カーリング日本代表決定戦は2026年にも開催されたのでしょうか。結論からいうと、2026年にはミラノ・コルティナ冬季オリンピックに向けた2025年大会と同形式の日本代表決定戦は開催されていません。2026年に行われた主要な国内大会は、6月7日から14日まで横浜BUNTAIで開催された「日本カーリング選手権大会 横浜2026」です。
2025年9月の代表決定戦では、男子のSC軽井沢クラブがコンサドーレを破り、女子はフォルティウスがSC軽井沢クラブとの激戦を制しました。会場は北海道の稚内市みどりスポーツパーク。予選の成績を持ち越すベストオブ5方式が採用され、ロコ・ソラーレも参戦した女子は最後まで予断を許さない展開となりました。さらに2026年には次のフランスアルプス冬季オリンピックに向けた選考の土台となる大会も始まっています。
【2026年最新】カーリング日本代表決定戦は開催された?
2026年11月現在、日本カーリング協会が公表している年間スケジュールを見ると、2026年にミラノ・コルティナ五輪のような代表選考を目的とする日本代表決定戦は予定されていません。
その代わり、国内トップチームが集まる大会として開催されたのが「第43回日本カーリング選手権大会 横浜2026」です。
2026年6月の日本カーリング選手権大会の結果
大会は2026年6月7日から14日まで、神奈川県の横浜BUNTAIで開催されました。男女ともにSC軽井沢クラブが優勝するという結果になっています。
男子は決勝でロコ・ソラーレを6対5で下し、2年連続12度目の優勝。女子は北海道銀行との決勝を7対6で制し、2大会ぶり2度目の頂点に立ちました。
特に女子決勝は、4対6で迎えた最終第10エンドにSC軽井沢クラブが3点を奪って逆転する劇的な展開でした。男子も1点差の決着となり、両部門でSC軽井沢クラブの競技力が際立ちました。
ここで注意したいのは、日本カーリング選手権大会と日本代表決定戦は別の大会だという点です。日本選手権の優勝は国内タイトルの獲得を意味しますが、それだけで次の冬季オリンピックの日本代表に決まるわけではありません。
2026年の日本選手権は、2030年のフランスアルプス冬季オリンピックに向けた代表候補選考の資格にも関係する重要な大会でした。この違いを理解しておくと、2026年の大会結果を正しく読み解けます。
【2025年大会の結果】男子SC軽井沢クラブ・女子フォルティウスが勝利
2025年のカーリング日本代表決定戦は、9月10日から14日まで北海道稚内市のみどりスポーツパークで開催されました。10日は公式練習日で、実際の競技は11日から14日にかけて行われています。
男子:SC軽井沢クラブがコンサドーレに3勝1敗
男子はSC軽井沢クラブとコンサドーレによる一騎打ちでした。
SC軽井沢クラブは序盤から優位に立ち、最初の2試合を連取。日本代表決定まであと1勝という状況になりました。しかし、コンサドーレも簡単には引き下がりません。
第3戦ではSC軽井沢クラブがリードしながら最終第10エンドで逆転を許し、コンサドーレが勝利。シリーズは2勝1敗となり、勝負は第4戦に持ち越されました。
第4戦も接戦となりましたが、SC軽井沢クラブが5対4で勝利。通算3勝1敗で日本代表の座を獲得しました。
これにより、男子日本代表として12月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック世界最終予選に挑戦することが決まりました。
女子:フォルティウスがSC軽井沢クラブを逆転
女子はSC軽井沢クラブ、フォルティウス、LOCOSOLARE(ロコ・ソラーレ)の3チームによる争いでした。
大会序盤はロコ・ソラーレがフォルティウスに9対7、SC軽井沢クラブに13対4で勝利するなど、存在感を見せました。一方、フォルティウスは開幕2連敗という厳しい状況に追い込まれます。
それでもフォルティウスは立て直し、予選を2勝2敗で終えてタイブレークに進出。ロコ・ソラーレとのタイブレークを7対2で制し、決定戦への進出を果たしました。
決定戦では予選の直接対決結果を含めて2勝2敗となり、最終戦へ。2025年9月14日の最終戦でフォルティウスはSC軽井沢クラブを6対5で破りました。
この結果、フォルティウスが通算3勝2敗で日本代表に決定。前回の代表争いで悔しい結果を経験したチームが、再び訪れた大舞台への挑戦権をつかみました。
2025年大会の男女別最終結果
- 男子優勝・日本代表:SC軽井沢クラブ
- 男子準優勝:コンサドーレ
- 女子優勝・日本代表:フォルティウス
- 女子決定戦進出:SC軽井沢クラブ
- 女子予選敗退:LOCOSOLARE(ロコ・ソラーレ)
日本カーリング協会の大会情報に加え、SC軽井沢クラブ、フォルティウス、ロコ・ソラーレの各公式発表でも、それぞれの結果が報告されています。
【稚内みどりスポーツパーク】日程とベストオブ5の競技方式を解説
2025年大会の大きな特徴は、男女で出場チーム数と予選の仕組みが異なっていたことです。特に女子は3チームによる予選を行ったうえで代表決定戦に進むため、単純な一発勝負ではありませんでした。
開催日程と会場
会場となった稚内市みどりスポーツパークは、北海道稚内市にあるカーリング施設です。2025年大会は次の日程で実施されました。
- 9月10日:公式練習
- 9月11日:予選リーグ
- 9月12日:予選リーグ
- 9月13日:予選最終戦・タイブレーク・代表決定戦
- 9月14日:代表決定戦の最終日
女子のフォルティウスの公式対戦予定では、9月11日にロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブと対戦し、翌12日にも両チームと再戦する日程が組まれていました。
ベストオブ5とは?先に3勝したチームが代表に
ベストオブ5とは、最大5試合を行い、先に3勝したチームが勝者となる競技方式です。5試合すべてを必ず行うわけではなく、3勝に到達した時点で決着します。
2025年の女子大会では、3チームによるダブルラウンドロビン方式の予選を実施しました。これは各チームがほかの2チームと2回ずつ対戦する方式です。
予選終了後、上位2チームが代表決定戦へ進出します。ここで特徴的なのが、予選での直接対決の結果を決定戦に持ち越す仕組みです。
そのため、決定戦に進んだ時点で両チームが完全に0勝からスタートするわけではありません。予選で積み上げた勝利が、そのまま最終的な代表争いに影響します。
また、予選で2位と3位の勝率が並んだ場合にはタイブレークが実施されます。女子のタイブレークは8エンド制で、延長エンドも設けられていました。通常の試合は女子タイブレークを除いて10エンド制です。
男子はSC軽井沢クラブとコンサドーレによる5試合制の代表争いで、こちらも先に3勝したチームが勝者となりました。
つまり、2025年大会のベストオブ5は、単純に勝ち数だけを競う仕組みではありません。女子の場合は予選での結果が決定戦に引き継がれるため、序盤から一投ごとの重みが大きい大会でした。
【チーム相関・比較表】SC軽井沢クラブ、コンサドーレ、フォルティウス、ロコ・ソラーレの関係
2025年の代表決定戦を理解するには、出場チームの役割を整理すると分かりやすくなります。各チームは国内大会で実績を積み重ねており、代表決定戦ではそれぞれ異なる立場で五輪への道を争いました。
| チーム・団体 | 2025年大会での位置づけ | 大会結果・実績 | 2026年以降の注目点 |
|---|---|---|---|
| SC軽井沢クラブ(男子) | 男子代表決定戦出場 | コンサドーレに3勝1敗で勝利 | 2026年日本選手権男子優勝。2030年代表候補選考の資格にも関係 |
| SC軽井沢クラブ(女子) | 女子決定戦進出 | フォルティウスに3勝2敗で敗退 | 2026年日本選手権女子優勝 |
| コンサドーレ | 男子代表決定戦出場 | SC軽井沢クラブに1勝3敗 | 国内男子トップチームとして次期選考への巻き返しに注目 |
| フォルティウス | 女子代表決定戦進出 | SC軽井沢クラブに3勝2敗で勝利 | ミラノ・コルティナ五輪出場権を獲得 |
| LOCOSOLARE(ロコ・ソラーレ) | 女子予選出場 | タイブレークでフォルティウスに敗退 | 2026年日本選手権女子準優勝 |
| 日本カーリング協会 | 大会・代表選考の統括団体 | 2025年大会の競技方式と代表選考を運営 | フランスアルプス2030の代表候補選考方法を公表 |
SC軽井沢クラブは男女ともに国内トップクラス
SC軽井沢クラブは男子だけでなく女子も強豪チームとして活動しています。2025年の代表決定戦では、男子が代表権を獲得した一方、女子は最終戦で惜しくも敗退しました。
しかし、その後の2026年6月の日本カーリング選手権大会では、男女ともにSC軽井沢クラブが優勝しています。男子と女子は別のチーム編成であり、同じクラブ名だからといって同一チームというわけではありません。
フォルティウスとロコ・ソラーレの違い
フォルティウスは北海道を拠点とする女子チームです。2025年の代表決定戦では開幕2連敗から巻き返し、最終的に代表の座を獲得しました。
一方のロコ・ソラーレは、オリンピックでのメダル獲得経験を持つ日本を代表する女子チームです。2025年大会では予選序盤に連勝したものの、最終的にはタイブレークでフォルティウスに敗れました。
両チームの結果を比べると、過去の実績や知名度だけでは代表の座を確保できず、その大会での勝敗が直接的に結果を左右することが分かります。
【ミラノ・コルティナ冬季オリンピック】2025年の代表決定戦は五輪出場にどうつながった?
2025年の代表決定戦で決まったのは、厳密にはミラノ・コルティナ冬季オリンピックの出場チームそのものではありません。男子・女子それぞれが12月の世界最終予選に出場する日本代表チームを決めた大会でした。
その後の世界最終予選で五輪出場権を獲得できるかどうかが、次の関門だったのです。
女子フォルティウスは世界最終予選を突破
フォルティウスは2025年12月5日から11日まで、カナダのケロウナで開催されたオリンピック世界最終予選に出場しました。
予選を6勝1敗の2位で通過し、プレーオフに進出。ノルウェーとの決定戦を6対5で制し、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの出場権を獲得しました。
日本カーリング協会の代表選考で勝ち抜き、さらに国際大会でも結果を残したフォルティウスにとって、2025年9月から12月にかけての一連の戦いは大きな成果となりました。
男子SC軽井沢クラブは五輪出場を逃す
男子のSC軽井沢クラブも世界最終予選に進出しましたが、残念ながら五輪出場権には届きませんでした。
日本は予選を5勝2敗の3位で通過し、プレーオフに進みました。しかし、中国との最終的な出場権争いで4対9と敗れ、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックへの出場を逃しました。
この結果は、国内の代表決定戦で勝つことと、実際にオリンピックに出場することが別の段階であることを示しています。
2025年大会の結果を振り返る際には、次の2つを区別することが大切です。
- 2025年9月:日本代表として世界最終予選に出場するチームを決定
- 2025年12月:世界最終予選で五輪出場権を獲得できるかを決定
女子はフォルティウスが両方の関門を突破し、男子はSC軽井沢クラブが国内選考を突破したものの、世界最終予選で敗退しました。
【次期代表選考】フランスアルプス2030とWTRの仕組み
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが終了した2026年は、次の冬季オリンピックに向けた新しい代表候補選考のスタート地点でもあります。
日本カーリング協会は2025年10月6日、フランスアルプス冬季オリンピックの日本代表候補チーム選考方法を公表しました。次の大会では、2025年のように一度の代表決定戦だけで出場チームを決めるのではなく、複数年の国内外の実績を反映する仕組みが採用されています。
代表候補決定戦は2029年9月末までに開催予定
日本カーリング協会の発表によると、男女の代表候補チームは2029年9月末までに開催する代表候補決定戦で決定する予定です。
出場資格を得るためには、次のいずれかの実績を満たしたうえで、第46回日本カーリング選手権大会に出場する必要があります。
- 第43回日本カーリング選手権大会の優勝
- 2026年世界カーリング選手権大会への出場
- 第44回日本カーリング選手権大会の優勝
- 2027年世界カーリング選手権大会への出場
- 第45回日本カーリング選手権大会の優勝
- 2028年世界カーリング選手権大会への出場
- 第46回日本カーリング選手権大会の優勝
- 2029年世界カーリング選手権大会への出場
- 第46回日本カーリング選手権大会の開催直前における、所定のポイント基準を満たすWTR最上位チーム
また、選考資格を得た時点のチーム構成についても条件があります。原則として、4人または5人の登録メンバーのうち3人が代表候補決定戦に出場できなければなりません。
つまり、単に過去の大会で優勝したチーム名だけを引き継げばよいわけではなく、一定のメンバー構成を維持しながら、2029年の日本選手権にも出場する必要があります。
ワールドカーリングチームランキング(WTR)とは?
WTRは、World Curling Team Rankingの略称で、世界のカーリングチームの競技実績をポイントによって評価するランキングです。
フランスアルプス2030の代表候補選考では、国内選手権の優勝や世界選手権への出場実績だけでなく、WTRも出場資格の判断材料として組み込まれています。
日本カーリング協会が公表した選考基準では、第46回日本カーリング選手権大会の開催3日前時点で、既定の実績による資格を得たチームを除いたWTR最上位チームが対象となります。ただし、ポイントには最低基準が設けられています。
- 女子:250ポイント以上(10位相当)
- 男子:150ポイント以上(20位相当)
この基準から分かるのは、国内大会の優勝だけでなく、世界レベルで継続的に戦う能力も評価されるということです。
日本選手権で一度優勝しても、その後の国際大会で実績を積めなければ、次の代表候補選考に向けて十分な立場を確保できるとは限りません。
2026年日本選手権の優勝は2030年選考にどう関係する?
2026年6月の第43回日本カーリング選手権大会で男女ともに優勝したSC軽井沢クラブは、2030年の代表候補決定戦に向けた資格の一つを獲得しました。
ただし、これは2030年の日本代表候補に確定したという意味ではありません。第46回日本カーリング選手権大会への出場など、ほかの条件も満たす必要があります。
今後は2027年、2028年、2029年の日本選手権や世界選手権の成績も選考に反映されます。2026年の優勝は長期的な選考レースにおける重要な一歩ですが、最終決定までには複数の関門が残っています。
【よくある質問】カーリング日本代表決定戦に関するFAQ
Q1:カーリング日本代表決定戦は2026年にも開催されましたか?
A1:2026年には、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに向けた2025年大会と同様の日本代表決定戦は開催されていません。2026年6月には横浜BUNTAIで日本カーリング選手権大会が開催され、男女ともにSC軽井沢クラブが優勝しました。
Q2:2025年の男子・女子の優勝チームはどこですか?
A2:男子はSC軽井沢クラブ、女子はフォルティウスです。男子はコンサドーレに3勝1敗、女子はSC軽井沢クラブに3勝2敗で勝利しました。
Q3:ベストオブ5とは何試合行う方式ですか?
A3:最大5試合を行い、先に3勝したチームが勝者となる方式です。2025年の女子大会では予選の直接対決の結果も持ち越されました。そのため、決定戦が始まる時点で勝敗が0対0に戻るわけではありません。
Q4:2025年の代表決定戦でロコ・ソラーレは優勝しましたか?
A4:いいえ。ロコ・ソラーレは女子予選に出場しましたが、フォルティウスとのタイブレークに敗れ、代表決定戦には進めませんでした。
Q5:フォルティウスはミラノ・コルティナ冬季オリンピックに出場しましたか?
A5:はい。2025年12月の世界最終予選でノルウェーを6対5で破り、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの出場権を獲得しました。一方、男子のSC軽井沢クラブは世界最終予選で中国に敗れ、出場権を獲得できませんでした。
Q6:次のカーリング日本代表決定戦はいつ開催されますか?
A6:フランスアルプス2030に向けた男女の代表候補決定戦は、2029年9月末までに開催する方針が日本カーリング協会から公表されています。2027年や2028年の日本選手権・世界選手権の成績も出場資格に関係します。
まとめ:2026年は日本選手権、次の代表争いは2030年へ
カーリング日本代表決定戦を2026年の最新情報とともに振り返ると、2025年大会と2026年大会では役割が大きく異なっていることが分かります。
2025年9月の稚内大会では、男子SC軽井沢クラブ、女子フォルティウスが日本代表として世界最終予選に進む権利を獲得しました。女子はベストオブ5方式の最終戦でフォルティウスが6対5の勝利を収め、男子はSC軽井沢クラブが3勝1敗で代表を決めています。
その後、フォルティウスは世界最終予選を突破してミラノ・コルティナ冬季オリンピックに出場。一方、SC軽井沢クラブは男子の五輪出場権を逃しました。
2026年6月の日本カーリング選手権大会ではSC軽井沢クラブが男女ともに優勝。加えて、この大会の成績はフランスアルプス2030に向けた代表候補選考にもつながっています。
今後の動向を追うなら、注目すべき要点は次の3つです。
- 2027年から2029年までの日本カーリング選手権大会の優勝チーム
- 世界カーリング選手権大会での日本チームの成績
- ワールドカーリングチームランキング(WTR)の順位とポイント
特に2029年の代表候補決定戦は、複数年にわたる国内外の実績が集約される大きな節目になります。2025年の代表争いで実績を残したSC軽井沢クラブやフォルティウスだけでなく、コンサドーレ、ロコ・ソラーレなどがどのように次の選考に挑むのかも見逃せません。
2026年は新しい五輪サイクルの始まりです。目先の日本選手権の優勝だけでなく、世界ランキングや国際大会での継続的な結果まで追うことが、次の日本代表を見極めるポイントになります。