ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【東京ヴェルディ時代】2023年J1昇格と2024年6位の快挙

【東京ヴェルディ時代】2023年J1昇格と2024年6位の快挙

黒木 涼 黒木 涼 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

城福浩氏の監督人生を振り返るうえで、東京ヴェルディでの仕事は最大級の実績です。2022年6月、J2で苦戦していたチームの再建を任され、翌2023年にはJ1昇格という大きな目標を達成しました。

2023年:16年ぶりのJ1復帰を実現

2023年の東京ヴェルディはJ2リーグを3位で終え、J1昇格プレーオフに進出しました。

昇格プレーオフでは準決勝でジェフユナイテッド千葉を下し、決勝では清水エスパルスと対戦。試合終盤の得点によって1-1の引き分けに持ち込み、年間順位で上回っていた東京ヴェルディが昇格を決めました。

これにより、クラブは16年ぶりのJ1復帰を果たしました。自動昇格ではなく、プレーオフという一発勝負の舞台で昇格をつかんだ点も、このシーズンの象徴的な出来事です。

2024年:J1昇格初年度で6位に躍進

J1に復帰した2024年、東京ヴェルディの目標はまず残留でした。しかし、シーズンが進むにつれてチームは順位を上げ、最終的には14勝12分9敗、勝ち点54で6位という好成績を収めました。

J1昇格プレーオフを経て昇格したクラブが、翌年のJ1で上位に食い込むことは簡単ではありません。戦力面で優位とはいえないチームを率いて6位に導いたことは、城福氏のマネジメント力を示す実績です。

2025年から2026年にかけて何が変わった?

一方、2024年の成功がそのまま続いたわけではありません。



{/each}
出典:Jリーグ公式クラブ成績、東京ヴェルディ公式発表。2026年は契約解除時点の順位。

2025年は17位となり、2024年の6位から順位を大きく落としました。そして2026年は開幕8試合で未勝利という厳しい状況に陥ります。

ここで注目したいのは、城福氏がチームをJ1に昇格させる能力と、J1で長期的に上位を争うチームを構築する能力は、必ずしも同じではないという点です。

昇格時には、既存選手の成長や組織力の向上が大きな武器になります。しかしJ1で順位を上げるには、相手の対策への対応、選手層の厚さ、得点力の継続的な確保など、別の課題が生まれます。東京ヴェルディの2025年以降の成績は、その難しさを示すものでもありました。

【戦術分析】城福浩のサッカーは何が特徴?ハイプレスと組織的守備

城福浩

城福浩氏の戦術を一言で表現するなら、ハードワークを基盤とした組織的な守備と、状況に応じて使い分ける攻撃です。

ただし、城福サッカーは単純な守備一辺倒ではありません。チームの選手構成や対戦相手に合わせ、守備の配置や攻撃方法を変化させる柔軟性も持っています。

1. ハイラインと連動した守備

城福氏が東京ヴェルディで重視してきたのは、選手一人ひとりの運動量だけでなく、チーム全体で守備の連動性を保つことです。

前線の選手が相手に圧力をかけると、後方の選手も連動して距離を詰め、相手の自由なパス回しを制限します。最終ラインと前線の距離をコンパクトに保つことで、相手に簡単な前進を許さない仕組みです。

東京ヴェルディの新体制発表時にも、クラブは城福前監督が積み重ねたものとして「前線からのプレスの連動」による守備を挙げています。

2. 2024年は4バックから3バックへ変更

戦術面で特に注目したいのが、2024年のJ1シーズンです。

スポーツナビがデータスタジアムの分析をもとに公開した2024年10月のレポートによると、東京ヴェルディは第15節のFC町田ゼルビア戦で0-5の敗戦を喫した後、それまでの4バックから3バックへ変更しました。

この変更によって守備の安定性が向上。第15節までと第16節以降を比較すると、1試合平均失点は1.5から1.1へ減少しました。

先制した試合の勝率も28.6%から90.0%へ上昇。守備を整えてリードを守り切るという戦い方が、結果に結びついたことが分かります。

3. ボールを保持しないことも戦術の一部

城福ヴェルディの興味深い特徴は、ボールを保持する能力がありながら、あえて相手にボールを持たせる場面があったことです。

2024年のデータ分析では、東京ヴェルディのボール保持率はJ1でも低い水準でした。一方、自陣からボールをつないでシュートまで持ち込む攻撃の割合はリーグトップ。単純にボールを奪われているのではなく、守備を優先するために意図的に保持率を下げる戦い方が分析されています。

これは、ボールを持つ時間の長さではなく、どこでボールを奪い、どのようにゴールへ近づくかを重視する考え方です。

4. セットプレーと運動量も大きな武器

2024年の東京ヴェルディは、セットプレーでも高い成果を残しました。


この数字から読み取れるのは、単なる走力勝負ではなく、組織的な守備、ボールを奪う位置、セットプレーの準備を組み合わせた戦い方です。

一方、運動量の多いサッカーは、選手のコンディションや選手層に左右されやすい側面もあります。複数の大会を戦う場合や、負傷者が増えた場合には、同じ強度を維持することが難しくなる可能性があります。

【城福浩の評判】指導力・マネジメントと退任後の最新動向

指導者として評価されているのは「伝える力」

城福氏はサッカー界で「JFK」という愛称でも知られています。これはJoFuKuの頭文字に由来する呼び名で、知性や情熱、戦略性を備えた指導者として紹介されてきました。

2025年の日刊スポーツの連載では、限られた予算の中で選手を育て、組織を強くするマネジメントに焦点が当てられています。

特に興味深いのは、試合後のフィードバックを重視する姿勢です。城福氏はコーチ陣と意見をすり合わせ、試合中の課題を抽出して選手に伝える内容を絞り込んでいました。

同記事では、1試合で30~40か所のプレーを分析し、最終的に選手へ伝えるポイントを整理する取り組みが紹介されています。

城福浩監督の評価を整理すると

こうした評価を踏まえると、城福氏はチームの基礎を整え、組織としての競争力を高めることに強みを持つ監督と整理できます。

ただし、2026年の東京ヴェルディで結果を出せなかった事実もあります。過去の実績だけを理由に無条件で高く評価することも、直近8試合の成績だけで指導者としての能力を否定することも適切ではありません。

退任後はアビスパ福岡の監督候補に浮上

2026年11月4日 最新動向


退任後の動向として注目されているのが、アビスパ福岡との関係です。

2026年10月11日付のスポニチアネックスは、アビスパ福岡が城福氏に新監督就任のオファーを出したと報じました。東京ヴェルディとの契約解除からわずか数日後の報道であり、J1での経験やチーム再建の実績が評価された可能性があります。

加えて、2026年11月3日には福岡も塚原真也監督との契約解除を発表。翌4日付の西スポWEB OTTO!の報道では、城福氏が後任候補の一人として再び取り上げられました。

福岡は11月7日のV・ファーレン長崎戦について、村上佑介ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ると発表しています。城福氏の就任が決定したという公式発表は、11月4日時点ではありません。

つまり、城福浩氏の現在については、東京ヴェルディとの契約解除後、福岡の監督候補として報道されている段階です。オファー報道と正式な監督就任は区別して見る必要があります。

【プロの結論】城福浩の価値は昇格実績とチーム再建力にある

城福氏を評価する際に重要なのは、監督として何を得意とし、どのような環境で成果を上げてきたかという視点です。

甲府でのJ2優勝、広島でのJ1・2位、東京ヴェルディでのJ1昇格と6位という実績は、異なるクラブで組織をつくり、競争力を引き上げてきた証拠です。

一方で、2025年の東京ヴェルディ17位、2026年の開幕8試合未勝利という結果は、J1で上位を狙うための継続的なチームづくりに課題が残ったことを示しています。

城福氏の次の指導先を考えるなら、選手の能力を引き出せる環境、守備組織を構築する時間、強化部との意思疎通、そして攻撃面の補強方針が重要な判断材料になります。

【城福浩に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:城福浩監督は現在どこのチームに所属していますか?

2026年11月4日時点で、東京ヴェルディとの契約は10月5日に解除されています。アビスパ福岡からの監督就任オファーが報じられ、11月4日には後任候補の一人としても名前が挙がりましたが、正式な就任は発表されていません。

Q2:城福浩監督が東京ヴェルディを退任した理由は何ですか?

2026年J1リーグ第8節終了時点で0勝4分4敗、19位だったことが大きな背景です。クラブは将来を見据えた総合的な判断と説明しています。規律違反や不祥事による退任と発表されたわけではありません。

Q3:城福浩監督の代表的な実績は何ですか?

2006年のU-17日本代表でのアジア選手権優勝、FC東京での2009年ナビスコカップ優勝、2012年のヴァンフォーレ甲府J2優勝、2018年のサンフレッチェ広島J1・2位、2023年の東京ヴェルディJ1昇格などです。

Q4:城福浩監督の戦術の特徴は何ですか?

組織的な守備、選手のハードワーク、前線からの連動したプレスが特徴です。東京ヴェルディでは状況に応じて4バックから3バックへ変更し、守備の安定やセットプレーを生かす戦い方も取り入れていました。

Q5:城福浩監督はFC東京やサンフレッチェ広島でも監督を務めましたか?

はい。FC東京では2008~2010年と2016年、サンフレッチェ広島では2018~2021年に監督を務めました。また、ヴァンフォーレ甲府では2012~2014年に指揮を執っています。

まとめ:城福浩の2026年現在と今後の監督キャリア

城福浩氏は、育成年代の日本代表からJ1・J2のトップチームまで幅広く指導してきた経験豊富なサッカー指導者です。

2023年の東京ヴェルディJ1昇格、2024年のJ1・6位は、監督としての実績を語るうえで欠かせません。一方、2025年の17位、2026年の開幕8試合未勝利を受けて、10月5日に契約解除という結果になりました。

現在の注目点は、アビスパ福岡の新監督候補として浮上していることです。10月のオファー報道に続き、11月4日にも候補として名前が報じられましたが、正式な就任発表はありません。

城福氏のキャリアは、今回の東京ヴェルディ退任だけで評価が決まるものではありません。今後どのクラブで指揮を執るのか、そして持ち味である組織的な守備とチーム再建力を再び発揮できるのか。次の監督就任に関する公式発表が、大きな注目ポイントになります。

同じカテゴリの記事

黒木 涼
コンテンツディレクター 黒木 涼
プロフィールを見る →

映画・ドラマ担当として5年以上の取材経験。cinema領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

おすすめの関連記事