択肢が広がることがある。
レンタカーは必要?旅行費用とのバランスを考える
沖縄県の令和7年度観光統計では、県外客が利用した交通手段のうち、レンタカーが67.4%で最も多かった。
特に本島北部の八重岳、今帰仁城跡、沖縄美ら海水族館などを巡る場合は、レンタカーがあると行動範囲が広がる。
ただし、レンタカーには車両代だけでなく、ガソリン代、駐車料金、保険料なども発生する。運転に不慣れな人や那覇市内を中心に観光する人なら、ゆいレールや路線バス、観光ツアーを組み合わせたほうが経済的な場合もある。
また、本部町では2026年6月から2027年1月31日まで、町内の観光施設を巡る無料観光周遊バスが運行されている。レンタカー不足への対応として設けられた取り組みで、対象施設や時刻表を確認すれば北部観光の選択肢を増やせる。
旅行費用を比較するときは、航空券とホテルだけでなく、現地移動の費用まで含めて判断することが大切だ。
【雨の日でも楽しめる】沖縄の冬観光スポットとレンタカーおすすめモデルコース
冬の沖縄は曇りや雨の日もある。天気が悪いと屋外観光が難しくなるため、旅行前に屋内施設をいくつか候補に入れておきたい。
沖縄美ら海水族館は雨の日の定番
本島北部の本部町にある沖縄美ら海水族館は、天候に左右されにくい観光スポットだ。
公式FAQでも、水族館内は雨の日でも十分楽しめると案内されている。巨大水槽で泳ぐジンベエザメやマンタなどを観察でき、海洋生物に関心がある人はもちろん、家族旅行にも適している。
加えて、海洋博公園内には熱帯ドリームセンター、海洋文化館、ウミガメ館、マナティー館など屋根付きの施設がある。雨の強さによって屋外移動が必要になるため、折りたたみ傘を持っていこう。
沖縄県立博物館・美術館で歴史と文化に触れる
那覇市おもろまちにある沖縄県立博物館・美術館、通称「おきみゅー」も冬の観光におすすめだ。
博物館と美術館が併設され、沖縄の自然、歴史、文化、芸術を幅広く紹介している。海や景色を巡る旅行とは違い、琉球王国の歴史や沖縄の生活文化について理解を深められる。
金曜・土曜は通常より遅い20時まで開館する案内もあり、観光の予定に組み込みやすい。ただし、月曜日や年末年始などは休館日となるため、訪問前に最新の開館情報を確認したい。
DMMかりゆし水族館は南部観光と組み合わせやすい
豊見城市のイーアス沖縄豊崎にあるDMMかりゆし水族館も、雨の日に利用しやすい施設だ。
ショッピングモールに隣接しているため、水族館を楽しんだ後に食事や買い物を組み合わせられる。那覇空港から車で約20分というアクセスの良さも魅力だ。
帰国便や帰宅便の時間まで余裕がある日、あるいは到着直後の観光先としても候補になる。
レンタカーで巡る沖縄本島北部の冬観光モデルコース
冬の沖縄旅行で桜や水族館、世界遺産を楽しみたいなら、本島北部を中心としたドライブがおすすめだ。
例えば、次のような順番で巡ると、自然と文化の両方を楽しめる。
午前:沖縄美ら海水族館
まずは本部町の沖縄美ら海水族館へ。雨の日でも屋内展示を中心に楽しめるため、天候が不安定な冬の観光に適している。
昼:本部町周辺で沖縄グルメ
本部町周辺で沖縄そばや地元の食材を使った料理を楽しむ。移動の合間に海岸や景色の良い場所へ立ち寄るのもいい。
午後:八重岳桜の森公園
1月下旬から2月頃なら、八重岳の寒緋桜を楽しめる可能性がある。2027年の桜まつり開催日と開花状況を確認してから訪れたい。
夕方:今帰仁城跡
世界遺産の今帰仁城跡で、歴史ある石垣と周囲の景観を楽しむ。2027年1月30日から2月7日は今帰仁グスク桜まつりの開催予定期間に当たる。夜間のライトアップなどは追加発表を確認しよう。
夜:名護市内に宿泊
名護市内に宿泊すれば、翌日の名護さくら祭りや北部の観光地巡りにも便利だ。那覇まで一気に戻るより、北部で一泊することで移動の負担を減らせる。
このモデルコースは、冬のイベント時期に合わせた一例だ。桜の開花状況や日没時間、各施設の営業時間によって順番を調整したい。運転中は無理に予定を詰め込最初に、安全を優先しよう。
冬の沖縄旅行で失敗しない観光スポットの選び方
スポット選びでは、天候だけでなく旅行者の目的を基準にするとよい。
- 自然を楽しみたい人:慶良間諸島のホエールウォッチング、八重岳の桜。
- 写真を撮りたい人:東南植物楽園のイルミネーション、今帰仁城跡の桜。
- 歴史や文化を知りたい人:首里城、沖縄県立博物館・美術館。
- 子ども連れの人:沖縄美ら海水族館、DMMかりゆし水族館。
- 海が好きな人:冬季対応のダイビングやシュノーケリング。
冬は屋外と屋内の観光を組み合わせることがポイント。晴れた日は自然や景色を楽しみ、雨が降ったら水族館や博物館に切り替える柔軟な計画が役立つ。
【プロの結論】沖縄冬旅行のベストシーズンは目的で変わる!2026-2027年の選び方
沖縄の冬旅行には、すべての人に当てはまる唯一のベストシーズンはない。何を体験したいかによって、適した時期が変わるからだ。
12月がおすすめなのはイルミネーションと年末旅行を楽しみたい人
12月は比較的暖かい日があり、東南植物楽園の沖縄南国イルミネーションを楽しめる。年末のリゾート滞在や、首里城などの歴史観光を組み合わせるのにも適している。
ただし、年末年始は航空券やホテルが高くなりやすい。価格を重視する場合は、クリスマス前や年末のピークを外す方法も検討したい。
1月がおすすめなのはクジラと早咲きの桜を楽しみたい人
1月はホエールウォッチングのシーズンに入り、寒緋桜の開花も始まる時期。海と山の両方で冬の沖縄らしさを体験できる。
特に1月下旬は、名護や今帰仁などの桜イベントに合わせた旅行を組み立てやすい。2027年1月30日・31日は名護さくら祭り、1月30日から2月7日は今帰仁グスク桜まつりの開催期間として発表されている。
2月がおすすめなのは桜と冬の自然を満喫したい人
2月は寒緋桜の見頃が続き、ホエールウォッチングも楽しめる。夏ほど暑くないため、複数の観光地を巡るドライブにも向いている。
桜を最優先するなら、北部の開花状況を確認したうえで旅行日を決めることが重要だ。祭りの開催期間だけを見て予約すると、実際の開花状況とずれる可能性がある。
冬の沖縄旅行をおすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- 夏の暑さや強い日差しが苦手な人。
- ホエールウォッチングや桜など、季節限定の自然を楽しみたい人。
- 首里城や博物館など、歴史・文化をじっくり見たい人。
- リゾートホテルでのんびり過ごしたい人。
- 航空券やホテルの価格を比較して、旅行日を柔軟に決められる人。
おすすめしにくい人
- 毎日ビーチで海水浴を楽しみたい人。
- 常に半袖で過ごせる南国の暑さを期待している人。
- 船のツアーを絶対に中止せず体験したい人。
- 天候に左右されない屋外観光だけを希望する人。
冬の沖縄旅行を成功させる最大の要点は、夏の代わりとして考えないことだ。クジラ、桜、歴史、イルミネーションなど、冬にしか出会えない体験を中心に旅程を作れば、季節の違いそのものが旅の魅力になる。
【沖縄冬観光】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:沖縄の冬は何月から何月までですか?
A1:観光シーズンとしては12月から2月頃を冬として考えるのが一般的です。12月は比較的暖かく、1月は北風が強まり、2月になると寒緋桜が見頃を迎える地域が増えてきます。
Q2:沖縄の冬は半袖で過ごせますか?
A2:日中の暖かい日なら半袖で過ごせる場合もありますが、基本的には長袖と防風アウターがおすすめです。特に1月と2月の夜間や海岸沿いでは冷え込むことがあります。
Q3:沖縄の冬でも海で泳げますか?
A3:一般的な海水浴シーズンは終了しているため、通常のビーチで泳ぐ旅行はおすすめしにくい時期です。ただし、冬季対応のダイビングやシュノーケリングを実施するショップはあります。海況と安全条件を確認しましょう。
Q4:沖縄のホエールウォッチングは何月がベストですか?
A4:慶良間諸島周辺では、ザトウクジラが毎年12月末から4月頃まで見られる可能性があります。1月から3月は冬の代表的な観察シーズンです。ただし、野生動物のため遭遇は保証されず、海況による欠航もあります。
Q5:2027年の沖縄の桜まつりはいつですか?
A5:2027年は名護さくら祭りが1月30日・31日、今帰仁グスク桜まつりが1月30日から2月7日に開催予定です。もとぶ八重岳桜まつりの2027年の日程は、2026年11月3日時点で正式発表を確認できていません。
Q6:冬の沖縄旅行は夏より安いですか?
A6:一般的には夏のピークシーズンより費用を抑えやすい傾向があります。沖縄県の2025年度観光統計では、県外客の1人当たり消費単価は2026年1~3月期が97,708円、2025年7~9月期が123,741円でした。ただし、航空券や宿泊費は年末年始やイベント開催時期によって上昇する場合があります。
Q7:沖縄で雨の日におすすめの観光スポットはどこですか?
A7:沖縄美ら海水族館、DMMかりゆし水族館、沖縄県立博物館・美術館などがおすすめです。特に美ら海水族館は、公式FAQでも雨の日に楽しめる施設として紹介されています。
まとめ:2026-2027年の沖縄冬観光は季節限定の体験を軸に計画しよう
沖縄の冬観光は、夏とは違う楽しみ方ができる旅行スタイルだ。12月は南国イルミネーション、1月から4月頃はホエールウォッチング、1月下旬から2月にかけては寒緋桜が見どころになる。
加えて、2026年11月23日からは首里城正殿内部の一般公開が始まる。2026年から2027年にかけては、自然だけでなく歴史文化の面でも見逃せないタイミングだ。
気温は本州より高めでも、北風によって体感温度が下がることがある。長袖、防風アウター、雨具を用意し、屋外と屋内の観光を組み合わせておくと安心できる。
旅行費用についても、冬だから必ず安いと決めつけず、航空券、ホテル、レンタカーを含めた総額で比較したい。年末年始や桜まつりの開催時期は、早めの予約が有効だ。
夏の沖縄が海水浴とマリンレジャーを満喫する季節なら、冬の沖縄はクジラと桜、歴史、光の演出に出会う季節。2026-2027年の冬は、目的に合った月を選び、南国ならではの少し早い春を楽しんでみてはいかがだろうか。
モデルコースの位置関係
主な根拠資料・公式発表
- 気象庁「那覇の平年値」
- 沖縄県「令和7年度観光統計実態調査報告書」
- 環境省「慶良間諸島国立公園 ホエールウォッチングコース」
- 沖縄観光情報WEBサイト「おきなわ物語」
- 本部町観光協会「第48回もとぶ八重岳桜まつり」
- 名護市観光協会「第64回名護さくら祭り」
- 今帰仁村観光協会「第20回今帰仁グスク桜まつり」
- 首里城公園「正殿内観覧予約について」
- 沖縄美ら海水族館「よくある質問」
- 沖縄県立博物館・美術館「開館時間・休館日・料金案内」