NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」のアナウンサーは誰なのか。2026年11月現在、復活シリーズ「新プロジェクトX~挑戦者たち~」でキャスターを務めているのは、NHK報道記者の有馬嘉男と、NHKアナウンサーの大谷舞風である。ナレーションは、旧シリーズからおなじみの俳優・田口トモロヲが担当している。
2026年の大きな変更点は、2024年の番組復活から進行を担当してきた森花子が5月までで交代し、6月から大谷舞風が新キャスターに就任したことだ。2026年2月12日にNHKが発表した2026年度の番組改定で明らかになった人事であり、有馬嘉男は続投している。歴代キャスターの変遷から3人の役割、出演者の違い、最新の放送情報まで整理する。
【2026年最新】プロジェクトXのアナウンサーは誰?現在のキャスター3人を紹介
「プロジェクトXのアナウンサー」と検索したとき、最初に押さえておきたいのは、現在のキャスターとナレーターを区別することだ。
2026年11月現在の「新プロジェクトX~挑戦者たち~」は、有馬嘉男と大谷舞風がスタジオ進行を担当し、田口トモロヲが語りを担当している。
有馬嘉男:番組を支えるベテランキャスター
有馬嘉男(ありま・よしお)は、NHKで長く報道に携わってきたジャーナリストである。一般にアナウンサーと呼ばれることもあるが、厳密にはNHKの報道記者・キャスターという立場だ。
1990年にNHKへ入局。経済部や国際部で経験を積み、フランクフルト支局長、シンガポール支局長などを歴任した。帰国後は経済報道に携わり、金融分野や国際情勢の取材でも実績を重ねている。
テレビ番組では「ニュースチェック11」や「ニュースウオッチ9」などのキャスターを担当。とりわけ「ニュースウオッチ9」での報道経験は広く知られている。
2024年4月の「新プロジェクトX」復活時から番組のMCを担当し、2026年6月のキャスター交代後も続投。現場の証言を掘り下げる報道経験と、長年培った取材者としての視点が番組の土台になっている。
大谷舞風:2026年6月に抜てきされた新キャスター
大谷舞風(おおたに・まいか)は、2026年6月から森花子に代わって「新プロジェクトX」のキャスターに就任したNHKアナウンサーだ。
兵庫県出身で、関西学院大学を卒業後、2020年にNHKへ入局。初任地の福井放送局で地域ニュースや情報番組などを担当し、2024年4月に東京アナウンス室へ異動した。
東京では「NHKニュース おはよう日本」の平日午前5時台、隔週のキャスターなどを担当。地域取材で培った経験を持つアナウンサーとして、報道・情報番組で活動してきた。
2026年2月12日の番組改定取材会では、本人が「父が大好きな番組でして、幼い頃からこの番組を見ていました」と語ったことも報じられた。
加えて、前任地の福井で取材していた話題が「新プロジェクトX」で取り上げられた縁から、番組開始当初にスタジオを見学した経験も明かしている。
今回の抜てきは、単なる若手アナウンサーの起用ではない。番組を視聴者と同じ目線で受け止め、世代の異なる挑戦者たちの物語を伝える役割も期待されている。
田口トモロヲ:シリーズの象徴ともいえるナレーター
田口トモロヲは、俳優として知られる一方、「プロジェクトX」シリーズのナレーションを長年担当してきた人物だ。
2000年に始まった旧シリーズから語りを担当し、2024年の復活後も続投している。
田口の特徴は、過度に感情をあおらず、抑制の効いた独特の語り口にある。困難に直面した技術者や現場の人々の証言を受け止めながら、長い年月にわたる挑戦を視聴者に伝える。
キャスターがスタジオで出演者や関係者と向き合うのに対し、田口は映像全体を通して物語の時間軸や背景をつなぐ。番組の印象を決定づける重要な存在である。
【2026年6月に何が変わった?】森花子から大谷舞風への交代時期と理由
2026年の「新プロジェクトX」における最大の変更点は、女性キャスターの交代だ。
NHKは2026年2月12日、2026年度の国内・国際放送番組改定に関するキャスター取材会を開催。その場で、有馬嘉男の続投と、大谷舞風の新キャスター就任を発表した。
交代の時期は2026年6月。それまで有馬とともに番組を進行していた森花子に代わり、大谷が新たなパートナーとなった。
森花子はなぜ交代した?
森花子は2024年4月の番組復活から2026年5月まで、約2年間にわたってキャスターを務めた。
2007年にNHKへ入局し、甲府や水戸、東京アナウンス室などで経験を積んできたアナウンサーである。地域ニュースやスポーツ、情報番組など幅広い分野で活動し、「あさイチ」の中継リポーターとしても知られている。
2024年の新シリーズ開始時には、水戸放送局所属のまま番組に出演する体制が紹介された。地域での仕事と全国放送の番組出演を両立していた点も特徴的だった。
今回の交代についてNHKが公表したのは、新年度から大谷舞風がキャスターに就任するという人事情報である。森の降板理由を特定のトラブルや番組内での評価に結び付ける公式発表はない。
大谷舞風の起用で期待されること
大谷の起用で注目されるのは、報道経験を積んだ有馬と、地域取材を経験してきた大谷という組み合わせだ。
2026年2月の取材会で大谷は、番組が扱う挑戦者たちの真剣な姿勢に触れ、同世代の視聴者にも番組を見て明日への力にしてほしいという趣旨の意気込みを語った。
有馬も、大谷のフレッシュな視点が番組に新しい空気をもたらすことへの期待を示している。
つまり、交代によって変わるのは女性キャスターだけではない。長年の番組ファンが大切にしてきた伝統を残しながら、若い世代にも挑戦者たちの物語を届けるという、番組の世代的な接点にも変化が生まれている。
【歴代キャスター一覧】プロジェクトXの司会者はどう変わってきた?
「プロジェクトX」の歴史を振り返ると、女性キャスターの交代は今回が初めてではない。
旧シリーズは2000年に始まり、2005年12月まで放送された。司会は国井雅比古を中心に、久保純子、膳場貴子へと変わっている。
その後、2024年に「新プロジェクトX」として復活。旧シリーズから約18年ぶりの本格的なシリーズ再始動となった。
歴代キャスターとナレーターの関係を時系列で整理すると、次のようになる。
| 時期 | 司会・キャスター | ナレーション | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 2000年3月~2001年9月 | 国井雅比古・久保純子 | 田口トモロヲ | 旧シリーズ開始。初代女性司会は久保純子。 |
| 2001年10月~2005年12月 | 国井雅比古・膳場貴子 | 田口トモロヲ | 久保純子に代わり膳場貴子が担当。 |
| 2024年4月~2026年5月 | 有馬嘉男・森花子 | 田口トモロヲ | 18年ぶりに復活した新シリーズの初期体制。 |
| 2026年6月~現在 | 有馬嘉男・大谷舞風 | 田口トモロヲ | 森花子から大谷舞風へ交代。有馬は続投。 |
この変遷で注目したいのは、司会者が交代しても田口トモロヲの語りがシリーズを通して継続していることだ。
旧シリーズの初代女性司会を務めた久保純子は2001年9月まで出演し、翌10月から膳場貴子が担当した。日刊ゲンダイが2025年に掲載した国井雅比古へのインタビューでも、この交代の経緯が紹介されている。
また、2024年の復活時には有馬嘉男と森花子の組み合わせが発表され、2026年には大谷舞風へと引き継がれた。時代ごとにキャスターの顔ぶれは変わっているが、挑戦者の物語を伝えるという番組の基本姿勢は受け継がれている。
【混同しやすいポイント】プロジェクトXの司会とナレーションの違い
「プロジェクトXのアナウンサーは誰?」という検索で混乱が生じやすい理由の一つが、司会・キャスターとナレーターが同じ出演者欄に並ぶことだ。
しかし、両者は番組内で担う仕事が異なる。
司会・キャスターはスタジオの進行役
有馬嘉男と大谷舞風が担当するのは、スタジオでの進行や出演者とのやり取りだ。
番組で紹介されるプロジェクトの背景を整理し、当事者や関係者の証言を受け止め、視聴者が物語を理解できるように橋渡しする。
特に有馬は報道記者としての経験を持つため、出来事の社会的背景や取材対象者の証言を掘り下げる視点が強みとなる。一方、大谷はアナウンサーとしての進行力と、地域での取材経験を生かす役割が期待される。
ナレーションは映像の物語を伝える役割
田口トモロヲが担当するのは、映像に重ねる「語り」である。
登場人物の紹介、開発や建設の経緯、困難に直面した場面など、映像だけでは伝わりにくい背景を声で補う。
「プロジェクトX」といえば田口の語りを思い浮かべる視聴者が多いのは、ナレーションが単なる情報説明ではなく、番組の感情的な軸を支えているためだ。
つまり、田口トモロヲはアナウンサーではなく、俳優・ナレーターとして出演している。キャスターとナレーターを同じ意味で扱わないことが、出演者を正しく理解するポイントとなる。
【新プロジェクトXの出演者一覧】2026年の放送情報と番組の特徴
「新プロジェクトX」の出演者は、固定のキャスター陣と各放送回のゲスト・取材対象者に分けて考えると分かりやすい。
番組の中心となるキャスターと語りは、2026年6月以降、有馬嘉男、大谷舞風、田口トモロヲの3人。これに各回のテーマに応じた研究者、技術者、開発関係者、現場の挑戦者などが加わる。
2026年10月31日の放送回にも新体制が登場
2026年10月31日に放送された「世紀の発見iPS細胞~命を救うため 執念の20年~」では、山中伸弥らの挑戦が取り上げられた。
番組の出演者情報では、有馬嘉男と大谷舞風が司会、田口トモロヲがナレーターとして紹介されている。
この放送は、6月の交代が一時的な代役ではなく、新しいキャスター体制として継続していることを示す具体例でもある。
NHKプロジェクトXの放送・視聴情報
2026年10月31日の放送はNHK総合で20時07分から20時55分までの48分間だった。2024年の復活当初は土曜19時30分開始と発表されていたが、放送枠や編成は年度・時期によって異なるため、視聴する際は最新のNHK番組表を確認したい。
見逃し視聴については、NHKプラスでの配信対象となる回があり、NHKオンデマンドでも各放送回の配信が行われている。
なお、ゲスト出演者は毎回異なる。山中伸弥のような研究者が登場する回もあれば、企業の技術者やスポーツ関係者などが出演する回もあるため、固定メンバーだけを見て番組の出演者全体を判断しないことが大切だ。
【プロの結論】2026年のキャスター交代から見えるプロジェクトXの進化
2026年のキャスター交代で注目すべきなのは、番組が伝統を維持しながら、新しい視聴者層との接点を広げようとしている点だ。
旧シリーズから続く田口トモロヲのナレーションは、長年の視聴者にとって番組の象徴的な要素である。一方、スタジオのキャスターは時代や番組編成に応じて交代してきた。
国井雅比古と久保純子、国井雅比古と膳場貴子、有馬嘉男と森花子、そして有馬嘉男と大谷舞風。こうした変化は、番組が一人の出演者だけに依存せず、時代ごとに新しい視点を取り入れてきたことを示している。
また、アナウンサーの仕事という観点から見ると、「新プロジェクトX」は一般的なニュース番組とは異なる力量が求められる。
速報性や簡潔さだけでなく、長い時間をかけてプロジェクトを実現した人々の背景を理解し、専門的な話を視聴者に伝わる言葉へ置き換える力が必要になる。
有馬の報道・取材経験と、大谷の地域取材や若い世代に近い視点が組み合わさることで、番組が取り上げる歴史的な挑戦を、現在の視聴者にも身近なものとして伝えられる可能性がある。
視聴者が出演者情報を確認する際は、次の3点を判断基準にすると混乱しにくい。
- 現在の司会者を知りたい場合:有馬嘉男と大谷舞風を確認する。
- 過去の放送回を調べたい場合:放送年月によって森花子、国井雅比古、久保純子、膳場貴子などを区別する。
- 声の出演者を知りたい場合:司会者ではなく、ナレーターの田口トモロヲを確認する。
特に注意したいのは、過去の記事や出演者一覧に森花子の名前が残っていても、それだけで2026年11月現在の担当者と判断しないことだ。2026年6月を境に体制が変わっているため、記事の公開日と対象となる放送回を照合する必要がある。
プロジェクトXのアナウンサーに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、プロジェクトXのアナウンサーは誰ですか?
A1:2026年11月現在、「新プロジェクトX~挑戦者たち~」のキャスターは有馬嘉男と大谷舞風です。有馬はNHK報道記者・キャスター、大谷はNHKアナウンサーです。
Q2:森花子から大谷舞風への交代はいつですか?
A2:2026年6月です。森花子は2026年5月まで担当し、6月から大谷舞風が新キャスターに就任しました。この人事は2026年2月12日のNHKの番組改定取材会で発表されました。
Q3:プロジェクトXのナレーションは誰が担当していますか?
A3:俳優の田口トモロヲです。2000年開始の旧シリーズからナレーションを担当しており、2024年の復活後も継続しています。
Q4:プロジェクトXの歴代アナウンサー・司会者は誰ですか?
A4:旧シリーズでは国井雅比古と久保純子が初代の司会を担当し、2001年10月からは膳場貴子が久保に代わりました。2024年の復活後は有馬嘉男と森花子、2026年6月からは有馬嘉男と大谷舞風という体制になっています。
Q5:有馬嘉男はアナウンサーですか?
A5:厳密にはNHKの報道記者・キャスターです。1990年にNHKへ入局し、経済部や海外支局などで経験を積み、「ニュースチェック11」「ニュースウオッチ9」などでもキャスターを務めました。
Q6:新プロジェクトXの出演者は毎回同じですか?
A6:キャスターとナレーターは基本となる固定メンバーですが、ゲストや取材対象者は放送テーマによって変わります。研究者、技術者、企業関係者など、各プロジェクトに関わった人々が出演します。
まとめ:プロジェクトXの現在のアナウンサーは有馬嘉男・大谷舞風
2026年11月現在、「新プロジェクトX~挑戦者たち~」のキャスターは有馬嘉男と大谷舞風である。2026年5月まで担当した森花子から、6月に大谷舞風へ交代したことが、今年度の大きな変更点だ。
一方、ナレーションは旧シリーズから続いて田口トモロヲが担当している。司会・キャスターとナレーターは別の役割であり、この違いを理解すると出演者情報を正確に把握できる。
歴代の司会者を振り返れば、国井雅比古、久保純子、膳場貴子から、有馬嘉男、森花子、大谷舞風へと時代に合わせて顔ぶれが変わってきた。変わらないのは、名もなき挑戦者たちの努力と、その裏側にある人間ドラマを伝えるという番組の精神である。
2026年の新体制では、有馬の報道経験と大谷の新しい視点がどのような相乗効果を生むのか。そして田口トモロヲの語りが、これからの挑戦者たちの物語をどう彩るのか。キャスターの交代だけでなく、番組が次の世代へ何を伝えていくのかにも注目したい。
編集上の重要な根拠資料: NHKの2026年度番組改定取材会に関する日刊スポーツ(2026年2月12日)、MANTANWEB(同日)、2026年7月11日のNHKオンデマンド番組情報、2026年10月31日の放送出演者情報、ORICON NEWS(2024年2月14日)。