以下に、2026年11月6日時点の大会結果、早稲田大学競走部の公式記録、第102回箱根駅伝の公式データ、11月1日の全日本大学駅伝の結果を反映した記事原稿を作成します。
2026年の第102回箱根駅伝で、早稲田大学は総合4位に入った。往路は5時間18分26秒で2位と優勝争いに加わったものの、復路は5時間26分03秒で8位。総合タイムは10時間44分29秒となり、15年ぶりの総合優勝には届かなかった。特に注目を集めたのは、4区で区間賞を獲得した1年生・鈴木琉胤と、山登りの5区を3位で走った工藤慎作の存在だ。
一方、2026年11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝では、早稲田大学が5時間03分31秒の大会新記録で優勝。16年ぶり6度目の栄冠を手にした。箱根で見せた課題を抱えながらも、秋の大学駅伝で結果を残した早稲田は、2027年1月の第103回大会でどこまで巻き返せるのか。全10区間の記録、選手の実績、花田勝彦監督の指導体制、ライバル校との比較から、その現在地を整理する。
【2026年箱根駅伝】早稲田大学は総合4位!往路2位から復路8位になった結果を検証
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2026年1月2日・3日に開催された。東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの往路5区間と、芦ノ湖から大手町までの復路5区間、合計217.1kmを走る大会だ。
早稲田大学は往路で5時間18分26秒を記録し、青山学院大学に続く2位でフィニッシュ。優勝を狙える位置で復路につないだ。
しかし、復路は5時間26分03秒で8位。往路で築いた好位置を総合優勝につなげることはできなかった。
早稲田大学競走部の公式記録によると、最終結果は次のとおりだ。
| 項目 | 成績 | 順位 |
|---|---|---|
| 往路 | 5時間18分26秒 | 2位 |
| 復路 | 5時間26分03秒 | 8位 |
| 総合 | 10時間44分29秒 | 4位 |
総合順位の上位校を見ると、青山学院大学が10時間37分34秒で優勝、國學院大學が10時間40分07秒で2位、順天堂大学が10時間43分55秒で3位だった。
早稲田大学との差は、優勝した青山学院大学に6分55秒、2位の國學院大學に4分22秒、3位の順天堂大学に34秒。
一方、5位の中央大学との差はわずか2秒だった。
この結果から分かるのは、早稲田が大きく崩れて総合順位を落としたというより、復路で上位争いを維持するためのタイムを確保できなかったことだ。
特に3位の順天堂大学とは34秒差。復路で数区間のタイムを改善できていれば、表彰台に届く可能性もあった。
2025年の第101回大会も総合4位だった早稲田大学にとって、2年連続の4位は安定した競争力を示す一方、優勝に必要な最後の一押しが課題として残る結果となった。
【全10区間の成績一覧】鈴木琉胤が区間賞!工藤慎作・山口智規も好走
第102回大会の早稲田大学を振り返るうえで欠かせないのが、全10区間の個人成績だ。
早稲田大学競走部の公式記録と箱根駅伝公式サイトの区間記録を照合すると、各選手のタイムと順位は以下のとおり。
| 区間 | 選手 | 区間タイム | 区間順位 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 吉倉ナヤブ直希 | 1時間00分58秒 | 7位 |
| 2区 | 山口智規 | 1時間05分47秒 | 4位 |
| 3区 | 山口竣平 | 1時間01分54秒 | 8位 |
| 4区 | 鈴木琉胤 | 1時間00分01秒 | 1位 |
| 5区 | 工藤慎作 | 1時間09分46秒 | 3位 |
| 6区 | 山﨑一吹 | 58分31秒 | 6位 |
| 7区 | 間瀬田純平 | 1時間03分58秒 | 12位 |
| 8区 | 堀野正太 | 1時間06分09秒 | 16位 |
| 9区 | 小平敦之 | 1時間07分45秒 | 2位 |
| 10区 | 瀬間元輔 | 1時間09分40秒 | 10位 |
※記録は第102回大会の公式結果。区間順位と総合順位は異なる。
4区・鈴木琉胤が区間賞を獲得
鈴木は20.9kmの4区を1時間00分01秒で走破。区間2位の中央大学・岡田開成を37秒上回り、見事に区間賞を獲得した。
1年生ながら主要区間で結果を残したことは、早稲田にとって大きな収穫だった。
特筆すべきなのは、鈴木の走りが単なる個人記録にとどまらなかった点だ。4区終了時点で早稲田は総合2位。往路優勝を狙える位置を維持し、5区の山登りにつなげた。
その後、鈴木は2026年11月の全日本大学駅伝でも5区を担当し、区間賞を獲得している。箱根と全日本の両方で主要区間の結果を残したことは、次世代のエース候補として注目する理由になる。
5区・工藤慎作は山登りで区間3位
山登りの5区を任されたのは、3年生の工藤慎作だった。
工藤の記録は1時間09分46秒。区間3位で、青山学院大学の黒田朝日、城西大学の斎藤将也に続く成績だった。
工藤は過去の箱根駅伝でも5区を経験している。
- 2024年・第100回大会:区間6位
- 2025年・第101回大会:区間2位
- 2026年・第102回大会:区間3位
3大会連続で山登りを担当し、安定して上位に入っている点は評価できる。
ただし、2026年は青山学院大学の黒田朝日が1時間07分16秒という圧倒的な記録で区間賞を獲得した。工藤との差は2分30秒だった。
早稲田が総合優勝を目指すには、工藤が山登りで培ってきた経験を生かし、ライバル校との差を縮めることも重要になる。
2区・山口智規は区間4位
各大学のエースが集まる花の2区を担当したのは、4年生の山口智規だった。
山口は23.1kmを1時間05分47秒で走り、区間4位を記録。早稲田の順位を総合3位まで押し上げた。
2区は距離が長く、各大学の戦力差が表れやすい重要区間だ。山口はエース区間で安定した走りを見せ、チームの往路上位進出を支えた。
一方、山口は2026年の4年生であり、2027年大会では同じ選手を起用できない。次のチームが誰を2区に配置するかは、花田監督にとって大きな編成上の課題になる。
【区間エントリーと花田監督】当日変更4人から見える早稲田の采配
第102回大会の早稲田大学は、2025年12月29日に暫定区間エントリーを発表した。
ただし、区間エントリーは最終的な出走メンバーと同じではない。大会当日の変更が認められており、早稲田も往路・復路で選手を入れ替えている。
早稲田大学競技スポーツセンターが公表した変更内容は次のとおりだ。
| 区間 | 当初のエントリー | 最終出走選手 |
|---|---|---|
| 4区 | 武田知典 | 鈴木琉胤 |
| 7区 | 多田真 | 間瀬田純平 |
| 8区 | 宮岡凜太 | 堀野正太 |
| 9区 | 宮本優希 | 小平敦之 |
4区の鈴木は区間賞、9区の小平は区間2位と、変更後の選手が結果を残した。
特に4区の変更は、最終的にチームの往路2位を支える大きな要素となった。
花田勝彦監督とは?現役時代から続く早稲田との関係
現在、早稲田大学競走部の駅伝部門を率いるのが花田勝彦監督だ。
花田監督は早稲田大学人間科学部で学び、1990年から1994年まで競走部に所属した。
現役時代の主な実績は以下のとおり。
- 1992年:全日本大学駅伝1区区間賞
- 1993年:第69回箱根駅伝4区区間賞、早稲田大学の総合優勝に貢献
- 1994年:日本選手権5000m優勝
- 1996年:アトランタ五輪10000m日本代表
- 2000年:シドニー五輪5000m・10000m日本代表
監督としては2022年からチームを指揮している。
早稲田大学の公式プロフィールでは、自主性を持って競技に取り組む学生を支援し、個々の選手の特性を大切にする指導理念が紹介されている。
この指導方針は、大学駅伝のチームづくりにおいて重要な意味を持つ。
大学駅伝では、選手の成長段階も競技特性も異なる。短い距離でスピードを発揮する選手、長距離のエース区間を任される選手、山登りや山下りを得意とする選手を組み合わせなければならない。
花田監督には、選手個々の能力を引き出しながら、10区間全体で最大の結果を出す編成力が求められる。
【歴代優勝は13回】早稲田・青山学院・國學院の実力を比較
早稲田大学は箱根駅伝の歴史を代表する名門校だ。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録によると、早稲田大学の総合優勝回数は13回。中央大学の14回に次ぐ歴代2位の実績を持つ。
最後に総合優勝したのは2011年の第87回大会だ。
その後も優勝候補として名前が挙がることは多いが、2026年まで総合優勝から遠ざかっている。
早稲田大学の歴代優勝年度
早稲田大学が総合優勝を果たした主な大会の記録は以下のとおり。
- 1922年:第3回大会
- 1923年:第4回大会
- 1927年:第8回大会
- 1930年:第11回大会
- 1931年:第12回大会
- 1933年:第14回大会
- 1934年:第15回大会
- 1952年:第28回大会
- 1954年:第30回大会
- 1984年:第60回大会
- 1985年:第61回大会
- 1993年:第69回大会
- 2011年:第87回大会
伝統校としての実績は申し分ない。問題は、その歴史的な強さを現在の競争環境でどう再現するかだ。
2026年箱根駅伝の3大学比較
| 大学 | 総合順位 | 総合タイム | 早稲田との関係 |
|---|---|---|---|
| 青山学院大学 | 1位 | 10時間37分34秒 | 早稲田より6分55秒速い |
| 國學院大學 | 2位 | 10時間40分07秒 | 早稲田より4分22秒速い |
| 順天堂大学 | 3位 | 10時間43分55秒 | 早稲田より34秒速い |
| 早稲田大学 | 4位 | 10時間44分29秒 | 基準 |
青山学院大学は往路・復路ともに優勝し、総合10時間37分34秒の大会新記録を樹立した。
國學院大學も安定した走りで2位に入り、早稲田との差を4分以上に広げた。
早稲田が目指すべきなのは、単純に区間賞を増やすことだけではない。青山学院大学のように、複数の区間で大きく順位を落とさないチームをつくることが必要になる。
実際、2026年の早稲田は4区で区間賞、9区で区間2位という好成績を残した一方、8区は区間16位だった。
一つの突出した結果だけでなく、全区間で一定以上の水準を保つことが総合優勝への条件になる。
【2026年全日本大学駅伝で優勝】早稲田は2027年の箱根で巻き返せるのか
2026年11月6日時点で、早稲田大学にとって大きな追い風となっているのが、11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝の結果だ。
早稲田大学は8区間106.8kmを5時間03分31秒で走破し、大会新記録で優勝した。
これは16年ぶり6度目の全日本大学駅伝優勝だった。
2位の國學院大學は5時間07分05秒。早稲田は3分34秒の差をつけてフィニッシュした。
全日本大学駅伝で工藤慎作が最終8区を担当
特に印象的だったのが、最終8区の工藤慎作だ。
工藤は19.7kmを56分20秒で走り、区間賞を獲得。箱根駅伝の山登りだけでなく、長い距離を走る全日本大学駅伝でもチームの優勝に貢献した。
また、鈴木琉胤も5区で区間賞を獲得。箱根の4区区間賞に続く好走となった。
早稲田の全日本大学駅伝における主な区間成績は以下のとおり。
- 1区:本田桜二郎・区間2位
- 2区:増子陽太・区間1位
- 3区:新妻遼己・区間1位
- 4区:小平敦之・区間4位
- 5区:鈴木琉胤・区間1位
- 6区:堀野正太・区間3位
- 7区:山口竣平・区間3位
- 8区:工藤慎作・区間1位
1年生の本田、増子、新妻が序盤を支え、中盤以降も鈴木や工藤らが結果を残した。
特に2区と3区では区間新記録が生まれている。若い選手の台頭と、上級生の安定感が組み合わさった優勝だった。
この結果は、早稲田が2026年の箱根駅伝から着実にチーム力を高めていることを示す材料になる。
第103回箱根駅伝2027で注目したい選手
2027年1月2日・3日に予定されている第103回箱根駅伝では、早稲田大学は2026年大会の総合4位によってシード権を獲得している。
予選会を経ずに本大会へ出場できるため、チームは本戦を見据えた準備を進められる。
注目したい選手は次のとおりだ。
鈴木琉胤
2026年箱根駅伝の4区区間賞に加え、11月の全日本大学駅伝でも5区区間賞を獲得。箱根の往路で重要区間を任される可能性を感じさせる実績を積んでいる。
工藤慎作
2026年箱根の5区3位、全日本大学駅伝の8区区間賞という実績を持つ。箱根では山登りのスペシャリストとして、全日本では長距離区間の選手として結果を残している。
山口竣平
2026年箱根駅伝の3区8位から、11月の全日本大学駅伝では7区3位へと結果を残した。チームの中核を担う存在として期待される。
小平敦之
2026年箱根駅伝の9区で区間2位。全日本大学駅伝では4区を担当した。長い距離を含む複数の舞台で経験を積んでいる点に注目したい。
堀野正太
2026年箱根駅伝の8区では区間16位だったが、11月の全日本大学駅伝では6区を担当して区間3位。春以降の成長を判断するうえで興味深い選手だ。
もちろん、全日本大学駅伝での区間順位が、そのまま箱根駅伝での結果に直結するわけではない。コースの距離や高低差、選手の適性が異なるためだ。
しかし、11月の優勝によって、早稲田には箱根駅伝でも上位を狙える戦力があることが改めて示された。
2027年の優勝争いに向けた3つの課題
早稲田が第103回大会で総合優勝を目指すなら、次の3点が重要になる。
1. 2区のエース区間を誰が担うか
2026年大会で2区を走った山口智規は4年生だった。2027年大会では新たなエース区間の担当者が必要になる。
23.1kmの2区は、各校の主力が集まる重要な区間だ。鈴木や山口竣平らを含め、チーム全体の適性を考えた配置が問われる。
2. 山登りで青山学院大学との差を縮められるか
工藤慎作は5区で3位という実績を持つ。ただし、2026年は青山学院大学の黒田朝日が区間賞を獲得している。
2027年大会で優勝を狙うには、山登りで大きく差を広げられないことが重要だ。
3. 復路の選手層を厚くできるか
2026年の復路では、7区12位、8区16位、9区2位、10区10位という結果だった。
9区で小平が区間2位の好走を見せたものの、7区と8区で生まれた差を取り戻すことはできなかった。
2027年大会では、復路の中盤を走る選手の安定感が総合順位を左右する可能性が高い。
2026年11月の全日本大学駅伝優勝は大きな成果だが、箱根で勝つためには10区間を通じた総合力が欠かせない。
【箱根駅伝の早稲田に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の箱根駅伝で早稲田大学は何位でしたか?
A1:第102回箱根駅伝で総合4位でした。往路は5時間18分26秒で2位、復路は5時間26分03秒で8位、総合タイムは10時間44分29秒です。
Q2:2026年の箱根駅伝で早稲田大学の区間賞を獲得した選手は誰ですか?
A2:4区を走った1年生の鈴木琉胤です。20.9kmを1時間00分01秒で走り、区間1位を獲得しました。
Q3:工藤慎作の2026年箱根駅伝の成績は?
A3:5区の山登りを担当し、1時間09分46秒で区間3位でした。2025年大会の区間2位に続き、3年連続で5区を走っています。
Q4:早稲田大学の箱根駅伝の優勝回数は何回ですか?
A4:歴代13回です。最後の総合優勝は2011年の第87回大会で、2026年時点では15年間総合優勝から遠ざかっています。
Q5:2026年の全日本大学駅伝で早稲田大学は優勝しましたか?
A5:はい。2026年11月1日の第58回大会で5時間03分31秒の大会新記録を樹立し、16年ぶり6度目の優勝を果たしました。
Q6:早稲田大学は2027年の箱根駅伝に出場できますか?
A6:出場できます。2026年の第102回大会で総合4位となり、シード権を獲得しています。第103回大会は2027年1月2日・3日に開催予定です。
まとめ:早稲田大学は2027年箱根駅伝で総合優勝を狙えるのか
2026年の第102回箱根駅伝で、早稲田大学は総合4位という結果に終わった。
往路2位という好成績を残しながら、復路8位で総合優勝を逃したことは、チームにとって大きな課題となった。
一方、鈴木琉胤の4区区間賞、工藤慎作の5区3位、山口智規の2区4位など、個々の選手には確かな実績がある。
加えて、2026年11月の全日本大学駅伝では大会新記録で優勝。工藤慎作や鈴木琉胤をはじめとする選手たちが結果を残し、2027年大会に向けて明るい材料が増えた。
早稲田大学の箱根駅伝総合優勝は2011年以来遠ざかっている。しかし、歴代13回の優勝を誇る名門として、再び頂点を目指すだけの土台は整いつつある。
第103回箱根駅伝で注目したいのは、鈴木琉胤ら若手の成長、工藤慎作を中心とした山登り対策、そして復路の選手層だ。
全日本大学駅伝で示した勝負強さを、箱根駅伝の217.1kmで再現できるか。 2027年の早稲田大学は、総合4位から優勝争いへと進めるかを問われる大会になる。
主な事実確認資料
- 早稲田大学競走部「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走」
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「第102回大会記録」
- 早稲田大学競技スポーツセンター「箱根駅伝2026 区間エントリーメンバー紹介」
- 早稲田大学競走部「第58回全日本大学駅伝対校選手権大会」
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「歴代優勝回数ランキング」
これらの公式記録で、箱根の総合順位・全10区間の記録・区間変更・歴代優勝回数・全日本大学駅伝の優勝結果を確認しています。