2026年11月現在、高須クリニック院長の高須克弥氏は、2014年に発覚した尿管がんをきっかけに長年にわたるがん闘病を続けています。2026年1月には膀胱・前立腺の全摘出と右側の腎臓・尿管の摘出を報告。同年5月には、現代の治療ではがんを治せないと明かし、自ら「攻撃的緩和ケア」を始める方針を発表しました。
一方、同年10月には仕事を続ける様子もXで発信しています。現在の病状はどうなっているのか。2014年の尿管がん発症、2018年の全身がん公表、複数回の手術、放射線療法や温熱療法、そして2026年の治療方針まで、本人の発信と報道をもとに時系列で整理します。
【2026年最新】高須克弥のがんは現在どうなっている?攻撃的緩和ケアの真相
高須克弥氏の現在の病状を知るうえで、大きな転換点となったのが2026年5月14日のXへの投稿です。
高須氏は、長年続けてきた治療について、がんが治療に抵抗して広がっていることを明かしました。
本人は、これまでの治療ではがんを治すことができないと判断したうえで、今後の方針を公表しています。
もはや打つ手なし。何をしても現代治療では僕の癌が治らないことがわかった。
そして、今後について「攻撃的緩和ケア」を始めると発信しました。
この投稿は、スポーツニッポン、日刊スポーツ、テレビ朝日など複数の報道機関でも取り上げられています。
2026年5月に始めた「攻撃的緩和ケア」とは?
注目されているのが、高須氏独自の表現である「攻撃的緩和ケア」です。
一般的に緩和ケアとは、がんによる痛みや身体的な不調だけでなく、精神的・社会的な苦痛も軽減し、患者の生活の質を維持・向上させる医療や支援を指します。
厚生労働省や国立がん研究センターも、緩和ケアは必ずしも人生の最終段階だけに行うものではなく、がん治療と並行して実施できるものと説明しています。
高須氏が掲げた「攻撃的緩和ケア」は、一般的な医学用語として確立された治療法の名称ではありません。
本人が自らの人生観や治療方針を表すために使っている言葉です。
これまで積極的に新しい治療法に挑戦してきた高須氏が、治癒を目標とする治療だけにこだわらず、がんと共存しながら自分らしく生きる方向へ軸足を移したことを示す発信と受け止められます。
2026年10月にも仕事を続ける姿を公開
5月の発信だけを見ると、病状が急激に悪化し、活動できなくなったように感じる人もいる可能性があります。
しかし、その後の本人の発信には別の側面もあります。
2026年10月3日のテレビ朝日NEWSの報道では、高須氏が10月2日にパートナーの西原理恵子氏と外出した様子や、翌3日に病院で看護師と撮影した動画をXに投稿したことが紹介されました。
その投稿には「バンバン働くかっちゃん。生涯現役なう」という言葉も添えられていました。
つまり、2026年の高須氏については、次の2つを分けて理解する必要があります。
- 医学的な側面:本人は現代の治療でがんを治すことが難しいと説明している。
- 日常生活の側面:緩和ケアを掲げながら、仕事や外出を続ける姿を公開している。
仕事を続けていることは、がんが消滅したことを意味しません。一方、緩和ケアを始めたことだけで、余命や具体的な病状を断定することもできません。
2026年11月5日時点では、5月の本人による病状説明と、その後も続く活動の発信を合わせて捉えることが、現在の状況を理解するポイントです。
【2014年から2018年】尿管がん発症から全身がん公表までの経緯
高須氏のがん闘病は、2014年に始まりました。
本人が2025年刊行の著書『高須の遺言』で振り返った内容によると、発見のきっかけは人間ドックでした。
検査結果には大きな異常がなかったものの、尿検査で血尿の反応が出たことから、さらに詳しい検査を受けることになったといいます。
その結果、尿管・膀胱・腎臓にがんが見つかりました。
2014年:尿管がんと膀胱・腎臓のがんが判明
高須氏は、血尿をきっかけに精密検査を受け、尿路系の複数の部位にがんがあることを知りました。
本人の著書によると、当初は尿管、膀胱の半分、腎臓の片側を切除する方針を選択しています。
特に興味深いのは、膀胱をすべて摘出しなかった理由です。
高須氏は2020年の日刊ゲンダイのインタビューでも、膀胱を全部取れば人工膀胱が必要になり、日常的な管理が難しくなることを説明しています。
美容外科医として手術を続ける自分にとって、仕事への影響を抑えることも大切だったという考えです。
つまり、当初の治療では単純にがんを取り除くことだけではなく、生活の質、いわゆるQOLも重視していました。
2018年9月:本人が「全身がん」を公表
2018年9月28日、高須氏は自身のXで、複数箇所にがんがあることを公表しました。
翌29日には、心配する人たちに向けて、病状は軽くないものの、深刻な事態ではないという趣旨の説明もしています。
同年11月にはフジテレビ系の番組「直撃!シンソウ坂上」に出演し、がんの経緯や治療について詳しく語りました。
当時の報道では、膀胱・尿管・腎臓の3か所にがんが確認されていたことが紹介されています。
ここで注意したいのが「全身がん」という表現です。
この言葉は高須氏本人が公表時に使用し、報道でも広く使われました。ただし、全身のすべての臓器に転移が確認されたという意味ではありません。
公表された情報では、尿路系の複数の部位にがんが見つかったことが重要な事実です。転移先の全臓器や詳細な病期が網羅的に公開されているわけではありません。
【完全時系列】高須克弥のがん治療歴・手術・再発を一覧で整理
高須氏の闘病を理解するには、単に2014年の発症と2026年の緩和ケアだけを見るのでは不十分です。
途中には、治療が奏効したと本人が発信した時期もあれば、新たながんの発見や再発を公表した時期もありました。
以下に、本人のX、著書、報道で確認できる主な出来事をまとめます。
| 時期 | 出来事・治療 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 2014年 | 尿管がん発見 | 尿管・膀胱・腎臓にがんが見つかる |
| 2014年以降 | 初期手術 | 尿管、膀胱の半分、腎臓の片側を切除 |
| 2018年9月 | 全身がん公表 | 複数箇所のがんを本人が公表 |
| 2020年7月・2021年1月 | 手術 | 複数回の手術を実施 |
| 2021年10〜11月 | 治療効果を報告 | 抗がん剤が奏効し、がん細胞がほとんど消えたと発信 |
| 2022年5月 | 再発 | がんの再発を報告 |
| 2023年4月 | 膀胱がん手術 | 手術後、尿路上皮がんも判明 |
| 2024年4〜5月 | 手術・新たながん | 手術を受け、膀胱の組織診断結果も公開 |
| 2024年9月 | 温熱療法を検討 | 独自の温熱療法では効果がないと説明 |
| 2025年7月 | 緊急入院・手術 | 大量の血尿を受けて手術 |
| 2025年8月 | 膀胱生検 | 5か所の生検結果を公開 |
| 2026年1月 | 大規模手術 | 膀胱・前立腺の全摘出、右腎・尿管の摘出 |
| 2026年5月 | 治療方針の転換 | 攻撃的緩和ケアを開始すると公表 |
| 2026年10月 | 活動を継続 | 仕事を続ける様子をXで発信 |
2021年:一度は「がん制圧成功」を報告
闘病歴の中で大きな節目となったのが2021年です。
高須氏は2021年10月、自身のXで抗がん剤が予想以上に効き、がん細胞がほとんど消滅したと報告しました。
同年11月には、治療をいったん終了し、毎月検査を受ける方針を説明しています。
この時期は、本人が治療の成果を前向きに捉えていた時期でした。
しかし、翌2022年5月には再発を報告。がんとの闘いは再び続くことになります。
2023年:膀胱がんの手術と尿路上皮がんの発見
2023年4月、高須氏は膀胱がんの手術を受けました。
手術終了後には、自身のXで成功を報告しています。
しかし、退院後に試験採取した組織から尿路上皮がんが確認されたことを明かしました。
その後も治療は続き、2024年4月にもがん手術を実施。5月には、新たながんが見つかったとして病理検査の資料を公開しています。
2025年:血尿による緊急入院と生検結果
2025年7月22日、高須氏は膀胱がんによる大量の血尿が出たとして、緊急入院の準備を報告しました。
翌23日には昭和大学病院への入院を明かし、主治医との相談を終えて、新しい手術に挑戦すると発信しています。
7月24日には「大手術生還なう」と投稿し、手術が終わったことを報告しました。
さらに8月8日には、膀胱の5か所から採取した組織の診断結果を公開。
本人は、がんができていそうな場所を生検したところ、すべてでがんが見つかったと説明しました。
この報告は、長年治療を続けてきたにもかかわらず、膀胱の病変が続いていたことを示す重要な出来事でした。
【2026年1月の大手術】高須克弥は膀胱を全部摘出した?前立腺・腎臓の手術も解説
高須氏の闘病歴で、特に大きな転換点となったのが2026年1月の手術です。
1月24日、高須氏は放射線療法と温熱療法が奏効し、がんが消滅したという趣旨の投稿をしました。
一方で、治療によって正常な臓器にもダメージが生じ、修復のための大手術が必要になったと説明しています。
そして1月28日、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った手術の終了を報告しました。
2026年1月28日に摘出を報告した臓器
高須氏がXで明らかにした手術内容は次のとおりです。
- 膀胱:全部摘出
- 前立腺:全部摘出
- 右側の腎臓:摘出
- 右側の尿管:摘出
デイリースポーツは、本人が手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用したことと、摘出した臓器について報告した投稿を紹介しています。
2014年の手術と2026年の膀胱摘出は何が違う?
ここは検索する人が間違えやすいポイントです。
2014年当初の手術では、本人の説明によると膀胱の半分を残していました。
仕事への影響や人工膀胱の管理などを考え、膀胱をすべて摘出しない選択をしたためです。
しかし、2026年1月には膀胱の全摘出を報告しています。
つまり、高須克弥氏の膀胱摘出は、2014年の初期治療では部分的な切除、2026年には全摘出という経過をたどったことになります。
放射線療法と温熱療法でがんは消滅したのか?
2026年1月24日の投稿では、放射線療法と温熱療法によってがんが消滅したという本人の認識が示されました。
しかし、同年5月14日には、がんが再び広がり、現代の治療では治せないと発信しています。
この2つの発信は、時期の異なる本人の病状説明です。
1月の「がん消滅」という表現だけを切り取って、現在も完治していると判断することはできません。
また、5月の発信から、具体的な転移先やがんの病期を推測することもできません。
【がんの原因は何?】高須克弥本人が語った人間ドックと放射線被ばく説
高須氏のがんについて、2026年4月に新たな注目を集めたのが、本人が語った発症原因に関する仮説です。
高須氏は4月6日、自身のXで、人間ドックの受診をやめたと明かしました。
その理由として挙げたのが、長期間にわたる人間ドックでの放射線被ばくです。
本人が考えるがん発症の原因
高須氏の説明によると、過去に受けていた人間ドックには、PET検査などが含まれていました。
PET検査では放射性同位元素を使用します。
本人は、こうした検査を繰り返す中で、放射性物質が腎臓・尿管・膀胱を通過して排泄されることに注目しました。
そして、自身のがんの原発巣が尿路系にあることから、繰り返し受けた放射線被ばくが原因ではないかという仮説を示しています。
4月9日には、尿管がんの原因として考えられる発がん物質とは自身の生活が無縁だったと説明し、放射線被ばくへの考えを改めて発信しました。
放射線被ばくが原因というのは医学的に確定している?
ここは本人の見解と医学的に証明された事実を区別する必要があります。
高須氏が示したのは、自身の検査歴とがんの発生部位を結び付けた個人的な仮説です。
本人が原因を確信していることと、医学的に原因が証明されたことは同じではありません。
個人の病歴だけで、過去のPET検査ががんを引き起こしたと確定することはできません。
また、この発信を理由に、一般の人が必要な検査を一律に避けるべきだと考えるのも適切ではありません。
検査の必要性や被ばくのリスクは、検査の種類、回数、目的、個人の健康状態などを踏まえ、医療機関で相談することが大切です。
高須氏の発言は、本人が自身の闘病経験から導き出した問題提起として理解する必要があります。
【高須の遺言】がん闘病と死生観、Xで発信し続ける理由
高須氏のがん闘病を理解するうえで、2025年10月に発売された著書『高須の遺言』も重要な資料です。
講談社から2025年10月8日に発売された同書は、6年ぶりの著書であり、本人が自身の人生を振り返り、後世に残したい言葉をまとめた作品です。
遺言書は約10年前に作成していた
2025年10月10日の発売記念会見で、高須氏は自身の遺言書についても語っています。
本人によると、遺言書はすでに約10年前に作成していたとのことです。
がんを知った当初は、すぐに死ぬつもりだったものの、その後も生き続けているという趣旨の発言をしています。
ここで区別したいのは、書籍『高須の遺言』と法律上の遺言書は別のものだという点です。
書籍は人生の総括として刊行された著作であり、本人は法的な遺言書については以前から準備していたと説明しています。
がんを「人生の試練」として捉える姿勢
高須氏は、2018年のがん公表当初から、治療を悲観的にだけ捉えない姿勢を示してきました。
新しい治療法に挑戦することや、自分の身体を通じて治療効果を経験することを前向きに語ってきたのも特徴です。
一方、2025年の著書関連インタビューでは、体調について頻尿や倦怠感、睡眠の問題などを明かしています。
元気な姿を見せる一方で、身体的な負担も抱えていたことが分かります。
高須克弥のX最新発信から見える現在の生活
高須氏のXは、闘病の経過を知るための重要な情報源になっています。
これまでの発信には、次のような内容があります。
- 入院や手術の開始・終了報告
- 血尿や頻尿などの体調についての説明
- 生検や病理検査結果の公開
- 放射線療法や温熱療法への挑戦
- 食事や外出、クリニックでの仕事の様子
- 緩和ケアに移行した後の生活についての発信
特に2026年5月の方針転換後も、仕事や食事、外出などの日常を発信している点は注目されます。
ただし、SNSに投稿された写真や動画は、本人が公開した生活の一場面です。がんの進行度や治療効果を判断するための医学的検査結果とは異なります。
高須氏の発信を読む際には、本人の言葉から分かることと、医学的に判断するために必要な情報を分けて考えることが大切です。
【FAQ】高須克弥のがんに関するよくある質問
Q1:高須克弥のがんは2026年現在、完治していますか?
A:完治したとは公表されていません。2026年1月には放射線療法と温熱療法が奏効したと本人が発信しましたが、5月14日には現代の治療ではがんを治せないと説明し、攻撃的緩和ケアを始めると発表しています。
Q2:高須克弥は膀胱を全部摘出したのですか?
A:はい。2026年1月28日、本人が膀胱と前立腺を全部摘出したと報告しています。2014年の初期手術では膀胱の半分を残していましたが、その後の治療経過で全摘出に至りました。
Q3:高須克弥のがんの原因は人間ドックの放射線被ばくですか?
A:本人は、長期間にわたる人間ドックでの放射線被ばくが原因ではないかという仮説を示しています。ただし、これが医学的に証明されたわけではありません。本人の見解と確定した医学的事実は区別する必要があります。
まとめ:高須克弥のがん闘病から分かる2026年現在の状況
高須克弥氏のがん闘病は、2014年の尿管がん発見から始まり、2018年の全身がん公表、複数回の手術、抗がん剤治療、放射線療法、温熱療法など、長期にわたって続いています。
特に重要なのは、2026年に入ってからの2つの出来事です。
1つ目は、1月28日に報告された膀胱・前立腺の全摘出と右側の腎臓・尿管の摘出です。
2つ目は、5月14日に発表された攻撃的緩和ケアへの方針転換です。
その後も10月には仕事を続ける姿が報じられており、本人はがんと向き合いながら活動を続けています。
【プロの結論】
高須克弥氏の闘病を理解するうえで、押さえておきたい判断基準は3つあります。
- 「全身がん」と「全身のすべての臓器への転移」を混同しないこと。 本人が公表した病状と、医学的に確認された転移の範囲は分けて理解する必要があります。
- 膀胱摘出の時期を正確に捉えること。 2014年の部分切除と2026年の全摘出は異なる出来事です。
- 緩和ケアを単純に余命や活動停止と結び付けないこと。 緩和ケアは生活の質を支える医療であり、本人がどのような生活を選択するかも重要な要素です。
高須氏の闘病は、がん治療の進歩だけでなく、治療の限界に直面したときに何を大切にして生きるのかという問いも投げかけています。
2026年11月現在、本人が発信している病状と日常生活の両方を見ながら、今後の治療方針や活動についての新しい報告が注目されます。