俳優・横浜流星の代表的なビジュアルとして、今も多くのファンの記憶に残っているのが、鮮やかなピンク色の髪だ。2019年のTBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で演じた由利匡平、通称「ゆりゆり」のトレードマークであり、当時は「無敵ピンク」という愛称まで生まれた。
横浜流星のピンク髪は、単なるファッションや本人の気分によるイメージチェンジではない。原作のキャラクターを実写で表現するための役作りであり、TBS公式情報には自然なピンク色を実現するまでの試行錯誤が記録されている。本人も撮影期間中は5日に1回染めていたことや、髪質が変化する苦労を明かしていた。
2026年現在、横浜流星は映画『汝、星のごとく』やTBSドラマ『LOST10』などに出演し、俳優として新たな段階に進んでいる。ピンク髪が誕生した理由、染め直しの頻度、当時の評判、赤髪やシルバーヘアへの変化、そして現在の髪型まで、本人の発言と公式情報をもとに整理する。
【理由を解説】横浜流星のピンク髪は『初めて恋をした日に読む話』の役作りだった
横浜流星がピンク髪になった理由は、2019年1月15日からTBS系で放送された連続ドラマ『初めて恋をした日に読む話』への出演にある。
同作は、持田あきの同名漫画を原作とするラブコメディー。深田恭子演じる塾講師・春見順子を中心に、永山絢斗演じる八雲雅志、中村倫也演じる山下一真、そして横浜流星演じる由利匡平の恋愛模様が描かれた。
由利匡平はなぜピンク髪なのか
横浜が演じた由利匡平は、16歳の高校2年生。ピンク色に染めた髪が特徴的な不良少年で、裕福な家庭に育ちながらも、父親との関係などから大人や社会に対して冷めた感情を抱いている人物だ。
しかし、内面には素直さと強い意志を秘めている。春見順子との出会いをきっかけに、人生を諦めていた少年が東京大学合格を目指すようになる。
このキャラクターにとってピンク髪は、単に目立つための髪色ではない。周囲から不良と見られる外見と、内面にある純粋さや一途さとの対比を視覚的に伝える重要な設定だった。
TBSの公式発表では、横浜のピンク髪について、原作の重要な要素を実写で再現するために監督やスタッフが試行錯誤したことが紹介されている。
「自然なピンクにするのは大変でした」
実際の髪で表現する以上、鮮やかさだけでなく、人物として自然に存在して見える色合いも求められた。こうした制作側のこだわりが、後に「無敵ピンク」と呼ばれる印象的なビジュアルにつながった。
本人も人生初のピンクヘアだった
2018年12月24日に開催されたドラマのクリスマスイベントで、横浜流星本人がピンク髪について語っている。
「初ですしこれからもやることはないと思います(笑)。」
これは本人にとっても、それまで経験したことのない大胆な挑戦だったことを示している。
同イベントでは、ピンク髪にしたことで役柄の印象が大きく変わったことや、髪の手入れに苦労していることも明かした。つまり、あの印象的な姿は、本人と制作スタッフが一緒に作り上げた由利匡平のキャラクター表現だったのである。
【染め直しの真相】5日に1回のカラーリングと髪へのダメージ
横浜流星のピンク髪が注目された理由は、その鮮やかな色だけではない。撮影期間中、本人が明かしたカラーリングの頻度と髪への負担も大きな話題になった。
5日に1回染め直していた理由
TBS公式のクリスマスイベントレポートによると、横浜はピンク色を維持するために5日に1回染めていた。
「5日に1回染めていて、髪の毛がどんどん変化してます(笑)。」
鮮やかなピンクは、撮影を重ねる間に色落ちや色調の変化が生じやすい。画面上で同じキャラクターとして見せるためには、撮影期間を通じて髪色を整える必要があった。
横浜はもともとサラサラだった髪質が変化していくことにも触れ、撮影終了まで髪が持つか心配していたと語っている。
ブリーチやカラーリングによる負担も
その後のホットペッパービューティーのインタビューでは、ピンク髪だった頃のヘアケアについて、さらに具体的なエピソードを明かしている。
横浜によると、ピンク髪は傷みやすかったため、こまめにトリートメントをしていたという。加えて、ドライヤーをかけるだけでも色が落ちてしまうほど、色の維持が難しかった。
2022年の映画『嘘喰い』でシルバーヘアに挑戦した際のインタビューでも、過去のピンク髪の経験を振り返っている。ピンクにしたときは髪が傷みすぎて切れたことがあり、その経験を踏まえて今回はトリートメントを徹底したと説明した。
こうした本人の発言から分かるのは、ピンク髪が見た目以上に負担の大きい役作りだったということだ。
撮影終了後も約2週間はピンク髪だった
興味深いのは、ドラマの撮影が終了してすぐにピンク色をやめたわけではなかったことだ。
第100回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞受賞インタビューで、横浜は撮影終了後も約2週間ピンク髪を維持していたと明かしている。
本人は、ほかの撮影が入っていなかったことに加え、自分自身も「匡平ロス」だったのかもしれないと振り返った。髪色を戻すときには寂しさも感じたという。
役を終えた後もキャラクターへの愛着が残っていたというエピソードは、ピンク髪が本人にとっても特別な経験だったことを物語っている。
【人物・作品相関表】ゆりゆり、無敵ピンク、赤髪までの関係を整理
横浜流星のピンク髪を正しく理解するには、『はじこい』の登場人物と、その前後に出演した作品を整理すると分かりやすい。
特に2019年は、ピンク髪の由利匡平から赤髪の玲苑へと、異なるビジュアルの役柄が続いた時期でもある。
| 時期・作品 | 人物・出演者 | 髪色・関係性 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 2019年1月〜3月『初めて恋をした日に読む話』 | 由利匡平/横浜流星 | 鮮やかなピンク | 不良高校生。東大受験を目指す「ゆりゆり」 |
| 同作品 | 春見順子/深田恭子 | 由利匡平の恋愛相手 | 匡平の人生を変える塾講師 |
| 同作品 | 八雲雅志/永山絢斗 | 順子に思いを寄せる従兄弟 | 匡平と恋愛面で競い合う存在 |
| 同作品 | 山下一真/中村倫也 | 匡平の高校時代の担任教師 | 順子を巡る恋愛関係にも関わる人物 |
| 2019年3月公開『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』 | 久我山玲苑/横浜流星 | 赤髪 | ピンク髪とは異なる雰囲気の役柄 |
| 2022年『嘘喰い』 | 斑目貘/横浜流星 | シルバー | 複数回のブリーチを経たヘアカラー |
| 2026年『LOST10』 | 小駒/横浜流星 | ウェーブヘア・無精ひげ | 生活感を重視したワイルドな刑事役 |
「はじこい」のゆりゆりと無敵ピンクは同じ意味?
「ゆりゆり」は、由利匡平の名前に由来する愛称だ。作品の中だけでなく、ドラマの放送を通じて横浜流星本人を指す呼び名としても広まった。
一方、「無敵ピンク」は、由利匡平の特徴的なピンク髪を象徴する呼び方として定着したものだ。
つまり、ゆりゆりはキャラクターの愛称、無敵ピンクはそのキャラクターを象徴するビジュアルの呼称という違いがある。
ピンクから赤へ!映画『L・DK』でのイメージチェンジ
2019年3月21日公開の映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』では、横浜は久我山玲苑を演じた。
この作品で披露したのが、鮮やかな赤髪だ。
『はじこい』の由利匡平とは異なる、やんちゃで存在感のある人物を演じるための役作りだった。こちらも地毛を染めて撮影に臨んでいる。
当時のインタビューでは、ゆりゆりのイメージを変えることに怖さを感じながらも、さまざまな役に挑戦していくことの大切さを語っていた。
ピンク髪の直後に赤髪の役を演じたことは、特定のイメージにとどまらない俳優としての挑戦を示す転換点だった。
【当時の評判を検証】横浜流星の無敵ピンクはなぜ社会現象級の人気を集めたのか
『初めて恋をした日に読む話』の放送中、横浜流星の知名度は大きく上昇した。
ドラマの魅力は、単にピンク髪の高校生が登場するという意外性だけではない。見た目は不良なのに、好きな女性に対しては一途で、目標に向かって真っすぐ進む由利匡平の人物像が、横浜の演技と結びついたことが大きかった。
初登場シーンからスタッフの反応も上々
TBS公式の現場レポートには、横浜がピンク髪の匡平として登場した際の撮影エピソードが掲載されている。
バイクの後ろに乗った匡平が振り返るシーンでは、スローモーションで映像を確認したスタッフから「PVみたい!」「おおっ!」「イケてる!」という声が上がった。
撮影現場でも、ピンク髪のビジュアルが強い印象を与えていたことが分かる。
助演男優賞を受賞し、俳優としても評価
横浜流星は同作での演技が評価され、2019年に第100回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞を受賞した。
加えて、TBS公式発表によると、同年の東京ドラマアウォード2019でも助演男優賞を受賞している。
特徴的なピンク髪だけでなく、匡平の純粋さや恋愛感情を自然に表現した演技も評価された。
MANTANWEBの2019年の受賞関連報道でも、読者や記者、有識者による支持とともに、地毛を5日に1回染めて演じたピンク髪への評価が紹介されている。
本人が感じていた「ゆりゆり」のイメージを変える怖さ
ブレークの一方で、横浜自身は由利匡平という役の影響力の大きさも実感していた。
2019年のインタビューでは、役名で呼ばれるようになった喜びを語る一方、次の作品をファンに受け入れてもらえるか不安だったことも明かしている。
ピンク髪から別の色へ変えることにも、少なからず怖さがあったという。
しかし、本人はファンが大切だからこそ、さまざまな顔を見せていきたいという考えを示した。
この姿勢は、その後の映画やドラマで見せてきた幅広い役柄にもつながっている。
【2026年最新】横浜流星の現在の髪型は?シルバーからパーマヘアへの変化
2026年11月現在の横浜流星は、2019年のピンク髪とは大きく異なるビジュアルで活動している。
ただし、俳優の髪型は出演作品や撮影時期によって変わるため、現在の髪型を一つのスタイルだけで固定して捉えることはできない。2026年の主な変化を時系列で見ていこう。
2026年1月:ディオールのショーでシルバーヘアを披露
2026年1月23日、横浜はフランス・パリで開催されたディオールの2026〜2027年ウィンターコレクションに来場した。
このとき公開されたのが、印象的なシルバーヘアの姿だ。
従来の黒髪のイメージとは異なる雰囲気に、MANTANWEBや芸能メディアが注目。本人の公式Instagramに投稿された写真にも、髪色の変化を喜ぶファンの反応が集まった。
2026年6月:短髪パーマスタイルに変化
2026年6月には、コスメブランドのイベントで短髪パーマスタイルを披露したことが報じられた。
それまでの比較的落ち着いた髪型とは違い、カールを強調したスタイルで、男性的な印象が強まった。
ファンからも、これまでとは異なる雰囲気への驚きや好意的な反応が寄せられた。
2026年10月〜11月:『LOST10』でワイルドな刑事役
2026年10月16日にスタートしたTBS金曜ドラマ『LOST10』では、横浜は主演の小駒役を演じている。
小駒は北海道を舞台にした物語に登場する刑事で、小栗旬演じる保険調査員・直とともに、登山ツアーで起きた遭難事故の真相に迫る人物だ。
劇中では、ウェーブのある髪型と無精ひげを組み合わせたワイルドなビジュアルを披露している。
特に注目したいのが、2026年10月16日にTBS NEWS DIGで公開された制作陣のインタビューだ。
塚原あゆ子監督によると、今回の小駒の外見は、普段の横浜のイメージから本人がかなりワイルドな方向に振っていったものだという。
無精ひげについても、毎日きれいに剃る人物ではないという横浜自身の考えが取り入れられた。髪型だけでなく、服装や部屋の様子までスタッフと相談しながら人物像を作り上げている。
このエピソードからも、横浜が外見を単なる見栄えではなく、キャラクターの生活感や背景を伝えるための表現として活用していることがうかがえる。
2026年の主な出演作品と活動
2026年の横浜流星は、髪型の変化だけでなく、出演作品でも幅広い活動を見せている。
- 4月10日:劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』にスペシャルゲスト声優として出演。
- 10月9日:映画『汝、星のごとく』が公開。広瀬すずとのダブル主演で青埜櫂を演じる。
- 10月16日:TBS金曜ドラマ『LOST10』が放送開始。主演として刑事・小駒を演じる。
- 10月22日:初の企画・プロデュース作品となる映画『選択』の製作が発表された。
特に映画『選択』では、俳優として出演するだけでなく、企画・プロデュースという新しい立場にも挑戦している。
2019年のピンク髪で注目された若手俳優は、2026年には作品づくりにも関わる存在へと活動の幅を広げている。
【プロの結論】横浜流星のピンク髪が今も特別視される本当の理由
横浜流星のピンク髪が、2019年から年月が経過した2026年にも検索され続ける理由は、単純に髪色が珍しかったからではない。
重要なのは、髪色と役柄、本人の演技、作品の反響が一体となっていたことだ。
ピンク髪はキャラクターを完成させた視覚的な武器
由利匡平は、初めて画面に登場した瞬間から視聴者の目を引く人物だった。鮮やかな髪色によって、普通の高校生とは違う存在感が生まれていた。
しかし、髪色だけでは長期的な人気にはつながらない。匡平が順子に向ける一途な思いや、東大合格を目指す姿勢を横浜が丁寧に演じたことで、ピンク髪そのものにもキャラクターとしての意味が生まれた。
髪色を変えることは、役者としてのイメージを更新すること
ピンク髪から赤髪、アッシュ、シルバー、そして2026年のウェーブヘアへ。横浜流星の髪色の変化には、作品ごとに異なる人物を表現するという一貫した姿勢が見える。
本人は以前のインタビューで、髪型について役に合わせたイメージを大切にしていると話している。特に前髪は人物の印象を左右する繊細な部分として意識しているという。
つまり、横浜流星の髪型を振り返る際は、単なる流行や美容トレンドとしてではなく、出演作品と役柄を結びつけて見ることが大切だ。
ピンク髪を再現したい人が参考にすべきポイント
横浜流星の無敵ピンクに憧れて同じ髪色に挑戦する場合、知っておきたいのは維持の難しさだ。
- 発色:鮮やかなピンクを目指す場合、元の髪色やブリーチの状態が仕上がりを左右する。
- 色落ち:ピンク系カラーは色の変化が目立ちやすく、継続的なメンテナンスが必要になる。
- ダメージ:ブリーチや繰り返しのカラーリングによる負担を考慮する必要がある。
- ヘアケア:美容師と相談しながらトリートメントやカラーシャンプーなどを活用することが大切。
横浜本人も、撮影時には5日に1回の染め直しやトリートメントが必要だったと語っている。これは作品の撮影条件に合わせた特殊なケースであり、一般の人が同じ頻度で染めることを推奨するものではない。
鮮やかなピンク髪を楽しみたいなら、見た目だけでなく、髪質や維持費、カラー後のケアまで含めて美容師と相談するのが現実的だ。
横浜流星のピンク髪に関するよくある質問(FAQ)
Q1:横浜流星がピンク髪にしたのは何のドラマですか?
A1:2019年のTBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』です。横浜流星はピンク髪の高校生・由利匡平を演じました。
Q2:横浜流星はピンク髪を何日に1回染め直していましたか?
A2:本人の2018年12月の発言によると、撮影期間中は5日に1回染めていました。髪質が変化するほど手入れに苦労していたそうです。
Q3:横浜流星のピンク髪は地毛ですか?
A3:はい。報道や本人インタビューでは、地毛を染めて撮影に臨んだことが紹介されています。ウィッグではなく、実際に髪をカラーリングしていました。
Q4:無敵ピンクとゆりゆりの違いは何ですか?
A4:「ゆりゆり」は由利匡平の愛称、「無敵ピンク」は彼の象徴的なピンク髪を表す呼び方です。どちらも2019年のドラマを通じて広く知られるようになりました。
Q5:横浜流星はピンク髪を撮影終了後すぐに戻しましたか?
A5:いいえ。第100回ザテレビジョンドラマアカデミー賞のインタビューでは、撮影終了後も約2週間ピンク髪のままだったと語っています。その後、髪色を戻しました。
Q6:横浜流星は『L・DK』でもピンク髪でしたか?
A6:いいえ。映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』では久我山玲苑を演じ、赤髪を披露しました。由利匡平とは異なる役柄に合わせたイメージチェンジです。
Q7:2026年現在の横浜流星の髪型は何色ですか?
A7:2026年の出演作品や公開写真では、シルバーヘアや短髪パーマなど複数のスタイルが確認できます。11月現在放送中の『LOST10』では、ウェーブヘアと無精ひげを取り入れたワイルドな姿を披露しています。
まとめ:横浜流星の無敵ピンクは俳優人生を変えた代表的なビジュアル
横浜流星のピンク髪は、2019年のドラマ『初めて恋をした日に読む話』で由利匡平を演じるために誕生したものだった。
本人にとって人生初のピンクヘアであり、撮影期間中は5日に1回染め直すなど、維持には相当な苦労があった。撮影終了後も約2週間はピンク髪のままだったというエピソードからも、役柄への愛着が伝わってくる。
その後は映画『L・DK』での赤髪、『嘘喰い』でのシルバーヘアなど、作品に合わせて大胆なイメージチェンジを重ねてきた。
2026年には『汝、星のごとく』『LOST10』への出演に加え、映画『選択』の企画・プロデュースにも挑戦。現在のウェーブヘアと無精ひげも、新しい人物像を作り上げるための表現の一つだ。
「無敵ピンク」は、横浜流星の俳優人生における大きな転機を象徴するビジュアルである。髪色だけでなく、その奥にある役作りや本人の挑戦を知ることで、2019年のゆりゆりが今も愛され続ける理由が見えてくる。
主な根拠資料: TBS公式番組情報・現場レポート、ザテレビジョンの受賞インタビュー、ホットペッパービューティーの本人インタビュー、スターダストプロモーション公式出演情報、TBS NEWS DIGの2026年10月の制作陣インタビュー。